目を開けても何も変わらなかった。顔を上げると光が飛び込んできた。首の骨が幾らか軋んだ。
どうやら勉強の途中で寝てしまったらしい。部屋にはデスクライトの光だけが煌々としていた。
「寝ちゃったのか……」
体を椅子に預け、ゆっくりと伸びをする。固まっていた筋肉がほぐれ、快感が背中を駆ける。
「寝るか」
「もう二時過ぎよ。勉強も大事だと思うわ。でも、もう少し体を労わりなさい」
あるはずの無い返事にジュンは驚き、声のした方を向いた。そこには、赤いドレスを着た小柄な少女がいた。何時ものように膝に本を置き読んでいる。
「―――真紅」
「何?」
真紅は視線を本に落としたまま答えた。
「何で起きてるんだ?」
「別に、理由はないわ。ちょっと寝付けなかっただけよ」
真紅はゆっくりとした動作でページを捲る。かさっという音が部屋に響く。
ジュンは立ち上がると、真紅の隣に腰を下した。
「お前、最近ちょっと変だぞ。眠りの時間は大切なんじゃなかったのか?」
「そうね」
「そうねって……」
「大切だと思うわ」
「ならどうして」
「言ったでしょ。ちょっと寝付けなかっただけよ」
真紅は本を閉じる。がさっという音が部屋に響く。
「僕は、これでもお前の下僕、いやマスターをそれなりにやってるんだ」
「だから?」
「少しぐらいはお前の事、気付いてやれると思ってる」
「…………」
真紅は目を細めた。
「……、最近ね。夢を見るの」
「夢?」
「そう、夢。水銀燈の夢。水銀燈が言うのよ。私はジャンクじゃないって、どうして私を壊したのって」
「……、それは、仕方なかっただろ」
「そうね。アリスゲームは私達ローゼンメイデンの宿命。仕方が無い事だって言うのはわかってる。でも、私はあの子を失ってわかったの、姉妹を失うことがどれだけ辛いか、戦うことがどれだけ苦しいか」
言いながら、真紅は体を震わせていた。
「―――真紅」
「怖いの……。怖いのよ、ジュン」
ジュンは真紅の肩に手を置いた。
真紅は、ジュンの腕を掴み、ゆっくりと肩に這い上がってきた。
「真紅」
真紅の荒い息遣いが聞こえてきた。
ジュンは真紅の背中に手を回した。
「真紅」
彼女の名前を呼ぶ。真紅は、怖いの、と繰り返した。目から溢れた涙が僕の服を濡らした。ジュンは真紅を強く抱きしめた。
どれくらい時間が経っただろう。真紅が顔を上げた。目は赤く腫れ上がっていた。ジュンは真紅を強く引き寄せ、唇を合わせた。真紅の体から力が抜けていくのを感じた。
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>>329です。トリップ付けてみました。
エロは明日書きます。
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>>344続き
「キスしてしまったわ」
「うん」
真紅はジュンの目を見つめた。
「ねぇ、ジュン」
「なんだ?」
「私、ジュンのことが好きだわ」
「……、僕も真紅のことが好きだ」
二人互いに唇を求めた。
「んっ……、んぅ――」
真紅がジュンに体重を預けた。ジュンは真紅を受け止め、ベットに倒れる。
「触るよ、真紅」
ジュンが優しく真紅の胸をさする。
「―――――っんぁ」
手の平でゆっくりと愛撫をしていく。
「ああぅぅぅっ……」
「気持ちいいのか?」
「んぅっっ、そんなこと、あっ……、言わせる、の?」
「ごめん」
ジュンは少しずつ愛撫を強くしていった。
「あっ……、ああっっ、……だめ……ぁぁぁぁっっっ」
指先で胸の中心部を強くつねる。
「ひうっ! はぁ、やめっ、ひん!」
「どう?」
「……、んぁ、んっ、んんんんんっっ、だめ、よ……やめっ、て……くるっ、わ……」
「……真紅」
ジュンは顔を近づけ真紅の耳を舌で愛撫していく。
「ひゃん! うんっっっ、あぁっ、んっ、そこ、は……だめっ、ほんとにぃ……」
「真紅……、イキそう?」
「やぁっ、そんな、ことっ……言わないで……」
ジュンは、舌を少しずつ耳の中に入れていく。
「くぅん、うぁっ、ああああああっっっっ……くぅっ……くるわっ、んんーっ」
「イッた?」
「……はぁ、はぁ、………、ジュン……」
「ん? いっ!?」
真紅の手がジュンの股間のソレを強く握っていた。
「なっ、何をするつもりだ」
「心配しないでいいのよ、ジュン。ちょっとしたお返しだから」
真紅はジュンに微笑んだ。
ジュンが困惑していると、真紅は下半身に移動し、ズボンに手をかけた。
「お前、まさか……」
「あら、分かるの?」
真紅は、ズボンを脱がせた。途端、ジュンの男根が姿を現した。
「……大きいわ」
真紅の手が男根を包み込む。
「うっ」
「どうしたの? もしかして、もう我慢できなくなったの? 早いのね」
「そ、そんなことあるわけ無いだろ」
「そう」
真紅は男根に顔を近づける。男根に真紅の息が掛かった。
「いくわよ」
「お、おう」
「……あむっ、んっ」
「くっ」
ジュンの顔が快楽に歪む。
「んむっ……、んちゅっ」
真紅の舌がゆっくりと男根を舐め回す。
「んん……ちゅぷ……んぁぁ」
「うぁっ、んっ!」
「もう限界?」
「……………」
ジュンは目を瞑り、歯を食いしばっていた。
真紅は、男根を一気に口に含んだ。
「じゅじゅじゅっっっ……んちゅ、じゅ、じゅぶぅっっ」
