良作の直後に流れをぶった切って投稿するROM専だったなんちゃって職人です。 
エロなしの前置きが長いのでエロになったら注意書きを入れます。 
て言うか今投下出来る分はエロないっす。ガチエロ派はスルーお願い。 
何となくジュン×真紅。 
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その日も唯穏やかに日は沈み、何時もと変わらない夜を過ごす。 
食器を片付けるのりとそれをせっせと手伝う翠星石。 
雛苺はソファーに座るジュンに遊んでもらいながら(よじ登りながら)テレビを見ている。 
それを不服そう睨みながらも、テーブルに座ったまま本を読んでいるのは真紅である。 
やがて時を知らせる居間の鳩が九回鳴く頃には人形達もジュンの部屋に戻り、 
新しい朝を迎える為にやがて眠りに就く。そんな変わらない日常。 
ただそんな日常も、これから少し逸れる事となる。 

「...お前、まだ寝ないのか?」 

パソコンのディスプレイから視線を外し、回転軸のあるイスごと身を捻る。 
そこには閉じた三つの鞄と、くんくんのぬいぐるみを抱きしめたまま読書にふける真紅の姿、 
そのまま目線を上げていけば、とうの昔に九時を過ぎ、 
午後二桁目の時間に差し掛かろうとする壁掛け時計がある。 
人形達の中でも特別数字にうるさいのが真紅だ。 
紅茶の温度が2度違うだの、用意するのが28秒遅いだの、 
ストップウォッチか温度計でも内蔵してるのではないかと本気で疑える。 
そして彼女が最も尊重する最優先事項は睡眠時間である。 
例え何が起きても(部屋のガラスが割れても)九時に就寝することより大事な事は無いと言う程で、 
そのおかげでジュンは今までに2回程被害に遭っていた。 
兎も角、最も時間にうるさいはずの真紅は、今日に限って依然眠りに就こうとしないのだ。 

「どうしたんだよ。いつもなら二分過ぎただけでも大事だとか言ってるのに」 

声を掛けても全く反応を示さない。眠っている訳ではないようだ。 

「おい、真紅。一体どうしたんだよ。」 

やはり沈黙。 
何かがおかしい。いつもの彼女なら本を読んでいる間でも話しかければちゃんと応じてくれた。 
読書の間にも周りの変化には気を配っていて、集中していても話しかける相手を無視するなんて事はなかった、と思う。 

「はぁ...。何なんだよ、ったく」 

人が珍しく心配してやっているというのに。 
視線をディスプレイに戻すも、ネットサーフィンも興が冷めてしまった。 
どうしたものかと考えていたら、喉の渇きを感じたので自室を後にし、居間へ降りる事にした。 

「......。」 

ガラスのコップに水を汲み、喉を鳴らしながらそれを飲み干す。 
軽く濯いで乾燥棚にコップを置いて、自室に戻ろうと振り向けばすぐ後ろには真紅がくんくんを脇に挟み、立ったまま本を読んでいた。 

「お前も何か飲むか?インスタントで良いなら紅茶も入れられるけど。」 

顔を本に隠したまま、ふるふると首を横に振る。はて、こんな光景を以前にも何処かで見たような...。 

「あ、そう。」 

いらないというのなら別に気を遣ってやる必要もない。廊下へと繋がる扉に手を掛け、誰もいなくなったリビングの電気を消した。 

「きゃっ」 
「はぁ?」 

なんだ今の奇声は。慌てて電気を付けて辺りを見回す。が、さしあたっておかしな所はない。 

「真紅、今何か...」 

...真紅。もうしかして今の真紅の...? 
一瞬よぎった考えは一瞬のうちに捨て去られた。まさかあの真紅があんな声を上げるなんてありえない。 
ジュンの今までの経験がそう語る。しこりが取れない気分ではあったが、付けた電気を再び消してジュンは真紅と共にリビングを後にした。 

