うん、ごめん。 またまた前後編のつもりが、前中後編になっちゃったんだ。 こんな短編のアホみたいな話に長文書いて構成力無いの? バカなの? 死ぬの?   ともあれ、>>317の続きっす 残りは後日。 次で終わります。終わるったら終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― (1) 「それでだな。最低限コレ一本分は必要なのだが、いけそうかね、メディ君?」 そう言って先輩から手渡されたのは、25cc入る茶色のガラスアンプル。 冒険者ならメディカを入れてる小ビンといったほうが通じやすいだろうか。 「やってみねーとわかんないところはありますけど……結構厳しいかもしんねっす」 一見、25ccというと少量に感じるかもしれないが、採取する物が精液となると話は別である。 個人差はあるものの人類男性の一回の射精量は2cc〜10cc。 俺は人様より精液量が多いという自覚はあるが、それでもアベレージで言うならイッパツ7ccというところか。 4発出せばノルマクリアだが、そこまで連射するとなると回数を重ねるごとに量が減るのは目に見えてるし、 そうそう計算通りには行くまい。はたして必要量を射精(だ)しきるまで体が持つかどうか。 「何日かに分けて採取するって訳にはいかねーんすか?」 そのほうが何日か続けて先輩のエロご奉仕を受ける事が出来るわけで、俺的にはむしろそっちの方が嬉しいしな! 「ホムンクルス錬成の為の精液は鮮度を統一する必要があるのでね、同日のうちに搾精しなければならないのだよ」 先輩はそっけなく答えを返す。うーむ、流石にそこまで思い通りにはならないか。 「じゃあせめて今日じゃなしに、3,4日溜めてから抜いてもらうってことで……」 オナ禁の果てに溜めて溜めて一気に大放出! コレこそ男の本懐だろう! おまけに相手は先輩だ! 「残念ながら星のめぐりに左右される実験なのでな、今日を逃すと次の機会が2年と86日先になってしまうんだ」 そう言いつつ先輩は俺の下半身に目をむけ「だいたい君はその状態で我慢が利くのかね?」と、挑発的な顔を俺に向ける。 「無理ッス。無理の無理無理超不可能っす……っつーか、これは先輩のせいっすよ?」 もう我が息子はガッチンガッチンの元気一杯モードであり、ズボンを中から押し上げてビンビンに勃起している。 だましうちで飲まされた強壮効果があるという例の茶の効果もさることながら、 『あの』先輩に合意の上で抜いてもらえるという期待感が俺の海綿体にかつて無いほどの血流を送り込んでいる。 「ふふ、悪い悪い。まあ、サービスはさせてもらうから勘弁してくれ」 先輩は軽く微笑んでそう言う。先輩の性格からするとお義理の笑顔なのだろうが、やっぱそれでもたまんねえ。   (2) 「サービスしてくれるっつーんなら……早速、一つお願いしちゃってもいいっすか?」 「……目が怖いぞメディ君。まあ、可能な範囲ならなるべく期待に応えさせてもらうが」 よォし、もって回った言い方は性にあわねえ。ここはズバっと本音を言うところだろう。 「先輩ッ! 乳を……いやおっぱいを揉ませてはいただいてもよろしいでしょうか!」 「言葉を言い換えた意味はあるのかね……それに出来れば、時間の事もあるし 私としては手早く終わらせてしまいたいのだが……」 「いえっ、コレにはちゃんとした医術的理由があるんスよ! 射精までに得られた性的興奮の量と質と時間によって、 射精される精液の量とそれに含まれる精子の数および活性不活性に大きな影響が出てくるわけっす!」 「……ふむ」 「通常のやりかたでアンプル一本分の精液を採取するのは至難っすわ。 それなんで陰茎へ直接接触して射精を促す前に、むしろ脳の方に性的刺激を与えて興奮させ、 一回あたりの射精量を増進させるのが吉なんじゃないかなーと、俺は思ったりするわけっすよ!」 「……なにか、言いくるめられてるという気もしないでは無いが。 人体関連の知識に関しては流石にメディックの方が詳しいな。 