ツナの乳首は男のくせに女の子のそれみたいにピンと立つ。最初はくすぐったがってただけだったのに今じゃ相当感じるみたいで、乳首を舌で責めてやると狂ったように喘ぐようになった。
「やぁ、あっ、山本ぉ……」
 両手を上に拘束されて腕の自由がきかないツナは、太ももを擦り合わせるようにして身をよじった。息が荒くなってて目も虚ろだ。
 下腹部に目をやるとツナのチンコは結構固くなってて、先が潤んでいる。
「こっち触ってないのに固くなってきたな」
 ツナは恥ずかしそうに目を伏せる。

 いつもならこの辺で一回イかしてやるんだけど、今日はツナにすっげー気持ちよくなって貰うつもりだった。
 俺は机の引き出しから金属製の輪を取り出してきた。ツナの目の前に差し出す。
「分かる?」
 ツナはピンク色に頬を染めたまま、ふるふると首を横に振った。
 なら好都合。これから自分がどんなことされんのか分かんないツナに、俺の手で教えてやるんだと思ったらそれだけで興奮した。
 ツナの半勃ちの性器にリングをはめる。少し幅のあるリングは性器の根本に収まった。
「な……に、これ」
「コックリング」

 ツナは泣きそうな顔をしていた。何されるか分かんなくて怖いんだろう。
「大丈夫、すっげー気持ちよくしてやっから」
 俺はツナの頬に軽くキスをした。

 ツナは舐められんのが好きだ。乳首もチンコもアナルも、舌で責めてやるのが一番気持ちいいらしい。
 俺はツナの乳首をしつこく舐め回した。
「あぅ、あっ、やっ」
 可愛い声が漏れてきて、体がピクピク跳ねる。性器の先には透明な液がさっきより溜まっていて溢れ落ちそうだった。
「ね、山本、触って……」
 ツナは目をうるうるさせておねだり。俺はこれに結構弱くて、今すぐツナのチンコに口をつけて思いっきり吸い上げてやりたくなった。でも今日は我慢。
「ダメ、今日は触んない」
「え……な、何で?」
 途端に困った顔をするツナ。
「今日は乳首とお尻でイって貰うから。手だってツナが自分で触ったりしないように縛ったんだぜ?」
 言うなり俺はツナをごろんとひっくり返して、尻を突き出させた。
「……やだぁ……」
 ツナがイヤイヤするように首を振る。
「何が嫌なんだよ、こんなにここ湿らして」
 蕾を指先でつつくとしっとり濡れている。ツナのここはピンク色でエロい。俺は堪らずそこに舌を這わせた。
「あぁんっ……あ、気持ちいぃよぉ……」
 ツナのうっとりした声を聞きながら、俺は舌を穴にねじ込んだ。唾液を注ぎながら、穴を広げるようにして解していく。グチグチと水っぽい卑猥な音がする。一度体を起こしてツナの様子を見てみると、腹に着くくらい反り返った性器の先からは先走りが垂れて糸を引いていた。俺はその糸を人差し指の先で絡めとる。ヌルっとしてて潤滑油代わりに丁度いい。その人差し指で蕾をクニクニ刺激してやるとツナの腰が揺れた。中が気持ちいいって知ってるから反射的にやってしまうんだろう。開発済みってやつ、もちろん俺の手で。
「はやくぅ……」
 理性を失いかけてるツナはまたねだってくる。自分からおねだりできたら気持ちよくしてやるよ、って教えたのももちろん俺。ツナは可愛いから教えた通りにおねだりしてくれる。

先走りの滑りの力も借りて、唾液で柔らかくなったアナルは簡単に人差し指を飲み込んだ。ツナの中は熱い。入口はきゅっと俺の指に吸い付くように締め付けている。早く突っ込みたいのを我慢して、いつもみたいにツナのいいとこを探す。指先で円を描くようにくりくりと内壁を刺激する。お腹側の性器の裏あたり。
「あっ……や、そこっ」
 ツナがピクンと反応した。気持ちいい場所に触ったみたいだ。内壁は柔らかくて、俺には触ってるかどうかすら分からないけど、これをこのまま刺激してやるとすげーエロいことになるんだよな。そのままグリグリと押してやると鼻にかかった吐息が漏れる。
 顔が見たい。指を抜いて、俺は再度ツナの体をひっくり返した。頬を染めたツナの虚ろな目が俺を捉える。
「山本……」
 すっげー物欲しそうな顔してる。キスをしてやると夢中になって舌を絡めてきた。
「んっ……ふ、あ」
 唇を離して、俺はまたツナのアナルに指を入れた。さっきの部分を指を二本に増やして擦ってやると、指先の感触が変わってきた。柔らかかったのが段々固くなってくる。
「ぁああっ、あ、やぁ」
 このくらいになってくるとツナから発せられる声は言葉を成していない。固くなってきた内壁を刺激し続けると、そこは固く膨らんでくる。

