登場人物・都市等
- 16 :スラィリーハザード ◆4P6Fp0aKPs :2009/03/16(月) 21:00:18 ID:CrnjqjTF0
- 前スレ(三代目スレ)終了時点での人物紹介
森野将彦 (イラスト)
29歳、軍人
名古屋防衛軍陸軍大尉。
精鋭揃いの名古屋防衛軍にあって自分の存在意義を見出せず、
悩んだ末に戦闘用大型ロボ「ビッグ・ドメ」の修理代を稼ぎ出すことで軍に貢献しようと思い立ち、
相棒ドアラを連れてはるばる広島までスラィリーマスター討伐に、無断でやってきた男。
実のところ軍では将来を嘱望される身でありながら、その自覚がまったくない。
人間には聞き分け不可能とまで言われるドアラ語を完璧にあやつることができ、当代一のドアラマスターとの呼び声も高い。
本来は使い手でないながらも前田の手ほどきを受けて三叉の槍を発現できる能力を身につけたが、それだけでは不足のため、
腕を流れる気の流量を通常よりも増やす施術を受けた。果たして使いこなすことはできるのか。
通称名古屋さん。
永川勝浩 (イラスト)
27歳、猟師
三次・梵倉寺に伝わるスラィリー折伏術の第二継承者、かつ前田の一番弟子。武芸全般に加え家事全般そつなくこなす。
本来の役目であるスラィリー駆除の役割をこなす傍ら、その能力をフルに生かし、腕利きのハンターとして名を轟かせている。
ただ秘術を心得ているだけでなく、スラィリーハントの最中は冷静で頭も切れるが、普段はいまひとつ頼りない印象。
子供のうちに生家を出され、厳しい修業ばかり課せられて育ったためか、性格は少し屈折している。
気を込めた物体を自然発火または爆発炎上させる稀有な能力をもつ。軍隊が嫌い。
通称ナー。
- 17 :スラィリーハザード ◆4P6Fp0aKPs :2009/03/16(月) 21:01:25 ID:CrnjqjTF0
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前田智徳
40代半ば、武芸師範
かつては凄腕の傭兵だったが、十数年前の戦で右脚を失ったのを最後に戦闘には参加していない。
本気になれば凶悪な戦闘力をもつはずだが、もう人と戦うのはタイギィらしい。
半ば伝説となった現在は山あいの道場でだらだらしている。
山崎浩司 (イラスト)
27歳、家事手伝い
前田が戦地から連れ帰った戦災孤児。性格は子供っぽく思慮に欠けるが、明るく快活で憎めない。
身のこなしに関しては天賦の才をもつが、気の素質がないことが前田にはわかっており、
現状を大きく超える成長は見込めないことから、さほど熱心に修業させられていない。
通称やまちゃん。
梵英心 (イラスト)
27歳、無職
スラィリー折伏の総本山たる梵倉寺の嫡子にしてスラィリー折伏術の第一継承者。現在永川が負っているスラィリー駆除の責務は、本来は彼のもの。
永川同様に前田の弟子でもあるが、数年前に失踪。
その後は本来世に存在するはずのないスラィリーマスターとして広島に君臨、複数のスラィリーを駆って破壊活動を繰り返している。
事態を重く見た政府や企業から莫大な額の懸賞金がかけられているが、まともに渡り合える者がおらず、現状では野放し。
スラィリーの長老の命を聞き、人間に仇なすかわりにスラィリー社会の一員として出入りを許されている。その目的は謎。
ヨモギ (イラスト)
10歳程度、スラィリー
梵がいつも行動を共にしているスラィリー。幼少のころ、梵に命を救われたことがある。
通常のスラィリーの1.5倍はある恵まれた体格をしているが、その身体に似合わず気は優しい。
スラィリー社会における梵の立場が危ういことに心を痛めている。
- 18 :スラィリーハザード ◆4P6Fp0aKPs :2009/03/16(月) 21:02:54 ID:CrnjqjTF0
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青木勇人 (イラスト)
30代半ば、スラィリーブローカー
永川が信頼を置く仲買業者。小柄で童顔、人あたりもよく一見すると温和そうだが、
