nのフィールド。現実世界とは何もかも異なり、また現実世界の物理法則の一切が通用しない。 
ローゼンメイデンのホームグラウンドとも言える異次元世界であるが、そのローゼンメイデン達をして 
未知な部分が多いのも事実である。 
「お父様ったらぁ一体今頃何処で何をしてるのかしらぁ…。」 
水銀燈はnのフィールドを飛びまわっていた。父であるローゼンを探す為である。 
勿論アリスにならなければローゼンは会ってはくれない事は分かっている。 
しかし、父に対する彼女の強い愛情がそれを待たせてくれなかった。 
だから暇さえあればnのフィールドを飛びまわって父の居場所を探る。 
水銀燈はそれを数百年と続けて来たのだが、そこで彼女はそれを見てしまった。 
「あらぁ? 何あれぇ…。」 
nのフィールドの中にある扉から扉を超えた末、彼女は不思議な世界を目の当たりにした。 
国だ。なんと国が作られているのである。しかしその住人達は人間ではない。 
人形。ビスクドール・日本人形・ぬいぐるみ・ロボットの超合金・怪獣のソフビ人形… 
果てには土偶や埴輪までいる。住人の全てが人形で構成された人形の国だ。 
「こんな物があるなんてぇ…知らなかったわぁ…。」 
nのフィールドの色んな場所を飛びまわった彼女であるが、この人形の国を見るのは初めてだった。 
しかしnのフィールドと言う奴はまだまだ未知の領域。何が起こっても不思議ではない。 
そして、これから彼女の身に降りかかる災難もまた例外では無かった。 
「え!?」 
突如水銀燈は背後に気配を感じ、振り返ろうとしたが、それより先に後頭部を打たれ、気絶してしまった。 
「う…ここは…。」 
水銀燈が目を覚ました時、そこは広い部屋だった。しかもベッドの上に寝かされているではないか。 
「人形の国にようこそ。」 
「!」 
ドアが開き、中から武者人形を思わせる全身鎧の中年人形が現れた。 
「私はこの人形の国を支配する人形大将軍。水銀燈、私は君を歓迎したい。」 
「の割りに手荒な歓迎ねぇ…。いきなり背後から襲ってこんな所に連れ込んでぇ…。 
でも何であんたは私の名を知ってるのぉ?」 
水銀燈は表面的には平静を装っていたが、内心穏やかでは無かった。 
初めて人形の国と言う物を見た事もそうだが、突然背後から襲われてこんな場所に連れ込まれ 
トドメは人形大将軍。もう何がなんだか混乱しても可笑しくない程だった。 
「私は人形の国の支配者だよ君〜。君の事を知らないとでも思ったかね? 
ローゼンメイデンと言えば我々人形達にとっては伝説的にして最大のブランド。 
しかもその元祖たる第一ドールである君、水銀燈は人形界で知らぬ者などおらぬよ。」 
「で、それで私を突然背後から襲って何をしたいと…。」 
「私はただ一つを除き全てを手に入れた。」 
「え?」 
突然語り始めた人形大将軍に水銀燈は呆れるが、彼はまるで歌でも歌うかのようにこう語った。 
「君は知らないだろうが、この地は少し前までは弱肉強食の世界。強いて言うなら人形戦国時代だった。 
そんな時代に私は生まれた。当時の私は単なる一兵卒。人形足軽だった。しかし戦って戦って 
手柄を立てて、人形足軽から人形足軽組頭へと徐々に出世して、ついには人形大名となり、 
そして天下を取って幕府を開きm人形大将軍になると共に、人形戦国時代を終わらせて太平の世を作った。 
実力で全てを手に入れてきた私だが、一つだけ手に入らなかった物があった。それは嫁さんの存在だ。 
何しろ昔から戦いずくめでそういうのを娶る暇なんて無かったからな。このままでは世継ぎも出来ずに 
幕府も崩壊して再び人形戦国時代へ逆戻りしてしまうかもしれない。そして悩んでいた時に 
