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ゼノサーガを語る─伊波氏との対談

伊波さんとメッセンジャーでの会話でログをとっていたところから、ゼノサーガがらみの部分を抜粋してアップしました。

ゼノサーガについてまとめる暇がないので、取りあえず対談でお茶を濁しておきます。

他にも色々お話していたのですが、保存していないことが多かったのでこれだけです。

どちらかというと、深い知識をお持ちの伊波さんからサーガについての考察を藍晶が聞かせていただいているという感じです。

また、他のギャルゲーや他のゲームやアニメや漫画とかに話が飛んだりするので、今回それはカットしてあります。

まあ、今のところの結論は「ゼノサーガは伏線の張りかたがなっちゃいない」の一言に尽きちゃいますね。

【ご注意】以下の対談はあくまでも藍晶と伊波氏のその場で思いついたことを語っておりますので、内容の信憑性につきまして保証しかねます(当たり前ですが)。さらに、その後、解釈が変わっているものもあります。ということで、こういった感じ方もあるんだとご理解いただければ助かります。

さらに、やはり対談でお茶を濁してばかりじゃなくて、きちんと纏めるべきかなー。色々と。

伏線張りがなっちゃいないゼノサーガ

藍晶: EP2またプレイ始めたのですが、「移民船団」かなり初期の頃に言葉出てくるんですね。 ほんと唐突に。

伊波: 「移民船団」なんだけど、言葉としては出てくるんだけど、作品世界の中でどういうポジションに位置しているのかの説明って言うか、「移民船団」の説明が殆どないんですよね。

藍晶: ぜんぜん無いですね、なんか唐突すぎるし……。説明不足なんてもんじゃない。

伊波: それこそギアスと比べるとあれなんだけど、「ゲブラー」「表向きの存在理由」「本来の存在理由」がはっきりと分かれていて、順を追って説明していく(つまり、伏線をちゃんと張っている)ああ、そうか。伏線がまったく伏線の意味を成していないのが、サーガの問題点か。そりゃ、問題だわ(笑)

藍晶: うん。たぶん、きちんとした細かな世界観の設定がある(かもしれない)というのは、サーガもギアスも同じなのかもしれない。が、それをどこでどうやって小出しにして、プレイヤーにわからせていくかの演出がなっていないのが、サーガで。

伊波: う~ん、90年代以降のオタク文化における最大のストーリーテリング技術は、実は「伏線張り」なんだけどなぁ(笑)

藍晶: 駄目だ……こりゃ。複線張りオタクがスタッフにいなかったんだろうなぁ。

伊波: いや、伏線張りはあくまで「ストーリーテリングを行うための技術」で、「伏線張りのオタク」というのは多分存在しない。

伊波:設定マニアは伏線を張るのが、実は下手だから。

藍晶: 設定だけして満足してしまうのが高橋監督??

伊波: そんな気がするなぁ……。でもその後に、シナリオでその欠陥を補わなかったスタッフの問題もかなり大きい。

藍晶:ストーリーテラーがスタッフにいなかった?

伊波: 多分。

伊波: あるいは、「設定」で「お話」を作れると誤解しているか。

藍晶: そりゃ、マズイな。

伊波: それこそ、大塚英志でも読んでくれ……(笑)

藍晶: 大塚……? 誰?

伊波: マンガ原作者・評論家。主な著書は「MADARA」「多重人格探偵サイコ」(マンガ原作)、「物語の体操」「キャラクター小説の作り方」(評論)

伊波: http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/ref=br_ss_/249-0418031-4830734

藍晶: ……ギアスは誰がそれを担当していたんだろう?

伊波: ※う~ん。多分、なんだけど加藤正人じゃないかな?