所沢で独裁政権を転覆させたテロ組織「所沢解放戦線青の獅子(通称俺達)」に幹部として所属していた過去を持ち、
裏社会での交渉から銃器の取り扱い、爆破工作まで、通り一遍のことはこなす。
博識で頭も切れる反面、長くアウトローの世界で暮らしてきたため、自己の利益に忠実、ドライで情の通じにくい性格。
現在は訳あって広島自衛隊に加担している。
倉義和 (イラスト)
33歳、僧侶
梵倉寺住職であり、梵英心の実兄、永川にとっても兄のような存在である。人がよく、地域では何かと頼られる存在。
寺の長男として生まれ、本来ならばスラィリー折伏術を継ぐはずの立場だが、幼少時に身体が弱かったため、その役目は次男の英心へと流れた。
京都での数年の修業を経て、現在はある程度の法力をもつ修験者だが、梵や永川の実力には遠く及ばない。
マサユキ (イラスト)
推定30代、無職
元はスラィリーハントにやってきたハンターだったが、仲間の裏切りにあって重傷を負い、それまでの記憶を全て失っている。出身、年齢等一切不明のため、倉に引き取られて梵倉寺で暮らしている。
スラィリーに庇護されたり人心を見透かしたりと色々不可思議な力をもつが、現在の知能は幼児程度。
悪戯好きで誰にでも馴れ馴れしい反面、倉にしか心を開かない。永川とは互いに嫌いあっているようだ。
貴哉
23歳、学生
永川勝浩の実弟。兄に輪をかけた苦労性。
東出輝裕
27歳、会社事務
永川・梵の幼少時からの旧友だが、永川との仲は最近うまくいっていないらしい。
前田の甥にあたるが親の方針で修業は特にさせられておらず、特殊な能力を持たない一般人である。
- 19 :スラィリーハザード ◆4P6Fp0aKPs :2009/03/16(月) 21:06:03 ID:CrnjqjTF0
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岸本秀樹 (イラスト)
22歳、広島自衛隊員
元は横浜の国境地区に育ち、河岸の警備隊に所属していた軍人だったが、文京軍の奇襲を受けたさいに本隊合流できずやむなく逃亡。
身寄りもなく、さながら捨て鉢になって貨物船で広島まで密航したのち、運よく同郷の木村昇吾に拾われて広島自衛隊へ入隊したが、
その恩も返せないうちに、木村はヨモギによって重傷を負わされてしまった。岸本の心中やいかに。
マーティ・ブラウン
40代後半、広島自衛隊将校
現在の広島自衛隊の実権を握る男。広島の独立を目指して日夜活動している。
かつて、まだ軍隊としての実態のあった頃の広島自衛隊に所属していたことがあるらしい。前田とは古い知り合い。
小林幹英
30代半ば、広島自衛隊将校
アレックス・オチョア
30代後半、広島自衛隊将校
ブラウンが信頼を置く部下たち。アレックスは名古屋で長い軍務経験をもつ現場のベテラン、幹英は広島自衛隊の叩き上げで実戦経験は乏しいものの頭が切れる。
- 20 :スラィリーハザード ◆4P6Fp0aKPs :2009/03/16(月) 21:07:15 ID:CrnjqjTF0
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井端弘和
35歳、独身
名古屋防衛軍陸軍中佐。
異例の若さで中佐に昇進し、現在は名古屋東基地を任されるエリート将校。森野の上官にあたる。
無断で失踪した森野を庇い、事実を隠し通すことを決意。だいぶ疲労の色が見えるが…、果たして井端が持ちこたえている間に、森野は名古屋へ帰れるのか。
李炳圭
37歳、軍人
名古屋と友好関係にある海外の都市から派遣されてきた軍人。祖国では将軍と呼ばれる身分。
基地を任されて日の浅い井端のサポートを極秘に命ぜられており、その任務は確実に遂行しているようだが、基地の戦力としてはもう一つ。
しかし人には通常懐かないと言われるパオロンが懐いており、もしかするとただ者ではないのかもしれない、
たとえそれが軍では役に立たない分野においてだとしても。
荒木雅博
30歳、軍人
名古屋防衛軍陸軍大尉。森野とは同期入隊の仲、また井端とは下士官時代をほとんど共にしてきたため、互いに信頼は厚い。
