ピンポーン♪ 
夏休みの午後1時、いつものように巴は桜田家を訪れた。呼び鈴の音にジュンは自分の部屋の窓からそっと様子を窺って巴を確認すると1階に下りて玄関を開けた。 
「こんにちは」 
巴がジュンに挨拶する。 
「あ、ああこんにちは」 
そっけない返答だったが、ジュンが確実に変わってきていることに巴は気がついていた。 
そしてその変化に自分が関われることが何より嬉しかった。 

「雛苺はいないの?」 
巴が尋ねる。 
「ああ、アイツらは何か夢の世界に行っちゃてて今日はいないんだ」 
ジュンが答える。ジュンには分からないが真紅と雛苺は翠星石に連れられて夢の世界へと行ってしまっていた。 
「いつ頃戻ってくるの?」 
「いや、よく分からないけど、さっき行ったばかりだから当分戻ってこないと思う」 
ジュンは答えたが真紅のことだ、くんくん探偵が始まる時間までには戻るだろうと思った。 
そしてそのことを巴にも話した。巴はゆっくり頷いて、 
「それじゃあ、今のうちに・・・」 
そう言うと巴は瞳を閉じた。ジュンは巴をゆっくり抱き寄せ唇を重ねた。 
2人が関係を持ったのは先月からだった。お互いが望んだことであり、お互いに前に歩いていこうと思っていた。それからはのりや真紅たちの目を盗んでは体と心を重ねていた。 
「好きだよ柏葉」 
「私も好き桜田君のこと・・」 
ジュンと巴は服を脱いでベッドに横たわった。 
「・・・あ・あぁ・くすぐったい・・」 
ジュンが巴にもう1度キスをするとさらに首筋や腋の下へと舌を這わせた。そしてピンクの可愛らしい乳首を舐め、さらに吸い上げる。 
「・・ひぁ・あぁ・・はぁ・あぁぁ・・・」 
巴の声がいっそう大きくなり体がのけぞっていく。 
「あいかわらずここが感じるんだね柏葉は」 
「・・・・いじわる・・」 
そう言いながらも巴はジュンに笑顔を向けていた。自分に対してのみ向けられる笑顔―そのことがジュンはとても嬉しかった。さらにジュンは巴のアソコへと舌を這わせていった。 
「・・あ・いや・・そこは・・きたない・・」 
「汚くなんかない、すごくきれいだよ柏葉」 
ジュンは巴のアソコに舌をつけ舐め回した。 
「・・・いや・あぁ・ひあぁ・・はあぁ・・」 
「柏葉って敏感だなすごく濡れてきた」 
「・・いや・そんな・はぁ・・桜田君・・・」 
巴の息使いが荒くなる。さらにジュンはクリトリスを剥いて激しく舐め回した。 
「・・はあぁぁ!あぁ!ダメェ!ひあぁぁぁぁ!・・・・」 
巴はひときわ大きく喘ぎ体を弓なりに反らせた。 
「柏葉大丈夫か?」 
ジュンが気遣うように優しく声を掛ける。 
「・・うん・桜田君のいじわる・・」 
そう言って巴はジュンに微笑んで強く抱き締めた。 

「今度は私がするね」 
巴はジュンを横にすると、半勃ちになっているモノに口を付けた。そして根元から亀頭までねっとりと舌を這わせていった。 
「気持ちいい?桜田君」 
上目遣いで巴が尋ねるとジュンは頷いた。 
さらに巴はジュンのモノを咥え込んでいく、半勃地だったモノが巴の口の中で大きくなっていく、その感覚が巴にはたまらなく嬉しかった。 
「・うぅ・・柏葉・・すごく・気持ちいい・・」 
ジュンの声に巴の舌がさらに激しく動き回る。じゅぶじゅぶと音を立てて愛しそうに舐め回すとジュンの声はよりいっそう大きくなっていった。 
「・か・柏葉・もう・・」 
ジュンがそう言いかけたとき、部屋のドアがいきなり開いた。 

