前スレ>923の続き。てか続きを新スレに投稿していいのかなぁ・・・まだ前スレ残ってるのに 
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ガタッ 

ジュン「もうヤダ!!」 
急に席を立ち上がるジュンにドール達は驚いた。 
雪華綺晶は驚いたフリをして水銀燈の胸に顔を埋めた。 
真紅「ど、どうしたのだわ?ジュン」 
ジュン「ど、どうしたのだわじゃねぇよ!!俺に対するお前等の態度が気にいらねぇんだよ」 
雛苺「うるせぇ黙れ」 
雪華「銀御姉様、怖いです」 
銀「ジュ、ジュン 落ち着きなさいよぉ(くっついている雪華綺晶を突き放しながら」 
ジュン「うるさいうるさいうるさい!!!もういい!!こんな家出てってやる!!」 
ジュンは、そう叫びながら家を飛び出していった。 

そんなジュンは放置。 
この話の主人公は銀様だから。 

−−−−− 
ジュンが家を飛び出した後、真紅達は追いかけもせず 食後のティータイムを楽しんでいた。 

銀「真紅ぅ、ジュンを追いかけなくていいのぉ?」 
真紅「別にいいのだわ。ジュンの事だから、いずれノコノコと帰ってくるはずなのだわ」 
雛苺「一生帰ってこなくていいの〜」 
雪華「紅茶・・・美味しいです。ね?銀御姉様」 
雪華綺晶の問いに水銀燈は、ぎこちない笑顔を作りながら頷いた。 

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食後のティータイムの後、ドール達は思い思いの事をして時を過ごしていた。 

真紅はリビングで読書をしている。 
読んでいる本の題名は、「殺される側の論理」 
これは、このSSの作者も持っている本である。 
動物や人が殺される直前にする行動など(ry 

雛苺は、のりと2人でジャスコへ買い物へ。 
今日は、苺大福が安売りらしい。 
雛苺は、喜びの雄叫びを上げながら家を出ていった。 
それほど、苺大福が大好きなのだろう。 

雪華綺晶は、いつもの遊び相手の雛苺が居ない為 大好きな水銀燈の腰に抱きついていた。 

水銀燈は、まだ本来の目的が果たせていないため帰るに帰れない。 
仕方なく腰に抱きついている雪華綺晶の相手をしていた。 

−−−−− 
午後4時 

買い物へ行っていたのりと雛苺が、息を切らしながら帰ってきた。 
話を聞くと、どうやら洗濯物が気になって急いで帰ってきたらしい。 

空を見ると、さっきまであんなに青く晴れ渡っていた空が、黒くよどんでいる。 

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水銀燈は朝観ていたTVで、アナウンサーが「今日は夕方から夕立が降りますので傘は忘れない様に〜」と言っていたのを、雪華綺晶の頭を撫でながら思い出した。 

−−−−− 
水銀燈達はリビングのソファーに座って、のりが急いで洗濯物を取り込んでいる姿を観察していた。 

真紅「雨、もう降りそうなのだわ。」 
銀「そうねぇ、私 雨大きらぁい」 
雪華「銀御姉様が雨嫌いなら、私も雨嫌いです。」 
真紅「あら、水銀燈が雨嫌いなんて初耳なのだわ」 
銀「ジメジメするし翼は濡れるし最悪よぉ、雨なんて」 
真紅「でも雨は、生活において必要不可欠なのだわ」 
銀「まーねぇ・・・たまになら許せるわぁ」 
雛苺「ちょwwこれ苺大福じゃねぇw肉まんだww」 

そんなやりとりをしている内に、のりは洗濯物を取り込み終えた。 
のりがリビングの窓を閉めるのと同時に空が光った。 
雷だ。 
光ってすぐに大きな爆音がした。 
どうやら近くに落ちたみたいだ。 

水銀燈は、雨が降り出した空を窓ガラスごしに見上げながら呟いた。 

銀「それにしても・・・・ジュン帰ってこないわねぇ」 

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真紅「そうね・・・」 
銀「心配じゃないの?」 
真紅「!!!!心配に決まっているのだわ!!」 
雛苺「グホッ」 
真紅は、急に立ち上がり持っていた本を勢いよく雛苺に投げつけた。 
あの本は分厚いよ、かなり。 
図鑑並。 

真紅は、何故か顔を真っ赤にして怒っている 
真紅「私が!!ジュンを!!心配!!しないはずないのだわ!!ねぇ?雛苺!!!」 
雛苺「・・・・」 
銀「分かったわぁ、私が悪かったわよぉ。だから、そんなに怒らないでぇ、ね?」 
水銀燈は立っている真紅の肩を掴み座らせようとする。 
だが真紅は、それを手で振り解き拒む 
真紅「こんな所で、くつろいでなんかいられないのだわ!!雛苺、ジュンを探しに行くわよ!!水銀燈は留守番をお願い!」 
真紅は倒れている雛苺の腕を掴み引きずりながら家を飛び出していった。 
傘もささずに。 