気のいい奴で、非常にいい奴だが、それが仇になるほどいい奴であり、いい奴すぎるのが難点。
前線で敵部隊を撹乱する技術に長け、その分野で他の追随を許さないが、上記の性格のため、指揮官としての適性には疑問符がつく。
森野の失踪によってその指揮下にあった部隊の一部を受け持つハメになり現在てんやわんや。
- 21 :スラィリーハザード ◆4P6Fp0aKPs :2009/03/16(月) 21:09:01 ID:CrnjqjTF0
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新井良太
24歳、軍人
森野の弟子で、見習いドアラマスター。いわゆる天然だが勘はするどい。
幼少時すでに両親がなく、唯一の肉親だった兄も災害で失い、天涯孤独となったところを名古屋防衛軍に保護された。
行方不明になったままの兄の生存を信じ、いつか広島に里帰りする日を夢見ている。
落合博満
50代半ば、お前らにはわからなくて結構
名古屋防衛軍長官。軍の最高指揮権を持つ。井端を試しているようだが、果たして森野の失踪には気づいているのか…、その真意は不明。
ビッグ・ドメ
十数年前に名古屋防衛軍の技術の粋を集めて作られた、製作当時は最新鋭兵器だったロボット。
パイロットがひとり搭乗できて比較的簡単に操縦ができビームが撃てるという、男のロマンがつまった逸品だが、現在は故障中。
蔵本英智
30代前半、芸人、元名古屋防衛軍陸軍中尉
森野の先輩にあたるドアラマスターの軍人だったが、現在は退役してドアラ漫才で人気を博す芸人。
井端の要請を受け、森野の捜索のため単身広島へ向かう。
山本昌広
40代後半、名古屋防衛軍陸軍大尉
井端の増援要請により名古屋西基地から派遣されてきたベテラン。恰幅がよく温和な印象の中年男だが、かつては「撃墜王」の異名を取った名古屋一の戦闘機乗りだった。
現在は体力の衰えからもう自ら戦闘機には乗らないが、無人機のリモートコントロール技術にかけては右に出るものはない。
- 22 :スラィリーハザード ◆4P6Fp0aKPs :2009/03/16(月) 21:25:33 ID:CrnjqjTF0
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大沼幸二 (イラスト)
30歳、武装組織代表
所沢解放戦線「青の獅子」総帥、所沢の事実上の政権を握る男。
移民の家系ながら裕福な商家の息子であり、生来おっとりした性格だが、能力者であるゆえに旧政権によって投獄されたことから一念発起、武装組織を率いて政権奪取するに至った。
体表から爆発を起こすことができ、また耐久力は戦車並みと能力者として申し分ないが、テロ組織を率いるには少々優しすぎるきらいがある。
通称沼者、あるいは総帥。
帆足和幸 (イラスト)
30歳、武装組織幹部
大沼と同じく移民の子だがこちらは貧民街の生まれで、育ちや性格は対照的。大沼と獄中で知り合い、脱獄をそそのかした張本人であり、その部分では所沢解放戦線の生みの親であると言える。
幼少時から親の庇護もなく単身で生きてきたため、冷酷、凶暴な性格で、目的のために他人を犠牲にすることを厭わないが、大沼にだけは概ね忠実。
宙を滑空したり、風を起こしたり、真空波を生み出すなど風を纏う力をもつ。通称帆者。
岸孝之 (イラスト)
20代半ば、武装組織幹部
所沢解放戦線で最近幹部に抜擢された若者。能力者ではないが、帆足によれば射撃の才と度胸がある。通称岸者。
小野寺力
20代後半、武装組織幹部
解放戦線の広報担当。所沢の外では総帥よりも知名度が高い。
移民の二世、三世を中心として構成されている所沢解放戦線幹部の中では珍しく地元の有力者の家系の出身で、また自身も容貌に恵まれ、人を惹きつける力を持っていることから、大沼は彼を次代の総帥と定めている。
信念は強くしかも高潔だが、その反面、柔軟性には少々欠けるきらいがある。通称力者。
アーロン・ガイエル
30代後半、軍人
聖都騎士団の将軍。魔将と呼ばれ、名古屋よりも東、とくに関東では知らぬ者はない。
