草木も眠る丑三つ時。他のドールズ同様に眠りに付いていた翠星石だが、ふと目を覚ました。 
するとどうだろう。本来なら皆の寝息しか聞こえないはずなのに、誰かが悶えるような 
そんな声がするではないか。 
「何ですぅ?」 
翠星石が眠気眼で鞄を開くと、こんな時間なのにジュンが机に座り、パソコンに向かって 
何かをやっていた。 
「ジュン…こんな時間に何やってるですぅ?」 
鞄から出てジュンに近寄る翠星石だが、直後彼女は物凄い物を見てしまった。 
『あっああ〜。』 
「ハアハアハアハア!」 
なんとまあジュンのパソコンの画面には恐らくエロゲーのキャラクターと思われる 
ボンキュッボーンなお姉さんが全裸で喘いでいる光景が映し出され、ジュンはそれを 
興奮気味に見つめ、高々と勃起した男性器を握り締めて自慰行為に浸っていた。 
「こらぁチビ人間! こんな時間に何やってるですぅ!?」 
「わぁ!」 
やっと翠星石の存在に気付いたジュンは思わず片手で男性器を隠しつつ 
身を乗り出してパソコン画面を隠そうとしていたがもう遅い。翠星石に全部見られてしまった。 
「翠星石は知ってるですよ。それ、18歳以下禁止って奴ですぅ。 
どう見ても18歳以下なチビ人間が見ても良い代物じゃないですぅ。」 
「そんな物見てない! 見てない!」 
今更無駄だと分かっていながらしらばっくれるジュンだが、そんな必死な彼の姿を 
翠星石はあざ笑うかのように笑みを浮かべ見つめていた。 
「でもまあ、ヒキコモリで彼女なんかいるはずないチビ人間がこうやって発散するのは 
仕方の無い事ですぅ。真紅達には秘密にしといてやるから感謝しろですぅ! 
ま、どうせヒキコモリじゃなくなったとしてもチビなお前なんか一生彼女出来ねぇですが…。 
お前なんか一生エロ画像やエロゲーでオナニーが関の山ですぅ! ハハハハハ!」 
「ぎゃう!」 
翠星石はジュンをあざ笑い、軽く男性器を蹴り付けた。そして苦しむジュンを尻目に 
意気揚々と鞄へ戻っていった翠星石だが、何故か心にムカムカが残っていた。 
「何でですぅ…? あんなにチビ人間の哀れな姿を笑いに笑ってすっきりしたはずなのにですぅ…。」 
彼女は心中穏やかではなくスッキリする所か余計にムカムカしていた。 
まるで大切な物を失ったような…自分を否定された様な…そんな苛立ちが彼女の心を駆け巡る。 
何故? 何故こうも気になってしまう? ジュンがエロゲーなんかで抜いていたから? 
「あーもー! ジュン! てめぇそんなもんで抜くなんてやめやがるですぅ!」 
「わぁ! 何だいきなり!?」 
突然鞄から飛び出した翠星石にジュンは驚いてしまうが、翠星石は物凄い形相でジュンを睨み付けた。 
「お前はよくそんな血の通ってない絵なんかでオナニー出来やがるですねぇ!?」 
「突然何を言い出すんだ!? と言うかお前等人形にも血は通ってないだろ?」 
「つべこべ言いやがるなですぅ!」 
「痛い!」 
翠星石に脛を蹴られ、脛を押さえて屈んでしまったジュンを尻目に突然翠星石は 
ジュンの目の前で翠色のドレスを脱ぎ始めた。 
「あんなエロゲーなんかより翠星石の方が一億倍可愛いですぅ! 