藍晶: 誰それ?(笑)←無知。

藍晶: EP1の時から思っていたのだけど、基本的に演出のさじ加減がなっちゃいない。力を入れるところと軽く流すところのバランスが。

伊波: え~と、今ギアスのスタッフ表を見ているんですけど、

伊波: http://mypage.naver.co.jp/cecht/kai-xeno.htm

伊波: 演出:加藤正人、監督・脚本:高橋哲哉、ストーリー原案:田中香 辺りがストーリーテリングをしていると思う

伊波: 加藤正人は「クロノシリーズ」の脚本担当

伊波: んで、サーガにいなくてギアスにいるのは加藤さんだけなんで、この人が一人で演出を負っていたんじゃないかと思ってみる(笑)

藍晶: なるほど。

伊波: (もっとも、加藤さんだけだと、シナリオが妙に叙情的になり過ぎるンで(例:クロノクロス)、やっぱり誰かと組まないとダメなんだろうけど)

藍晶: バランスなんだろうなぁ。

伊波: バランスなんでしょうねぇ。

※ギアス全体の演出を加藤正人氏がおこなっていたのではないかという、伊波氏の想像ですが、「違う」との情報をいただきました。その情報の確実性を保証はできませんが、私個人としては、そのいただいた情報は「間違いない」と、ある理由から思っております。

ギアスもサーガもネーミングから元ネタ推測できるんだけど。

伊波: そーいや今更なんですが、資料捲ってて気が付いたんですけど、ヨアキムってキリスト教系の預言者の名前だったんですね。

藍晶: そうでしたっけ? キリスト教系……気にしたこと無かったし。

伊波: なんでも13世紀のイタリア人で、いわゆる末法思想を説いて、やがて来る世界(千年王国)への建国を説いた異端の思想家なんだそうです。

藍晶: なんと。

伊波: ヨアキムはルネッサンスに先立つ一種の神秘主義者で、仏教の様に世界の時代を「父」「子」「聖霊」の三つに分けます。

伊波: 彼が生きていた時代は「子」の最後に属し、やがて来る「聖霊」の時代=千年王国へと、皆を駆り立てる預言者であり革命家であり神秘主義者、という立ち位置だそうで。

藍晶: でも、敬虔なキリスト教徒から……から見て確かに異端ですね。そりゃ。

伊波: ……日蓮みたいだなぁ(笑)

伊波: ヨアキムの思想はやがて二つに分かれ、

伊波: 物質的な意味ではルター派に流れ宗教革命・産業革命の思想の一端を形成し、

藍晶: へえ。

伊波: 精神的な意味ではルネッサンスのアラビア学、特にヘルメス学に通底するグノーシス主義思想と繋がって中世魔術の思想に流入するんだそうです。

藍晶: ある意味分かりやすいネーミング……ってことなのかなぁ。

伊波: 確かに、そう言う意味ではヨアキムがグノーシスを呼びだした、という設定的な説明にはなりますねぇ。

藍晶: ネーミングが元ネタのヒントになっているっていうのは、ゼノギアスもそうでしたものね。

伊波: つまり、ここまで調べないと先読みが出来ないってことか……(笑)

藍晶: うーん、それが楽しい人もいるのだけど、そこまで調べないでも楽しめるし、調べたら調べたで楽しい……というのが理想なんだろうな。

伊波: そーいや、「ミズラヒ」の方も調べたら出てきましたよ。

藍晶: 何ですか?

伊波: こっちは(多分だけど)離散ユダヤ人の支族名の一つだと思われます。

伊波: ユダヤ人って最初は十二支族いたっていう記述が(旧約に)あるのはご存じですか?

藍晶: 知るはず無い(笑)

伊波: まぁ、あったんですが、ユダヤ人は離散に離散と離散を重ね、結局二支族しか残らなかったんですね。っていうか、今残っているのは二支族だけ。その内一つがスファラディーって言う、ゼノでも使われている民族名で、もういっこがアシュケナージという名前。

藍晶: スファラディー……何でしたっけ?

伊波: スファラディーは「基幹民族(だったかな?)」という意味で、神(デウス)の肉体となるために調整された、ヒトの事。

伊波: で、ミズラヒはそれらとは別に、スファラディーの中で残っているとされている支族名なんです。ミズラヒは小アジアに行った言われています。今、その辺のどうでも良い設定がすらすら出てくる自分が少し怖い(笑)

藍晶: うーん(笑) 私が母親ならそんなことに脳味噌の無駄遣いするな……と言いそうだ。だけど、もし私のようなのが母親なら、子供に言っても説得力無しだな。

伊波: うわ、身も蓋もないことを(笑)

キャラ相関の問題点

藍晶: まあ、確かに設定というか、素材はおもしろいんですよ。ゼノサーガも。 だけどな……調理方法が悪いというか。もしかすると、レシピも最悪だったかも。加熱時間とか、調味料の量、桁一つ間違えたとか(笑)