やはり何かがおかしい。 
十時を過ぎても真紅は眠ろうとしないし、特に用事もないのに家を(くんくんと本を抱えて)歩き回っている。 

何かがおかしい。トイレの前で座りこんで自分を待っているなんてどう考えてもおかしい。 
自分を、待つ...。そこまで考えて、ジュンは今日一連の出来事を思い返してみる。 

起床、朝食、翠星石の鞄に落書きしようとする雛苺。雛苺に呪いの人形達を投げつけ防衛戦を演じる翠星石。 
昼食、おやつの用意をするのり。録画したくんくんに見入る真紅。 
三時のおやつ、自分も手伝ったのだと袋に詰めたクッキーを振り回して力説してくる翠星石。 
夕方、くんくんをやってとぬいぐるみを押しつけてくる雛苺。 
いつもの夕飯。食後、食器を片付けるのりと翠星石。 
テレビを付ける雛苺。やっていたのは心霊写真を特集したいわゆる恐怖もの。 
テーブルに座ったままの真紅。食器を片付け終えて一緒にテレビを見始め、スピーカーから聞こえてくる悲鳴に悲鳴を上げ抱き合うのりと翠星石。雛苺は歓声を上げて抱きついてくる。 
リビングを駆け足で出ていく真紅。そしてその数分後、くんくんのぬいぐるみと本を抱えて戻ってきた真紅はソファーには座らずテレビから背を向けるようにテーブルのイスに腰掛けて本を読んでいた。 

「...あ。」 

やっと線が繋がった。家を歩き回っていたのは僕が部屋を出た時でそれは一人になりたくないから。リビングの電気を消した時に奇声を発したのはやはり真紅で、突然の暗闇に驚いたのだろう。まあ、要するに 

「お前、さっきやってた番組が恐くて眠れないのか?」 

かぁっ。 

図星のようである。 

「そういえば、前にも似たような番組見て怖がってたもんな。なんだっけ、鼻毛が伸びる堅滝氏の看板人ぎょ」 

笑いながらも記憶を思い起こそうとするジュンの言葉は最後まで聞こえる事はなかった。真紅が投げたミニカーが見事ジュンの眉間に命中したのだ。 

「そ、そんな事ある訳ないじゃない。わわわ私はただこの本がとても面白いから...」 
「本、逆さまだぞ。」 

タイトルは見た事もない字ではあったが、金箔の文字が本の下腹部に押されていて、糸のしおりが下から垂れ下がっている本は世界広しといえどそうそうあるものではない。 

指を指して指摘したら今度はその逆さまの本がジュンの顎を打った。 

「お前な、いい加減にしろよ。て言うか、こんな重たいもの投げるな!」 
「ふん。下僕の癖に生意気な事を言うからよ。当然の報いだわ。」 
「そんな事言って、いいのか?部屋の電気消すぞ。」 
「...」 
「.......」 
「............」 
「....悪かったよ。」 

無言の抗議におれ、謝ったのはジュンである。いや、悪いことしたのか、僕...。 

「で、どうするんだよ。鞄の中は暗くてヤなんだろ?」 

とは言った所で、電気を消せば部屋だって暗い。まさか寝ないなんてことは無理だろう。 
現に真紅の目はとろんとしていて、気張ってはいるが大分眠そうである。 

「...寝てもいい?」 
「は?」 

微かに唇が動いたようにも見えたが、声があまりにも小さく前半部分を上手く聞き取れなかった。 

「...しょに、寝てもいい?」 
「だから聞こえないって。もっとハッキリ言えよ。」 
「だから、一緒に寝ても良いかと聞いてるのよ!」 
「..........え?」 

なんだかかつて無い程高圧的な態度で、かつて無い程とんでもない事を言われてはいないだろうか。真紅が、僕と一緒に、寝る? 

