銀竜の首飾りの謎
ハンナの人形イベントでゼネテスからもらう、首飾りです。ティアナ王女の部屋へ隠し通路をこの首飾りが開いてくれます。
もともとゼネテスは名門ファーロス家の跡取り、王妃エリスの甥でティアナの婚約者でもあるわけです。ティアナに合うのにこそこそする必要はありません。実際、ティアナ詣でイベントでは堂々と、正門から入っています。
では、なんでこんな王女の部屋のクローゼットへなどという怪しいところに繋がる通路の鍵をゼネテスが持っていたのかは別に不思議ではないでしょう。何か政変でもあったときの脱出通路と考えられます。（が、あんな正門至近距離に脱出したところで、すぐに見つかってしまいそうですがそれはおいておきます）
いや、気になるのはですね、そんな大切なブツを赤の他人である、主人公に渡してしまったことです。女主人公ならまだしも、男主人公にもあっさり渡してしまうんですよね。しかもクローゼットからいきなり登場だから、その時王女が着替えていたりしたらどうするんでしょう。
しかも、その首飾りを返して貰うことはありません。太っ腹だなぁ…。まあ、スペアは持っていないといざというときに、王女救出できなくなったりなんてこともありそうなので、持っているんじゃないかとは思います。
ゼネテスはタルテュバがスラムで放った戦闘モンスターに主人公が身の危険も省みず立ち向かったことで信用してしまったのかもしれません。
やはりどう考えても危機管理なっちゃいないですね、この男。
ティアナもティアナでいったい誰から、この部屋へ入る裏通路の鍵をもらったのか、追求している様子はありません。普通まっさきにそれを追求すると思うんですが。さらに、それが自分の婚約者が他の男にそんな重要な鍵を渡してしまったとすれば、その無神経さに怒るでしょう。（もっとも、最初の頃ティアナはゼネテスの悪口いいまくりでしたが）
もっと、不可解なのがスラムの住人たちです。特に今回の事件の事情がわかっているハンナの母親ですね。王女の部屋へ行くための隠し通路の鍵をスラムの酒場に入り浸っている貴族でもない（と彼らが思いこんでいる）一人の冒険者が持っているなんて異常なことです。
「ゼネさん……あんた、なんでそんなもの持っているの？」と何故追求しなかったのか。……もっとも、裏で追求していて、いいようにゼネテスに言いくるめられた……というのは、ありそうです。冒険で、あの城をつくった人の先祖が隠した宝を拾った……とか（笑）