今日も相変わらずの賑やかさがある桜田家。 

「わ〜い!ジュン登りなの〜!」 
「静かにするですチビ苺!紅茶がまずくなるですぅ!」 
「……姉さん、紅茶こぼれてるよ。」 
「ジュン。静かにさせなさい。」 
もはやこの四人の会話コンボは日常になりつつあった。 
ここで、いつもならジュンがキレ出すのだが…… 

「……ジュン?どうしたの」 
てっきりジュンはいつも通りにパソコンでネットサーフィンをしていると思っていたが、今日は違った。 
真紅の方をじっと見つめていたのだ。 
「あ、いや……なんでもない……」 
真紅が声をかけると慌てて目を逸らすジュン。 
「顔が赤いわ。ジュン、風邪をひいたの?」 
みればジュンの頬には僅かに朱がさしている。 
「べ、別に。大丈夫だ。」 
ジュンの顔がさらに赤くなる。 
「嘘おっしゃい。こんなに顔が赤く……」 

「い、いい!さわるな!」 

心配した真紅がジュンに近づき熱を計るために体に触れようとすると、激しく拒絶する。 

「………」 

部屋に嫌な雰囲気の沈黙が流れる。 
「……まあいいわ。そこまでジュンが言うなら大丈夫なのね。」 
「あ、ああ。」 
一瞬、ジュンの顔に後悔の念にも似た表情が浮かぶがすぐに隠れてしまう。 
「………」 

真紅はそれを見逃さなかった。 

夜。 
家の住人がすべて寝静まった頃。 

「……くっ……はあ……」 

ジュンは一人自慰に耽っていた。 
年頃の男子としては当たり前の行為。しかし、ジュンのそれは特別なものに感じられた。 
「……はぁ……くっ……うぅ……真紅……」 
ジュンは真紅を想い、ネタにしていた。 
先週に真紅の入浴を手伝ったときから妙に意識してしまうようになり、遂に自慰をするときにも思い浮かべてしまうようになった。 

「……あ、」 
びくん、とジュンの息子から快感の証があふれ出す。 
しかし、そこにあるのは快感より罪悪感と嫌悪。 
前者は真紅をネタにしてしまっていることに、後者はそれで快感を得ている自分へのものだった。 
「はぁはぁ……はぁ。」 
自慰の後の疲労と溜息が混じる。 
「……真紅。」 

「呼んだかしら?ジュン。」 

するはずのない声に驚き後ろを振り返るジュン。 
そこには、当然ながら声の主である真紅が立っていた。 
「な、なんでお前が!」 
突然の出来事にパニック気味にジュンは真紅を問いただす。 
「あら。私の名前を何回も呼んでおいて、そんな扱いはあって?」 
さも当然のように主張する真紅。 
「い、いつから見てたんだよ!」 
答えは自分でも分かっているのだが、一応聞くジュン。 
「最初から、最後までよ。」 
……どうやら観念するしかないようだった。 

「……ごめん。」 
ベッドの上でジュンは何故か正座しながら謝る。 
「………」 
真紅の無言の圧力が、ジュンにはかなりのプレッシャーだった。 
「だ、だから、その、ぼくが、……」 
「……私は、嫌じゃなかったわ。」 
えっ、と困惑するジュン。 
(なんで?自慰のネタにされたんだぞ?普通なら引くはずなのに……) 
胸に手を当て、真紅は話し出す。 
「私はジュンのことを愛しているわ。他の誰よりも深く深く……そんなジュンに想われてるのに嫌な気になるはずがないでしょう?」 
ジュンは驚きと、真紅も自分と同じ気持ちだったことに嬉しさを覚えた。 
「だから……今日だけは……私があなたの僕<しもべ>になってあげる。」 