「まったく、あまり恥を欠かせないでちょうだい。」 

そういってずかずかとジュンのベッドに向かい。飛び乗った。自分から聞いておいて了承を得ていない事にジュンも、当人である真紅も気付いていない。それ程二人の気は動転しているらしい。 

「もう十一時じゃない。さ、早く寝ないと明日になってしまうわ。」 
「あ、いや、なぁ真紅。」 
「何よ、うるさい下僕ね。まだ何かあるの?」 
「一緒に寝るのは良いけど、お前その格好で寝るのか?」 

赤色で統一されたフリル一杯のドレス、靴下に靴まで履いている。そう言えば人形達は何時もあの小さな鞄で寝ているが、あんな狭い所で息苦しくはないのだろうか。 

「寝苦しくないか?それ以前に服にしわが付くと思うんだけど」 
「確かにそうね。ジュン、私の着替えを出してくれるかしら。」 

そう言った真紅は、ヘッドドレスのリボンを解き始めた。既に服を脱ぎ始めているという事は自分で着替えを取りに行くつもりはさらさら無いのであろう。 
理不尽な命令よりいつもの調子を取り戻してくれた真紅に安心したのか、ジュンもさして文句は言わず、タンスの引き出しから真紅用のセーターを取り出す。その頃には真紅もドレスを脱ぎ終えたようで下着だけと言う姿をしていた。 

「ほ、ほら」 
「ご苦労様。ありがとう、ジュン」 

なるべく直視しないようにそっぽを向きながらセーターを渡してやる。 
恥ずかしかった。人形とはいえ女性の下着姿。それを見てしまった事ではなく、それを見て一瞬でも感情が高ぶってしまった事が恥ずかしい。 
申し訳ないという気持ちが、真紅を直視する事を拒んだのだ。 

「はぁ。人間の雄はやはり下劣ね。」 
「なっ」 

何で判った。と声に出す前に答えが出た。そう、ローゼンメイデンは己のミーディアムの持つ無意識の海の領域を共有する事でその真価を発揮する。 
故に時折、ミーディアムたる人間の心が流れ込んでくるのだと以前真紅は言っていた。 
何も不思議な事はない。その現象が今まさに起きたという事である。 

「まあいいわ。真っ赤な顔していないで、着替えも終わったのだから早く寝ましょう。」 
「え。あ、あぁ。」 

一体何が『いい』のだろうか。もっと何か言われるかと思った。予想が外れたと言ってもそれはむしろジュンにとって都合のいいはずれ方だったので、大人しく従わせてもらう事にした。 
パソコンはディスプレイだけ電源をおとし、常夜灯を残してスイッチを切った。今度も悲鳴を上げるのかと一瞬警戒したが、当の真紅は既に眠ってしまっていた。 
長針は本日二十四周目を四分の一程終えた所。本来の就寝時間は二時間以上前に過ぎてしまっていのだから、さすがにもう限界だったのだろう。 
あれだけ怖がっていたのに、自分のベッドで安らかに眠る彼女の顔はジュンにとって嬉しくもあり恥ずかしくもあり、少しだけ興奮してしまった下半身が情けなくもあった。 

「....お休み。」 

一緒に寝るのは良いけど。 
思い返せばとんでもない爆弾発言だ。聴き方次第では何か違う方向にすら発展しそうである。 
本当に宜しいものかと悩みながらも、真紅が言い出した事なんだと自分を宥めた。 
極力揺らさないようにしてベッドに潜り込み、最後の良心が真紅の身体から限界まで距離をとった。 
剥いだ布団をそっと被り直し、枕元の棚に外した眼鏡を置く。 
発光塗料で光時計の針を見つめながら、鳴りやまぬ鼓動を押さえつけ、ジュンもまた迫りつつある睡魔に身を委ねる事にした。 