この国にやって来たのが君だ。私は君を嫁として迎えたい。どうかね?」 
「じょ…冗談じゃいわぁぁぁ!」 
水銀燈の返答はこうだった。だが無理も無い話である。そもそも水銀燈はアリスとなって 
父親と共に暮らす事を目的としている。誰がこんな所で何処の馬の骨とも分からぬ人形と結婚する物か。 
「何であんたなんかと結婚しなきゃいけないのよぉ!」 
「そんな事言うなよ。私はこの国の支配者だぞ。そんな私と結婚するとい言う事は 
それこそ玉の輿と言う事なんだぞ?」 
「嫌よぉ。私はアリスとなってお父様と一緒に暮らすのよぉ。それが何が悲しくて 
あんたみたいな変な人形と結婚して子供まで産まなきゃならないのよぉ。」 
水銀燈は翼を広げた。そして漆黒の羽を人形大将軍へ向けた。 
「あんた…私を嘗めない事ね。ジャンクにするわよぉ…。」 
羽を弾丸のように飛ばす。幾多の人形をジャンクに変えてきた水銀燈の得意技である。 
しかし、人形大将軍は腰に抜いていた刀を抜き、その一振りによる風圧だけで羽を落としていた。 
「え!?」 
「君だって私を嘗めてはならんよ。幾多の戦場を生き抜いた百戦錬磨の私を倒すなど不可能。 
君が私の嫁となるのが嫌だと言うのなら、実力行使で行くが…どうかね?」 
直後人形大将軍は跳んだ。全身に鎧で身を包んでいるとは思えない身軽な動き。 
これはただの権力を傘に着る支配者ではない。一人の戦士としても十分通用する武闘派の支配者だった。 
そして水銀燈はベッドに押し倒されてしまった。 
「こらぁ! 離しなさぁい!」 
必死にもがく水銀燈。しかし力は相手の方が遥か上であり、びくともしない。 
「ってあ! こらぁ!」 
人形大将軍は水銀燈の身を包む漆黒のドレスを脱がしていく。繊細に勝つ大胆に… 
どんどん彼女の白い肌が露出していき、ついに全てを脱がされ全裸とされてしまった。 
「嫌ぁぁぁぁ!」 
「ふふふ…美しいぞ。」 
必死に胸と股間を押さえる水銀燈だが人形大将軍はそれさえさせずに 
たわわな乳房と股間の乙女の証たる女性器をまじまじと見られてしまった。 
「私の見立て通りだ。やはり水銀燈…君は私の世継ぎを産むに相応しい女性だ。」 
「あ!」 
人形大将軍の左手が水銀燈の乳房を揉み解し、右手の指が軽く女性器に差し込まれる。 
それだけで水銀燈は弱々しい悲鳴をあげながらビクンと軽く痙攣する。 
「あ! こらぁ! やめなさぁい!」 
「気の強い娘だ。しかし、それを従わせるのもまた支配者の醍醐味でな。」 
水銀燈は己の貞操守る為、必死に抵抗をするが幾ら殴っても人形大将軍の身を包む 
鎧にはビクともせずに逆に自分の拳を痛めるだけ。そうしている内にも人形大将軍は 
まるで品定めでもするかのように水銀燈の身体を愛撫していく。しかし、挿入にはいたらない。 
「だが、正式な儀式は結婚式が終わってからだ。間違っても脱走など考えないようにな。」 
人形大将軍は水銀燈が着ていたドレスを取り上げ、部屋から立ち去った。 
残されたのは全裸で泣きじゃくる水銀燈のみ。 
「何でぇ! 何でこんな事になっちゃうのよぉ!」 
嫌だ、あんな奴と結婚なんてまっぴら。水銀燈は心の底からそう叫んでいた。 
しかし人形大将軍の力は圧倒的。逃げようにもドアや窓には厳重に鍵がかけられ、 
外にも沢山の警備兵で固められている。もうこのまま結婚して子供を産まされるしか無いのか…。 
と、そこで彼女は壁に通気口があったのを見付けた。 
「も…もうこうなったらなりふりかまってはいられないわぁ…メイメイ…。」 
水銀燈は人工精霊メイメイを呼び出し、通気口から脱出させた。 
真紅達に助けを頼むのである。敵である真紅達にそれを頼むのは 