取り残された水銀燈は、ソファーに座り残っている紅茶を一気飲みし溜め息を吐いた。 
銀「素直じゃないわねぇ〜・・・・私も真紅も ふふww」 
この時 水銀燈は、本来の目的など、まるっきり忘れていた。 

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その頃、ジュンは近くの川の土手でホームレスのオジサンと酒を交わしていた。 

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午後6時 

雨も いつのまにか止み、桜田家のリビングは夕日に照らされていた。 
その夕日の明るさにソファーで寝ていた水銀燈は静かに起きた。 

水銀燈は自分の腕の中で寝ている雪華綺晶を起こさない様に慎重にソファーから降りた。 

家の中は、のりが台所で夕飯の準備をしている音が響いている。 
この静かさからすると、まだ真紅達は帰っていないみたいだった。 

銀「もう6時かぁ、もう帰ろうかしらぁ」 
帰り支度を始める水銀燈 
待て水銀燈!!君は、まだやり残している事がある。 

帰り支度を終えた水銀燈は、桜田家のリビングの窓を開け飛び立とうとしていた。 

バサッ 
「待つでゴンス」 

水銀燈が、翼を広げ飛び立とうとした時 後ろから水銀燈を呼び止める声がした。 
水銀燈は、翼をたたみ 後ろを振り返った。 

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そこには、包み紙を持ちニコニコとしている のりの姿があった。 

銀「あらぁ、のり。おはよぉ〜 でも私 もう遅いから帰るわねぇ〜」 
また翼を広げ帰ろうとする水銀燈 

そんな水銀燈に、のりは持っていた包み紙を渡した。 

銀「これは、なぁにぃ?」 
のり「花丸ハンバーグよ。必要なんでしょう?」 
のりは、ニコニコしながら答えた。 

銀「え!?な、なんで!?(なんで、のりは私が花丸ハンバーグを必要としてる事に気付いたの?てか、今思い出したわぁwwww)」 
軽くテンパってる様子の水銀燈の姿を見て、クスクスと笑いながらのりは言った。 

のり「さっき、水銀燈ちゃんと雪華綺晶ちゃん 2人でソファーで寝てたでしょう?で、その寝顔が、あまりに可愛くて ずっと見てたのよ」 
銀「・・///」 
水銀燈は、恥ずかしさのあまり顔に真っ赤にしている。 

そんな水銀燈を見ながら、のりは続ける 
のり「そしたら、水銀燈ちゃん寝言言ってたのよ。「めぐに花丸ハンバーグ食べさせてあげるわぁ〜」って。」 
銀「あ・・/////」 
のり「だから、ね?コレ。」 
のりは水銀燈の持っている包み紙を指さした。 

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銀「・・・・のりぃ〜 ありがとぉ〜」 
水銀燈は、涙目でのりに感謝の言葉を言った。 
のり「グフフ、別にいいのよ。それより早く帰んなくていいの?めぐちゃん待ってるんじゃないの?」 
銀「あ、うん。じゃあ帰るわねぇ。」 
そういうと水銀燈は、赤く染まった空に飛び立っていった。 
のり「ニヤリ!!」 
のりは叫んだ。 

−−−−− 
その頃、真紅と雛苺は、道ばたで酔いつぶれていたジュンの足を縄で縛り 引き擦りながら帰路についていた。 
ジュンは、泥酔状態で1人で起きあがるのも喋るのも困難に等しかった。 

真紅「ジュン!未成年のクセに何お酒を飲んでいるのだわ!!しかも私に心配させて・・・反省しているの!?」 
雛苺「転落人生の始まりだな」 
ジュン「うぅ・・気持ち悪い・・・」 
雛苺「自分の顔が、か?ケケケwww」 
真紅「雛苺、ジュンをイジメるのはやめるのだわ」 
雛苺「・・・・」 
真紅「ジュン、あと少しで家に着くのだわ。それまでも辛抱よ」 
ジュン「あぁ・・・それにしても、なんか・・後頭部が熱い・・」 

ジュンの後頭部は地面に激しく擦られハゲ始めていた。 
この出来事が未来のジュンを悩ますのである 
でも、それは また別のお話。 

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−−−−− 
もうすっかり空も暗くなった頃、水銀燈は めぐが入院している病院に着いた。 

