……今からエロ無しSSを投稿する俺ガイル。 
タイミングテラワルス('A`) 

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水銀燈との戦いの翌日。 

いつまでも起きないジュンを起こすために、真紅がベッドを揺らす。 
「ジュン、起きなさい。いつまで寝ているつもりなの?」 
いくら揺らしても起きないジュンに業を煮やしたのか真紅が布団をはがす。 
「ジュン。いい加減に……ジュン!?」 
布団をはがした真紅が見たものは苦しそうに息を切らせ、顔が真っ赤になっている。 
「どうしたですか真紅。チビ人間がどうかしたですか?」 
ドアを開けて入ってきた翠星石が、珍しく戸惑う真紅に問う。 
「……ジュンがひどい熱なの。」 

「まったく。世話が焼ける野郎ですぅ。」 
今、真紅たちは下へ降りてジュンの体力わ回復させるための料理をノリと作っている。 
もちろん真紅や雛苺に料理が作れるはずがなく、じっとしているのが嫌だ。という理由から下に降りている。 
「……チビ人間……苦しそうですぅ……」 
翠星石の目の前には苦しそうに喘ぐジュンがいる。 
なにもしないでいるのも手持ち無沙汰なので、ジュンの汗を拭いてやることにした。 
服をはだけさせ、少し貧相だが細く綺麗なジュンの上半身を露わにさせる。 
一瞬、翠星石はどきりとする。 
(な、なに私はチビ人間相手にどきどきしてるですかぁ!) 
気を取り直して体を拭きだす翠星石。 

(こうしていると普通のやつですぅ……) 

とてもじゃないが、あの水銀燈に勝った人物には見えない。 
(しかし、まあ感謝してるですぅ。) 
その感謝の気持ちからか、丁寧にジュンの汗を拭く。 

「う……うぅ……」 
しかし、拭くそばから汗はジュンの体から流れ出てくる。 
「……このままではダメですぅ………」 
少し考えたあと、翠星石に妙案が思い浮かぶ。 
「そうですぅ!」 

「ぺろ……ぺろ……くちゅ……」 
翠星石はジュンの体をひたすら舐めていた。 
「はっ……ふぅ……疲れるですぅ……」 
体が熱くて溢れでるなら、冷ましながら拭けば良い。と考えた末にだした答えがこれだった。 
(しょっぱいですぅ。) 
ぺろぺろと頬の汗を舌で舐めとり、首筋、胸とだんだん下へと翠星石はさがっていく。 

(なんか……変な感じですぅ……) 

「ん……すう……すう……」 
体の熱が下がっていくのか、ジュンの息が心地よいものへと変わった。 
ジュンが楽になったようなので、翠星石は舐めるのをやめてジュンの服を元に戻す。 
しかし、翠星石はジュンの体をまだ舐めたいと思っていた。 
ぶんぶん、と頭を振り考えを否定する翠星石。 
「な、なにを考えているですか!まったく……」 

たんたんたん 

ちょうど、ノリが料理をもって上がってくる音が聞こえた。 

翌日。 
熱もすっかり引き元気になったジュン。 
「そ、その……なんだ……あ、ありがとうな。」 
素直じゃないジュンだったが、感謝を言えるだけまだ素直になったと言えるだろう。 
「えへへ〜!ヒナ誉められたの〜!」 
「世話の焼ける下僕を持つこっちの身にもなりなさい。」 
「………」 
ひとり、翠星石だけはうつむき何も言葉を発していなかった。 
「おい。性悪人形。どうしたんだよ?お前らしくもない。」 
ジュンに声をかけられても顔をあげる気配はない。 
顔が赤くなっている気がするが…… 
「おい。返事くらいし「うるさいですぅ!チビ人間!元気になったらなったでうるさいやつですぅ!」 
いつもの毒舌。様子がおかしいと思ったのはどうやらジュンの勘違いのようだった。 
「な……!人が心配してやったのにその言いぐさはなんだよ!」 
やれやれ。と真紅は溜息をつく。 

(また、看病したいですぅ……) 

一人心中で呟く翠星石だった 

       〜fin〜 

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