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続きを投下。 
注意書きとしては、『男が精液飲んだ』で。 
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カチリ、コチリ。 
秒針が刻む時の音が部屋に響く。普段聞こえるはずもないような音。それ程に深夜という時間は音が少ない。耳をすました所で聞こえてくるのは、パソコンのファンが回る微かな音と、ジュンのベッドで眠る真紅の規則正しい寝息ぐらいである。 
何か音をたてればすぐに聞こえなくなってしまうような小さな音。けれど今のジュンにとって、その小さな音こそが最大の問題だった。 

眠れない。 

彼女の吐息がうるさすぎて眠れない。本当はとるに足らないような小さな音なのだろう。しかしジュンにとって問題なのは音の大きさではなく、音の表す意味であった。 
真紅が自分と同じベッドで眠っている。一瞬でもそう考えてしまうとすぐそこまで来ていた眠気も大気圏の向こう側まで飛んでいってしまう。 
早く眠ってしまおうと硬く目を閉じても、敏感になった聴覚が拾ってはいけない音を拾ってしまう。気を紛らわそうと向かいの壁にある壁掛け時計を眺めていても、やはり音は響いてしまう。どうしようもない悪循環。睡魔は自分を夢の世界へ連れ去ってくれる気はないようだ。 

中学二年生と言えば、個人差はあれど精神肉体ともに大人へと近付きつつある年頃。男の子から一端の男性へ。ジュンも勿論例に漏れる事はない。 
巴やのり、そして人形達。ふとした瞬間脳をかすめる想像に何度自己嫌悪に陥った事だろう。人形なのだと言い聞かせても、そんな言葉は便宜上のものに過ぎない事は知ってしまっている。 
やわらかさ、あたたかさ、そして彼女たちは心を持っている。何かを好み、何かを嫌い、何かを怖がり、何かを慕う。 
人形である事を理解した上で必死に生きる彼女たちの姿はある意味では人間よりも人間らしいと思う。そんな姿を見てきたジュンだからこそ、例え想像の中でも彼女たちを汚す姿に興奮してしまう自分が許せなかった。 

別にやましい気持ちがあって真紅をベッドに上げた訳ではない。それ以前に一緒に寝ると言い出したのは自分ではなくて真紅の方である。後ろめたい事なんて何処にもないはずなのに、得体の知れない罪悪感がジュンを襲う。 

「はぁ...」 

ため息をつきながら両手で顔をぬぐう。そのまま両手は頭の後ろで組み、後頭部の下にしいた。 

「ジュン?」 
「あ。ごめん、起こしちゃったか?」 

寝返りを打ってみたり、突然うめいてみたり。あれだけ音を立ててむしろ起きない方が不自然だろう。突然声を掛けられても何とか表面上は平静を保ったものの、顔は直視出来なさそうだったので天井を睨み付ける事に集中した。 

「眠れないの?」 
「ん、まあな」 
「淫らな事を考えていたの?」 
「!!?」 

果たして、よく心を読まれてしまう日というのでもあるのだろうか。 
思わず吹き出しそうになった所を、真紅の指がそれを制した。唇に触れたのは彼女の細くやわらかい指。暗闇の中で目が合うと、真紅は柔らかく微笑んでジュンの唇に自分の唇を合わせた。触れるだけの、短いキスである。 

「仕方のない下僕だ事。良いわ、今夜だけ貴方の望みに付き合ってあげる。」 

そう言って、顔を赤くしながらも真紅はもう一度微笑んだ。 

体格差のある真紅を下にさせたら押しつぶしてしまうのではないだろうか。妙にピントのずれたジュンの言葉に苦笑しながらも、仰向けに横になるジュンにまたがりもう一度唇を重ねる。 

「ん...ちゅ..ぅ、んっ......」 

今度はお互いの舌を絡め合う深い深いキス。相手の歯を舌でなぞり、舌を絡め、溶け合う事を望むように唾液を貪った。 

「...む..、んむ......ぅ....ハァっ...」 

貪り合う二匹の蛇。深い息継ぎと共に離れた二人の唇は細く糸を引いている。それを愛おしそうに舐めとるのは真紅の舌。常夜灯で照らされる姿は微かにしか見えないが、鮮明に響く乱れた吐息がより感情を高ぶらせた。 
ジュンの上半身に背を向けるようにまたがり直す真紅。ズボン越しに激しく自己主張をするソレを解放し、雄々しく天を仰ぐ肉棒に彼女の指がそっと触れた。 