「ちゅっ……ちゅぷ……ちゅぱ……ちゅぶ……」 
暗い客間にかすかに音が響く。 
「あっ……し……真紅……」 
二人は他のドール達がいるジュンの部屋より客間の方が良いというジュンの提案により、客間へと移動していた。 
今、二人は一糸纏わぬ姿で互いを求め合っていた。 
「ちゅぷ……はぁぁ……ジュン……気持ちいい?……」 
仰向けに寝転がるジュンに、愛撫を続けながら真紅が問う。 
「あ……もう……でちゃいそうなくらい……気持ちいいよ……」 
嘘ではないことが、もうひとつのジュンから真紅には分かった。 

「ジュン……私のも……」 
ジュンの手をとり、自分の既に濡れている秘部へと運ぶ真紅。 

「すごい……真紅のもうこんなに……濡れてる……」 
少し水気の多いさらさらとした愛液が止めどなく溢れだしている様子に、ジュンは興奮する。 
「そんなの言わないでジュン……恥ずかしいわ……あっ……!」 
ぴちゃぴちゃと真紅の秘部を広げ、舌による愛撫を開始するジュン。 
「はっ……あっ……んっ……」 
真紅のいつもと違う艶っぽい声を聞いてますます興奮したのか、ジュンの愛撫は激しくなる。 
「あっ!……だめっ!……そこは……ひぅ!……ああん!……」 
ジュンは真紅の一番敏感な場所、クリトリスに指を伸ばす。 
舌でつつき、唇で噛んでみる。 
「もっ!……もうイクっ!……だめ!……あ……あぁぁぁぁぁ!…」 
絶頂を迎える真紅。体を反らせ、ぴくぴくと痙攣させている。 
なんとも言えない、扇情的な光景だった。 

「もう……我慢できないよ……真紅……入れるよ……」 
真紅の秘部へ自分のモノをあてがい、挿入しようとするジュン。 
「待って……私がしてあげるわ……」 
と言うと、真紅は立ち上がり仰向けに寝ているジュンにまたがる。 
そして、ジュンのモノを手で固定し挿入する。 

ずぶっ。ずぶぶぶぶっ。 

ジュンのモノを真紅の膣がすべて飲み込んだ。 
真紅の中は、ジュンのモノを奥へ奥へと導くように吸いつく。 
「くぁぁ!……すごい……真紅のすごいよ……」 
「あ……んんっ!……いい?……私を満足させなさい……」 
そう言うと、真紅は自ら動き始めた。 

ずぶ。ずぷ。ぱん。ずぷ。じゅぷ。じゅぷん。 

真紅が動く度に襲いくる快感に、ただジュンは耐えることしかできなかった。 

「あぁ!もうだめだ!……イっちゃう……真紅の中で!……」 
腰を突き上げるジュン。突然の衝撃に真紅は耐えられなかった。 
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 
真紅がイクのと同時に中の締め付けが急激にきつくなる。 
ジュンは耐えきれず、中へと出した。 

どぷっ、どぷっ、どぷっ、どぷっ 

へなっ、とジュンの胸の上に崩れる真紅。 
ジュンは、自慰では得られない快感を手にすることができていた。 

翌朝。 
昨日の疲れからか昼に起床したジュン。 
ベッドの横には、真紅が一人立っていた。 
昨日のことを思いだし、赤くなるジュン。 
「赤くなる必要などないわ。」 
断言してのける真紅。しかし、かく言う真紅も少し頬が紅い。 
「私はジュンを愛している。あなたも私を愛してくれる。これ以上幸せなことはないわ。」 
ここまで言われて黙っている程ジュンもバカではない。 

「ああ。僕も真紅のことを心から愛している。」 
ジュンの素直な反応に、真紅は微笑む。そしてもう一度、心から、誓うように言うのだった。 

「私も、ジュンのことを心から愛しているわ。」 

          〜fin〜 

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ぅp終了。 
皆が真紅に(*´Д`)ハァハァしてくれたら俺もっとがんがるお(^ω^) 

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