404 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2006/04/20(木) 20:22:07 ID:vvC6sdAm
真紅達がスタンド使いになる話が見たい。
ジュンが通販でスタンドの矢を買ったとかそんな設定で
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>>404
ジュン「何々?数万年前に落下した隕石から作られた呪いの矢・・・・。」
   「いい・・・これは久々に大物の予感!買いだな」



承太郎「ジジイが念写した写真に写っている家と同じ・・・間違いない、矢はここにあるようだぜ。」



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その矢は、鈍いようで鋭く、軽いようで重く、淡いようで濃い。そんな『奇妙』な矢だった

真紅「ちょっとジュン!さっきから紅茶を注いで来いとあれほど・・・あら?その矢は・・・」
翠「さっきから何をやってるですか?くんくん探偵が始まるですよ?」
蒼「変わった箱に入っているね」
ジュン「通販で買ったんだ。知ってるのか?」
真紅「いえ、でもその矢尻に掘られている薔薇の彫刻・・・とても綺麗だわ」
ジュン「薔薇?そんな彫刻どこにも・・・何かおかしな物が掘られてはいるけど」
雛「あーっ!うにゅうの絵なのー!すごいのーっ」
翠「雛苺、ついに頭がおかしくなったですか?翠星石にはチビ人間そっくりなマヌケそうな男の絵が見えるですぅ」
蒼「僕には、色々な草花の彫刻に見えるよ」
ジュン「皆、まったく別の物が見えている・・・どういうことだ!?」
真紅「ジュン、ちょっとその矢を貸してみなさい!」
雛「雛も欲しいのーっ!」
翠「翠星石によこしやがれですぅ!」
蒼「危ないよ、みんな!あっ・・・」
矢はまるで鰻のようにジュンの手をすり抜けると、真紅の唇を軽くかすめ床に刺さった。
真紅「痛っ」
ジュン「おい!大丈夫か!?」
真紅「ええ・・・このくらいの傷ならホーリエで・・・ホーリエ!」
・・・
翠「ホーリエが」
蒼「いない?」
雛「なの」
真紅「ちょっとホーリエ!?どこなの、返事をしなさい」
「ここです真紅様。」
机には真紅より2まわりは小さいであろう少女が、PCのマウスの上にちょこんと座っていた。
ジュン「お前は・・・誰・・・だ?」
ホーリエ「私はホーリエ。真紅様にお仕えする人工精霊。いえ・・・今は霊波紋と言ったほうがいいでしょうか」

つまんね。今度こそ完

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話は少し飛んで3日後・・・
のり「ジュン君、真紅ちゃんの様子はどうだった?」
ジュン「あぁ、熱も下がったし昨日よりだいぶ良くなったみたいだ」
蒼「そう、よかった・・・あのあと急に倒れたからびっくりしたよ」
のり「それと・・・ホーリエちゃんも心配よぉ、もう3日も真紅ちゃんに付きっきりで看病してるんだもの」
ジュン「ああ・・・」
承太郎「さて、話を戻そうか。スタンドについての説明はだいたいは理解できたはずだ」
身の丈5尺はありそうな大男が窮屈そうにイスに座っている、ドール達と対比するとまるでアリと人間だ。
雛「うゆ〜、難しすぎてわかんないのぉ・・・」
翠「翠星石にも何がなんだかさっぱりですぅ・・・」
ジュン「いまでもまだ信じられないけどな・・・あんな物が存在するなんて」
承太郎「やれやれ、俺には生きる人形のほうがよっぽど信じがたいんだが」
ジュン「そして、あの矢がその『スタンド』を生み出す力を持っている、か」
承太郎「うむ、あの矢は数あるスタンドの矢の中でも特別でな、ウツボカズラと言う植物を知っているか?」
蒼「ウツボカズラ・・・ウツボカズラ科の多年生の食虫直物、葉の先端に瓶形の袋を下垂、中に消化液を貯え、口元から蜜を分泌することで虫を誘い出し、液中に落ちた昆虫などを捕食する(参考:広辞苑)」

承太郎「そう、まさしくあの矢はそれだ。相手が最も興味や好意を持っているものを矢尻に幻覚として映し出し、近付いた者から攻撃(捕食)する。」
ジュン「なるほど、どうりで皆見えてるものが違うわけだ」
雛「雛にはうにゅうが見えたのー!」
翠「・・・・・」
ジュン「翠星石は何が見えていたんだっ・・」
ガブッ
ジュン「痛ってえ・・・・いきなり何すんだこの性悪人形〜ッ」
翠「う、うるせーです!翠星石はチ、チビ人間になんかには鼻っから興味なんて無いのです!」
蒼「でも、僕ならおじいさんや翠星石、真紅ならくんくん探偵やジュン君が見えていてもおかしくないはずじゃあ?」
承太郎「奴は賢い。おそらくは古びた矢にそんな物が掘られていたら君たち2人は違和感を感じると思ったんだろうな」
「そして、刺された者の大多数は死に、生き残った者には力を与える。しかし、どうして刺されていない君たちにもスタンド能力が発現したかは分からん」
蒼「きっと・・・ローザミスティカが関係しているんだと思う。あれは元々7つで1つの物。1つのローザミスティカに何らかの影響が及ばされれば、他のドール達もその影響を受ける。そして、水銀灯達もおそらく・・・」
ジュン「そ、そうか!すごいぞ蒼星石」
雛「蒼星石あたまいいのーっ!くんくん探偵みたいなの」
翠「さっすがは翠星石の妹、翠も鼻が高いですぅ」
蒼「て、照れるなぁ・・・」
蒼星石は直感で理解した。この力はいままで以上に辛い戦いを引き起こす物になるだろうと。
ウツボカズラ(学名 Nepenthes )の語原はギリシャ語でne(無い)penthos(憂い)から由来する。
蒼「(憂いを消す、か。たとえ甘い誘惑と判っていてもこの憂いが消しされるなら僕は・・・。)」

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