「ふぁ…そろそろ寝るかな」
ジュンはあくびをしながらベッドへ向かう。
真紅と雛苺はもうとっくに眠りについている。
「やれやれ…よっこらしょ」
ベッドに入り、ウトウトしかけていたその時。
「ん…?」
シーツが僅かに引っ張られている気がした。
つんつん。
ドールの誰かが目を覚まし、自分を起こそうとしているのか?
「う…ん、何だよぅ…」
生返事をしたが、相手も諦めないようでなおも引っ張る。
つんつん。
「んあ…だれだよ…真紅か…?」
だが、返事が無い。
さすがに不気味になり、上半身を起こしてメガネをとった。
すると、そこには…
「翠星石…?」
そこには、一言も言葉を発しない翠星石が立っていた。
つづく
初投下なんですが、どうでしょう