不意に部屋のドアが開かれ、ジュンは筆を止めた。
「まだ、起きていやがったですか。チビ人間」
翠星石が入ってきた。
「なんだよ。こんな時間に」
「別になんでもないですよ。ただ、部屋の明りがついてたからちょっと様子を見に来ただけですぅ」
翠星石がドアを閉め、ベットにちょこんと座る。
「勉強の邪魔だ。とっとと鞄に入って寝ろ」
「嫌ですぅ」
ベットで転がりながら、翠星石は言った。
「はぁっ!?」
「暫くここにいるですぅ」
左右に数回転した後、仰向けになる翠星石。
「……、勝手にしろ」
ジュンは杖に向かい直し、再び筆を走らせた。かりかりという音が部屋に響いた。
翠星石は、ベットの上で再び転がり始めた。
部屋には、翠星石が転がる音と、ジュンが筆を走らせる音だけが響いた。
かりかり。
ころころ。
暫くして、飽きたのか元のようにベットに座る翠星石
「チビ人間」
ジュンは答えなかった。
「人間」
無言。
「ジュン」
……。
「どうして無視するですか!!」
「うるさい。勉強の邪魔するな」
再び、筆の音だけが部屋に響いた。
「ジュンは、翠星石のマスターでもあるはずですぅ」
……。
「それなのに、最近真紅とばっかりいるですぅ」
……。
「ちょっと、バランスが悪いと思わないですかぁ?」
……。
「何か言えですぅ」
ジュンは筆を止め、腰を上げ、翠星石の隣に座った。
「もしかして、お前そんなこといいに来たのか? そんなのたまたまだろ。たまたま。色々あったし、そのせいだよ」
寝転がり、つかれたーと言うジュン。
「……」
「どうした?」
「なんでもないですぅ」
「そうか」
「……、勉強はおわったですか?」
「区切りがいい所まで終わったから、終わらせた」
あー眠いと言うジュン。
翠星石がジュンの顔を覗き込んだ。
「なん……ん!!」
翠星石の唇がジュンの唇に重なった。
ゆっくりとした動作で唇を離す翠星石。
「なっ……何、何するんだ……」
「……、御褒美ですぅ」
「え?」
「翠星石は、真紅と違って下僕に優しいのですぅ。……、今のは頑張っている下僕へのねぎらいと言うやつですぅ」
ジュンは、呆然と翠星石を見ていた。
翠星石はもう一度ジュンに唇を重ねた。
「ん……む……んっ……」
翠星石がジュンの頭に手を回した。そして、唇を割りジュンの口内に舌を差し込んだ。
ジュンはとっさに首を振り、逃げようとするが翠星石はそれを拒んだ。
「っむっ………んんっ…………」
翠星石の舌はゆっくりとジュンの口内を犯していった。
「やぁ、め……むぅっ…………ううッ……んっ…………」
翠星石が唇を離した。翠星石とジュンには透明な橋が架かっていた。
「……、翠星石勉強したですぅ。その、恥ずかしかったけど、本とかインターネットで勉強したですぅ」
翠星石のオッドアイがジュンの瞳を見据える。
「だから……。その、翠星石にも……、御褒美くれやがれですぅ……」
ジュンは何も言わなかった。けれども、翠星石の背中に手を回し、ゆっくりと抱き寄せた。
三度目のキス。
「むぅ………んっ………ん…………」
今度はジュンが唇を離した。
「えっと、その……する、ぞ」
翠星石は頷いた。
ジュンはズボンを脱いだ。ジュンのソレは硬くいきり立っていた。
翠星石は、少し驚いたような顔をしたが、すぐにソレを手で包み込んだ。
「が、我慢できないですぅ。もう、入れるデスよ。」
翠星石はジュンの上に跨り、ソレを自分の秘部にあてた。
「はうっ」
「あったかいですぅ。ジュンのとっても暖かいですよ」
翠星石はゆっくりと腰を沈めた。
「ぁっっ!!……」
翠星石
の表情が一瞬、苦痛に歪んだ。
「はっ、うぅ。入った、ですよ…・・・。気持ち、いいですかっ」
「きっ、もちいい……」
翠星石は、ゆっくりと腰を動かしていった。
「んあぁ……くっ、ふぅぅっ…」
翠星石は、少しずつ速度を上げていった。
「ぁぁっ、んっ、ぅぅっ、っぁ!」
「やばっ、い。もう……だめっ」
刹那、ジュンのそれは爆発した。
「あっ、うっ。入ってくるですぅ……」
暫くたって、翠星石はジュンのソレを抜いて、横に倒れこんだ。
「…………、早過ぎです………」
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どうもスレ汚しすみませんでした。
即興ということで、ご容赦ください。
とても眠いです。