「薔薇…………ねぇ……」
「あ………ふぅ………ジュ、ジュン……あぅ………あん………」
ベッドの上、僕と薔薇ねぇは対面座位で一つに繋がる。部屋に響く淫靡な水音、
薔薇ねぇのあそこから溢れる愛液がベッドを濡らし、彼女を貫く僕の肉棒を濡らす。
「あぁっ!いっ………いぃ……ふぁ…はっ……はぁっ……あぁ!」
肉棒を薔薇ねぇの奥深くまで打ち込むたびバチュン、ズチュと腰のぶつかりあう音が
部屋を塗りつぶす。溺れている、僕は薔薇ねぇに、薔薇ねぇは僕に。
「駄目………なのに……姉、弟なのに………わたし、た……あぁ……あ……ひぁぁ!」
眼帯をしていない右目、憂いと官能に薔薇ねぇの瞳は曇る。
血の繋がらない姉弟、だけど姉弟。決して許されない禁忌、だから溺れてしまう。
僕は薔薇ねぇの細く華奢な腰を掴むと乱暴に突き上げた。薔薇ねぇの膣肉を
巻き込み、僕の陰茎は薔薇ねぇを何度も何度も貫く。
ずんっ、ぐぷっ、ずちゅ。ずちゅ、ずるっ、じゅぷっ。
「あっ、あっ、ひ、ひぁぁ!!やっ、やぁぁ!!」
淫れる薔薇ねぇの肢体、形の良いお椀型の双乳が激しく上下に揺れる。
口の端からは銀色の唾液がつぅと垂れる。僕は彼女を貫く動きを止めずに
それを舐めとる。そして腰から手を離し、薔薇ねぇの最奥まで一気に肉棒を送り込んだ。
「あぁっ!!当たって……ジュンのが奥に……んんっ……いっ!!いああああ!!」
きゅっと締まる膣内、薔薇ねぇは背中を大きくのけ反らせて達した。ビクンビクンと
肢体を何度も痙攣させて僕の肉棒を締め付ける。
「あ………ふぅ………ひうっ!?やっ!あ、ジュン!やめっ、うあ、ダメ、ダメぇ!!」
口から絶頂の喘ぎ声をあげる薔薇ねぇを僕はまた無慈悲に貫く。
「やあっ!!うあ、いひゃあ!!い、いぃっ!!い、い、いああああ!!」
熱く蕩けきった薔薇ねぇの肉襞が僕の陰茎をギュッギュッと締め付ける。
イったばかりの薔薇ねぇの身体がまたのけ反り絶頂にいたる。
「うあああ!!や、やあ!!あ、あ、あう、ああああああ!!!」
「薔薇ねぇ………良いよ……イって……もっと………イって良いから。」
体位を変え、僕は正常位で薔薇ねぇを貫く。
「ひ、ひううっ!!ジュン、ら、らめ、らめえ!お、おかし……あ、いあああああ!?」
ズチュ、グチュ、ブチュゥと水音が大きく鳴るたび薔薇ねぇの中に溜まっていた愛液が
掻き出されシーツに淫靡な染みを広げていく。
「すごいよ薔薇ねぇ…………むちゃむちゃやらしい………」
「やあああ!!やめ、やめて、い、いわ、いわないでぇ!!ひあああ!!??」
「でも気持ち良いでしょ?良いんだよ、イっても………薔薇ねぇ。」
「はあ、あ、は、あぐうう!!ジュン、ジュン!!い、イく!!イっちゃうよぉ!!」
薔薇ねぇが僕を抱き寄せ、すがりつくように腕を絡める。
僕も、もう限界だ。
「薔薇ねぇ…………も、もう僕……っ!」
「良い!だ、出してえ!!!ジュン、奥に出してぇ!!あ、うあああああああ!!!」
瞬間、いままでと比べ物にならない締め付けが僕の陰茎を襲った。
「あ……………ぐぅっ!」
ビュクッ、ビュルル、ドプ、ドプ、ドクッ。
薔薇ねぇの子宮奥深く、肉棒は何度もはね、夥しい量の白濁をその奥へと吐き出した。
「あ……はあ……んくぅ………熱い……のが……いっぱい……」
惚けたように幸せそうな顔を浮かべる薔薇ねぇ。
「薔薇………ねえ………」
「ジュ………ン………」
どちらからともなく僕らはお互いにくちづけを交わした。
行為のあと、僕は髪飾りをほどいた薔薇ねえの紫銀の髪を弄りながら余韻に浸っていた。
「ジュン………」
「なに、薔薇ねえ………?」
いつのまにか僕を見上げていた薔薇ねぇを僕は見つめ返す。
「わたし………ジュンの子だったら………産んで良い。」
「薔薇ねぇ………」
「姉弟なんて関係ない………私は、好き………ジュンが、好き。」
薔薇ねぇの眼帯から一筋の涙が零れる。
「血が繋がってなくても………姉弟………だから好きになっちゃ駄目なんて嫌。」
薔薇ねぇは僕の胸に頭をうずめる。
「私は……ジュンと……」
僕は薔薇ねぇを抱き締める。優しく、包み込むように。
薔薇ねぇも同じように僕の身体を優しく抱き締める。
僕は薔薇ねぇを愛している。こんなに誰かのために尽くす女性を見た事がない。
薔薇ねぇは誰にも渡したくない、例え許されないとしても僕は彼女と一生を過ごしたい。
狂ってるなんて言わせない、ただ僕 は薔薇ねぇが好きになっただけだ。
「薔薇ねぇ…………愛してる。」
「私もだよ…………ジュン………」
それだけだ。