最終話を見れなかった怨念をぶつけてやる
以下、妄想最終話SS、エロスレッドなのにエロなしっす
すんません
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戦いが終わった次の日。
あれほどの出来事が重なった、大変な戦いのだったためか、
この日、皆ボンヤリしていた。
ひたすらボンヤリしていた。
蒼星石は柴崎老夫婦のもとに一旦帰宅して、そのままである。
翠星石といい、雛苺といい、真紅すら気が抜けたようにぼんやりしている。
ジュンも結局勉強が手付かず、同じようにぼんやりしている。
雛苺が目を覚ましたと聞いて高速ダッシュで駆けつけた柏葉巴は、
「……」
部屋で痴呆のようにぼやっとしている彼らを見て、無言で回れ右をしたとか。
そして水銀燈も
「……というわけなんだけど……聞いてる?」
「……聞いてるわぁ」
「じゃあ、オッケー?」
「……そうねぇ、良いんじゃなぁい」
「やった♪ じゃあ、出発は再来週あたりだから。水銀燈、準備しといてね」
「……ねぇ、何の話しぃ?」
「ん? 言ったじゃない。私と一緒に、アメリカに行くって」
「………………は、はああぁ!?」
「移植手術が決定したって言ったじゃない」
「ちょ、ちょっとそんな急に……」
「あー、やっぱり聞いてなかった。でも、もうダメだからね」
「……良いけどぉ……あなた、治るの?」
「んー、成功率50%だって」
「……ちょっと」
「良いじゃない。このままグダグダ生きるより。
それに、私一度で良いからギャンブルってしてみたかったの、命がけの」
うふふふふ……とかなり電波の入った笑いを浮かべるめぐ。
「……」
頭痛のする水銀燈だった……。
そして、nのフィールドの何処か
「………………………………ヒマ」
白ドレスの少女人形が呟いたりしてたり。
こんな彼女らが再び集うのは、もう少し後のことである……