伊波: どう……だろう? 素材自体は悪くはないけど、癖が強いと思う。ゼノギと比べてさえ。

藍晶: 癖が強い……のかな。

伊波: これは調理の範疇にはいるのかもしれないけれど……。

藍晶: 展開のメリハリがどうもなぁ。あと、料理を出す順番がでたらめ……とか(笑)

伊波: 各キャラの関連性、人物相関関係の作り方がもう少し何とかならないかなぁ、と。

伊波: ああ、それはある〉料理を出す順番がなっちゃいない

藍晶: ああ、キャラがらみ……それが一番大きいかも。1で伏線はったキャラがらみのことが2ではスルーされているし。(バージルとか……(笑))

伊波: 僕はどうも、Jr関係の人物関係図が気になって。

藍晶: 何故Jr??

伊波: Jrの関わる人物関係って、複数で錯綜しているくせに、基本的に一対一対応なんですよ。

藍晶: あ……確かに。 赤黒 赤白 赤桜……とかね。

伊波: 多分、Jrのキャラに重みがないのは、「背景となる人物関係図」が希薄だからじゃないかと思う。

藍晶: 重み……それを言っては重みのある主要キャラは……いないなぁ。

伊波: 例えば、Jrの立ち位置というのはゼノギで言えばバルト当りに相当すると思うんだけど、

藍晶: そうかもですね。

伊波: 彼との関係で言えば、メイソンに相当する様な、他のキャラの緩衝材となりうるキャラがいないのが辛い。

藍晶: いないですね。

伊波: 本当だったら、マシュー船長辺りが担当するんだろうけど(ガイナンはシグルドだから)、それも役割果たしてないなぁ。石塚運昇使ってるのに(笑)

藍晶: ガイナンがシグルドですか?(笑) そっか……だから、私どちらかというと、赤×黒なんだ(ゼノは、バル×シグ)(笑)

伊波: 立ち位置的には「主人公パーティを補佐する、主人公側の最重要バイプレイヤー」で、「冷静沈着系」で、「兄弟キャラ」だから、まぁ、そうでしょう(笑)

藍晶: たしかに。

伊波: いかんなぁ、最近こういう風に分解して見る見方が定着している。まぁ、最初からそうだったという説もあるけど。

伊波: そーいや、Jrはジュサイア臭い、とEP1発表前から言っていた記憶があるなぁ(笑)

藍晶: まあ、分析して遊んで元とらないとなぁ……(ヘンな元のとりかた)

藍晶: Jr.は腐女子の間ではもう総受けキャラですよ。私受けイメージ無いんですよ。

伊波: 楽しみ方に癖が必要な作品って……(笑)

サーガのキャラの作り方の問題点。

※二次創作にて、ゼノギアスのカップリングがバリエーション豊富だったことと、バリエーションの本当に少ないサーガキャラについての対談の流れで。

藍晶: その辺が欠けているですねサーガは。

伊波: そうそう。〉サーガ

伊波:ここのキャラの過去が、繋がっている様で時間的に長い繋がりが殆どないのが一因かなぁ。

藍晶:カップリングのバリエーションがたくさん作れる……というのは、キャラ相関のつくりかたがうまいってことなんでしょうね。

伊波: カップリングの場合、特に腐女史の場合、その関係性は様々なバリエーションが必要だと思うんです。それが作り切れていないんだろうなぁ、きっと。

藍晶: シタンがらみのカップリングを考えただけでも、シタフェイ、旧エレ順不同、シタユイ、カイヒ……多いですよね。すべて受け攻め逆がある。(カイヒを除いて)

伊波: 旧エレ順不同って、凄い表現だなぁ……(笑)

藍晶: サーガのカップリングは、Jrがらみでも、黒赤か白赤に限定されちゃいますよ。決して黒白……なんていうのは、出てこない。それが旧エレとの違い。サーガはカップリング一つとっても弱いしなぁ。 ケイシオ……とかカナシオ……なんか少しあったけど。

伊波: まぁ、最大の問題点の一つは、シリーズのメインヒロインがバトルヒロインで終っている所なんだと思う今日この頃。

藍晶: あはは……そりゃ、致命的ですよね。

伊波: そういや、結局カナンは顔見せで終っちゃったけど、立ち位置的にはどういうキャラになるんだろう?