質のよい精液採取の為に、ここは餅は餅屋ということでメディ君の意見を尊重する事にしよう」 おっしゃぁ!! 何でも言うだけ言ってみるもんだな! 「じゃあ、脱ぐぞ」 「待った、先輩!!」 上着に手を掛け、ボタンを外し始めた先輩に俺は精子をかけ……いや静止をかける。 「……まったく。今度は何だね、メディ君?」 「脱がないで着エロでお願いします」 その俺のセリフを聞いた先輩はちょっと広いデコを抑え、こめかみをもみ、深い深い深ーい溜息をついたが、 やがて開き直ったように俺の顔を見て、 「……そっちのほうがメディ君は興奮するわけだな?」 「そっす」 「……そして、そのほうが採取できる精液量も増え、質も向上する、と」 「いやぁ、解ってもらえてるみたいで嬉しいっす」 そして、先輩は再び溜息をつき、何か諦めたような表情をして俺の手をとり 「……汚すなよ」   ぐにっ   一声注意すると俺の手の平をそのまま服の上から先輩の豊満な乳房に押し当てた。 不意打ちである。 (3) 「うぉっ!」 突然のシチュエーションにビビって引っ込めようとする俺の手を、しかし先輩はそのまま押さえつけ、 「さァ、好きなだけ揉め」 ある意味男らしく宣誓する。 柔らけー! あったけー! 服の上からでもなんかふよふよしてるよ! やっべぇ、俺の心臓バクバクいってる。 いまだ俺の掌は先輩の乳に添えられているだけで、揉むところまで根性が追いつかない。 「どうした、怖気づいたか、メディ君?」 「……え、ええ、ぶっちゃけ、ちょっとビビり入ってます」 「ほう。素直だな。男は普通もっと強がりを言うモノだと思ってたが」 「……や、なんつーかその、惚れた人の胸に触ってんだと思うと、それだけでもう俺の胸まで一杯で」 「ふふ、その『惚れた女』とやらは、己の実験の為に後輩の純情を弄ぶような悪女だぞ。それでいいのか、メディ君?」 先輩流石にオトナの余裕である。研究一筋ってイメージだったけど、意外と経験豊富なのかもしれない。 「先輩だったら弄ばれてもいいっつーか、むしろ弄ばれて大満足というか……」 「まったく、君は実に変態だな」 「いやぁ、それほどでも」 「褒めてないぞ。今のは」 と、まあ、バカ話を続けるうちに、どうにか俺の緊張もほぐれてきた。 「んじゃ、ボチボチ、揉ませてもらうっすよ?」 先輩は少々固い面持ちをしていたが、 「……うむ」 こっくりとうなずいて肯定の意を示してきたので、遠慮なく行かせてもらう事にした。   ふに。 ぐにぐにぐにぐにぐに。むにっ。 ふにふにふにふに、ぐんにゅう。   服の上から揉みさすっても、たまらん質感である。ヤベェ。ホントやっべぇ。 先輩のデカい乳は、俺の掌には当然おさまりきらず、支えそこなうと 床へとこぼれ落ちるんじゃないかと錯覚するほどである。 (4) 実際、揉み損なって手がすべり、慌てて乳房を抱え直すと妙なところに 妙な具合に力が入ってしまったようで 「――――ぁ」 ふるふると小さく体を震わせて何かをこらえていた先輩の唇がほころび、小さな声が俺の耳に届いた。 「あ、すんません、痛かったっスか?」 「そうじゃなくて……その、わかるだろ。言わせるな」 先輩は俺から目をそらし、軽くうつむいてそんなことを言う。 痛くないっつー事は……その、マジかよ。先輩、感じ始めてくれてんのかよ。 調子に乗って、ますます手をわきわきと動かして愛撫を続行すると 硬くしこった何かが指に触れ、そこをさすった途端に先輩が 「……ん、……ぁ、んん……うぅん」 今まで以上の反応で、むずかってくる。 そうだ。おっぱいには乳首というオプションがついていたのをすっかり失念していた。 「ココが……いいんすか?」 「……察しろ。頼むからそう言うのをいちいち尋ねないでくれ」 イマイチ先輩の心境を察し切れなかったので再度反応を確かめてみることにする。   つまんでみる。乳首を。 「きゃ、うっ……!」 ヤベェ先輩の今の喘ぎ声、超可愛い。 つまむ。 「きゃ、あんっ……!」 