唐突だが、水銀燈と蒼星石の一騎打ちだ! 「蒼星石、私はあんたを一撃で倒せる秘策があるのよぉ。」 「へぇ・・・それは楽しみだよ。一体どんなだい?」 「それは・・・こうやるのよぉ!」 水銀燈が身を低くして蒼星石へ向けて接近した。そのままタックルか? と思われた時、水銀燈は蒼星石の股間を蹴り上げてしまった。 蒼星石は思わず仰け反り、水銀燈も勝利を確信した。が・・・ 「痛い・・・確かに痛いけどさ・・・別に一撃で倒される程のものじゃないよね。」 「え!?」 その時の水銀燈のショックと言ったら無かった。まるで自分の全てを否定された様な・・・ そんな顔をしていたのである。 「嘘・・・嘘でしょぉ? どうして金的が通用しないのよぉ!」 「はぁ!?」 「だってそうでしょう? そもそもあんたは・・・。」 水銀燈はまるで恐ろしい物を見てしまったかのようにガチガチと震えていたが 蒼星石は呆れていた。 「は〜・・・。あのね水銀燈。幾ら僕がボーイッシュな格好してるからと言っても・・・。」 「あぁぁぁ!! 分かったわぁ! コツカケを使ったのね!?」 「え? コツカケ・・・って何?」 突然水銀燈の口から発せられた意味不明の単語に蒼星石も不思議がる。 「私知ってるわぁ! 沖縄唐手にはコツカケって言うオチ○○ンをお腹の中に隠しちゃう技があるって! 蒼星石がそれを会得していたなんて驚きよぉ!」 「水銀燈・・・一度死んでみるかい?」 続かない