藍晶: カナンは、EP3ではフェイドアウトする……と予想してみる。サーガってどうもキャラ出してなんとなく続かない。ぶつ切れの印象なんですよね。 EP1~EP2をもう少しメリハリつけて一つにまとめてくれたら、もう少し納得いったんだけどな。

伊波: いや、実はゼノギもそう。単に、シナリオの尺がサーガの方が長いからそう感じるだけ。〉シナリオがブツ切れ。そう感じさせてしまうところで失敗ではあるんだけど。

藍晶: うん、ギアスは一本にまとめていたから気にならなかったんですよ、サーガは「続く」になっているのが。シナリオが決してサーガが長いわけじゃないような気がします。ボリュームは少ないと感じますし。その薄い中身を間延びさせていて、一本にまとめられていない。うわ、自分で書いていて、すごいボロクソな言い方だ。

伊波: そう、ギアスの方は逆にブツ切れが「シナリオの良いメリハリ」になっているんだけど、サーガの方がそれが逆効果になっている。……ぶっちゃけ、ダンジョンが邪魔?(笑)〉サーガ

藍晶: 特に、隠しダンジョンは腹が立ちましたよ。あれ、もしかして本編の世界観に繋げるつもりでつくって、シナリオが追いついていなくてただの隠しダンジョンになったのでは? と勘ぐりました。腹いせにすべてのスキル埋めてやろうかと、ダンジョンとクリア繰り返しそう(笑)

伊波: いや、でも事実でしょう。あの設定を全て消化しようとすると、どうしても印象が散漫になってしまう。シナリオというか、ムービーパート(というか、多分だけどキャラのモデリングとそれに繋がるキャラの演技)に時間をとられて、必要な分を作り切れていないと勘ぐる。

藍晶: 一言で言っちゃえば人材不足。

伊波: もう、新しい会社って言う言い訳は聞かないしなぁ

藍晶: 駄目でしょうね。それは。

サーガアニメ……もしかして、ゲームより構成が巧い……かも。

藍晶: サーガアニメ見ましたよ。

伊波: ああ、もうやってるんでしたね

藍晶: ええ。設定が違っているところが結構あって。

伊波: へ~

藍晶: いきなりアルベドがつっこんでくるし(笑) 百式が配備されていたり、グノーシスは周期的に実体化するせっていになっていて、固着しなくても実体化したその瞬間に攻撃すれば倒せることになっています。

伊波: 百式って、ヴォークリンでに?

藍晶: そうです。

藍晶: 確かヴォークリンデンには配備されていませんでしたよね。

伊波: ですね。まぁ、本来配備されていないのがおかしいんですが。

藍晶: 確かに……アレ、配備されていない理由って何かあったんでしたっけ? 他のかたの感想を読むと配備されないのが重要な意味を持っていたのに……みたいなのがあって、???だったのですが。

伊波: ヴォークリンデ(正確にはヴォークリンデがグノーシスに襲われる事)には「コスモスを覚醒させる」という役割があったので、

伊波:コスモスが居なくてもグノーシスと渡り合える百式システムは邪魔、と言う話じゃないかと

藍晶: そりゃ、ただのご都合主義だったんだ(そんなことだろーと思った(笑))

伊波: でも、試験艦とはいえ最新鋭のヴォークリンデにシステムそのものが乗っかっていないのはどー考えてもおかしいので、アニメ版の解釈の方が正しいなぁ、と僕は思ったり

藍晶: 確かに、おかしいというかその辺に関わるスタッフが疑問に思わないほうがどうかしているかもしれませんね。

伊波: 僕は最初、ベクターと軍(っていうか海兵隊)が仲悪いのか、と思ってたんですが、そーでもなさそうだし

藍晶: 確かに(笑) 仲悪いという設定なら搭載されていなくても、説得力あるかもしれない。……が、仲悪かったら軍はもう、致命的にどうしようもないことになっているな。成り立たない。

※その後、第一話を見た伊波氏とお話させていただいたのですが、「アニメのほうがゲームより格段、構成が巧い」とおっしゃっていました。

サーガの政府組織および軍隊について

伊波: そう言えば、あの世界の海兵隊ってどういう立ち位置なんだろ? 米軍と同じなのかな?

