「卷、来一碗紅茶、好馬?」
「真紅どうしたんだ!なんだい??」
「我要紅茶!快!快!」
いきなり真紅がこれまで聞いたことも無い言葉で喋りだす。
「大変ですぅ!真紅の言語モードが中国語になってしまったですぅ」
「翠星石、どうなってるんだ?真紅は直るのか」
「メーカーのサポートに電話してみるですぅ・・・」
「あ〜それはですね、使用地域設定が初期化されたようですね。
股間のリセットボタン長押しでデータの再取得が出来ますのでお試しください。
ただしこれまでのメモリー内容が全部消去されますのでご注意下さい。
弊社の製品ご愛用ありがとうございます、また何かありましたらお電話ください。」
「・・・というわけなんだが、そんなとこにボタンあるのか?」
「し、しらないですぅ!!触ったことも見たこともないですぅ!!」
「真紅・・・ちょっと見せてくれないか・・・」
真紅のスカートに手をのばす。
「哇!!述是色狼!!」
バシッ!真紅の平手撃ちがジュンを叩きのめす。
「ちょっと待つです!人間!押したら真紅の記憶が無くなっちゃうですぅ!」
結局、真紅のリセットボタンは押さなかった。
ジュンは中国語の勉強を始めた。
真紅は笑いながら告げた。
「我不許述多看別的人形一眼」