前スレ598のつづき…銀様いじめにもカオスにもガチ陵辱にもなりきれていない
どっちつかずけど気にしないでね。
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「水銀燈、もう少し待っていて頂戴。もうすぐ翠星石が貴方にうってつけの外道を連れてくるのだわ…」
真紅は微笑を携えながら、水銀燈の顔に手を添える。
「貴方の分不相応に白い肌を、濁った白で染め上げてくれるのだわ」
これは水銀燈のためにやっているのだ、などというお題目は何処へやら、
真紅は心底嬉しそうに水銀燈の怯えた顔を眺める。
「真紅!連れてきたですぅ!」
「遅いわ。翠星石…貴方、ふざけてるの?」
「はぁっ!?な、何を言っているですか!?翠星石はこんなに急いで…」
「あら、口答えするの?」
真紅の静かな物言いに、翠星石は戦慄する。
世の中には例え自分に過失が無かったとしても、逆らってはいけない相手というのがいるのだ。
そして、翠星石にとってのそれは真紅その人なのである。
「す、すみませんですぅ!この通りですぅ!」
「…次からは気をつけるのね」
土下座しながら何度も謝罪の言葉を唱える翠星石を真紅は見ようともしなかった。
「さて、水銀燈、待たせてしまったわね」
「あなた、本当に最低ねぇ…」
「…何の話かしら?さて、貴方にぴったりのこの世で最も醜い外道…ジュンを紹介するのだわ。
ほら、ご挨拶なさい、ジュンっ」
「は、はい…」
水銀燈の目の前に現れたのは、ボサボサの髪にメガネ、一体いつから着替えていないのか、といった
風情のあるヨレヨレの衣服に身包んだ、真紅のミーディアムの姿だった。
「あらぁ、あなたのマスターじゃないのぉ?」
正直な所、水銀燈は安心していた。
真紅の話振りからすると、ケダモノ以下のミュータントが連れて来られるのではないか、
という程のおぞましさがあったが、実際につれてこられたのは自分も見かけたことのある少年だ。
…もちろん、この少年に犯されるのは勘弁してもらいたい所だが。
「…こんなクズに私を汚せるのぉ?ちょっと、真紅ぅ、期待外れねえ」
水銀燈の自分を小ばかにするような声には耳を貸さず、真紅はジュンになにやら囁く。
「で、でも…」
「早くするのだわ」
真紅に比べて、ジュンの態度は水銀燈の目から見ても頼りない。こんなクズに何が出来るというのだろう。
「わ、わかった、や、やればいいんだろ…」
ボソボソと呟きながら、ズボンをおろしはじめるジュン。
「…あらぁ、相応しいって言うのはこういうことぉ?確かにそのサイズじゃあ、
ドールでもなきゃ相手してくれないものねぇ」
水銀燈の蔑む声がジュンの心に響く……それも、良い意味で。
「はぁはぁ…」
水銀燈の刺激的なポーズと声に興奮したのか、ジュンはその場で自慰行為を開始する。
悪夢のような光景である。
「な、なによぉ…この変態は…」
ジュンは水銀燈を汚すどころか、触れようともしない。
ただ、粘りつくような視線を水銀燈の全身に這わせているだけだ。
「げひぇ…へ、へへへ…」
ジュンの声が粘着質のように水銀燈の耳に残る。最悪の気分だ。
「ちょっと、真紅ぅ…これは一体なんなのよぉ…」
だが、真紅は蒼星石や翠星石を一緒にその情景を笑いながら見ているだけで
その質問に答えてはくれなかった。
「まったく、慣れというのは怖いものだわ。最初は球体関節に拒否反応を示していたような
クズが、今では私の一声で情けない茄子をしごき始めるようになるなんて」
「…それもこれも、真紅がジュン君のオカズを強制的に指定し続けたおかげだね」
「あら、ジュンには最初から変態の素質があったのだわ」
「確かにね。そうでもなきゃピグモンやジュアッグのドールを筆頭に、歴代総理、
歴代ノーベル賞受賞者なんかには欲情できないからね」
「そして、ジュンはとうとう水銀燈のような出来損ないでも欲情できる究極の変態になったのだわ!」
真紅のわざとらしい笑い声が響く。
「ば、馬鹿にしないでぇ!」
さすがに、ガラモンの着ぐるみ流用しただけの不細工や中曽根と一緒にされてはたまったものではない。
