神無ノ鳥
思いつきでで何か書くのかなり久しぶりです。
前に、ボブゲをプレイしようと、色々探してMac版があるゲームで「学園ヘヴン」を選び、「神無ノ鳥」を選ばなかった理由が、「ショタはイヤだ!」だったりします。
が、私的には「学園ヘヴン」は大はずれだったわけで、これに懲りて「ボブゲはもういいや」状態が続きました。
でも、この寒い時期だとWinゲームはやってられないので、エロゲーはMacでやるしかありません。
ということで、色々探すと、ボブゲ(ボーイズラブゲーム)はMac版が多いんですね。男性向けエロゲと違って。
そこで、ショタとはいえ、一番評判よさそうだったので、思い切って「神無ノ鳥」を選んでみたわけです。
約一週間で、すべてのEDを見終わり、番外編を出しました。
プレイし終わって、結論から言えば面白かったし、買って失敗したということはありませんでした。
で、思いつくままにまとめず、このゲームの感想を語ってみたいと思います。
まず、公式サイトでの説明ですが、↓こんな感じです。
以下ネタばれがしっかりありますので、ご了承ください。
その1)キャラについて
イカル
PC。つまり、主人公。見た目少年であるが実は「神無ノ鳥」という死神で、実年齢は100歳以上(?)。
ええと、ショタです。
たぶん肉体年齢の設定は中学生くらいのつもりかもしれませんが、どう見ても小学生にしか見えません。この主人公「神無ノ鳥」としては、落ちこぼれで、いままで一回もまともに、死んだ人の魂を回収できていません。死んだ人の魂を回収するというよりも、死が決まっている人の魂を肉体から引き剥がして(つまりとどめを刺す)魂を回収するわけです。(この設定から色々つっこみたくて、うずうずしました)
えーと、ショタには萌えませんので、エロはいりません。
綿貫琉宇
一応、ヒロイン。で、やはりショタ。イカルと同じく、小学生くらいにしか見えません。が、制服姿を見て愕然。幼稚園児だったんか!(セーラーカラーで半ズボンの制服って……(笑))
内向的で気が弱い。はっきりしない、うじうじした性格。一応設定では優しい子のはずだが、どの辺を優しいといっているのかは最後まで謎。ヒロインの常で、人気薄し。紗の生まれ変わりという、ありがちな前世からの因縁で、イカルとは運命の恋人同士。
同じく、ショタには萌えませんので、エロはいりません。
深町康哉
眼鏡や口調や破壊的に料理がヘタというよりもむしろ、その置かれた役割が、なんとなくゼノのシタンに似ていると思わせる保護者属性キャラ。
紗の子孫であり、紗が神無ノ鳥にかかわったときに備わった特殊な能力を受け継いでいます。その力故、人よりよけいなことが見えてしまうんですね。が、見えるだけで、そのことに対しまったく無力なわけです。
上に同じく、ショタとの絡みは萌えません。特に、大人×ショタは勘弁。
かといって、真部との絡みは痛すぎるのでいりません。
真部章仁
猫缶の人。ある意味、このゲーム世界の核心からもっとも遠い人。
幼いとき、姉に自殺されている。それが心の傷となっていている。深町が姉の恋人だったことから、なんとか姉自殺の真相を追求しようとしている。
同じく、ショタ絡みは萌えません。
真部×深町に関しては、上で語ったとおり。
レンジャク
典型的な男アヤナミ。
神無ノ鳥の一人でイカルやハッカンと仲間意識があるらしい。が、それ以外のイカルとのつながりがまったく見えてこないということで、このゲーム世界の核心からやはり遠い。ショタかどうか、ぎりぎりの線なんですが、CVが「緑川光」ということで、ショタイメージが薄い。だから自分には許容範囲内なのか? あえぎ声が上手です(笑)
主人公の絡みは……ショタはパスということで、言うまでも無い。あと、ハッカンとの絡みもありますが、もしかして一番マシかも(って、あくまでもマシレベルかよ)
ハッカン
イカルと元は一緒。アメーバーのように分裂したらしい(嘘)
イカルが魂を、ハッカンが記憶を引きついでいる。とらえどころがないが、明るく豪快、自由奔放な典型的良いやつ設定。頼りになる兄貴属性。エロは上に同じ。
常闇の間の主
声だけの人だが、たまに擬人化して、レンジャクにあーーんなことや、こーーんなことをしている、エロじじぃ(←勃たないところから、勝手に決めつけ)
元々、イカル、ハッカンと一つの神無ノ鳥だった。魂と記憶が抜けた抜け殻。でも、紗に対する強い想い(というか執着)のみがその抜け殻に残留思念となている。
斑鳩
イカル+ハッカン+主……のはずだが、共通点がどこにも見つからないのは何故?
紗に恋をしたカタブツ。紗の母親の魂を回収した。そのときに娘を頼むといわれたが、はからずも約束を守ってしまうことに。
紗の命を助けるために、神無ノ鳥として、禁忌を犯し、常闇の主に吸収された。だが、紗に対する想いのみを根性で残し、逆に支配してしまっているようにも見えるが。
紗
幼い時に、母親を亡くした、盲目の少女。
山奥に一人で住み、体を売ることと引き替えに食料を得ている。が、無知ゆえ、自分がしていることの意味がわかっていなし。
正直、斑鳩×紗が一番だったなぁというか、お互い引き合う様子が唯一ちゃんと描かれていたというか。他は、かなり唐突過ぎ。深町・真部EDはさっぱりわけわからなかったし。
真部恭子
真部の自殺した姉。が、実は紗の転生した女性。死ぬときに魂を拾いに斑鳩が迎えにきてくれるかもと、自殺するが、違う神無ノ鳥がきてしまって逆切れ(語弊あり)。子を産める女だからきてくれないのかと勝手に思い、次は男(琉宇)に転生。この意味不明な発想はご立派。
しかし、紗→恭子→琉宇と、まったく共通点とか繋がりがキャラを見ているだけでは見えないのだが気になったりして。
前世が同じ顔というかまったく同じキャラとして生まれ変わるといった設定はいただけないが、こうも共通点が無いというのもいかがなものかと。
と、ここまで書いて、いったい本当に自分、このゲーム楽しんだんだろうか。
いえ、楽しんだんですが、エロ(というか恋愛部分)が、ピンとこなかったのですが。
色々なところで言われている、全年齢対象につくったほうが良かったというのは、否定できないです。