彼女のプライドが許さないのかもしれない。しかしなりふりかまっていられる状況では無かった。 
―――――――――――――――――――――――――
「え!? 水銀燈が!?」 
何とか桜田邸に到着したメイメイは真紅と翠星石に水銀燈のピンチを伝えた。 
「人形の国があるなんて初めて知ったですぅ。」 
「でもnのフィールドは私達でもまだ分からない事が多いから何が起きても可笑しくないわ。」 
「で、結局行くのか? あいつの事だから罠かもしれないぞ。」 
真紅と翠星石のマスターたる桜田ジュンは二人を心配する意味を込めてそう言った。 
今までも散々水銀燈には酷い目にあわされている故、疑り深くなってもおかしくあるまい。しかし… 
「確かに水銀燈には色々酷い事されたけど私達の姉妹。助けないといけないわ。」 
「そうですぅ。翠星石だって蒼星石のローザミスティカを奪われた恨みが無いわけじゃないですが 
それでもやっぱり助けないといけないですぅ。じゃないと蒼星石のローザミスティカもろとも 
その人形大将軍とか言う奴に取られてしまうですぅ。」 
「わかったわかった! 行けばいいんだろ行けば!」 
普段アリスゲームと言うリングの上でそれぞれが敵対関係にあるドールズであるが、 
それでも姉妹である事には変わりない。困った時はお互い様。ドールズは水銀燈を助けに行く事で決定した。 
と、そんな時、ジュン&ドールズの前に雪華綺晶まで現れたではないか。 
「7番目! 雛苺だけに飽きたらずまた食べようって魂胆ですか!?」 
皆は思わず身構えるが、雪華綺晶は戦いに来たのでは無い様子だった。 
「いいえ、私も行く。」 
「え?」 
「だってあの娘を食べるのは私だもの。」 
「…。」 
動機が不純であるが、まあ雪華綺晶が協力してくれるのは心強い事だ。 
と言う事でドールズとジュンは大鏡からnのフィールドへ飛んだ。 
人形の国では人形大将軍と水銀燈の結婚式が進められており、水銀燈もまた 
女官人形から純白のウェディングドレスを着せられていた。 
そして水銀燈はもう観念してしまったのか、はたまた抵抗しても無駄だと分かったのか 
またまた真紅達が助けに来る事を信じていたのか抵抗しなかった。 
とは言え、普段漆黒のドレスに身を包んでいるギャップからなのか、 
純白のウェディングドレスに身を包んだ水銀燈の姿は普段にも増して美しく見えた。 
「はぁ…お父様に見てもらうならともかく…何故あんな奴に…。」 
水銀燈はこの様な事になってしまった運命以上に抵抗出来ない自分が恨めしかった。 
「まさか天罰? 今まで色んな人形をジャンクにして来たからその天罰なのぉ?」 
アリスになる為に非情に徹していたからとは言え、おせじにも水銀燈は良い事をしてこなかった。 
人間も糧としかせず、人形も自らの下僕として使役し、使えなくなったら壊してしまう。 
その繰り返しだった。その様に悪逆非道の限りを尽くしてきた天罰が下ったのか…。 
「そ…そうよねぇ…。今まで沢山悪い事して来た私がアリスになれるはずがない。 
いくらローザミスティカ全部集めたって悪い子はお父様に認めてもらえるはずが無い。 
こんな私なんかあのワケわかんない人形と結婚してワケわかんない子産むのがお似合いなのよぉ…。」 
可哀想についには自虐発言を飛ばすまで水銀燈は追い詰められてしまった。 
そしてついに始まった結婚式。ロボットの超合金兵士に守られながら式場に連れられた 
水銀燈を待っていたのはこちらはこちらで鎧をつやつやにおめかしした人形大将軍だった。 
「おおなんと美しい。さあこっちに来るのだ。」 
「…。」 
