京浜東北線も影響 線路に人、再開遅れ
このらぶるで、宇都宮線と高崎線の電車計6本が駅間で立ち往生。
JR東では、このうち4本の電車の乗客を線路に降ろし、駅員が誘導して最寄りの駅まで歩いて移動させた。
このほか、府中本町発大宮行きの快速「むさしの1号」がさいたま市付近で乗客を降ろせない状態になった。
上り電車は満員の状態で、立ち往生した電車から徒歩で乗客を駅に誘導する必要があるため、JR東では並行する
京浜東北線も一時、運転を見合わせた。
JR東によると、架線が切れたのは、さいたま新都心駅から北に約300㍍の地点。
トラブル発生時、高崎線のさいたま新都心-大宮間には7本の電車が走行中で、断続的にノロノロ運転を繰り返す
状態だったという。
この区間は、二つの変電所間で、電気を切り替えるための「エァ-セクション」と呼ばれる装置がある。
この装置は、2本の架線が交わってショ-トしないようにするためのものだが、JR東などによると、この装置の
トラブルでショ-トが起きた可能性もあるとみて調べている。
電車が立ち往生したJR大宮、北浦和駅などの付近では駅員が各車両のドアを一つ一つ手動で開け、雨にぬれた
レ-ルの上に乗客を次々と降ろした。
最寄り駅までは傘を差して線路上を歩く人の長い列が出来た。
駅では救急車が待機し、北浦和駅では具合が悪くなった妊婦が病院に運ばれた。
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