「どうしよう……これ……」 
桜田家のトイレで、一人悩む蒼星石。 

何がそんなに蒼星石を悩ませているのか? 

答えは蒼星石の下腹部にあった。 
そう、蒼星石に男性器が生えていたのだ。 
「なんで突然こんなのが……」 
蒼星石のそれは、太く、長くて、立派と言えるモノだった。 
「と、とりあえず、みんなには黙っておこう。」 
そう決心する蒼星石だった。 

午後。 
皆がリビングに集まり、紅茶を楽しんでいた。 
「ほら。蒼星石の分ですぅ。」 
「えっ……あ、ありがとう……」 
翠星石からカップを受け取り、口を付ける。 
いつもなら楽しめる時間なのだが、今の蒼星石にはとてもではないが楽しめそうにない。 
「ダメね。葉が開ききってないわ。進歩しないわね、のり。」 
「うぇぇ……ごめんなさい……」 
「苺大福おいしいの〜!」 
「うるっさい!食べているときぐらい静かにしろ!」 
そんな会話が聞こえたような気がした。 
(ああ……僕、どうしたら……) 
悩み、俯きぼーっと考える蒼星石。 

……そう………そ………… 

(誰かに相談する?ダメだ……恥ずかしいよ……) 

「蒼星石!」 

「え、な、なに?翠星石。」 
どうやら、考えごとに夢中で翠星石の呼びかけをかなり無視していたらしい。 
「どうしたですか?ぼーっとしちゃて。らしくないですぅ。」 

蒼星石に近寄り、心配そうに顔をのぞきこむ翠星石。 
何故か蒼星石は、その仕草にどきりとする。 
「え……いや、なんでも……」 
「嘘ですぅ!顔も真っ赤ですし、さっきからお腹をおさえてて……変ですぅ。」 
さらに近寄る翠星石。ほぼ体を密着させて、蒼星石に異常がないか調べる。 

彼女の髪が、息が、指が、肌が、 

「ごめん!翠星石!」 
どん!と、翠星石を突き飛ばしてリビングを蒼星石は飛び出していった。 

深夜。あれから蒼星石は鞄からでることはなかった。 
(僕……変だよ……) 
昼間の翠星石との何気ない接触。あれが蒼星石の頭から離れない。 
思わないように、思わないようにすればするほど意識してしまう。 
(……あっ……) 
気づけばそこに、そこにあってはいけない異物、自分に生えた男性性器に手を伸ばしていた。 

「んっ……くっ……」 
カチカチに固く勃起したナニを、不慣れながら確実に愛撫していく。 

しゅっ、しゅっ、しゅっ、にちっ 

「あ!……何かくる……っ!」 
自分のもう一つの性器の先端から、白い液があふれだした。 
とめどなく、どくどくと溢れ出す。 

「翠星石……起きて……」 
翠星石の鞄の前にいるのは蒼星石。 
何か、ぽーっとした表情で立っていた。 
「んん〜なんですか蒼星石……」 
鞄が開き中から出てきた翠星石は、まだ眠そうだった。 
「こっち。」 
翠星石の手を取り、ぐいぐいと引っ張る蒼星石。 
向かう先は物置の大鏡。 

「蒼星石、どこに行くですか?」 
翠星石の言葉を無視して、鏡の中へ、nのフィールドへと手を取り進む。 

「いいかげんにするです!蒼星石!いったい何がしたいですか!?」 
以前に翠星石と争ったフィールドを、二人は歩いていた。 
突然、今まで反応しなかった蒼星石が立ち止まり、翠星石の方を振り向く。 

艶っぽい視線だった。 

「もう……我慢できない……」 
詰め寄る蒼星石。 
「え……何がです、蒼星石。」 
顔を限界まで近づける。 
「な、何を……むぐっ……」 
唇を奪う。 
翠星石の唇はやわらかく、蒼星石の唇とまるで溶け合うように重なる。 
その柔らかい唇を、蒼星石の舌がかき分け翠星石の口内へと侵入する。 
「ふう……むっ……むちゅ……」 
「はっ……翠星石……ぺちゃ……」 
名残惜しそうに、唇をはなす。口と口との間を、涎が糸を引く。 

「蒼星石、どうして……ですぅ……」 
いきなりの濃厚なキスに戸惑いながらも、蒼星石を見つめ問いただす。 
「見てよ翠星石。……ほら……」 

ズボンと下着を脱ぎ、下半身を露出させる蒼星石。 
そこには、本来ありえないモノがそそり立っていた。 
「僕の、もうこんなになっちゃってる……これを擦るとすごく気持ちよくなるんだ……アソコもじんじんしてきて……変な気分になる……」 
よく見ると、女性の部分も洪水のように濡れていた。 
「そ、それどうしたですか!蒼星石。」 
驚愕の表情を浮かべる翠星石。 
対して、蒼星石は息も荒く目も虚ろだった。 
「いい、でしょ?翠星石……」 

「そんな……翠星石は……まだしたことは……きゃああ!」 
蒼星石に、押し倒される翠星石。 
服を破かれ、下着をはぎ取られ、肌を露出させられる。 
「やめるですぅ!蒼星石……ひぁぁぁぁ!」 
わずかに膨らんだ乳房の、頂点を強くつままれ悲鳴をあげる翠星石。 
「痛いぃ!ひっ、い、痛いですぅ!あ、あぁぁぁぁ!ぐむぅ……うぅ!」 
唇を奪う蒼星石。貪り、口内を蹂躙する。 
手は翠星石の秘部をまさぐり、クリトリスを刺激する。 

「かわいいよ!翠星石!入れる、いれるよ!」 

ぐ、ぐにっ、ずぶぶぶ、ぶちぃ!ずぶぶぶ 

処女膜を破ったのだろう。痛そうな音が響く。 

「あっ!すごいよ、翠星石!なかが、僕のを、あぁ!」 
ぱしゅ、ぱしゅ、とリズム良く腰を動かす蒼星石。 
翠星石は、放心状態なのか目に涙を浮かべぐったりとしている。 
「んんっ!だめだよっ……気持ちよすぎて、また……また!あぁぁぁぁぁ!」 
どぷん、どぷっ、とぷ、と精液がほとばしる。翠星石の膣内を汚していく。 

それでも、蒼星石は止まろうとしない。 

「ひぐぅ……きもひよすぎるよぉ……すいせいせきぃ……」 
壊れたように腰を振る蒼星石。 
翠星石の膣内は、もはやどちらの液体が多いか分からなくなっていた。 
「翠星石ぃ……むっ……ちゅぶ……」 
唇を重ねる。すでに、翠星石からの反応はなくなっていた。 
それでも彼女は唇を重ねる。 

不完全で完全な人形は壊れ、ただ空回るのみ。 

                               〜fin〜 

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是非ふたなりで……(*´Д`)ハァハァしてくれ。 
約束だぞ! 

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