「ぁ...これが、ジュンの.....」 

撫でるような触れ方は優しくもどかしい。感情だけが上り詰め、体感する快楽はそれに達してくれない。 

「しん、く...もっと、さわって...」 

包むようにして真紅の手ごと己の肉棒を握る。僅かに戸惑う冷たい指先が心地良い。導くようにそっと、真紅の手を握って上下に動かした。 

「ぅ、ぁあっ..」 
「...あら、ジュン。可愛い声を出すのね」 

震えていた指先も、何時しか自分だけの力でソレをしごいていた。段々と速度を上げていくその動きにジュンはただ声を漏らす事しかできない。 

「く、ぅ...あ..んん...あぁあ!」 
「すごい、こんなに....」 

はき出された白濁はソレを掴んでいた二人の手に降りかかる。しばらくぼんやりとソレを見つめた後、身をかがめておもむろにジュンの手に掛かった白濁を舐め取り始めた。一通り舐め取ったら次は自分の手。そして、最後に未だ生気を失わないソレの先端に唇を付けた。 

「、..し...んく..っ、だめッ...ぅ..」 

ジュースにストローを刺して飲むように。ストローから中のジュースを吸い出すように。筒の中に残った白濁を吸い上げようとする真紅の小さな口はジュンの精神的な自由をどんどん快楽で埋め尽くしてゆく。 

「不思議な味なのね。...でも、素敵なジュンの味だわ」 

そう言って真紅は三度ジュンと唇を合わせる。大量に送られてきた液体は、先程の唾液よりも少し粘りけの強いものだった。ソレが一体何であるかは直感的に分かった。 
慌ててはき出そうとするも、真紅の腕は完全にジュンの頭を固定していて彼女の唇から逃れる事が出来ない。それでも何とかして拒もうと唇を閉ざす。 

ダメよジュン。ちゃんと飲みなさい。 

真紅の目がそんな事をいった気がした。頬に触れていた彼女の指がそっとジュンの鼻を塞ぐ。興奮した状態にあるジュンの肺は持久戦を受け付けず、最初で最後の砦はあっさりと破られる。確かに喉を鳴らした事を確認すると、満足げな表情で真紅はジュンに微笑みかけた。 

「ね?ジュンの味がするでしょう?」 

そんな事を笑顔で言われても、飲んでしまったという事実があまりにも衝撃的で、口内に残る粘り気があまりにも気持ち悪くて、味なんてものを感じる余裕はなかった。万が一あったとしても、そんなものは味わいたくもない。 

「さあ、ジュン。今度は貴方が私を満たす番だわ」 
「ぁ、あぁ...」 

呼吸を整えつつある真紅の身体を優しく押し倒す。とうの昔にセーターも下着も脱ぎ去った真紅の裸体。やわらかくも、強い弾力を持った肌。胸板から僅かに膨らんだ胸の先端はすでに突起していて、己の存在を主張している。 
下腹部から撫でるように這い上がらせた両手を脇に差し込み、二つの突起物を親指で弄びながらゆっくりとこねるように胸を刺激する。 

「ふ、ぁっ..ジュ..ン...ぁぁっ...」 

先程真紅がやってくれたように、出来るだけ、出来るだけじらすように、ゆっくりと。欲望をぶつけてしまいたい衝動を残った理性を総動員して押さえつけ、人形らしい未発達の胸を追いつめていく。 