「んぁ!!!」
男根は口内に熱い精液をどくどくと注いでいく。
「んっ、んんーー」
精液が真紅の喉を嚥下していく。
「んっ、ふぅー」
真紅は荒い息使いで倒れているジュンを見た。
「好きよ、ジュン」
「でも、ちょっと薄いわ。これからはしてあげるからオナ禁しなさい」
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色々考えたのに、寝たら全て忘れてしまったorz
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一応、>>359の後日談みたいな感じです。
「チビ人間、こっちを見るですぅ」
寝転んでいたジュンの横から声がした。声は段々と近づいてきた。
「ん? 何だよ。性悪人形」
ジュンは声のした方に視線を移した。
「―――どうですぅ?」
そこにはヘッドドレスを外し、肩をはだけさせ、スカートをちょこっと持ち上げた翠星石がいた。頬を少し赤らめ、ジュンを見つめていた。
「…………何してんだ?」
「何って、それは……、あれですぅ……」
翠星石は自身で身を抱きしめながら身をよじった。視線が上下左右に移ろい、視線が定まらない。
「何?」
「わ、わからないですか……」
「あーー、わかった」
「わかったですか!」
がばっと顔を上げ、翠星石がジュンの顔を見た。
「服破ったのか、素直に言えよな。直してやるから」
「ちがうですぅ!」
翠星石が、身を揺さぶった。
「な、何だよ。興奮して」
翠星石はジュンの顔をじっと見た。
「…………もういいですぅ……」
服を整えながら翠星石は言った。
「真紅だとあんなことになるですのに……」
げほっ!! ジュンは咳き込んだ。
「なっ! 何言ってんだお前!?」
「何って、そんなの自分の心に聴けばわかるはずですぅ」
ジュンの視線が一瞬浮いた。しばらくたって、何か思い当たったのか目を見開いた。
「ちょっ、おま、もしかして…………」
「全部見たですよ。夢の中でですけど」
―――――。
「なっ、何が目的だ! 俺は絶対に屈しないぞ! いかなる弾圧にも耐えてみせる!」
「別にどうにかするつもりは無いですよ」
「……何?」
「ただ、ちょっとからかおうと思っただけですよ。手を出そうとしたら、縛り上げて真紅に突き出してやったものですのに。命拾いしたですね」
翠星石は笑った。
「じゃあ、翠星石は帰るですから、真紅と仲良くやるですぅ」
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誰の希望にも沿わないものになってしまいそうな感じです。
ご容赦ください。
続きは夜に書きます。
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>>380続き
「ちょっと待て」
翠星石が部屋を出ようとした時、ジュンが声をあげた。
「なっ、なんですか?」
「何をたくらんでいる」
「はい? 何を言ってるですか?」
翠星石がきょとんとした表情でジュンを見た。
「我慢のしすぎで頭も小さくなったですか」
「お前がこんなことで引くはずが無い。帰るとか言って真紅にあることないこと言うつもりだな」
ジュンは立ち上がると、翠星石の腕を掴み部屋に引き戻した。
「やっ! やめるですぅ! 何するですか!」
翠星石は身をよじって暴れた。
「お前の数々の悪行、今更そんなこと言われても信じられるはず無いだろう!」
「い、いくら翠星石でもそこまではし――――」
ジュンは翠星石の口を塞いだ。
「んっ! んーーー!!!!!!」
「く、口止めだ。口止めしないと」
ジュンは翠星石を抱え、そのままベットに倒れた。
「落ち着くですよ、チビ人間。翠星石は何もしないですぅ。だから何も心配する必要は―――ひゃっ!」
翠星石が言い終わる前にジュンは翠星石の胸をまさぐった。
「んぁ、ぁあ、ちょっ、シャレにならないですよ……」
翠星石の声には耳をかさず、ジュンは翠星石の秘部に手を置いた。
「や、やめるですよ。そこは……」
ジュンは服の上から秘部に指を入れた。
「あっ! あぁっっっ! だ、だめですぅ……」
「まだだ……」
ジュンは指を引き抜くと、ズボンと下着を脱いだ。ジュンのアレは立っていた。
アレを翠星石の秘部に押し当てた。そして、一気に貫いた。
「いっっ!!!! いっ、痛いですぅぅっ! ……」
ジュンはすぐに腰を振り始めた。
「あ、あぁぁっ!? ふぁっ! ……あっ、あぁっっっっっっ」
ジュンは翠星石の奥深くに突き入れ、射精した。
暫くして、ジュンはアレを翠星席の中から抜いた。脱いだ下着とズボンを着た。
翠星石はジュンの隣で気を失っていた。
「これで、僕は安泰だ……」
「あら、一体何が安泰なの?」
…………。
ジュンはゆっくりと声のしたほうに顔を向けた。
そこには、赤いドレスを着た小柄な少女が―――――。
「真紅! 今日こそ貴方のローザミスティカを頂、ひっ!!」
パソコンディスプレイから飛び出した水銀灯は見た。
仰向けの人間に座り、ひたすら握り拳を振り下ろす姉妹を。
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なんというか、すみません。
とりあえず、書くだけ書きました。