水銀燈はこの間抜けな空間において自分が最も滑稽な存在であるかのように扱われているのが
どうしても我慢ならなかったのだろう。もっとも、真紅がそんな講義に耳を傾けるわけが無いのだが。
「はぁっはぁっ!はぁっ!はぁっ!」
ひたすらに不快なジュンの声はさらに勢いを増している。昇天も近いのだろう。
「そろそろね…翠星石、如雨露を貸して頂戴」
「え…どうしてですか?」
「…」
「は、はい、わかりましたですぅ!」
…はっきり言って、貸したくない。だが、逆らえるわけも無い。
「はぁっはぁっ!はぁっ!ああ、水銀燈!水銀燈!」
ジュンが水銀燈の局部を凝視するのを中止して、その瞼を閉じた。
「う、うう…最低よぉ…」
ジュンの瞼の裏にどんな情景が浮かんでいるのかは誰の目にも明白だった。
「ジュン、そろそろ出すのね?」
「は、はいっ、はぁっはぁっ!真紅様っ!」
ジュンの態度は、ここに連れて来られた時のものとは豹変していた。
明らかにこの状況…自分の自慰行為を眺めてもらえるというシチュエーションに酔い痴れていた。
おそらくは、ここしばらくの彼の青春行為は全て人形たちが鑑賞する中で行われていたのだろう。
「ジュン、この如雨露の中に出すのだわ」
「そ、そんな!?」
「は、はぁっ!?」
水銀燈よりも早く、翠星石が悲鳴を上げた。
だが、真紅が一瞬だけ自分の方を睨んだのが見えたので、すぐに貝のように口をつぐむ。
「うっううっ!はいっ!はいっ!」
真紅から渡された如雨露を左手に抱え、まるで尿検査の日の朝のようなスタイルになるジュン。
こんな奴の欲情の対象になっている、というのが水銀燈には嫌で嫌でたまらなかった。
「あ、はぁぁっっ!で、でゅっ!」
一際気味の悪い、上ずった声をあげてジュンが果てる。
真紅から言われたとおり、律儀に自分の股間に翠星石の如雨露を押し当てる。
「うっ!うっ!うーーっ!!」
「さ、最悪ですぅ…」
翠星石は涙を流しながら、なんとか抗議したい心を収める。
「あら、こぼれているわよ?」
「す、すみませんっ」
ジュンはこぼれかけていた自分の雫を指で掬い上げると、それを如雨露へ注ぐ。
ベタベタの手で触られただけに、如雨露の取っ手は白濁した液でテカテカしていた。
「翠星石、悪かったわね。如雨露を返すのだわ」
「ひ、ひぃっ!?」
正直、いりません、と首を振る。だが、真紅の言いつけを断るわけにもいかないし、
そもそもあの如雨露が無いと困るのだ。
翠星石はこの世の終わりのような表情でジュンからMy如雨露を受け取る。
「ううっ…くせえですぅ…我慢ならねえですぅ…」
きつい匂いと指先に絡みつく嫌な感触が翠星石を打ちのめす。
「さすが、1ヶ月禁止しただけあるのだわ…」
真紅は一人だけマスクをして如雨露の中に溜まったものを眺める。
確かに、人間の分泌した液としては異常な量だ。
「これだけあれば、水銀燈を綺麗にデコレーションしてあげられるのだわ」
「じょ、冗談きついわあ…」
悪夢のような光景がやっと終わったと思ったら、次はいよいよ自分の身に直接的な
被害が及ぶのだ。このような状況ともなれば、先ほどまで余裕すら覚えていた水銀燈であっても
戸惑いを覚えずにはいられない。
いや、むしろ水銀燈をこのような心理に追いやったことも、真紅の策謀通りなのではないだろうか、
思わずそんな深読みをしてしまう。
「さて、水銀燈。貴方、シャワーと一気飲み、どちらがお好き?」
「す、好きなわけ無いでしょぉ!」
水銀燈はほとんど泣きそうな表情で叫ぶ。
「じゃあ、別の所の方がいいのね。そうね、翠星石、ここに如雨露を突っ込んで頂戴!」
真紅が水銀燈の局部を指差す。
「ちょ、し、真紅ぅぅっ!?」
「は、はいですぅ…」
涙をだらだら流しながら、翠星石は如雨露を水銀燈に向ける。
「水銀燈…貴方が人間なら、これももっと楽しくなるのに、本当に残念なのだわ」
「や、やめなさいっ!や、やめてっ!い、いやぁっ!めぐぅっ!めぐ、助けてぇっ!!」
「一気にいくのだわ!」
