まるで生温い沼の様な闇の底に寝そべっているかのようだ。
この世に生まれ、死にゆく。
光から出でて闇に帰る。

無理に分かって貰いたいとは思わない。
理解できないのは当然、むしろ短い個々の間を飛ぶ暗号だけでこの複雑な微電流の流れを読み取れという方に無理があるのは分かっている。
それでも主張無しには理解への糸口さえも示せないのだから、ただ流されるままに口を閉ざし無機質の海に帰っていくよりはましなのだろう。

生きていくというのは、とても難しい。
呼吸をして物を食べ、眠るだけでもそうと言えるかも知れない、それでも。
恐れながらも求めずにはいられない他との関わり、いつだって酷く傷つくだけだと分かっているのに。
日々傷つき、失望し、絶望し、涙を流し、血を流して。
無意識の中に逃げ込める眠りから毎朝覚醒し、傷ついてはそれを抱えて眠る。
何時の日か、苦への目覚めの来ない朝を夢見て。

そんな暗い願望に包まれている時だけ、ヒビだらけで痛みを訴える心を忘れていられるのかもしれない。

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2006.4.3
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