つまむ。 「きゃ、ううんっ……!」 つま…… 「いい加減にしろっ!」 怒られました。   「……まったくもう、この辺で充分だろう。メディ君?」 先輩はやんわりと俺の手を乳房から外していき、若干乱れた服装をちょいと整える。 「え、そーっすね。必要なだけ興奮したんじゃないかと」 つーか、先輩イジるのに夢中になってたから気付かなかったが、ココまで興奮すると勃ちすぎて苦しい。 かつてココまでパンッパンになるまで大きく膨らませてしまった事とかちょっと無い。 コレは射精(で)る量もかつて無いほどのものっそいモノになる予感が……   (5) 「……じゃあその、そろそろ採取作業にうつるぞ、メディ君?」 「あ、はい……」 先輩は再び俺をベッドのふちに腰掛けさせ、先輩自身は床に降りると膝立ちになり、 広げた俺の足と足の間ににじり寄ってきた。ちょうど座った俺の股座に先輩の顔がくる位置である。 「床……ガラクタだらけっすけど痛くないんすか?」 「問題ない。慣れてる」 本人が大丈夫というならそうなんだろうが、ごっつい本とかゴロゴロ転がってるもんだから、やや心配。 いまからちょっと激しい『運動』になるかもしれないわけだし。 「まあ、なんかあったら言ってください。キュアしますんで」 「わかった……じゃ、脱がすぞ?」 「は、はいっ……!」 流石に緊張する。女の子に触ってもらうとかはじめてだし。 先輩は、俺の勃ったイチモツをズボンの上から位置を確かめるように軽く撫でると、 ジッパーを下ろし、膨れ上がったそれを指でつまんで中から引きずり出そうとしたのだが――   「……うぉっ! ちょ、やべっ!!」   ――俺の息子と来たら、こらえ性がてんで無くって、 お外に顔を出すなりいきなり鈴口から白い粘液をたっぷり放出し始めてしまったのだった。 ……うっわー、コレはカッコ悪い。 先輩の乳揉みで必要以上に興奮してしまって、精神的にはとっくに限界近かったんだろう。   「う、わ、わ、わ!」 先輩も目を丸くして驚いている。流石にコレは想定外だったのだろう。 剛直からどくどくと溢れ出す子種液は、その剛直に刺激を与える予定だった先輩の手を汚し、 顔にかかり、黒い髪を白く染め上げていく。 予想どおり、量だけは凄かった。 量だけは。 (6) やがて射精の暴発は収まり、 「メディ君……せめて出すときは一言頼む……」 先輩はべったりと精液のこびりついた顔で、呆れた声を出す。 「う…その、早漏ですんません……マジすんません」 「『汚すな』といったのになあ……」 コレはもう、俺が悪いというか、修行不足というか、とにかく情けねえ……。 ちなみに『早漏』とは本来、今の俺のように男性自身が刺激によるオーガズムを迎えていないのに、 何かの事故で射精に至ってしまう事を言う。早い話があんまり気持ち良くない。なんか損した気分だ。 「……とにかく、出してしまった分は何とか回収しよう」 ――しかし、狙ってやったわけでは無いといえ、先輩に顔射してしまった。 この状況で不謹慎だとは思うが、コレはコレでそれなりの女性への征服感みたいな物はある。 「メディ君。君も可能な限り精液を拾い集めてくれ……って」 それに、ぶっちゃけた話、先輩のあのメガネにいっぺんぶっかけたいとは思っていたのだ! 期せずして、先輩へのメガネ射を達成である、うっはー、ばんざーい! 「めーでぃーくん! 聞いてるのかね?!」 「うわ!」 ちょっと『ひたってた』ので、どうやら先輩の声が耳に入っていなかったらしい。 怒鳴られて、ようやく俺も我に帰る。 「……まったく、しっかりしてくれ。約束はギブアンドテイクだぞ。私の手伝いもしてくれ」 そう言う先輩は鏡を見ながら顔にへばりついた精液を指ですくい取り、アンプルへと注ぎ込んでいる。 俺も慌てて、そこら辺に飛び散った精液をさがし、ベッドのシミになりかかったそれらを回収する。 ……なんかスッゲエむなしいな、この作業。 おまけに俺、チンコ丸出しだし。                   ♂♀