悔しかったら翠星石を愛撫してみやがれですぅ!?」 
「ええ!?」 
これこそ翠星石が突然怒り出した理由。この世で一番美しいのは自分だと頑なに信じる翠星石は 
ジュンが自分ではなくエロゲーなんかに欲情するのが許せなかった。 
「あんな絵なんかに負けないですぅ! ジュンをもっと気持ちよくさせてやるですよ!」 
翠星石が内包するオーバーブースト「ツンデレのクソ力」が爆発した。 
―――――――――――――――――――――――――
「(ジュンなんか翠星石のバディであっという間に悩殺ですぅ)」 
そう心の中で己に言い聞かせ、全裸となった翠星石は己のカラダを誇示するかのように 
左手を腰に当て、右腕を後頭部に置くと言ったポーズを取ってジュンに向かってウィンクしていたのだが… 
「翠星石…風邪引くぞ…。」 
「え…。」 
ジュンの反応は冷ややかだった。まるで翠星石を哀れんでいるかのような目をしており、 
先程まで元気良く勃起していた男性器もたちまち萎え縮んでしまったではないか。 
そしてジュンはゆっくりと先程翠星石が脱ぎ捨てたドレスを拾い上げて差し出した。 
「ほら、早く服着ろ。第一こんな時間じゃないか。お前等もう寝る時間だろ…。」 
「な…。」 
まさかこのような展開になろうとはローゼンはおろかお釈迦様だって想像出来なかったに違いない。 
しかし無理の無い話である。決して翠星石の魅力が足りないわけではない。 
と言うか上から数えた方が絶対に早いくらい、その裸体は魅力的だった。 
だが、いわゆる萌え絵に慣れてしまうと現実の女性に興味が無くなると言うオタにありがちな現象。 
それがジュンにも起こっていたのである。今のジュンはエロゲーのヒロインで勃起は出来ても 
翠星石の裸にはピクリともせず、むしろ萎えてしまった。だが、そのような事を翠星石が許すはずが無い。 
この世で一番美しいのは自分なんですぅと…血も通っていないエロゲーなどに負けてたまるかですぅと… 
余計に彼女の闘志に火を付ける結果となった。 
「こうらチビ人間! わりゃぁあんな目が無駄にデカイ絵なんかより翠星石の方が 
一億倍凄いって事を教えてやるですよ!」 
「わぁ! 何をする!?」 
突然翠星石はジュンへ飛び掛り、ジュンの男性器を口に咥え込んでいた。 
「こら! 翠星石! 気でも狂ったのか!? こら! 僕のチンポ噛むな!」 
翠星石はジュンにフェラチオをするつもりでジュンの男性器を咥えていたのだが、 
その意図を読めないジュンは翠星石が狂って男性器を噛み千切ろうとしている様に感じられた。 
「やめろ! やめろぉ!」 
ジュンは翠星石の頭を掴み、男性器から引き離そうとしたが、その時だった。 
翠星石の温かく柔らかな舌が口の中のジュンの男性器の先端を優しく這い回り 
その余りの気持ちよさにジュンの全身の力が抜けてしまった。 
「あ…やめ…ろ…翠…星石…。」 
今にも倒れてしまいそうなくらい脱力してしまったジュンだが、対照的に男性器はムクムクと 
元気を取り戻しつつあり、翠星石は一生懸命ジュンの男性器を嘗め回した。 
翠星石とて別にこのような知識が無かったわけではない。彼女は以前ジュンが隠していたエロ本を 
こっそり発見した事があり、その時は後々いざと言う時にジュンの弱みを握って自分が主導権を 
握る為に皆にはばらさなかったのだが、何気無く興味を持って中身を読んでみると 
かなり色々凄い事が紹介されていて知らず知らずの内に興奮していたと言う事があった。 
その時にエロ本で得た知識こそが今ジュンの男性器を嘗め回すフェラチオだったのだが 
ジュンを陥れる為の手段だったそれが今ジュンを愛撫すると言う事実は何と皮肉的であろうか。 
