ハネ太で長編・・・候補1の筋書き。

注意:ただの案です。企画書止まりです。

そのうち消すだろうこのページ・・・それまでに来てくださった方に
こっそりバラす、今後の予定。
ぶっちゃけ、どうでも良い・・そんなページです。



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実がなれば、願いをかねてくれるマジックツリー。
ヨサクとタロは、それを育てる天使様。


ハネは、お祭りデートの最中だったが、彼女に先に帰られ
手持ちぶたさだった。
ナンパでもしようかと、トボトボと祭りの中を歩くが
喧騒が好きになれず、どんどん静かなほうへと歩いていった。
そこは祭りと同時に行われている樹木の市場。
かわいらしい花から、立派な盆栽用の松や、苗木などが売っていた。
そんな中に、信用度が欠ける謳い文句のついた紙があった。

「アナタの願い、叶えます」

何コレ。金のなる木と同じ類だろうか────
内心、笑いながら売り手に近づいた。

「なぁ、コレって本当に叶えてくれるの?」

「あぁ、勿論さ!だけど、ちょっと手入れが大変だよ。
どうだい兄ちゃん、それでも一本どうだい?実がなるまで育てればいい。
大きさも60cmくらいまでにしかならないし」

「へぇー 実の色って何色なんだ?ここには飾ってないのか?」

実のならない木をうってるんだったら、意味がない。

「白色だ。珍しいだろう?花は、薄い緑」

「ふーん。おじさん、嘘じゃないのー?」
軽い調子で聞くハネに、売り手は苦笑した。

「願いを叶えると枯れるんだ。今は、もうない」

「おじさん、もしかして育てたことあるの?」

「まぁな。そのお礼を兼ねて売ってるんだ」


一日目は、そのまま帰り、二日目には買ってしまっていた。遊び半分。

一年のうち、お祭りの間の3日しか売られないマジックツリー。
働き者のヨサクと、怠け者のタロウは、それまでに種から苗木になるまで育てる。
ヨサクは20本も作るが、タロウはいつも2.3本しか作れない。
そんな確率だから、実まで育ててくれる人はめったにいなかった。
今年は、たった一本しか作れなかった。

それが売れた。
タロウは、それが少しだけ嬉しいけども、少しだけ悲しい。
そして、押さえ込んだ諦めがあった。

タロウが初めて育て始めた頃は、結構真面目に頑張っていた。
だけど、一生懸命育てるのがめんどくさくなってきた。
そして、やっと育てたやつも、売れなかったり
売れてもちゃんと成長できなかった。

タロウは天使。下級天使。上に行くには、下界で魔法を使って修行しなければいけない。
だけど、下界に干渉できるのは、この木を育て上げた人のみという固い制約がついていた。
だから、ヨサクは早く上級になるために日々、魔法も木を育てるのも頑張っていた。

ヨサクの姿を見るも、タロはこのまま下級でいいじゃん?と諦めていた。こんなめんどくさいことやっても報われない。それが悲しかった。


今年は一本。諦めはあるも、興味はあった。
売った木の分身は、前より育っていた。
いつもは、2週間経てば枯れてしまうのに────

タロウは興味が出た。
そして、黙って下界に降りてしまった。
持ち主の顔が見たかった。
優しい老夫婦?ガーデニングが好きな女の人?それとも、盆栽趣味の頑固オヤジ?

気配を頼ってついた先は立派なマンション。
そこの8階のベランダにソレを見つけた。

黙って入り込んだ部屋。一人暮らしの家っぽかった。
そして、多分・・・若い男の人。

幸せになりたいとか、ちょっと欲望めいた謳い文句だ。
恋を叶えたい奥手の男か?金はあるのだから、それくらいにしか思いつかなかった。。

わくわくしながら、家主の帰りを待った。







人には見えないハズのタロウの姿をハネには見えた。ただし、鏡越しに。
おばあちゃんから貰ったアンティーク調の鏡にタロウは映っていた。

「ゆっ・・・幽霊!?」
そんなもの信じたことのないハネだったが、鏡にしか映らないタロウの姿を見て
恐怖に引きつった顔をタロウに向けた。


そこから芽生える、ありきたりラブストーリー。












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