ジュン「・・・58万6千時間前の君たち、一体、どこで、誰の下で、どんな風に生きてたんだ?」
真紅「ジュン・・・ダメよ・・・ドールに決して過去を聞いてはならない・・・開けてはいけない箱もあるのよ・・・」
ジュン「ゴ・・ゴメン水銀燈!もし辛い話なら話さなくても・・・」
水銀燈「いいの・・・話させて・・・聞いてくれる人が居るだけで・・・わたし・・嬉しいわ」
小一時間後
水銀燈「・・・瓦礫の影から音も無く現れたのはポルシェ博士の戦車!しかし神戦車T−33は一歩も退かず
ウラー!の叫びと共に赤い旗を翻し、プリンツ・アルブレヒト通りを蹂躙していく!
そこへ割って入ったわたしの97式軽戦車!ティガーだろうがシャーマンだろうがちぎっては投げ・・・」
ジュン「コレ・・・いつまで続くんだ?」
真紅「今が『ダウンフォール編・黒いチハ車の奇跡』だから、この後オデッサ編、南極編と続くのよ・・・
わたしがこの話を何回聞かされたか・・・アンタがいらん事聞くから・・・」
ジュン「すまんかった」
小5時間後
水銀燈「そしてわたしは、ある元オイルマンの作家に会い、すべてを打ち明け・・・って皆、起きなさぁい!」