藍晶: 海兵隊……??? なんでしたっけ? っつーかあれ海兵隊だったんですか?〈どーでもよかったらしい(笑)

伊波: 海兵隊は「単独で行動可能な、突撃戦力」とでも言うべきものです。

伊波: 普通の軍隊は戦力がセクション毎に別れているんですが、

伊波: 海兵隊は、とりあえず最初の第一歩を単独で行うことが出来る、有機的な戦力となっています。規模は小さいですが、独立で運用可能なんですね。

伊波: 実はアメリカの場合、予算的にも他の三軍から独立している、特殊な役所なんです

藍晶: ああやはりそうなんだ。というか、調べたら所属しているという記述(責任者が同じだから)という記述と別個という記述と両方の説明があって混乱したことがあります。

藍晶: っつーか、ヴォークリンデって、海兵隊の艦だったんですか?

伊波: そですよ。副長も、あとエルザの艦長も言ってたから

藍晶: うーん、まったく意識しないというか気にしなかったなー(笑)

伊波: で、アメリカの場合、海兵隊は国防省じゃなくって、議会直轄なんですね(確か(笑))

藍晶: あと、連邦軍の組織ってどうなっているんだろう。

伊波: え~と、こないだ見たEP2の攻略本だと、

藍晶: はい。

伊波: 大半が各自治政府の傘下で、連邦が持っている大きな戦力は海軍(宙軍)だけみたい。

伊波: 降下戦力は海兵隊に頼っているのかも。

藍晶: ???でも、ミルチア紛争のときは、連邦軍(ジン)が、降下作戦を行っていましたよね。

伊波: その海軍も、連邦があんまりにも大きすぎて、装備がまちまちとか、そう言う話。

伊波: これは推測なんですが、

藍晶: はい。

伊波: 惑星内の地上戦力は、各自治政府の所有。米軍で言えば州兵扱い。

藍晶: 第二ミルチア軍は、連邦軍を支援するみたいなのがありましたね、移民星団話で。

伊波: 空間戦力は各自治政府から供出され、それを連邦が管理。ただし、各自治政府から供出されたものだから装備はまちまち。こっちは自治政府軍と連邦軍とが混ざっている状態かと

藍晶: 確かにそのほうがありがちかもしれない。

伊波: 連邦に敵対する「国家」は無いみたいだから、巡回する戦力はそれ程いらないでしょう。だから、宙軍はそれほどまとまりがないのかもしれない。

藍晶: 連邦の最高権力者(?)って誰でしたっけ? 権力者というか責任者か。

伊波: 確か5thエルサレムの枢機院とかいうところ。議会とは別にあるらしい。

藍晶: 連邦軍の「星団連邦政府特殊作戦軍」って何なんだろう? マーグリスの所属していたところですが。

伊波: 普通に考えるなら、戦時法下で成立した特殊戦力か、と。

伊波: ぶっちゃけ、ガンダムで言えばティターンズ(笑)

藍晶: そういえば、星団連邦政府……? 政府とつくということは、連邦そのものが政治を行っていた組織だったということ?(わけわからん)

伊波: どーだろう? 見た感じ、国連に近い、まぁ、それよりは法的拘束力が強そうな組織かと思うんだけど〉星団連邦

藍晶: 昔のソビエト連邦……とかに近い国家とするととすると、それもヘンだし。 国連に近いと考える方が、妥当でしょうね。

伊波: 各自治体は、惑星系(あるいは恒星系)の主権を持ち、連邦は星間や直轄領の管理を行う。また、各自自治体間の調停も行う。強制力のある国際法の発布が主な仕事かなぁ?

藍晶: うーん。最初の設定であまり考えていなかったとか。

伊波: そーすると、連邦法と自治体法が相反したとき、どうなるかが分らないなぁ。話の内容を見ていると、連邦法の拘束力は結構強そうではあるんだけど。

藍晶: 相反しないなんて考えられないし。連邦そのものが一つの巨大国家と考えた方がいいのかな。で、各惑星の自治を認めていると。でも、惑星といっても、今まで第二ミルチア、消滅した旧ミルチアとアリアドネ……くらいしか登場しないし(他に説明のあった惑星ってありましたっけ?)