 最初にツナとセックスしたとき、ツナは前立腺じゃ全然感じなかった。だから前立腺がこんなに固くなって膨らむなんて知らなかった。でも何回かセックスしてしつこく前立腺を責めてやったらすっかり開発されちまったらしい。でもツナはやっぱチンコを触られた方が手っ取り早く気持ちよくなれるみたいで、今までは絶対チンコを扱いてイってたんだけど、やっぱ前立腺でイかしてやりてーな、って思って。何かチンコ刺激してイくより気持ちいいらしいし。
「山本っ、やだ、イきたい、やだぁ」
 ツナは顔を歪めて悶える。中からじわじわ襲ってくる快楽と、チンコを触ってもらえないジレンマ。
「ツナ、もっと気持ちよくしてやっから……」
 俺はツナの腰を抱え上げた。ツナの恥態を見てビンビンに勃起した自分のチンコに唾液を垂らしてから、ツナのアナルに宛がった。ツナが待ちきれないみたいに息を吐く。先っぽでアナルをつついてやると、柔らかくて湿ったそこは吸い寄せるみたいにヒクヒクしてる。

 俺はチンコをツナのアナルに押し込んだ。
「ああぁあっ……!」
 ツナが一際高い声で喘いだ。解しただけあってアナルはずぷずぷ俺を飲み込んでいく。入り口は吸い付くみたいに締まっていてキツい。もっと奥に腰を進めると、さっきの膨らみに先っぽがゴリっと当たる。
「ひっ、」
 ツナの体がビクっと跳ねた。
 前立腺の膨らみをゴリゴリ擦るように、俺は腰を打ち付ける。俺のチンコは反り返ってて、先っぽが上手い具合にツナの前立腺を刺激する。そのことで前にツナに「俺たち体の相性いいんだな」とか言ったらツナは顔を真っ赤にしながらも「うん……気持ちいい」なんて言ってくれたっけ。

「ツナ、すげーナカ固くなってる……」
「う……んっ、すごい、先っぽ当たってるぅっ……!」
 ツナはチンコの先から先走りを垂らしたまま喘ぐ。触ってやりたいのを我慢して、俺は腰を振り続けた。パチンパチンと肉がぶつかる音がする。結合部に視線を落とすと、汁まみれてぐちゃぐちゃでエロいことになってる。綺麗な赤色をしたツナのアナルが、俺のチンコをくわえ込んでいた。指でつついてやると入り口がきゅっと締まった。ちょっとイきそうになる。
 俺は小刻みに腰を振って、前立腺をしつこく責めた。
「ああぁぁっ、山本、やぁぁ、イきたいっ、もうやぁ……!」
 舌足らずになったツナが懇願する。ツナのチンコはもう腹に着くくらい勃起してんのに、コックリングのせいで射精できない。
「ツナ……中だけでイって」
「やっ、無理ぃ、イきたい、やぁぁ」
 ツナは泣きそうだ。俺はその顔に煽られて腰を振るスピードを上げた。ツナのアナルがピクピクしてきた。
「ひっ、やだ、何か変、山本っ、やめて怖いぃっ……」
 必死になって懇願するけど、ツナはそれが俺を余計に興奮させてるって気付いてないみたいだ。俺は無視して責め続ける。すると前立腺はぐぐっと更に膨らんで俺のチンコを締め付けてきた。
「あ、あっ、イっ……」
 ツナのアナルがきゅうっと締まって、俺ももう限界だった。奥まで押し込んでツナの中に射精する。ツナは力が抜けたように息を吐いた。パンパンだった前立腺が萎んでいくのが分かった。
「ツナ……」
 呼んでもツナはぐったりしたまま動かない。チンコはまだ半勃ちだ。漸くコックリングを外してやると、塞き止められていた精液が待っていたようにツナのチンコから溢れ出した。
「……ぁあああああっ……!」
 ツナは気持ち良さそうにぶるっと身を震わせた。ダラダラお漏らしみたいな射精だった。イきっぱなしになってて、すげー気持ち良さそうな顔。
 ズルっとチンコを引き抜いて、ツナの拘束も解いてやってから、横に寝転がる。
「ツナ」
 ツナはうっすら目を開けて俺のほうに顔を向けた。まだ放心状態みてーだ。ホント可愛い。
「お尻でイっちまったな」
 からかうと、顔を赤くして俺の腕をぺちんと叩いた。
「……気持ち良かった?」
 イジワルしたくなっちまうんだよなぁ。ニヤけながら訊くとツナは目をうるうるさせて、うっとりした声で呟いた。
「……すごい気持ち良かった……」
 あーすっげー可愛い!手を伸ばしてツナを抱き寄せる。
「またしたい?」
 ツナは恥ずかしいのか俺の肩口に額を寄せるように顔を隠した。そしてその体制のままこくりと頷く。
 顔を覗き込むとツナは恥ずかしさで泣き出しそうな顔をしていた。鼻先に軽くキスを落とすとくすぐったそうに笑う。そんなツナを抱き締めながら、次はどんなことしようか、なんて考えてたりして。











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前立腺は膨らむっていう無駄知識



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