「やッ ジュ..、ン、ッ...そこは、.だ.......んぁあっ...」 

胸への刺激にも慣れてきたのか、段々と呼吸を整えつつある姿にささやかな不満を覚え、おもしろ半分にへその穴に舌を差し込んでみたが、どうやら大当たりだったらしい。びくびくと身体を震わせながら漏らす喘ぎ声は始めのソレより確実に大きなものへと変わってきた。 

「真紅、そんなに大きな声出してると誰かに聞こえるぞ?」 
「え..、ぁ.. 、ゃ..らめ...んぅ、 らめぇ...」 

事実真紅の声が少しずつ大きくなってきているといっても、実際そこまで大きな声を出している訳ではない。壁一枚隔てても直接耳を当てないと聞こえない程度のものである。 
が、執拗に続く刺激のせいで集中力が鈍り、いつもなら引っ掛かる訳もないいたずらとも言えないようないたずらも、今の彼女はあっさりと引っ掛かってしまう。声を出すまいと必死に口を手で覆う姿がなんとも可愛らしい。 

「....真紅。そろそろ挿入れるよ。」 

快感のあまりに呼吸を整えられない様子でいる真紅は首を上下させる事でジュンの言葉に応えた。 
股を開かせてみれば足の付け根の間にある睦の入り口は透明な液体が伝いてらてらと光っている。 
肉棒の先をぴたりと入り口に当て、そこから一気に睦中を貫いた。 

「んん...んっ...ぁ..ふ..ぁ...」 

腰を振るたびにがくがくと揺れる真紅の身体を抱き、なおも膨張する欲望を叩き付ける。女性の睦中が持つ温度と無数のヒダのようなものが与える快感はジュンの想像を遙かに超えた代物だった。 

「ぁ..はッ....ふ.........は、あっ...」 

リズミカルに漏れる快楽の鳴き声はジュンの理性を剥ぎ取り、感情をより高ぶらせていく。限界など無いのではないかと錯覚させられる程、真紅の睦中は肉棒をきつく締め上げる。 

「ぁ..ん、ん、..はっ..ぁ んぁ....」 

漏れる声の間隔が段々と狭まっていく。臨界点に達するという合図。お互いの限界を悟り、共に果てを迎える為、更に速度を上げる。 

「し、っんく..もう、.ぅ...イ、クッ!」 
「ジュン、ジュン..わた、しも.、.ぁ..あ.あぁあぁあ!!」 

限りの白い欲望は、その夜限り許された肉壺へと注がれていった...。 

「本当に人間は..。下劣というより野蛮ね。獣並みだわ。」 

そう言いながら彼女は股からあふれ出す白濁をティッシュで拭っている。やらかした当人としては言い訳も出来ないようで、先程からベッドに正座したまま縮こまったままだ。 

「まったく。次からはもっと紳士的に心がけなさい。」 
「はぁ、済みません。...ん?」 

今何か聞き捨てならないような事を言われたような...。沸いた疑問と共に真紅を見つめるが彼女は何も言わず、淡々と己の衣服をただしていく。 

「さて。用事も全て済んだのだから休むとしましょう。夜は人が思う程長くはないのよ。」 

真意を測りかねる言葉に戸惑うジュンを無視し、言いたい事だけ言って真紅は勝手に布団に潜り込む。 

「おい真紅、さっきのって..」 

問いただそうとするも、彼女は恐るべき速さで既に眠りの淵にいた。 
恐れるもののない世界の中で安らかなに浮かべた彼女の笑顔。こんなにも幸せそうに眠っている少女を無理矢理起こすのはそれこそ野暮というものだろう。 

「お休み、真紅。」 

一夜限りの蜜月は違う場所に持ち出すべきではないのだろう。例えその真理を測りかねても、少なくとも彼女が幸せそうに笑っている間は、その幸せを守っていてあげたい。 
そんな願いを込めて、規則正しく胸を上下させる少女の額に、触れるだけのキスをした。 

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以上っす。 
エロとかやった事無かったんでヌルさは勘弁。 

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