―――――――――――――――――――――――――
「んっんっんっ…。」 
「やめ…ちょっと…翠星石…。」 
翠星石は一生懸命ジュンの男性器を嘗め回し、ジュンもまた引き離さなければと言う気持ちを 
持つ反面気持ちよくて中々それが出来ずにいた。翠星石が見付けたジュンのエロ本には 
女の子に男性器を嘗められると男は喜ぶと言う記述があった。それが正しいか否かは別として 
翠星石本人は本に書いてあった事だから正しい事だと信じ、ジュンの男性器を嘗め続けた。 
「あ…だめ…で…出る!」 
「!?」 
翠星石がジュンの男性器を嘗め回した結果、ジュンは翠星石の口の中に射精してしまった。 
それには翠星石もびっくり。突然イカ臭く生暖かい液体が口の中に入ってくるのだから 
思わず吐き出しそうになるが、そこを我慢して必死に飲み込んだ。 
「(う…不味いですぅ…。でもここで逃げたらジュンはまたエロゲー浸りに戻ってしまうですぅ…。)」 
翠星石はジュンの男性器を口から離す事無く、目に涙を浮かばせながら 
ジュンの尿道に残った精液も残さずに吸い取っていたのだが、それを見たジュンには 
異様な光景に感じられたに違いない。 
「翠星石…何やってるんだ…汚いだろ?」 
「汚くないですぅ!」 
本当は汚い、臭いと叫んでやりたい気持ちがあったが、そんな事をしてしまえば今までの苦労は 
台無しである。それ故に翠星石は必死に強がりをした。そしてジュンの手を掴み、 
なんと自分の乳房を握らせたではないか。 
「これ…どう思うですぅ?」 
「え…。」 
ジュンに自分の乳房を揉ませながら翠星石は問い掛けた。しかしジュンは戸惑って言葉が出ない。 
「え…その…。」 
「翠星石のおっぱい揉んだ感想を聞いてるですぅ!」 
「柔らかい…。」 
やっとジュンの口から出た一言。それには翠星石の顔にも笑顔がこぼれる。 
「でしょう…? これが生身の身体って奴ですぅ…。エロゲーでのオナニーじゃ味わえない感触ですぅ? 
エロゲーの女の子のおっぱいなんて触れないですぅ。これが現実の女性と言う奴ですぅ。」 
「でもお前人形…。」 
良い所でお茶を濁したジュンの言葉に翠星石の平手打ちが飛んだ。 
「つべこべ言うなですぅ! 翠星石だって立派に生きてるですよ! 
エロゲーの女なんかと一緒にするなですぅ!」 
「ご…ごめん…。」 
ジュンが謝った後、翠星石は再び自分の乳房を揉ませた。正直とてもくすぐったい。 
しかし、ジュンがこれをきっかけにエロゲーから離れ、現実の女性に目を向けてくれれば 
と思えば、翠星石はいくらでも揉ませても構わないと言う気持ちだった。とはいえ… 
「あ! こら! あんまり強く握るなですぅ! 痛いですぅ! ってあ! こらぁ! 吸うなですぅ!」 
ジュンは翠星石の右乳房を握り締め、乳首を親指で弄くりつつ左乳首に吸い付いていた。 
―――――――――――――――――――――――――
「こら! あ! あんまり強く吸い付いちゃダメですぅ! そんな事しても出ないですよ!」 
物にも限度と言う物があるのか、さながら母親の乳を吸う赤ん坊のごとく翠星石の乳房に 
吸い付いていたジュンに翠星石も戸惑っていたが、なんだかんだで優しくジュンを抱擁していた。 
「もう良いですぅ…。人間は誰にだって赤ん坊の時代があったですぅ…。今日くらいそんな 
時代に戻ってやっても翠星石が許すですぅ…。だから満足行くまで好きなだけ吸いやがれですぅ…。」 
翠星石に抱かれたまま、ジュンは翠星石の左右の乳房を交互に吸った。そんな事をしても 
決して母乳が出るワケは無いが、今のジュンにはそのような事はどうでも良かった。 
とにかく翠星石の乳房が柔らかく、乳首の吸い心地も気持ち良くて仕方が無かったのである。 
