雛苺の憂鬱
「おきなさいー!真紅ちゃん!それと居候。ご飯よー!」
いつもこの業務用糊の声で起こされる。
「わかったわ。さっさと扉を開けなさい。卑猥稚児!」
うるせぇ!俺は低血圧なんだ!ということも出来ないかわいそうな俺。
「わかったのー。いまあけるのー。ベリーベル―・・・。」
「あぁ?うるせぇよ!俺はまだ寝てるんだよ!お前はビールを尿に変える修行をしなきゃいけないんだろ!さっさといけ!」
と、人工精霊にまでなめられる始末。
「はやくしなさい。雛苺早くしないとまた飢えたホームレスの群れに投げ入れるわよ!」
正直アレはきつかった。31Pとか何考えているのかと。
そして朝ご飯。他の奴らは皆目玉焼きやハッシュドポテト、パンなどだが、俺の目の前にあるものを紹介する。
主食・苺大福
おかず・マポロ
汁物・ヒキコモリの汁
飲み物・ポーション+ピルクル+ヌーダ(既に配合済み)
多分こいつらは俺を糖尿病にさせる気だろう。保険金でも、かけてあるのだろうか。
ヒキコモリがちらちらとこちらを見ている。全裸で。
「やったーうにゅーなのー」とかなにもしらないような顔で言いのける。努力家な俺。
苺大福の中身はわさびだった。あの緑色のがにたにたしてる、ヒキコモリの汁をぶっ掛けてやった。
意外にも「うわぁ。べとべとですぅ。」とかいって全部舐め摂っていた。
それ以外を全て完食し、ヒキコモリの部屋へ行く。さっきの仕返しに赤色の鞄の中に奴のエロ本を全て詰めておいた。
隠れてみていると、小さな悲鳴をあげただけで後は喘ぎ声に変わっていた。
何をしてもむなしい。
そして、薔薇水晶降臨。いきなり後ろから蒼星石が現れて、
「姉妹の中の一番の屑ーーーーッ狙うなら確実に心臓か頭をぶち抜け。彼女とて好きこのんでわれらと戦っている訳ではない。」
「一度こうなってしまった関係を元に戻す方法はない━━━。速やかにぶち殺してやるのがそいつの為ってもんだ。」
と、狂っているんじゃないかと思うようなセリフを吐き出す。
こちとら死に物狂いでやってるんだ。前に水銀燈と戦ったときは俺だけ置いてかれたりして大変だったんだ。だれが特攻なんかするか。この糞兎星液が!こっちには姉と近親相姦してる証拠写真があるんだ!今に見ていろ!といっても誰も相手にしてくれない。
コピーして渡したのにメガネ小僧なんか俺がいるのも気にせずいきなりしこり始めた。ビデオに全て収めた。あとで巴に送っておこう。
家にいるのも飽きたので水銀燈姉ぇのところに行く。一番まとも。
いくと、奴のミーディアム候補が奇妙な踊りをしていた。
「フンヌラメッサ!ラメッサラメッサ!ニャポットナー!」
「もうやめてええぇぇぇ!!」
可哀想に姉様は民族衣装を着させられて一緒に踊らされていた。
看護婦が入りたそうに見ている。いきなり、何を狂ったのか脳みそジャンクがいきなり姉様のことを掴んだ。
「さぁ水銀燈一緒になりましょう?」そういうとおもむろにズボンを脱ぐ。すると中から男性器がでてきた。
あれは、凄い呪文だ。今度あの歩く詐称罪、クリリン、などと呼ばれてるあいつにためさせる。
どうせ愛しのみっちゃんがなんとかしてくれるんだろう。
そろそろ疲れてきた。今日は寝ることにした。
鞄の中に入りふたを閉める。閉めた瞬間上から鉄球が落ちてきた。
もう嫌だ。
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終わりって書くの忘れてた