「もうどうにでもなりやがれですぅ!」
如雨露がグイグイと乱暴に水銀燈の局部に押し込まれていく。
「ぎ、ぎぃぃっ!?いっ!いぁっ!?あ、ああああっ!!」
最初に来たのは、妙に表面がベタベタした如雨露の嫌な感触、その次には如雨露の
独特の形状ゆえに襲ってくる痛み。
「ひぃっ!ぎぁっ!ぬぃ、抜いてっ!抜いてぇぇっ!」
「あら、暴れると途中でこぼれてしまうのだわ。勿体無いのだわ」
真紅は姿勢を固定された水銀燈が精一杯体を揺り動かして屈辱を表現している様子が
愉快で愉快でたまらないらしく、とても楽しそうに笑っている。
「ほら、奥まで届いたですぅ!もうズボズボですぅ!」
やけくそ気味な叫び声をあげる翠星石。
「じゃあ、半分ほど注いであげて頂戴!」
「い、いやああああああっ!!」
なまぬるい何かが自分のなかに満たされていくのを感じて水銀燈が絶叫する。
「ひーーーーっひっひっひぃ!おらおらっ!孕みやがれですぅ!!」
もう、楽しいのか悲しいのか怒っているのか笑っているのかもわからない
涙でべちゃべちゃの表情で、翠星石も絶叫する。
「おほほほほほほっ、水銀燈、良い顔なのだわ!お似合いなのだわ!」
そして、愉快な気分のあまり、ネジがすっ飛んでしまったかのような真紅。
「……」
出すもの出してちょっと素に帰っちゃったジュンはその情景を唖然と眺める。
「まさに、地獄のような光景だね」
いたのかいなかったのかも微妙な蒼星石も、さすがに呆れたのか、
困ったような顔をしてことの成り行きを見守っている。
だが、この状況でも女としての本能が昂ぶっているのは確かなようで、
真紅が持って帰らせたはずの夜のくんくん人形を強く抱きしめている。
もっとも、真紅専用であるこのぬいぐるみを使用するのは流石に躊躇われたのだが。
「さあ、翠星石!水銀燈に大好きな乳酸菌を採らせてあげるのだわ!!」
「へい、ですぅ!!」
「い、いやあっ!うぶぉっ!」
勢いよく抜かれた如雨露の先っぽが水銀燈の口に差し込まれる。
「んん…っ!?うっうぅんぐぅぅっ…」
「水銀燈っ、溢したらどうなるか、わかっているわね?」
「うぅぅ…ぐ…っ」
あまりの気持ち悪さに水銀燈は吐き気を覚えるが、やけくそ翠星石が
右手で思いっきり水銀燈の顎を固定してしまっているため、吐き出すことも出来ない。
結果、口内に残ってしまうのと飲み込むの、どちらがいいのかを天秤にかけ、
結局飲み込むことにする。屈辱と不快感で涙が出てくる。
それら、水銀燈の苦しみ全てが真紅を喜ばせる。
「おほほほほほほっっ!!水銀燈っ、乳酸菌飲んでるぅ?なのだわっ!!」
「ぐぅ…ぐぇ…う、ううぅ…」
ようやく地獄の如雨露から柔らかな唇を開放された水銀燈だったが、
あの嫌な感触は消えそうも無い。
必死で喉の奥に流し込まれたものを吐き出そうとするが、どうにも上手くいかない。
そして、嗚咽しながら咽び泣く水銀燈の姿を、真紅は「みっともない、そんな姿を晒して、
乙女として恥ずかしくないの?」といった表情で眺める。
「う、うう…うぁ…うう…めぐ、めぐぅ…」
自分がどれだけ情けない状態なのかを感じて、水銀燈はさらに涙を流した。
「翠星石、あとどれぐらい残っているの?」
「…よ、4分の1くらいですぅ…」
「じゃあ、そろそろ食後のシャワーが必要ね。おもいきりぶちまけてあげて頂戴」
「は、はいですぅっ」
翠星石が思いっきり如雨露の残りを水銀燈にぶっかける。
結構な量が自分にも降りかかるが、既に翠星石も正気を失いつつあるらしく、
そんなことを気にかけてはいないようだった。
「う………あ…めぐ…めぐぅ…」
「おほほほほほほほほほっ!!白濁燈の完成なのだわ!」
強烈な臭気が辺りを包む。この場にいる約1名を抜かした全員が全員、
早くのこの夜が明けてくれないものかと思っていたが、
この宴の主催者の気分は昂揚する一方のようであり、
それはこの狂気の夜がまだ終わりを告げてはくれないのだということを示していた。
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