趣味で小説を書いたことは何度もありますが、恋愛物やエロ系はあまり書いたことないので 
満足できるか分かりませんが、投稿します。 

ほとんどエロはありません。どちらかというと悲恋ものです。 
いろんな意味でイメージが崩れる恐れがあるのでご注意ください。 
ジュン×真紅で、真紅視点です。少しこのスレに合ってない話っぽい気がしますが、 
読んでくれれば幸いです。 

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私はローゼンメイデン第5ドールの真紅・・・・・・だった。 
だけどそれはもう遠い昔のこと。 
・・・アリスゲームでさえ放棄した私は薔薇乙女である資格はもう無い。 
何故ならそう、私は薔薇乙女としての宿命でなく、「愛」を選んでしまったのだから 

私の前に横たわる老人。もう、彼は動くことはない。 
「何故?何故あなたは逝ってしまったの?返事をしなさい」 

だけど彼は何も答えない。何故逝ったの?私を置いて・・・。いえ、そんなこと、「愛」を選んだ時点で分かっていたはず。 
なのに、目から大粒の涙が流れてくる・・・。私は改めて彼が人間であること、私が人形である現実に 
泣いてしまった。隣では、彼の姉が泣いている。 

ああ、何故こうなってしまったのだろう?そう、全ての始まりは彼と会った時から…… 
もう60年も前のこと…… 彼は「ジュン」という名前だった。 
あの時はジュンもまだ子供だった。ある日アリスゲームの戦闘の影響でジュンは傷ついた。 
私の責任だった。私はこれ以上彼を傷つけない為に、彼との別れを決心した。だけど私は結局 
ジュンとは別れなかった。ジュンに本当の気持ちを告げたあの日、私は初めて彼に抱かれた。その思い出は 
60年たった今でも忘れはしない 

「ジュン、私はもうあなたといる資格なんてないわ」 
「何言ってるんだよ!何でそうなるんだよ」 
彼は必死に私を呼び止めようとした。私は話を続けた。 
「物わかりの悪い家来ね。私はあなたの事を心配してあげてるのよ?」 
「だからって何で消える必要があるんだよ」 
「あなたをこれ以上、傷つけたくないから…。それだけ」 
私のその言葉にジュンは一瞬戸惑ったような顔をした。だけど彼は続けた。 
「僕はお前に消えてほしいなんて言ってないだろ!もう傷も回復したんだ。それに翠星石 
 たちはどうするんだよ?」 
「彼女たちには私から言っておくから……」 
そう言って私は彼の部屋を出ようとした。赤くなっている目を見られたくなかったからかもしれない。 

ガシッ!急に腕を捕まれた。ジュンが後ろから私の腕を掴んだのだ 
「離しなさい。痛いじゃないの」 
だけど次の瞬間彼は私を引き寄せ、私の小さい体は彼に抱きしめられていた。 
私は最初何が起こったか分からなかった。ようやくその状況を理解すると、私の顔はほてっていた。 

「離しなさい、ジュン…!何をするの?こんなこと許されると思ってるの?」 
私はジュンを、そして自分を落ち着かせようとした。 
「僕は、お前と離れたくないんだよ。行かないでくれ」 
その言葉が私の耳に突き刺さる。今の言葉は本気?本当なの? 
「な、何を言ってるの?ジュン?お願いだから私を離して」 
「僕はお前が好きなんだ・・・一人にしないでくれ」 
彼の口から確信と思える言葉が出てきた。それでも私は自分の運命の為に否定した。 

「ジュン、嬉しいわ。だけど私は薔薇乙女、あなたは普通の人間。結ばれてはいけないのよ。 
 だから離して…」 
辛かった。自分で言った言葉が 
「それでも僕は真紅と一緒にいたい。お前が好きなんだ」 
私の目からは涙が溢れていた。薔薇乙女であるが故、人を愛したことがない私を、彼は好きだと言ってくれた。 
「ジュン、私もよ。私もあなたの事が……好きよ。愛してるわ」 
お互いの愛を確認した瞬間だった。 