病院の中庭では虫が、鳴いている。 
とても綺麗な音色だ。 

このまま中庭の草むらで寝ても良いぐらい、と水銀燈は心無しか思った 

そんな虫の声に混じって、どこからか声が聞こえる。 
水銀燈は、その声がする方へパタパタと飛んでいった。 

その声がしている場所は、めぐがいる病室だった。 

−−−−− 
病室 

めぐは窓に腰掛け、夜の暗闇に向かってウタを放っていた。 

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銀「めぐぅ、ただいま〜」 
水銀燈は、窓に腰掛けているめぐを素通りし冷蔵庫の前まで飛んでいった。 
ヤクルトがあるから。 

めぐ「水銀燈、おかえりなさい」 
めぐはウタを唄うのを止め、病室のベッドに腰掛けた。 

水銀燈は冷蔵庫の前で、ヤクルトを飲んでいる。 
銀「んく、んく、ぷはー やっぱヤクルトは良いわぁ〜」 
めぐ「ふふ、そう。・・・・ん?水銀燈、その手に持っている包み紙は何?」 
めぐは、水銀燈が大事そうに抱えている包み紙を指さした。 

銀「うふふwwなんだと思う?」 
水銀燈は、じらす様に言う。 
めぐ「じらさないで、教えて」 
銀「どぉしようかしらぁ〜?」 
水銀燈は、さらにじらす。 
水銀燈は遊んでいるだけだった。 
悪気は無かった。 
だが、めぐは短気だった。 

めぐ「あ?教えろ!!」 
銀「(ビクッ)・・・な、なによぉ〜 そんなに怒らなくてもいいじゃなぁい」 

めぐ「あ・・・・(ちょwwやばい、素を出しちゃったwwどうにか誤魔化さないと誤魔化さないと)」 

めぐの水銀燈に対する態度と病院関係者に対する態度は、180度違う。 

それは愛。 

めぐ「うふふ、冗談よ。ね?教えて?(笑みを浮かべながら」 
銀「? 分かったわぁ教えてあげるぅ。」 
そういうと水銀燈は、ベッドに飛び乗り ベッドに備え付けられてる台に包み紙を置き、それを開いた。 

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めぐ「人肉?」 
銀「ハンバーグよ!!」 
包み紙の中には、目玉焼きが乗せられた可愛らしいハンバーグが入れられていた。 

めぐ「なんでハンバーグなの?」 
銀「だって・・・」 
水銀燈は、モジモジとして俯いた 
めぐ「ふふw、どうしたの?」 
銀「だ、だからぁ・・・(さすがに、面と向かって言うのは恥ずかしいわぁ」 
水銀燈は、恥ずかしくなって俯いている。 
けっして悪気はない。 
いや可愛らしい。 
でも、めぐは短気だった。 

めぐ「チッ、イライラすん(ry 

<省略> 

銀「分かったわぁ、言うわよぉ・・・・今日の朝ご飯の時めぐ・・・自分が言ってた事覚えてる?」 
めぐ「え〜と、・・・うにゅー」 
雛苺のマネをして首を傾げるめぐ 

銀「覚えてないのぉ?」 
めぐ「うん」 
ハッキリ答えるめぐを見て水銀燈は、ため息を吐いた。 
銀「じゃあハッキリ言うわぁ。今日の朝、めぐは「いやね・・・・たまには味がある美味しい物が食べたくてさ・・・花丸ハンバーグとかファミマのフライドチキンとか松坂牛とか水銀燈の(ryとか」って言ってたのよぉ。 
だから・・花丸ハンバーグ・・・貰ってきたのよぉ。めぐのために・・」 

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顔を完熟トマトみたいに真っ赤にした水銀燈は、また俯いた。 

そんな水銀燈を、めぐは優しく抱きしめ話しかけた。 

銀「あ・・・」 
めぐ「水銀燈・・・・・・ありがとう。愛してるわ。本当に。犯したいぐらい・・・・でも、今は水銀燈が貰ってきてくれたハンバーグを一緒に食べましょう?」 
銀「・・・・うん」 
水銀燈は、貰ってきて良かったと心の底から思い めぐの胸に顔を埋めた。 

めぐは抱きしめていた水銀燈の頭を優しく撫で、自分の膝の上に座らせた。 

その頃、ジュンは家の近くに住んでいる野良犬や野良猫達に輪姦されていた。 

−−−−− 
2人で「「いただきます」」と言ってすぐ めぐは、ナイフとフォークで 
ハンバーグを水銀燈も食べやすい大きさに切り刻んだ。 
水銀燈は、その様子を台に頬杖しながら見ている。 
めぐは、その切り刻んだ小さなハンバーグの欠片をフォークに刺し 
そのフォークを自分の膝の上に乗っている水銀燈に向けた。 
銀「何?」 
めぐ「はい、あ〜んww」 
銀「・・・・」 
めぐ「・・・・オイ」 
銀「・・・・(パクッ) 
めぐ「ふふwwおいしい?」 
めぐの問いに無言で頷く水銀燈 

