ボーイズラブゲーム
「神無ノ鳥」に続いて、「紅い夜、星の囁きを聴け」をクリアしました。すべてのEDを見終えています。
えーと、なんとも感想を言い難い。ちまたのレビューを拾ってみますと、ボーイズラブゲームとしては、評価は良いようです。が、自分としてはどうもあまり楽しめなかった。というか、何が良いのかピンとこなかったというのが本音です。
こうなってくると、このゲームの出来不出来というのではなく、自分の中にボーイズラブゲームを楽しめる素養があるかどうかにかかわってくるのかと。根本的にどっか、求めるモノというか、ボブゲを楽しむ視点がズレているような気がしております。
また、Macユーザーということで、選択肢がかなり狭められていますので、多々あるゲームの中から、特に好みと想像できるものを選べるわけではないからといったことが大きく影響している可能性もあります。（気候がいい時はWinでゲームもできるのですが、ボーイズラブゲームと男性向けエロゲーを天秤にかければ、間違いなく後者のほうを選んでしまいます。ということでWin専用ボブゲは後回しに）
「学園ヘヴン」は、「何が面白いかさっぱり分からないゲーム」といった感想を前に語ったことがあります。そのとき、「このゲームは、いかに主人公にはまれるかといったことが、楽しめるかどうかの分岐点」のようなことを言われました。
「学園ヘヴン」に限らず、確かにそれは大きいです。主人公とまでいかなくても、せめて登場キャラのどれかに萌えるか、カップリングに萌えるかしなくてはまだまだ楽しめないようなものがほとんど、というか、それでボブゲとしては十分求められているものを満たしているのだろうと思います。
ちなみに、男性向けエロゲーの場合、強力なアドバイザーがいることもあって、色々な意味で厳選されたモノしかプレイしていません。ということで、キャラに対する萌え抜きで楽しめたように思います。
※ちなみにプレイした男性向けエロゲーは「ママトト」「ダークロウズ」「Phantom」「君が望む永遠」「アトラク=ナクア」「DiaboLiQuE」「Ambivalenz」。で、タイムアウトとなり、気候が良くなることとを待ってプレイ予定が、「腐り姫」「月姫」だったりします。が、たいした数じゃないですね。
女性向け男性向けに関わらず、キャラに対する強い「萌え」があれば、シナリオがそこそこでも楽しめます。また、女性向けの場合、自分のときめきツボにヒットするような「カップリングパターン」があれば、やはり楽しめるのではないかと思います。
ここまでプレイしてみて、なんだろうなぁ、このピンとこなさ加減は。
ボーイズラブですよね。ラブと言っている以上、恋愛が描かれてもよさそうなものかと思うのですが。
どれもこれも、恋愛感情を持つに至る展開が唐突過ぎなんですよ。いきなり、「俺ってもしかして、○○のことが好きなのかも」とか、いつのまに、ラブラブになっていたりで。まともに、恋愛が描かれていない。
で、肝心のエロシーンですがやはり唐突。たいてい主人公が初心者（未経験者）であるのに、いきなり最後までしっかりやっていたりする。いや、相手が経験豊富というのならまだしも、相手も初心者だったりすると、違和感ありすぎます。
特に、「神無ノ鳥」の琉宇とイカルは酷すぎますね。お互い手も握ったこともない間柄だったのに、しっかり挿入しているし。しかも、見た目小学生。強引にエッチシーンをいれているとしか見えないんですね。
「へ？ エッチシーン唐突すぎ」などと、色々つっこみを入れていた、男性向けエロゲーですが、ずっとマシというか、エッチに至る過程にまだ説得力がある……ような気がします。
「君が望む永遠」は本当によく出来ていたシナリオだったと、今更ながら思い知らされましたよ、ええ。
「神無ノ鳥」はエッチ無しのほうが、むしろヤオイ萌えできそうな展開とキャラでした。
「紅い夜、星の囁きを聴け」は、ルートによって読むことが出来る「本」に描かれる、ノエルと出会った人間たちとの交流というか、友情というか、絆のほうが、主人公との関係よりよほど妄想ネタになっていたよなぁ（嘆息）
この辺がすでに妄想回路としては、ダメっぽいですね。
と、なんかもやもやとすっきりしないまま、次のボブゲ「セラフィム・スパイラル - 少年の檻 -」をはじめることにします。←懲りていない。