「どうですぅ? これが現実の女性のおっぱいと言う奴ですぅ…。エロゲーの女のおっぱいなんて 
吸えますかぁ? そんな事出来ないですぅ。あくまで画面の向こうにしか存在しない奴なんて 
この世にいないのと同じですぅ。でも翠星石はジュンと同じ世界で生きてるですよ。」 
「うん…。翠星石良いよ…。いいよ…。」 
ジュンは夢中になって翠星石の乳房を吸い、その姿を見て翠星石もかすかに微笑んだ。 
確かに最初はすごくくすぐったく、引き離してやりたくもなっていたが、慣れとは恐ろしい物だ。 
ジュンに乳房を吸われる感触もこれはこれで心地良く思えても来ていたのだから。 
決して母乳が出るワケは無いが、気分は子供に乳をやる母親だった。 
「(さて…もう一押しですぅ。)」 
ジュンが翠星石の乳房に満足した所を見計らい、翠星石はジュンの上にゆっくりと乗りかかった。 
そしてジュンに向けて自分の女性器を見せ付けた。 
「(本にはオチンチンをこの中に入れると男の人は喜ぶと書いてあったですぅ。)」 
フェラチオに続き、乳首を吸わせた事によって元気良く勃起していたジュンの男性器を 
自分の女性器に挿入する決意を翠星石は固めていた。正直な話、自分から女性器を見せつけるという行為は 
これまた凄く恥かしいし、薔薇乙女のプライドをも傷付ける事にも繋がるのだろうが、ここまで来て 
今更引く事など出来はしないし、またジュンには見せても構わないと言う気持ちもあった。 
「う!」 
翠星石の女性器を間近で見せ付けられたジュンは思わず鼻血を噴きそうになった。 
ジュンは女性器を見た事が無かった。いかにエロ本やエロゲーであろうとも、女性器だけは 
モザイクによって隠されていたが、目の前の翠星石の女性器にそんな物があるはずがない。 
「見たかですぅ? これが現実の女性のあそこですぅ。エロゲーみたいにモザイクなんて 
かかってない本当のあそこですよぉ。」 
「う…うん…うう…。」 
ジュンは思わず唖然としてしまうが、翠星石はそんなジュンの男性器をゆっくりと握り締め、 
自分の女性器に近付け、押し付けた。 
「エロゲーや本のセックスを見る事しか出来なかったお前に現実のセックスと言うのを 
教えてやるですぅ。感謝するですよ。」 
「う…うん…。」 
「いくですよ…って痛ぁ!」 
自分から挿入しておきながら、翠星石はあまりの痛さに涙を飛び散らせながら叫んでしまった。 
「(そんな…初めてのセックスはこんなに痛かったですか…でも今更引けないですぅ…。)」 
「おい…大丈夫か!?」 
「大丈夫ですぅ…。」 
尋常では無い痛がり様を見せる翠星石にジュンも思わず心配したが翠星石は我慢した。 
「お…お前だってどうですぅ? 翠星石の中に入れてきつくないですぅ?」 
「キツイよ…。翠星石のあそこの中がギュ〜って締め付けてるんだ…。でもぬるぬるしてて温かい…。」 
「そうですぅ…。これが現実ですぅ…。痛いのも温かいのも全て現実だから分かるですぅ。」 
二人は抱き合った。初めてのセックスと言う余韻に浸りながら…。 
「わかったですぅ? お前には翠星石がいるですぅ。だからエロゲーなんてやっちゃダメですぅ。」 
「うん…。わかった…分かったよ…翠星石…。」 
次の日からジュンはエロゲーをしなくなった。が…今度はドールでしか欲情が出来なくなってしまった。 
そんなジュンに生身の女性を愛せる心を取り戻させる為に巴の奮戦が始まる…けそ流石にそこまで続かない。 
                 おわり 




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