伊波: 多分、そっちの方が近いと思う。この世界の惑星は「一つの主星」から分派したっていう設定みたいだし。

伊波: 5thエルサレムくらいかな? あと、「曙光」は自治政府って言っちゃっても良いと思う。たぶん自治権くらい在りそうだし。

藍晶: クーカイファンデーションもそうですか。

藍晶: でも、連邦の中枢ってどの惑星にあるんだろう。

伊波: 連邦の中枢は5thエルサレム。少なくとも「政府」はこの惑星にあるはず。

藍晶: 5thエルサレムの描写ってありましたっけ? なんかその辺からして印象が薄いですよね。

伊波: クーカイファウンデーションはどういうものになるのかなぁ? 第二ミルチア政府の所轄だったような記憶もあるんだけど。

藍晶: うーん、そうかもしれないですね。

伊波: ジギーが初めて登場したシーン。接触小委員会のシーンですね。あと、議会が行われているシーンも5thエルサレム。

藍晶: 接触小委員会……は5thエルサレムでしたか。ユリもそこに住んでいるんでしたか?

伊波: イメージ的に、「ファウンデーション」のトランターのような感じなのかなぁ、と〉5thエルサレム。

伊波: そですよ。接触小委員会は5thに置かれている、と記述があったはず。

藍晶: うーん、よく覚えているなー〉伊波さん

伊波: いやぁ、EP2をやる前に、付属のDVDを見たから。

藍晶: しまった。まだ見ていなかったりして。つ-か存在を忘れていた。そうすっと、連邦軍の本部も5thエルサレムってことですね。

伊波: 多分そうでしょう。あるいは、官軍を分けるために同星系の別惑星に置かれているかもしれないけど〉連邦軍

藍晶: 少なくても、ミルチアとかアリアドネのような他自治惑星には無いってことですよね〈連邦軍

伊波: ただ、そうすると海兵隊がこの世界で、特に連邦軍にとって重要なのは分ってくる。「自治政府を占領するための」戦力だろうから。

伊波: なかった……と思うけど……〉惑星

藍晶: 海兵隊はやはり連邦所属ってことなんですか?

伊波: 各自治政府がもつ理由がないんです。海兵隊は基本的に「攻性戦力」なんですよ。つーか、今の世界で海兵隊持ってる国なんてアメリカくらいでしょう。

藍晶: あはは……そーなんですか。

伊波: 海兵隊は本当に用途が特殊な軍で、「相手に突っ込んで、ほんのしばらく占領する」能力しかないんです(まぁ、それが役割なんですが)。

伊波: なにしろ、兵站を維持する戦力が殆どないって言う極端な軍隊ですから。

伊波: あ、米軍の話ですよ?

伊波: だから、何処かを占領したら―――例えばイラク―――陸軍や海軍に、占領を引き継いで貰って、終ったら帰るか、補給して違うところに攻撃しにいく。

伊波: これが正しい海兵隊の使い方です。

藍晶: あはは……なんかある意味気の毒な組織だな。

ゼノアニメその2─ゲームと違って伏線がちゃんと張ってある。

伊波: 何か、ゼノのアニメは凄いことになってるんですか?

藍晶: ええ、かなり笑えます。

伊波: それはそれで、ちょっと見てみたいなぁ。

伊波: 今、友人に頼んで手に入れられるように手配中だったり〉TV版

藍晶: 1回目でアンドリュー殺されたし

藍晶: かわりに、バージルがついてきちゃった(笑)

伊波: ……はぁッ!? 中佐がですか?

藍晶: きっと、アンドリューが頭巾仲間になるんだ。

伊波: ……あ~、なるほど。でも、それはそれでありかも。

伊波: 確かにバージルとアンドリューだったら、キャラ互換が聞くような気がする。

藍晶: うーん、あと最近の深夜アニメにしては、色々な意味でクオリティ低すぎる気が。

伊波: どうせ、聖堂船の中とかで死ぬんでしょうけどね(笑)〉バージル

藍晶: でも、コスモスが容赦なくバージルを撃ち殺すシーンは当然なくて、かわりにバージルが容赦なくレアリエンを容赦なく、グノーシスを攻撃するときに撃ち殺していました。

伊波: ああ、バージルっぽいなぁ。小悪党っぽいところが。

藍晶: しかも、百式だと思っていた百式が実は、アルベドのもとから逃げてきたキルシュで、アルベドはキルシュを捕まえに、ヴォークリンデにきたというわけのわからん展開に。

伊波: キルシュには、そうすると自我が在るんですか?

