ある日の桜田家のリビング。翠星石は一人ソファーにたたずんでいた。昨日のことがまだ信じられない。いや信じたくない、真紅とジュンのあの夜の情事を。
日頃からあの二人は一番なかむつまじかったがまさかあのような関係でいるとは夢にも思わなかったのだ。急につきつけられた現実にただ翠星石は狼狽するしかなかった。胸があつく痛い。翠星石は胸をおさえ一滴一滴涙を床に落としていた。
「おい、何してんだよ」
突然涙の原因が声をかけてきた。翠星石は急いで目をこすり答える。
「な、なんでもないです。今おきやがったですか。完全にニート野郎ですぅ」
「なんだとこの性悪人形!何回いったらわかるんだ。僕はニートでもひきこもりでもない!!」
「自分でひきこもりとか言ってる時点でおわってるですぅ」
「この〜!・・・・やめた、なんか疲れる。ところで真紅しらないか?」
翠星石の表情がこわばる。
「し、知らないですぅ。そんなのおまえになんか知ってても教えてやらんですぅ!」
「・・・・はぁ、おまえと話すなら真紅にこき使われたほうがまだマシだな」
翠星石は奥歯を噛み締めた。知らない間に体が硬直する。
「・・・・・そんなに真紅がいいですか」
「は?」
「そんなに真紅のほうがいいですかと聞いてるんです。このチビ人間!!」
「まぁ、おまえに比べれば何倍もましかもなぁ。ぶっ!!」
ジュンの顔面にクッションが叩きつけられた。
「おまえいい加減に・・・!!」
ジュンは目を見張った。翠星石は大粒の涙をながしながらジュンを睨み付けていたのだ。
「そんなに、そんなに真紅がいいならずっと二人で貪りあうがいいです!!」
「な・・・・おまえみてたのか!?」
「知らんです知らんです知らんです!!おまえなんか、・・・・・・ジュンなんか死んじまえですぅ!!!!」
「お、おい!」
翠星石は涙をぬぐいながらリビングを駆け出していった。ジュンはただ翠星石の涙のあとを呆然と見続けるしかなかった。
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ベタベタな内容でスマソ。エロは次書きます。下らなかったらやめます。
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>>774の続き
あれから何時間たったであろうか。鏡の部屋、nのフィールドの入り口の部屋に翠星石は一人たたずんでいた。すでに時刻は午前0時をまわっていた。
わからない、こんな気持ちしらない。翠星石は永遠に答えのでない自問自答を繰り返していた。そのたびにまた胸が締め付けられ涙があふれる。緑のドレスは涙でグシャグシャになっていた。
コン、コン
突然のノック音に翠星石は身を固めた。扉には目を向けず顔を伏せる。
「おい・・・入るぞ。」
ノックの主はジュンだった。半分予想はしていたがやはり戸惑いは隠せない。翠星石は体が熱くなるのを感じた。
「なぁ・・・。」
「・・・・・・。」
ジュンは何かを話そうとするが翠星石はジュンに背を向け応えない。ジュンは闇のなかたたずみ座っている翠星石の小さな背中をただ見つめるしかできなかった。
「わかってるです・・。」
長い沈黙を破ったのは翠星石だった。
「・・・ジュンにとって真紅は最初のローゼンメイデンで深く想いあってて・・・だから、だから・・・昨日のことのようになるのは・・・わかって、わかってるです・・・。」
ジュンは翠星石の体が大きく震えはじめてるのに気付いた。
「でも・・・わかってるですけど涙が・・・とまらないです・・・。」
「・・・・・・。」
今度はジュンが応えない。否、応えられない。なんて言えばいいのか。自分と真紅の情事がまさかこんな結果になるとは。もう一人の契約者、緑の少女は今自分のせいで大粒の涙を流している。ジュンは自分が翠星石にできることを必死に探していた。
「・・・だから、いいんです。わかってるです・・・」
「!!」
その瞬間ジュンは翠星石を後ろから抱き締めていた。なぜそうしたのかはわからない。勝手に体が動いていた。
だらだら長文スマソ。エロにいけね・・・。次回こそはかならず完結します。下らなかったらやめます。
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>>781の続き
まさかの行動に翠星石は狼狽していた。ジュン自身も自分の行動をまだ信じられずにいた。だがそれでも涙で濡れているこの少女を後ろから強く強く抱き締めていた。
「ジュ、ジュン…?」
「……なぁ、もう泣くなよ。なんていうか、その、…ごめん。」
「な、なんで謝るですか?」
「その、なんだ、結果的におまえが失恋したみたいになったから…。」
失恋?この耐えきれない悲しい気持ちは失恋というのか?ということは自分はこのマスターの少年、ジュンに恋していたということになる。翠星石は今はじめて自分の気持ちに気付いた。
けど・・・認めない、認めてなんかやらない。こんな、こんなチビ人間に!!
