もしもシリーズ…もし水銀燈が優しかったら
AM11時00分IN桜田家
ジュン「ふぁーぁもう昼か…そろそろ起きて飯でも食うか」
そして1階にピンポーンとチャイムの音が鳴る
ジュン「ん、だれだ?真紅たちは…くんくんでも見てるだろうし…ああそういえば糊は部活だったっけ」
再度急かす様にピンポーンとチャイムが鳴る
ジュン「ああ少し待っててください!」
と下のリビングに降りていくと呪い人形たちの挨拶(?)が聞こえる
真紅「早くでるのだわ、音が五月蝿くてくんくんが聞こえないのだわ。」
起きて来た人間に言う第一声がそれか
翠星石「まーったく、チビ人間はこれだから使えないですぅ。」
お ま え も か
蒼星石「おはよう、ジュン君それと翠星石それは言い過ぎだよ、あとジュン君お客さんのようだよ。」
やっとまともな発言がきたなぁ
雛苺「お客さんなのー!トゥモエだといいなぁ」
まぁ巴なら多分今日は部活でこんな時間には来ないだろう…
ジュン(それより、何時までこんな生活が続くんだろう…少しイヤになってきた…)
それより先は考えずに玄関に出る不幸(?)少年ジュン
ジュン「はーいどちらさ…ま…」
が辺りを見回してみるとそこには、
???「すみません、此処は桜田さんのお宅でしょうか?」
一見普通の小学生くらいの少女だろうか、一人ぽつんと玄関に立って居た。
なぜ言葉が止まってしまったかと言うと、着ている服が俗に言うゴスロリなので、
ジュン(へ?誰?こいつ?こんな悪趣味の奴なんて知らn)
ジュンが等と考えていると
???「どうかいたしましたか?」
ジュンはこの言葉でふと我に返る
ジュン「あ、ああそうですけど、家に何か?」
???「ああ、すみません名乗るのが遅れてしまいましたね、私はローゼンメイデンの第一ドール水銀燈と言うものです」
ジュン「へ?ああ!それが僕に何のようですか?」
水銀燈「すみません、用が有るのは貴方ではなく、真紅と言う人形達の方なんですが…」
ジュン「へ?あの呪い人形たちに?」
水銀燈「え、ええそうです」
取り合えず真紅達に用が有るようなので家の中に入れることにしたジュン。
ジュン「おーい真紅ーお前に用事があるって水銀燈って言う人形が…!!お前らは何してんじゃあぁ!!」
切れるのも、この部屋の悲惨な状態を見れば頷けると思う。
部屋にお菓子が散乱しカーテンは裂け床は捲れ…これ直すのかと思うと頭が痛くなる状態であった。
なお蒼星石はあはははと奇声をあげて暴れ回っていた。
そして蒼星石の首に一発入れて気絶させた後、翠星石と雛苺を問い詰めもう二度としないと言わせたのは、別の話。
(数分後落ち着いた頃になって)
真紅「568796時間と37分ぶりね、それで何の用かしら?」
落ち着き払った様子で真紅が言う
水銀燈「実は二つ聞きたいことが有って、貴女はこのアリスゲームに乗るか反るかそれを聞きに来たのが一つ。」
水銀燈「もう一つは、出来れば桜田さんのミーディアムにして頂けないか、と言うのがもう一つです」
ジュン(こういう感じの人形なら喜んでミーディアムにするのになぁ)
真紅「1つ目はそれが運命ならそれに従うのだわ」
真紅「2つ目は決めるのは私だけではないのだわ」
水銀燈「私だけでないと言うと?」
真紅は気絶していた蒼星石の方を向くと
真紅「皆、水銀燈を入れても良いと思う?」
蒼星石「うーん、僕は良いと思うけど…姉さんは?」
とてもさっき暴れていた人…いや人形とは思えない発言だった
翠星石「私は蒼星石が良いならいいですよ」
雛苺「水銀灯は優しいから好きぃ!!」
真紅「決まりのようね」
水銀燈「有難う…皆…」
水銀燈の目から涙が零れた
蒼星石「あたりまえじゃないか僕等は姉妹何だから」
翠星石「そうですよ水銀燈このハンカチで涙を拭くですぅ」
水銀燈「有難う…本当に有難う…」
ジュン(あれ?僕に決定権なし?つーか僕は無視ですか?そうですか)
夜になって…
海苔「みんなぁ元気にしてた?ってまた新しいお人形さん?」
水銀燈「水銀燈と申しますこれからしばらくの間お世話になります」
と言うと深々と水銀燈礼をした
海苔「気にしないでね?何かジュン君が真紅ちゃんが来てから元気になって来た所だから」
ジュン(さわがしくなっただk)
真紅「何か言った?ジュン?」
ジュン「いいえ何でもありません…」
真紅たちが来てから座禅を始めたのは内緒だ
水銀燈「ジュンさんって優しいですね」
真紅「けどあれは私の下僕だから勝手なことしないでちょうだいなのだわ」
水銀燈「けど、ジュンさんは諦めませんよ真紅」
その2日後ジュンが体力作りに励みだしたのはまたの機会に話しましょう…
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取り合えず初投稿でしたので。
良くなかったら良くなかった所を指摘してもらって結構です