藍晶: かなりはっきりとした自我があります。シオンと仲良くなって、うーくんのマスコットもらって喜んでいたり。

伊波: ふむ。モモとJr,キルシェとアルベドの関係を比較するための伏線かな?

藍晶: Jrをおびきだすのには、まがいものでも十分みたいな台詞を言っていたけど。

藍晶: そういえば、マーグリスの声優変わっていました。

伊波: ああ、やっぱり。中田穣治は高いって言うからなぁ。アルベドはどうですか?

藍晶: アルベドは変わっていません。

伊波: そこで頑張ったのかな?〉アルベド

藍晶: ちなみに、シオンはゲーム以上に、存在感のない、印象の薄いキャラに。

伊波: 山寺宏一は、一回の出演でうん十万、と風の噂で聞いたんだけど。

伊波: ……あ、あははは〉シオン

藍晶: っつーか、うっとうしい、意味もなくめそめそするキャラに。

伊波: どっちにせよ、EP1が話のメインだと、主人公はJrにせざるをえないと思うんだが、これ如何に?

藍晶: Jrですかねー。どーだろ。

藍晶: 来週くらいから登場ですね。Jrもジギーもモモもケイオスも

伊波: そうじゃなければモモかな? まぁ、視点キャラと言うことでアレン君、という言い方も出来るけど(笑)

藍晶: アレンくん結構動いていますね。

伊波: 主人公キャラの声優の中では、ジギー@江原さんについで上手い声優ですからねー。頑張って貰わないと。

藍晶: でも、コスモスかなー、一番目立っているのは。

伊波: まぁ、本作(ゼノサーガ全体)のメインヒロインですからねぇ。デザインも旧版だし。

藍晶: あ、それとヘンなのは、ヴォークリンデにのっていた、ゾハルエミュレーターがエミュレーターであることをヴェクターもコスモスも知らなかったという。

伊波: ヴェクターって、本社の方っていうかヴィルヘルム自身が知らなかったと言うことですか?

藍晶: たぶん。それをコスモスが確認して、「本物ではなくエミュレータだった」と報告していた。つまり、本物かどうかを確認する役目をコスモスがもっていたみたいな。

伊波: あれ? その台詞はゲームにも在りませんでした?

藍晶: ありましたっけ?(記憶無いです)

藍晶: って、ゲーム中も設定ヘンだったのか。

伊波: 一応万が一の可能性もある、って事なのかもしれないですね。

藍晶: いや、本物は旧ミルチアごと封印のはずで、それを皆が知っているのかと。

伊波: 旧ミルチアに封印されたオリジナルが、「封印されたままであること」を確認する手段は無いですから、一応確認はするかな、と。

藍晶: うーん、それは好意的な解釈だ(笑)

伊波: まぁ、間違いなくこじつけなんですが(笑)

藍晶: いや、ゼノサーガにはそもそも萌えどころがなかったので、わりと笑ってられるんですけどね。

伊波: ゼノサーガの萌どころか……。話を聞くだけなら、アルベドから逃げ出したキルシュは悪くなさそうだけど。

藍晶: ロリと変態ヤローには萌えません(笑) ちなっみに、ショタにも萌えんからなー。

伊波: アルベド、いいけどなー(笑)

藍晶: いや、キャラとしてはいかにもといったつくりにはしているんだけどね、どーも「はぁ?」な上滑りしているような印象のキャラに(笑)

伊波:いっこいっこのシーンは悪くないんですけどねぇ。

藍晶: そうなんですよ。

藍晶: EP1の萌えどころはアンドリュー中佐だったんだけど(笑) いや、大した萌えじゃないけどね。

伊波: EP2は、ふつーならサクラなんだろうけど、それも結構微妙なんだよなぁ……むしろユリ博士か?