ガブ!!
「いっ!!!!」
翠星石は自分の首にまかれていたジュンの腕を思いっきり噛み付いた。人形とはいっても人間の料理を苦もなく食べるその噛力はジュンの顔を一瞬に青ざめさせた。
「痛い痛いって!!おい放せよ!!」
翠星石はピラニアのように噛み付いて放さない。
「この〜!放せって!!」「プハァ!」
ようやく解放されたが右腕にはしっかりと小さな歯形が残っていた。そこをさすりながら今度はジュンが涙目で翠星石をにらみつける。
「いきなり何すんだよ!!」
「な、何が失恋ですか!付け上がるのもほどほどにしやがれですぅ!!」
「え…だっておまえそれで泣いてたんじゃ…」
「な、泣いてなんかいないですぅ!!」
「さっき涙が止まらないって…」
「う、うるさいうるさいうるさいですぅ!!」
あまりの翠星石のまくしたてにジュンは言い返せない。
「だいだいジュンはずるいです!!」
「え?」
「真紅と最近いつもいつも一緒にいるです!少しは媒介としてのバランスも考えやがれですぅ!!」
「えっと…。」
確かにジュンには心当たりはあった。真紅のそばに必然的に一緒にいた感じがした。
「…わかったよ。確かに最近おまえを蔑ろにしてたかもしれない。ご、ごめん」
「本当にわかってるですか!?」
「だから謝ってるじゃんか」
「…じゃあ証拠をみせるです」
「証拠?」
「真紅にしたことと同じことを翠星石にもするですぅ!!」
「な・・・・。」
ジュンは動揺した。真紅にしたことと同じこと、それは間違いなく男と女の情事である。それを目の前の少女は求めてきてる。それもえらい剣幕で。
「ちょ、ちょっと待て」
「なんですか?真紅にできてやっぱり翠星石にはできないと言うですか!」
「い、いや、そうじゃなくて・・・。」
「えこひいきです!!やっぱりジュンは真紅がいいです!翠星石なんて…」
また泣きそうになってる翠星石をみてジュンは折れた。
「…わかったよ」
「…ほんとですか?」
「あぁ……ただ、後悔するなよ?」
「……覚悟はできてるです」
決意したはいいがどうすればいいかわからない。翠星石に経験などあるはずなかった。
「まず…どうすればいいですか?」
「……そうだな、とりあえずドレスを脱げばいいんじゃないか?」
「わ…わかったです」
翠星石ははじらいながら涙に濡れたドレスを脱いでいく。そして裸になり胸と少女の秘境地を恥じらいながら隠す。顔を真っ赤にしてジュンを上目遣いで不安そうに見つめる。いつのまにかジュンは自分の目の前まできていた。
「つ…次はどうするです?」
「さ、触っていいか?」
「はい…です」
翠星石を立たせたままジュンは肩から腕をなでそして腰から足。そして腰から上にまた昇っていき隠している右手をやさしくのけてついにジュンは翠星石の胸の頂上に指を触れた。
「ひゃう!」
今まで声を我慢してたがさすがにそこは無理なようだった。ジュンは小さな両胸をやさしく揉みはじめた。
「はぅ!ひゃあ!あ…あぁ!!」
翠星石の甘い喘ぎにジュンの呼吸も荒くなる。揉みしだいていくと翠星石はいきなり両手で秘部をかくしはじめた。しかしその指からは透明の液体がしたたり落ちてあふれていたのをジュンは見逃さなかった。
ジュンは何もいわず翠星石の両手を無理矢理こじあけ秘部をさすりはじめた。
「や、や、や!!そこは、そこはダメですぅ!はぅ!…あ、あ、ダメですぅ!!」
翠星石は涙を流しながらはかない抵抗をするが今のジュンをとめることなど到底できなかった。それほど激しくジュンは少女の秘境地を蹂躙していた。そして右手の中指をゆっくりゆっくり奥へといれていく。