私はジュンと見つめ合った。ジュンと私は恋人を見るようにお互いを見つめていた。そして口づけした。 
ジュンは舌を入れ絡ませてくる。どこでこんな事を学んだのだろうか。たぶんネットでだろう。それでも私は 
彼の舌を受け入れた。 
「んっ・・・ふぅ」 
自分でも聞いたことがないような甘い声が漏れる。 

そして私はベッドに押し倒された。彼は私の赤い服を丁寧に取っていき、私を優しく愛撫した。 
白い身体があらわになる。彼はその身体をじっくりしと眺める。 
「恥ずかしいから、あまり見ないで・・・」 
それでも一挙手一投足に彼の愛撫を受ける私の身体。あなたの手が、私の身体を触れる 
あなたの手がとても愛おしく狂おしい。彼は次々とネットで得たであろう知識で私を責める。 
そして彼と私は一つになり、前後運動を始める。 
「あっ・・あっ・・あっ」 
自然と出てくる喘ぎ声に恥ずかしさすら感じず、ただ自分を愛してくれている彼を見上げるだけだった。 
そして私の中に彼が放出した。私と彼は心も体も一つになった。 

私は薔薇乙女であることをやめ、ジュンとの愛を深めることにした。翠星石や雛苺たちは既に 
私たちの元を去っていた。彼と一緒にいることが嬉しかった。人間と人形、結ばれない愛だったはず。 
それでも私たちはお互いを愛した。数年が経ち、私と彼は人間のいう「結婚」というものをした。 
もちろん、そんなこと公にはできなかったから、ジュンの姉のノリが形だけということで式をあげてくれた。 

時はどんどん流れていったが、私と彼の関係は変わらなかった。だけど一つだけ違うものがあった。 
それは老化だった。彼は年月を経っていくに連れ、老けていった。正直言うと辛かった、私が彼と一緒に 
老けなかったことが。人間と人形の運命なんて分かっていたはずなのに辛かった。 
だけどジュンはジュンそのものだった。彼は老いても私を「好き」だと言ってくれた。 

・・・そしてその日はついにやってきた。彼は長い旅に立ったのだ。 
もう70歳を超えた時点で余命が長くないことは分かっていた。 
彼は死ぬ間際「君と一緒の人生でよかった」と私に言ってくれた。 
人間以上に人間らしく生きようとした私だったが所詮は人形だった。彼の死を見届けることになって 
しまった。 

私は七日間泣き続けた。泣いて泣いて泣いて泣き続けた。彼との楽しかった思い出が次々と 
蘇ってくる。彼と出会った頃、雛苺や翠星石や蒼星石がいた頃を思い出すとさらに哀しくなった。 
だけどもう自分は薔薇乙女である資格はない。そんな私にはもう愛せる人はいない。 
七日間考え続け、私は一つの答えを出した。それをノリに伝えたとき、ノリは必死に私を止めようとした。 
だけど私の答えは変わらなかった。 

彼の葬儀が終わり葬儀に参列した人々が来たるべきの時の為に、彼の棺に彼の思い出の品や 
花束を入れ始めた。そして私はノリに抱えられ、棺に入れられた。 
「本当に、これでいいの?真紅ちゃん」 
彼女の目から涙が溢れていた。 
「ええ、悔いはないわ。今までありがとう、ノリ」 
彼女は最後まで泣いていた。そして棺の蓋がしめられ、暗くなった。 

棺は運ばれるべき所へ運ばれた。そして棺は火にくるまれた。 
燃えさかる中、私は彼への最後の言葉を告げた。 
「ジュン、これからも一緒よ。愛しているわ…」 

   終わり 

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エロじゃなくてゴメンなさい。後、イメージ崩された方ゴメンなさい。 
この先投稿するかは分かりません。 
もし、この話のサイドストーリーでエロを書きたい方がいればそれはそれで 
構いません(こんな下手な文章活用する人はいないと思いますが)。 
読んでくださった方、本当にありがとうございました。駄文でスイマセンでした 

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