水銀燈は人形大将軍に抱きしめられた。結婚式も順調に進み、結婚の誓いの部分まで来てしまった。 
「双方ここに夫婦となる事を誓いますか?」 
「誓います。」 
何故か怪獣のソフビ人形な神父に言われ、人形大将軍はあっさりそう言い、今度は水銀燈の番。 
「…。」 
水銀燈は沈黙した。正直彼女だって嫌な物は嫌だ。しかし、その様な事は人形大将軍がさせないだろう。 
そうして人形大将軍がむりやり口を割らせようとした時だった。 
「ちょっと待つですぅ!!」 
謎の声と共に正面のシャンデリアが破壊され、謎の集団か白昼同道式場に乱入し、 
そして人形大将軍から水銀燈を引き離した。 
「わー大変だ! 花嫁がぁ!」 
謎の集団こそドールズ&ジュン。ただし、雪華綺晶の姿は無い。彼女はさりげなく別行動を取り、 
城の中に保管されている水銀燈の黒いドレスを探しに行ったのだが、 
とりあえずドールズ&ジュンは水銀燈の救出に入る事が出来た。 
それでも人形の国と言う存在を見て驚きに耐えない様子だった。 
「人形の国なんて本当にあったのね…。」 
「知らなかったですぅ…。」 
「そんな事より早く逃げた方が良いんじゃないのか?」 
慌てながらもひとまず逃げようとするが、ドールズの乱入は人形大将軍を怒らせる以上に興奮させた様子だった。 
「凄い! ローゼンメイデンが一気に二人も追加されたぞ! 噂に違わぬ美少女揃いだ! 
よし、奴等も捕まえるのだ! あの二人も娶って側室にするのだ。そしてゆくゆくは 
ローゼンメイデン7体全てを我の妻とするのだ!」 
「ひぃ! 何か怖いですぅ!」 
「二股どころか七股かけるなんて男の風上におけない奴ね…。」 
人形大将軍の恐ろしい発言に真紅は引き、翠星石も思わずジュンに抱き付いていた。 
しかし、一国の支配者として考えて見た場合、彼の思想はあながち変な話ではない。 
彼等にとって政治も大切だが、世継ぎを残す事も大切な仕事である。 
それ故に正室以外に数多くの側室を取って沢山の子供を作った。 
現代におけるドールズの生活区域にあたる日本においても徳川第11代将軍徳川家斉は 
途方にくれるくらい沢山の側室を娶って本当沢山の子供を作ったとして有名である。 
そして人形大将軍もまたローゼンメイデンのドールズ7体全てを娶って 
沢山の子供を産ませようと言う事を最終目的としていた。 
「花嫁だけじゃない! あの二人もまとめて捕まえてしまえ! ただし、傷を付けてはならぬぞ! 
なにしろあの二人も我の妻とするのだからハッハッハッ!」 
「ひぃ! 怖いですぅ! この女の敵ぃ!」 
翠星石には女の敵扱いされていたが、前述の説明を踏まえても男なら仕方が無い。 
ローゼンメイデンのドールズは人間だって欲情したくなるくらいの美少女揃い。 
人形達にとってはなおさらの事で、ローゼンメイデンの名はビッグネームである。 
そんな彼女等を妻とするのもまた至極光栄な事なのだろう。 
「そんな事させないわ。」 
「そうですぅ! あんな女の敵にはキツイお仕置きをしてやるですぅ!」 
「それはちょっと無理だと思うわぁ…。あいつ結構強いのよぉ…。私が奴に捕まった時点で 
簡単に想像付くでしょぉ?」 
「じゃあ逃げるですぅ。」 
兵士達ならともかく、真紅と翠星石の力では人形大将軍に歯が立たないだろう。 
と言う事で逃げる。とりあえず追ってくる兵士だけを真紅と翠星石が迎撃して 
ジュンが水銀燈を抱きかかえて安全な所まで逃げる事にした。しかし、水銀燈は 
ジュンに抱かれるのを良しとしない様子だった。 
「ちょっと助けに来てくれたのはありがたいけどぉ…何がかなしくてこんなヒキコモリ人間に 
抱っこされなきゃならないのよぉ!」 
