「ジュン×蒼星石」
「どうしたらいいんだろう…」
蒼星石は一人悩んでいた。
「僕はこんなにもジュン君のことが好きなのに…」
手入れした植物達を見ながら小さく溜め息をつくとふと考えが浮かんだ。
「そうだ!」
(ああすればジュン君は僕の事をもっと好きになってくれる!)
ガチャッ
その時、待ちわびた人物が帰ってきた。
「ただいま、蒼星石」
玄関に立つジュンを出迎える蒼星石。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
「…た、ただいま?」
いつもと違う出迎えに困惑するジュンを余所に更に言葉を続ける。
「ご主人様、ご用がございましたら何なりとお申し付け下さいませ」
「ああ、ありがとう」
(ふふ、男性は従順に尽くす女性が好きだって聞いた事がある)
そう考え命令があるまで傍を離れない蒼星石にジュンはどうしたらいいのかと混乱した。
(今日の蒼星石はどうしたんだ…はっ!もしかしたら僕をからかっているんじゃ!?)
そう思い蒼星石を見るとニッコリと意味ありげに微笑みかける。
(僕にまいったと言わせたい気だな…ふっ、その手には乗らないぞ蒼星石!僕は負けない!)
勝手に解釈し闘志を燃やすジュンは蒼星石を降伏させようと命令を下す。
「じゃあ…キ、キスをしてくれ」
「えっ!」
突然の事に思わず声を上げる蒼星石。
(今、キスって言った?ジュン君と僕が…)
嬉しさと恥ずかしさで顔が火照るのを感じた。
「…蒼星石」
(ふっ、さすがにこれはできないだろう)
そう思い蒼星石が降参するのを待っていると予想外の展開が訪れる。
「はい、ご主人様」
チュッ
蒼星石はジュンの唇に触れるだけのキスをした。
「!!!!!」
頬チュウを超えるキスにジュンは思わず石化する。
(ジュン君とキスしちゃった〜///)
「さあ、ご主人様。次は如何致しましょうか」
(蒼星石とキスをしちゃうなんて…しかもまだ余裕といった顔をしているぞ。恐るべし、ローゼンメイデン)
そして次なる命令を下す。
「む、胸を触らせてくれ」
(言ってしまった!勝負のためとは言え、僕はなんて卑猥な事を…しかしこれで終わるはず)
自己嫌悪に陥りながらも勝利を確信するジュンだったが…
「…ご主人様」
蒼星石は頬を染めながら服を脱ぎ始める。
「う、うわあああ!そ、そそ、蒼星石!?」
形の良い乳房があらわになりジュンはパニックになった。
「さあ、お好きなように触って下さいませ。ご主人様」
と言い、ジュンの前に乳房を突き出す。
白く透き通る様なその膨らみにジュンは目が離せないでいた。
(僕の無茶な命令にあっさりと答えるとは…しかも服まで)
おずおずと蒼星石の乳房に手を伸ばし人差し指で触れてみる。
プニ
(うわあ…柔らかくてすべすべしてるな)
ジュンは感心しつつ今度は掌全体で撫で回した。
「あふ…んん」
触れられる度、甘い喘ぎを発する蒼星石に段々と乗ってきたジュンは
膨らみの中心にあるピンクの果実に手を滑らせる。
「ふぁあん」
(ああ…ジュン君の指とっても気持ちいい)
暫く指でクリクリといじっていたジュンは次第に固くなり立ち上がる突起に喉が鳴る。
人指し指と親指で乳首を摘んでクリクリと揉みながら蒼星石の顔を覗いてみる。
「あっ、あっご主人様…」
愛する人に見つめられ蒼星石の瞳が揺れる。
と、その時。
「ああ!ちび人間!!蒼星石に何してるですかぁ!?」
「ん?げっ!翠星石!やばい逃げろ」
「ちっ逃がしたです。大丈夫ですか蒼星石?」
「え?う、うん…」
(まさかあんなことになるなんて思わなかったな…でも、少し残念)
終わり