藍晶: が、アンドリュー中佐萌えても、アンドリュー中佐のエピソードにあれだけ時間を割くのなら、別に力をいれるべきところがあっただろうにとは思う。

伊波: だからこそ、「今後重要になる」バージルとアンドリューを交代したんでしょう。

伊波: っていうか、プロット段階で、あのシーンでバージルを殺すのは間違いだって気が付こうよ、シナリオ班(笑)

藍晶: シナリオ構成がめちゃくちゃだよなー(笑)

伊波: EP1だと、大きな問題点が後一つ。

藍晶: 大きな問題?

伊波: 「歌声」と「天の車」の攻略が連続しているから、アニメ版ではその構成を何とかしないといけないはず。

藍晶: どういうふうに?

伊波: 普通に考えれば、歌声か天の車かどっちかにダンジョン探索をまとめて、そこで話をつける、と考えるのが妥当。

藍晶: そうですね。でも、その辺は思いっきりはしょることになるのではと。

伊波: ただ、はしょった場合、当然のようにEP1は中途半端な切れ方をしているので、このシリーズではどう決着をつけるのかな、と。

伊波: ゼノサーガって何クールですか?

藍晶: 何クールだろう。来週の予告を見ると、皆勢揃いしていましたから、集まるまでのエピソードは当然削られるんだろうな。モモ救出も怪しいような。

伊波: 一クールだと、全部は当然入らないから、何か一つの話に絞らないと拙い訳だけど、さて。

藍晶: アンドリュー好きだったけどな。無意味に力はいっていたよなー、EP1の中で。ホント無意味に。

伊波: ホント。アンドリューって使い捨てじゃないですか? 何か意味があったのかな?

藍晶: うーん、謎です。なんか、コース料理で、箸休め料理をどんぶり一杯だされたような……(笑)

伊波: それを言ったらゼノサーガは満願全席じゃないですか? もっとも、料理はひっじょうに小出しですけど。

藍晶: あはは……。小出しで、分量がいい加減。考え無し。

腐女子にとってのサーガとギアス

藍晶: 腐女子といえばですね。

伊波: ほい?

藍晶: サーガなんですが……。サーガファンサイトをしばらくまわってみて、感じたのですが。

伊波: ほえ?

藍晶: うーん、EP2展開を喜んでというか、萌えているのは、URTVというかJr萌えの腐女子ばかりで。

伊波: いや、他の皆さん何に萌えろと? あの展開で(笑)

藍晶: というか、EP1にて、Jrに人気が出たじゃないですか。

伊波: うん。

藍晶: うーん、だからJrのエピソードというか比重を大きくしてしまったのではないかと勘ぐっています。

伊波: ああ、う~ん、どうだろうなぁ……。

藍晶: たとえば、ゼノギアスが完結しなくて、その2年後くらいに続編がつくられるとするじゃないですか。

伊波: ええ。

藍晶: で、前半部分でバルト人気が出たからと、ついバルトエピソードというかファティマ話比重を大きくしてしまいました……みたいな。

藍晶: なんかそう考えたくなるようなバランスの悪さというか。いや、そうでなくてもそれがスタッフの能力だったのかもしれないけどね(笑)〈EP2の

伊波: いや、確かにその可能性や影響はあるだろうけど、全体としてみれば予定通りだと思う〉EP2

伊波: もしそうだったら、設定的な観点からも、あるいはマーケティング的な観点からも、もうすこしJrとモモの関係性にメスを入れていると思うんですよ。

伊波: というより、ある程度の決着をつけると思う。

藍晶: うーん……いやストーリーの流れとしては、別に問題無いと思うんですよ。ただ、演出の問題というのかな。

伊波: ゼノで言えば、丁度ファティマ王朝篇の第一幕、くらいだろうし。

伊波: 演出かぁ……。

伊波: それは……まぁ、あるかなぁ。

藍晶:さらりと流すべきところをくどくどと描写しているというか。

伊波: 確かに……

藍晶: だから、そのくどさをスタッフの萌えか、一部の腐女子への媚びか……と感じてしまうのはひねくれ過ぎか。

伊波:単にスタッフの能力不足じゃないかなぁ。

藍晶: 結局それだと片づくのか……というのは、大問題ですね。新しいスタッフつれてきても保証ないし。

伊波: ですねー。

以上

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