「何? 態々助けに来たのになんて言い草だ。それともお前はあの変な鎧武者みたいな人形と 
結婚したいのか?」 
「それは嫌ぁ! あんたに抱っこされるのも嫌だけど…でもこんな格好じゃ走れないし… 
今日だけは特別我慢してあげるわぁ…。」 
口では嫌がっていたが、水銀燈とてそこまで空気の読めない女ではない。 
何だかんだ言ってしっかりジュンを抱きしめていたりするのだが、 
その姿を見て人形大将軍が怒らないはずがない。 
「うぉぉぉ! 何だあの男は! この人形の国に人間が入ってくるだけでも異常事態だと言うのに 
あんなに我の花嫁を抱いて…あの男も絶対に捕まえろ! そして金玉切断の刑に処してやるわ!」 
「うわぁ! マジかよ!」 
ジュンは焦った。そして心なしか走るペースが上がっていたのだが、 
中々人形兵士達を振り切る事が出来ない。何故なら人形軍団の方も必死であり、 
支配者である人形大将軍が世継ぎを作るか否かは国の存亡に関わる大事態なのである。 
もし仮に世継ぎが出来ないまま人形大将軍が死去してしまえば国は荒れ、再び 
人形戦国時代の到来となってしまうだろう。だが、ドールズ&ジュンとて捕まりたくない。 
捕まればドールズは人形大将軍の妻とされ、当然SEXの果てに子供も産まされてしまうし、 
ジュンに至っては男性器を切断させられてしまうのである。想像しただけでも恐ろしい光景。 
「くそぉ! もうこうなったらなりふりかまっていられるかぁ!」 
突然ジュンは人形兵士達の方をふり向いた。 
「お前等動くな! こいつがどうなっても良いのか!?」 
「ええ!?」 
次の瞬間だった。ジュンは水銀燈を強く抱きしめ、両手で水銀燈の胸を揉もうとしているでは無いか。 
「これ以上動いたらこいつの乳揉むぞー! それでも良いのかー!?」 
「あ! こらぁ! あんた何やってるのよぉ!」 
「ジュン何やってるですぅ!?」 
「待ちなさい翠星石! ジュンにもきっと考えがあるのだわ! ジュンを信じて!」 
真紅が信じた通り、ジュンとて何も考えずに水銀燈の乳房を揉もうとしているわけではない。 
そもそも人形軍団はドールズを君主たる人形大将軍の妻とするべく追っているわけだから 
当然無傷で捕まえる事も厳命されているだろう。そして同時にドールズの純潔を奪うのは 
ドールズの夫となる予定の人形大将軍だけに許された特権であろうから、 
それ故に人形兵士達は動けなかった。 
「動くな! 僕は本気だぞ! やると言ったらやるんだぞ!」 
「って既に揉んでから言っちゃダメぇぇ!」 
既にジュンは水銀燈の乳房を揉み解していた。翠星石はジュンになぐりかかろうとするも 
ジュンの作戦を信じる真紅に止められていたが、これは人形兵士達にも意外な効果があった。 
「うぉぉぉ!」 
ジュンの両手に揉み解され、上げたり寄せられたり下げられたりへこんだりして行く 
薔薇乙女一番の巨乳は、女とは無縁の男の世界で生きて来た人形兵士達には核ミサイルに 
匹敵する破壊力があった。そして人間ならば鼻血を出して倒れるかのように卒倒する 
兵士が続出した。だがそれだけではない。人形兵士達が股間をガードする部分の鎧には 
男性器を丸めるように収めると言う形を取っていたのだが、それが水銀燈の巨乳が揉み解される 
のを見て勃起したらどうなるか? 男性器は勃起して立ち上がりたいのに鎧がそうはさせない。 
これははっきり言って滅茶苦茶痛い。それ故にこれまた人形兵士達は次々に倒れていく。 
「くそぉ! 卑怯だぞぉ!」 
人形大将軍もまた股間を抑えながら叫んでいたがジュンの行動はさらにエスカレート。 
「動くな! 動いたらもっと酷い事をするぞ!」 