現在文京軍の攻撃を受けている聖都神宮を守るため、全国の能力者に協力を呼びかけている。
- 23 :スラィリーハザード ◆4P6Fp0aKPs :2009/03/16(月) 21:28:01 ID:CrnjqjTF0
- 前スレ(三代目スレ)までに登場した主な都市の紹介
【広島】
戦える軍隊を持たない中立平和都市。かつては専守防衛を目的とする自衛隊が存在していたが、
十数年前に西宮の外交圧力に屈して軍備を放棄させられており、現在の自衛隊は単なる災害救助隊に過ぎない。
同時にいくつかの不平等条約が締結され、実質的に西宮の属国に近い状態。権力は腐敗し政治も経済も停滞しており、
そのうえスラィリーハントを目的とした銃火器の販売・購入・所持が認められているため、平和都市とは名ばかりで治安は最悪。
しかしここ数年、自衛隊の中に広島の将来を憂いた一部将校からなる強硬派が生まれ、密かに軍備を取り戻すべく活動を展開。
現在はこの強硬派のブラウンが軍事権をほぼ掌握し、西宮からの独立の機会を窺っている。
【名古屋】
強い軍事力を背景に昔から安定した勢力を保ってきた都市。しかし西宮の成長により東西を強敵にはさまれる格好になり、近年はやや苦しい立場。
現在、文京から猛攻撃を受けている最中で、東戦線は陥落寸前。この東戦線を補うため、西側基地から増援が派遣され始めている。
【文京】
豊富な資金力をもち、普通にやれば現時点でもっとも覇権に近い都市勢力と思われる。
長いこと覇業へのやる気が疑問視されていたが、最近急に名古屋へ猛攻を仕掛けてきた。
神宮から戦力を吸収するなど、従来にはない動きも見える。
【聖都神宮】
強大な軍事力を誇ったのも今は昔、おそらく現在の軍事力は広島と並んで全都市中で最弱だが、領土内は聖域であり不可侵、発言には権威があり、関東での影響力は依然として強い。
しかし今回、主力を担う一部部隊が文京軍に寝返り、その影響力が疑問視されかねない事態に。
元々権威でもっているようなものなので、このまま権威を取り戻せなければ、いずれ死活問題に発展すると予想される。
戦力の絶対的不足を補うため、現在全国へ向けて募兵中。ガイエル将軍は「報復の用意がある」と言い切ったが、果たしてそれは実現するのか?
- 24 :スラィリーハザード ◆4P6Fp0aKPs :2009/03/16(月) 21:28:43 ID:CrnjqjTF0
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【横浜】
強力な海軍を持つ港湾都市。文京のすぐ南に位置し、多摩川をはさんでの領土争いが長く続いている。
また、湾をはさんで対岸に位置する幕張とは緩い同盟関係にあり、総合的な軍事力で文京に及ばないものの、関東地域の海上の実権はこの2都市がほぼ掌握していると言っていい。
聖都神宮主力部隊の文京への寝返りがあった翌日の未明、この川の北岸(文京側)で文京軍の輸送車が襲撃されるテロが発生。これを直近の情勢に乗じた横浜の宣戦布告と見る動きもあり、横浜側の声明が待たれる。
【西宮】
かつては軍事力も弱く、いつでも潰せるから生き残っているとまで言われていたが、近年指導者が変わって急激に勢力を伸ばした新興軍事都市。
その急成長の背景に広島からの搾取があることは疑いようのない事実だが…、外交戦略とはそういうものだ。
文京の攻撃によって万が一名古屋が陥落すれば次は危ない立場なのにも関わらず、不気味に沈黙を守っている。
【所沢】
長く続いた独裁政権が倒され、現在はテロ組織「所沢開放戦線青の獅子」が実質的に政権を握っているが、
クーデターから10年以上が経った今でも国際社会からは正当な政府と認められておらず、いずれの都市とも同盟関係にない孤立した立場。
しかし領内での解放戦線の勢力は強く、他都市からの軍事的干渉を受け付けないため、事実上の独立都市である。
多摩川北岸での輸送車襲撃の実行犯。わざわざ危険を冒して他勢力支配下でテロ行為を行うその目的、大沼総帥の思惑やいかに。
3スレ目に入った時点での人物紹介は【こちら】から