「ジュン!ただいまなのー!!」 
突然部屋に入ってきた雛苺にジュンはフリーズしてしまった。巴に至ってはさらにマズイ、 
ジュンのモノを咥えたまま固まってしまっている。 
「うゆ〜、ジュンもトモエも裸でなにしてんの?」 
固まったままの2人は答えられない。 
「トモエ、何食べてんの?」 
咥えたままのジュンのモノをようやく離し、巴は雛苺に向き直った。 
「雛苺どうして・・・」 
巴はそれ以上言葉が続かなかった。 
「雛苺、お前真紅たちといっしょじゃなかったのか」 
ジュンが戸惑いながらも問いかけた。 
「あのね真紅と翠星石がね、ヒナに先に帰っててって言ったの。だから帰ってきたのよ。 
ねぇ、ジュンとトモエは何してたの?」 
雛苺は無邪気な笑顔で2人に尋ねた。 
「・・あ、これはその・・・」 
言いよどむジュンに代わって巴が答えた。 
「雛苺、わたしは桜田君のことが好きなの、だからこうして2人で愛し合っているの」 
切り替えが早いと言うのだろうか、巴は先ほどからの混乱から見事に立ち直っている。 
「うゆ、好きだと裸になるの?」 
「そうよ雛苺は桜田君のこと好き?」 
「好きー!ジュンもトモエも大好きー!!」 
「それじゃ雛苺も裸になろうね」 
「うん、なる!なる!」 
よいしょ、よいしょと可愛い声を立てながら雛苺は自分の服を脱いでいった。 
「トゥモエー!!」 
裸になった雛苺が元気良く巴に抱きついていった。巴は雛苺を抱き上げ優しく頬にキスをした。そしてジュンのモノを手でさすっていった。 
「雛苺、さっきの続きをさせてね」 
そう言うと巴はジュンのモノを再び咥えこんでいく。 
「はぁ〜トモエ、それおいしいの?」 
「こうするとね桜田君が気持ちよくなってミルクを出してくれるんだよ」 
「うゆ〜ジュンがミルク出すの?」 
「そう雛苺はミルク飲みたい?」 
「うん飲みたい!ジュン早く出して!」 
雛苺が言うと巴は激しく口と舌を動かしジュンに射精を促していく。 
「・・うぅ・柏葉・・激しすぎ・・もう・・・」 
うめき声と同時にジュンは巴の口の中に大量の精液を注ぎ込んでいった。巴はそれをしっかりと受け止めると尿道口に残ったものまで全て吸い出していった。 
「・・・トモエ?」 
不安そうな雛苺を抱き寄せると巴はジュンの精液を口移しした。雛苺は口移しされた精液に驚きながらもそれを飲み込んでいった。 
「トモエ、なんか変な味がするの〜」 
「そう、雛苺にはまだ早かったね。でもわたしは好きなの」 
巴はそう言うと雛苺を抱き上げて頭を優しく撫でていった。 

「ねぇ雛苺、もし私に赤ちゃんができたらお友達になってくれる?」 
「うゆ〜トモエ、赤ちゃんできるの?」 
「うん、いまから桜田君とするから」 
「うん!なる!なる!ヒナねトモエの赤ちゃんとお友達になるの〜」 
期待に胸を膨らませる雛苺に笑顔を向けると巴はジュンにもたれかかった。ジュンは優しく巴を抱き寄せるとそのまま押し倒した。 
「挿入れるよ柏葉」 
「うん来て桜田君」 
ジュンは巴のアソコに自分のモノをあてがうとそのままゆっくりと挿入した。 
「はあん!」 
挿入された瞬間、巴はくぐもった声をあげジュンの背中に腕を回した。 
「大丈夫か柏葉?」 
ジュンの気遣いを嬉しく思いながら巴は頷きながら微笑んだ。ジュンは「動くよ」と声を掛けてから腰を動かし始めた。 
「・・はぁ・あぁ・・桜田君・・・」 
ジュンが動くたびに巴から喘ぎ声が漏れる。 
「トモエ、トモエだいじょうぶなの?」 
巴の表情が苦しそうに見えた雛苺が心配そうに声を掛ける。 
「大丈夫だよ雛苺、とても嬉しいんだよ。気持ちよくて」 
「うゆ〜そうなの〜」 
「うん雛苺おいで」 
巴は雛苺に手を伸ばしながらそう言うと、自分とジュンの間に雛苺を割って入らせ形で抱き寄せた。そうするとジュンは雛苺の頭を撫でながらさらに激しく腰を動かしていった。 
「柏葉、雛苺好きだよ!」 
「桜田君、雛苺!好き!愛してる!」 
「トモエ!ジュン!だーい好きー!!」 
ジュンがひときわ大きくうめくとジュンは巴の膣内に射精していった。 

シングルベッドの中でジュンと巴と雛苺が「川」の字で横になっている。 
「ねぇトモエ、赤ちゃんいつできるの?」 
「うふふ、まだ分からない」 
「ヒナねトモエの赤ちゃんといっぱい、い〜っぱい遊ぶの〜」 
雛苺の無邪気な言葉と笑顔に巴もジュンも優しく頭を撫でてあげる。 
「だからトモエ、いっぱい赤ちゃん産んでね」 
雛苺がそう言うと、巴は一瞬戸惑いながらも答えた。 
「うん、じゃあ桜田君、頑張ろうね」 
「え?!あ、ああ・・・・」 
憮然とするジュンに雛苺が無邪気に追い討ちをかける。 
「うわ〜ジュン頑張るの〜!!」 
笑顔を見せる巴と雛苺を見ながらジュンは考える。以前に見せてもらった自分自身の木はどうなっているのだろうか。だがジュンは考えるのをやめた。なぜなら自分に力を与えてくれる存在がすぐ間近にいるのだから。 

END 

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