「嫌ぁぁ!」 
なんと言う事かジュンは水銀燈の太股を掴んで持ち上げ、人形軍団に見せ付けるかのごとく 
水銀燈の脚をM字に大きく開いたではないか。 
「ほ〜らし〜し〜、おしっこポーズだぞ〜。」 
「嫌ぁ! こらぁ! やめなさぁい!」 
こんな大勢の前で無様な様を見せられた水銀燈は顔を真っ赤にしてもがくが 
何故かこういう時に限ってジュンの力が強く外れない。 
「このまま僕達を大人しく帰さないとコイツにもっと恥かしい事をするぞ!」 
「ってこらぁぁぁ!」 
やっとジュンが水銀燈のM字開脚を解いたと思ったら今度は水銀燈のスカートの中に 
手を突っ込み、純白のパンティーを下ろしてしまった。しかもノーパンの状態から 
また水銀燈の太股を掴んでM字開脚を大勢の前に見せ付けてしまうのである。 
「嫌ぁぁぁぁぁぁ!!」 
「うぉぉぉぉぉ!! 秘密の花園がぁぁぁぁ!!」 
女性器はおろか、菊門までマジマジと大勢に見られてしまった水銀燈は顔を真っ赤にさせながら 
泣き叫んだ。もうこうなっては薔薇乙女のプライドもクソも無い。こんな恥かしい姿を 
見られてしまってはお嫁にいけない以前にアリスにもなれないだろう。 
しかし、誰もが認める美少女ドール水銀燈の女性器&菊門大公開は人形兵士達をさらに卒倒させる 
破壊力を持っていた。だがしかしそれだけにあらず。結婚式から乱入に至るまで 
実はさりげなくテレビ中継されて人形の国中の人々が視聴していたのだが、当然 
水銀燈のノーパンM字開脚&女性器と菊門丸見えがモザイク無しで公共の電波に 
乗ってしまったわけである。それを見た人形の国の視聴者がどうなったか… 
想像を絶する物であろう。 
「殺してやる…絶対に殺してやるぅ…。」 
水銀燈の目は大量の涙と共に充血し、ただでさえ赤めな目がさらに真っ赤に染まった。 
しかしジュンはそんなのお構い無しであり、さらに調子に乗り始めた。 
「ほらぁ! こんな事だってしてしまうぞー!」 
「あ! あん!」 
今度は水銀燈の股間に手を伸ばし、人差し指を女性器に差し込んで穴を広げるようにかき回し、 
さらに中指は菊門に差し込んで抜き差しを始めてしまった。 
「嫌ぁ! やめ! あああん!」 
水銀燈はビクンビクンと痙攣するが、それと同時にこれまた次々に人形兵士達が倒れていく。 
当然この光景もモザイクなしで公共の電波に乗せられて(以下省略) 
「畜生! やめろ! やめてくれぇ!」 
人形大将軍は必死に叫ぶが水銀燈を人質(?)に取られて何も出来ない。 
もはや人形軍団の戦線は崩壊寸前だった。 
「よぉし! それじゃあトドメ行って見ようか!?」 
「え!? トドメって何…ってあああああああ!!」 
ジュンはズボンを下ろし、固く長く勃起した男性器を露にし、その先端を水銀燈の 
女性器の淫唇の部分に当てた。当然ジュンの男性器もまたモザイクなしで公共の電波に(以下略) 
「凄い! 私の旦那のより大きいわぁ!」 
「本当の本当! これ以上動くなよ! でなければコイツの処女は僕が貰う!」 
「嫌ぁぁぁぁ! 誰か…誰か助けてぇぇぇ!!」 
ジュンはまるで銃を突きつけるかのように己の勃起した男性器を水銀燈の女性器に当て、 
しかも人形軍団を挑発するかのように先っちょを少し挿入しては抜いたりを繰り返していた。 
ジュンの男性器が水銀燈の中に入りたい入りたいと叫ぶ声が聞こえる様である。 
この挿入するのかしないのか分からない中途半端な状況が水銀燈にとってこの上なく心地悪い。 
「これは挑発じゃないぞ! 本当にやってしまうぞ! 僕は人を殺す度胸は無いけど 
人形とエッチする度胸なら誰にも負けない! 既に真紅と翠星石とやってるんだ! 