「指が!指が入ってくるですぅ!ダメ!ダメですぅ!」
やがてジュンは中指で大きく激しく円を描くように掻き回しはじめた。
「そ、そんなにしたら!あ、あ、あぁ!!ダメですぅ!回しちゃダメですぅ!!や、あ!もう、もう立ってられないです!!」
耐え切れず翠星石はジュンに寄り掛かるがそれでもジュンは円を描くのをやめない。むしろさらに激しく動かした。
「な、何かくるですぅ!それ以上したら!あ、あ、やぁ!!くはぁ!!!!!」
そして少女は達した。快楽の頂点に。その膣は波打つようにジュンの右手に潮を放っていた。ジュンはそっと指を抜くとゆっくりとズボンのチャックを下ろし、今にもはち切れそうな象徴を取出し解放させた。
「…なぁ、入れていいか?」
はじめてみる男の象徴をうつろな目で見つめる翠星石。自分が想像していた形とは違う。グロテスクなその象徴を見つめながら翠星石は答える。
「はいです…ジュンの好きにしていいですよ…」
ジュンは翠星石の両脇に手を滑らせ持ち上げた。そしてそのまま象徴を入り口にあてがい、一気に翠星石を落とした。
「ああああ!!!」
「くっ!」
ミチミチと音をならす膣。翠星石は入れられた瞬間に再び達してしまった。グイグイと締め付ける膣にジュンの表情が歪む。そして達したことをおかまいなしに翠星石の細い腰を無理矢理上下させる。
「かはぁ!や、やぁ!!あ、あ、あ。お、大きいですぅ、ジュンの大きいですぅ!また、またくるですぅ!やあぁぁぁぁぁ!!!!」
三度達する翠星石。目は焦点があっておらず涙とよだれを垂れ流し、膣からは愛液を噴射する。すでにジュンのズボンはグショグショになっていた。ジュンは限界が近いのを感じた。
「そろそろだすぞ…翠星石」
「だひてぇ、だひて、くらさいですぅ…。翠星石のなかに、いっぱいジュンの、くださいですぅ!!ひゃあああああ!!!!」
「でる!!」
翠星石の四度目の絶頂と同時にジュンはありっけの精を放った。ドクドクと波打ちなから翠星石のなかに入っていく精液。やがて膣からは白い粘膜が流れはじめた。翠星石はもはや自分で動くこともできずピクピクとジュンの胸のなかで痙攣していた。
ジュンはそんな翠星石をそっと抱き締めたのだった。
それからしばらくたって服を着替えおわった翠星石は上目遣いでジュンを見つめた。
「な、なんだよ?」
「な、なんでもないですぅ!ただ、ち…チビ人間にしては!…そ、その……」
「良かったのか?」
いたずらっぽく聴くジュンに翠星石の顔は真っ赤になった。
「な、な、な…」
「おまえすごいいきっぷりだったもんなぁ。僕のことなんかほっといてさ。」
「う、うるさいうるさいうるさいですぅ!!調子にのるなですぅ!!」
「わかったわかった。さぁもう寝るぞ……なんだよ?」
言って背を向けようとするジュンに翠星石はいじらしそうにジュンを見つめた。
「その……抱っこしてほしいです…」
一瞬キョトンとするジュン。だがすぐにゆっくりほほ笑み答えた。
「いいよ、そら」
「きゃ!…あ、ありがとです…」
「じゃあいくぞ」
そう言ってジュンは部屋に戻りはじめた。鏡の部屋とジュンの部屋の距離はほんのわずかだが翠星石は幸せを感じていた。そしてジュンに体を傾け静かに目を閉じた。少女の顔は優しい笑顔で満ち溢れていたのだった。
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長くなって本当にすんません。読みにくいしエロもダメダメな駄文でしたが最後まで読んでくれて感謝です。