「……僕は注文してない」 
 荷物を開けたジュンは憮然として言った。だがこの家でネット通販で物を買う人間と言えば 
ジュン以外にいるはずがない。のりは中身を広げて言った。 
「ジュンくん、恥ずかしがらなくてもいいじゃない。赤と緑とピンクの水着、ちょうどお揃い 
買ってあげるなんて見直したわ!」 
 ちょうどドール達にぴったりなサイズの水着だ。ピンクはフリル付きのワンピース型、緑は 
セパレーツ、そして赤はベアバック。 
「面白いのー!水遊びするのー!」 
 早速雛苺が寄ってきてピンクの水着を当然のように掴み、頭のリボンを解き始めた。すると 
翠星石も緑のセパレーツを服の上から当て始める。 
「ジュンくん、着替えのときはどうするんだっけ?」 
 のりの言葉に慌ててジュンは部屋を飛び出すと自分の部屋へと駆け上がった。 

(ったく、どういうことだよ。僕は注文してないぞ?) 
 一人で文句を言いながらブラウザの履歴を見てみるが、綺麗に履歴がクリアされていて結局 
手がかりは掴めない。ジュンは深くため息をついて背もたれに体を預けて伸びをした。 
 と、いきなりそのまま背中が引っ張られた。 
「危ないだろ!この……」 
 怒鳴りかけて息を呑む。目の前には水着を着て頬を赤らめた翠星石が上目遣いで立っていた 
のだ。普段は大きく膨らませたスカートに隠されている足がすらりと伸び、薄いながらもそれ 
とわかる胸の膨らみがゆっくりと上下している。 
「この翠星石の水着姿を見せるのはチビ人間にはもったいないですが、今日は機嫌がいいので 
大サービスするですよ」 
 ジュンは声すら出せず唾を飲んで小さくうなずく。翠星石は一歩近づくとジュンの膝にそっ 
と手を置いた。数秒そのまま固まっていたが、翠星石は一人うなずくと両手をジュンの膝に置 
いてえいっ、と膝に飛び乗った。 
「雛苺がジュン登りするのもわかる気がするですね」 
 翠星石は腰をずらし、ちょうどジュンの股間に座る。そしてトランポリン遊びの要領で腰を 
とんとん、と動かしてからジュンの右腕に両腕で抱きついた。 
「チビ人間は乗った人形を支える程度のことも気が回らないですか」 
 ジュンは慌てて右手を翠星石の胸に回した。指先は二つの頂点を発見し、下半身がぴくりと 
反応してしまう。翠星石は股間を広げると両腿で膨らみを挟み込んだ。 
「やっぱり人間の雄は下劣野郎のトンチキなのです。ちょっとこすっただけで……」 
 翠星石はジュンのチャックを開けると中の怒張をゆっくりとつまみ出した。 
「スイドリーム!」 
 翠星石は叫んで如雨露を取り出すと、如雨露の中を半透明の液体で満たした。そして如雨露の 
中身をジュンの象徴にかけていく。人肌程度の暖かさを持ったぬるぬるとした液体でジュンの 
象徴が包まれる。翠星石は太腿で亀頭を挟み込むと、ゆっくりと足を上下し始めた。 
 ぬちゃり、にゅちゃりと卑猥な音が部屋に響く。 
「あっ、あふっ!」 
 ジュンの声が漏れ、びくり、びくりと亀頭が反応する。濡れて色の濃くなった水着が翠星石の 
体にぴったりと張り付き、股間の一筋の線が露わに見える。 
 少し高くなった土手がジュンの尿口に当たると、翠星石は目を細めて自らこすりつけた。 
「あふん、竿は硬いのに亀さんは柔らかいですぅ!気持ちいいですぅ……」 
 遂に翠星石は股布をずらして中身を外気にさらし、ゆっくりとジュンを見つめた。 
「翠星、石……僕、もう……」 
「この素敵な木に、翠星石が特製のジュース、上げるですよ……」 
 言って翠星石は如雨露からぬめぬめした液体をジュンの陰部と自分の股間に掛け、ゆっくりと 
またがった。 

「童貞、いただくですよ」 
「っ!あ……っ!」 
 ジュンの怒張が熱い空間に包まれた。翠星石の中は狭く、だが優しくジュンを包み込む。 
「ジュン、ジュンの熱いです!」 
「翠星、石!翠星石!」 
 ぬちゃぬちゃ、つぶつぷと音が部屋を支配する。ジュンの手がブラを剥がし、二つの突起をつ 
まみ上げる。 
「そこは、そこはダメですっ!」 
「いく、イクよっ!」 
 きゅっ、と締まった途端、ジュンは体を大きく跳ねさせた。 
「熱い!熱い!あふれちゃうですよーっ!」 
白濁が翠星石の中を満たしていく。そして二人は目の前までもが白くなっていく。 
 ジュンは気を失う瞬間、黒い水着が窓の外に見えた気がした。 

「どんな遊びをしていたのかしら」 
 遅く降りてきたジュンと翠星石に、真紅は意外に上機嫌で言った。どうものりが買ってあった 
くんくん型浮き輪がかなり気に入ったらしい。もう雛苺は水遊びで頭の先からずぶ濡れだ。 
「たまには私も混ぜてよぅ」 
 屋根からの声に全員が体を固くする。すると黒いスクール水着を着た水銀燈が真っ直ぐビニール 
プールに飛び込んだ。 
 全員が唖然とする中、水銀燈は言った。 
「たまにはおバカさんな妹たちと遊ぶのもいいじゃなぁい?」 
 そして他のドールに聞こえないよう、ジュンの耳元で囁いた。 
「いい物注文したでしょう?気持ち良さそうだったわぁ」 

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