今更こいつとのエッチを躊躇うもんか!」 
「ええ!?」 
ジュンの発言に水銀燈は焦った。そしてゆっくり真紅と翠星石の方を向くと、 
二人は虚ろな目で顔を赤くさせながら、股間に手をあててモジモジとしていた。 
「まさか…本当なのぉ?」 
「不本意だけど…とても良かったわ…。」 
「ジュンのそれ…凄いですぅ…。」 
「…。」 
水銀燈が唖然とする中、今度はいつの間にか水銀燈のドレスを取り戻して戻って来た 
雪華綺晶の姿があり、何やら盆踊りと似ても似つかぬ変な踊りを踊り始めた。 
「そ〜れ挿入! 挿入! そ う にゅ う〜!」 
やたら挿入を連呼しながら雪華綺晶は踊る。 
「挿入! 挿入! あの子のオチンチンがあの娘のオマ○にコにズッコンバッコ〜ン!」 
「こらぁぁぁ! 七番目ぇぇ! 変な事煽るなぁぁ!」 
水銀燈が叫んでも雪華綺晶は踊りをやめない。そしてついに人形大将軍は切れてしまい、 
刀を振り上げて走り寄ってきたではないか。 
「くそぉぉぉ! もう許さん! お前の金玉この手で切り落す!」 
「あっそう! それじゃあ…。」 
               ず に ゅ う ぅ ぅ 〜 
「ア…。」 
入った。ジュンの男性器が水銀燈の女性器を広げ、深々と挿入された。 
「嫌ぁぁぁぁ! 痛い痛い痛いぃぃぃ!」 
「あそ〜れそ〜れ〜!」 
「ズッコ〜ン バッコ〜ン!」 
水銀燈は泣き叫び、ジュンは面白がって腰を動かして抜き差し。さらにこの二人のSEXを 
煽り立てるかのように踊る雪華綺晶。この様な異様な光景が広がる。 
「いやぁぁ! 見ないで! 見ないで! 見ないでぇぇぇ!」 
水銀燈は生まれて最大の屈辱を味わった。宿敵である真紅のマスターで、かつヒキコモリの男に 
数々の辱めを受け、挙句の果てには処女を奪われた。しかもその一連の光景は不特定多数に 
公開されているのだから恥かしい事この上ない。 
「お前のおま○こ凄いぞ! ぬるぬるのキツキツで凄く温かいぞ! よし! 
それじゃあそろそろ出すぞ! しっかり受け止めろよ!」 
「え!? ちょっと! あ! 嫌! そんな やめて!」 
「あそ〜れ射精! 射精! そのまま一気に妊娠してしま〜え!」 
               ど び ゅ っ ! 
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!」 
お湯の様に熱い大量の精子が水銀燈の膣内に注ぎ込まれ、入りきれなかった物があふれ出す程だった。 
「人形大将軍様! もうなりふりかまっていられません! 突入しましょう! って…将軍様!」 
人形兵士が気付いた時には遅かった。水銀燈が中出しされてしまった時点で彼は立ち往生していた。 
と、こうして水銀燈の救出は成功し、人形の国からも脱出する事が出来たのだが、 
その後ジュンが雪華綺晶を除くドールズから袋叩きにされたのは言うまでも無い。 
                      おわり 
―――――――――――――――――――――――――
とりあえず完結させたけど… 
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ 
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! 
          |i i|    }! }} //| 
         |l、{   j} /,,ィ//|       『水銀燈と人形大将軍の対決をやるのかと思ったら 
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        いつのまにかジュンと水銀燈がSEXしてた』 
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ | 
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが 
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも 何をしていたのか わからなかった… 
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉 
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった… 
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ 
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \   寝取りだとか強姦だとか 
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ 
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  } 
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの 片鱗を味わったぜ… 
こうなってしまってスマソ 




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