なんと微笑ましい光景だろうか 
見ようによっちゃ親子にだって見える。 
まぁ ちょっと無理矢理入ってるけど。 

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めぐ「じゃあ今度は水銀燈が私にやる番ね」 
そういうと、めぐはニコニコしながらフォークを水銀燈の手に持たせた 
水銀燈は、渡されたフォークを軽く握りしめた。 

銀「(確か 昼間にも似たような事があったような・・)」 
めぐ「?どうしたの?早くしてよぉ」 
銀「わ、分かってるわよぉ////」 
めぐに急かされた水銀燈は、フォークで包み紙の中にあるハンバーグの欠片を突き刺した。 
そして、斜め後ろに振り返り、そのフォークをめぐの口近くに近づけて照れくさそうに言った。 

銀「はい、あぁ〜ん/////」 
めぐ「あ〜ん(パクッ」 
銀「おいしい?・・・・あら?」 
めぐ「おいしいw懐かしく味がある物食べたわ・・・ん?どうしたの?水銀燈、私の顔に何か付いてる?」 
自分の顔を触るめぐ。 
もちろん、ゴミ等付いていない。 
しかし顔を触った指は濡れていた。 

銀「なんで、めぐ・・・・・・・泣いてるのぉ?」 

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めぐ「え・・・・・」 

どうやら無意識の内に泣いていた様だった。 

めぐ「なんでかな、ははw 不思議ねwww」 
この時 なにが彼女を泣かしたのかは誰も分からない。 
味がある物が食べれたという嬉し泣きなのか 
水銀燈に食べさせて貰えたという嬉し泣きなのか 
めぐ自身も分からない。 
だが、ひとつだけ分かる。 
その涙は『悲しみ』で流しているわけじゃない事を。 

めぐ「ははwwとうとう、神経までオカシくなっちゃったのかな?」 
めぐは目を手でゴシゴシ拭いている 
しかし涙は止まることなく出続けている 

そんなめぐを、水銀燈は小さな腕で静かに抱きしめた。 
めぐ「水銀・・・燈?」 
銀「・・・・・」 
水銀燈は何も喋らず めぐに抱きついている。 
もう言葉など必要ない、と思ったからだ。 

めぐ「・・・・水銀燈ありがとね。でも私はもう大丈夫だから・・、ね?」 

水銀燈に笑顔を見せるめぐ 
それを見て水銀燈も微笑んだ 

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これから散髪しにいくんで 
続きは深夜に投稿したいと思います。 
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めぐ「ふふwそれじゃあ早くハンバーグ食べよう?冷える前に」 
銀「そうねぇ、メイメイが、無理して温めてくれたもんねぇ」 
めぐ[[温めた後、破裂しちゃったわよねwwはは、チョーウケるww]] 

2人は、またさっきと同じ体勢で食事を再開した。 

−−−−− 
食事が終わった後、めぐは「ハンバーグのお礼に歌を唄ったあげる」と言って歌を唄い始めた。 

水銀燈は窓辺に座り目を閉じて静かにソレを聞いていた。 

めぐの綺麗な歌声が病室内に静かに響く。 

外では虫達から求愛のオーケストラを奏でている。 

なんて心地よい夜なのだろう、と水銀燈は めぐの歌声を聞きながら思った。 

めぐの歌声が止んだ後 水銀燈は、その場に立って拍手をした。 
それを見て めぐは、嬉しそうにニッコリとした。 

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めぐの歌が終わってすぐ看護婦が、もうすぐ消灯の時間を迎える事を告げに来た。 
そんな看護婦を、めぐは笑いながら蹴り飛ばしていた。その姿は、あのデュードも顔負け(ry 

看護婦が、他の看護婦に抱えられながら出ていった後、めぐは寝る準備をし始めた。 
そんなめぐを尻目に水銀燈は、夜の散歩をしようと窓の手すりに立った。 

そして黒い翼を広げようとしたその時 

オイコラ 

後ろから声がした。 
振り返ると無表情の めぐが、こっちを見ていた。 

銀「な、なによぉ」 
めぐ「どこ行くの」 
無表情で淡々と喋るめぐに水銀燈は、軽く怖じ気づいていた 
銀「よ、夜の散歩よぉ」 
水銀燈の言葉を聞いた瞬間 めぐは寂しそうな顔をした。 
そして、消え入りそうな小さな声で言った。 
めぐ「・・・どこにも行かないで。今日は、一緒に寝よう?」 
めぐが、寂しそうな顔で訴えてくる。 
水銀燈は、コレが苦手である。 

銀「べ、別に散歩行かなくても良いけどぉ、一緒に寝るのは、やぁよ。昨日だって変な所触ってきたしぃ」 
と言って、水銀燈は ぷいと横を向いた 
しかし、そんな水銀燈の脳裏に先ほどの めぐの寂しそうな顔が浮かんだ。 

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