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の続き
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404 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2005/07/29(金) 15:54:51 ID:LmMwm66R
某月某日、都内某料亭…
雛苺 :しかし蒼星屋よ、此程の支援、お主も苦しくはないのか？
蒼星石 :な〜に、私どもがここまで成長できたのも
すべて雛苺様のおかげで御座います。
これまでのご恩をお返ししようと考えた次第で御座います。
つきましては今回の一件ですが、是非とも私どもに…
雛苺 :それが本音かッ、グフフフッお主も中々のワルよのぉ…
蒼星石 :いえいえ、お代官様ほどではwwww
しかし、金糸雀堂なる新興勢力が台頭しているように御座います。
放置しておきますとなかなか厄介かと。
雛苺 :まかせておけ！新興勢力ともなるとホコリの一つ二つはあろうて…
実は今度成立する新法ではワシの組織が税務調査報告書を管理
・調査する事が出来るようになるのじゃ。ワシの一存でな！
独占した暁には、蒼星屋、判っておろうのぅ？
蒼星石 :それは勿論… お互い儲かりすぎて困ってしまいますなぁ…
雛苺＆蒼星石:グワッハハハハ…
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413 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2005/07/29(金) 18:04:54 ID:LmMwm66R
数ヵ月後 金糸雀堂本社…
真紅 :まったく呆れ果てたわ、このご時世に脱税だなんて時代錯誤もいいところね。
貴方たちのボスは逃げちゃったのかしら？
翠星石 :オーナーは持病の肝臓病が悪化したため病院で療養中ですぅ。
私財務担当の翠星石がCEO臨時代理としてお付き合いさせていただきますぅ。
真紅 :CFOなんてお呼びじゃないわ。それとも国税を舐めているのかしら？
翠星石 :公僕は黙って聞きやがれですぅ！
ですから！やましいところは全く無いのですぅ！
真紅 :言い訳は不服審判でする事ね。まぁ、更生が妥当なところね…
そんな巨額の追徴金、貴方達が払えるのかしら？
翠星石 :くそぅ、こんな下衆な真似をするのは蒼星石くらいなものです！
はぁぁ〜捜査官〜、旧友の好で助けてですぅ〜
コンサルタントも頼むです！
くんくん :ぼくからもお願いだよ〜
真紅 :まぁ…。そうね。査察部長を裏で操っているのは雛苺代官よ。
彼女のボスの国税庁長官なら再調査の権限はあるわね。
でも蒼星石は長官の大のお気に入りなのよ？せいぜい頑張る事ね。
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415 名前：名無しさん＠お腹いっぱい。[sage] 投稿日：2005/07/29(金) 18:56:15 ID:LmMwm66R
数日後… 都内某所
金糸雀 :…という訳なのです！
長官と蒼星屋はねんごろな関係になっていてお手上げなのです。
このまま更生処分が確定する事になればわが社の倒産は必至、
蒼星屋が今後この世界に数百年に渡って君臨する事になるでしょう。
わ、私には、わが社がこのような仕打ちを受ける事は許せません！
水銀燈 :前置きはもういい、お前は私に何をしてもらいたいのだ…？
金糸雀 :亡霊を排除していただきたい、長官を操っている亡霊を!!
水銀燈 :しかし、そのような仕事、私でなくてもいくらでも出来るだろう…？
金糸雀 :じ、実は、この仕事には厳しい条件があるのです！
わが社の処分が確定するのは本日より丁度一週間後となっています。
処分が決定される前に、確実に亡霊を排除していただきたい！
もし万が一でも失敗すればわが社数千人の社員が路頭に迷う事になる。
この仕事はすべてをパーフェクトにこなせるプロフェッショナルである
貴方にしか頼めないのです!!!
50万ドルはすでに用意しました！
指定された口座にジブラルタルの子会社名義で24時間以内に振り込みます！
水銀燈 :わかった…、やってみよう…
金糸雀 :おぉっ、あ、ありがとう!!!
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二日後…翠星屋本社
翠星石 :な…なにっ、金糸雀がす、水銀燈と接触したと!?
ほ、本当なんだな？く…くそっ今すぐ長官に会見を申し入れろ！
そうだ、今すぐにだ！
(く、くそぅっ金糸雀め、水銀燈に依頼するとは誤算だった…
す…水銀燈の阻止は不可能だ…
こうなれば…、速やかに金糸雀堂を解体してやるっ
長官を始末して親しい新長官の元で修正に持ち込むつもりだろうが、
無駄な事だ！何しろ処分を決定してから長官を排除しても無意味だからな？
私の情報力を甘く見ていたようだな！)
…
都内霞ヶ関…
蒼星石 :ちょ…長官！
長官 :おぉ、かずき!!どこに行っていたのだ!?
蒼星石 :悪い知らせです、マスター。
金糸雀堂への処分の決定を速やかに行ってください！
長官 :あぁ、腹減っただろう、サトイモの煮っ転がしを頂いたんだ、
二丁目の加藤さん。
水銀燈 :(弾頭質量120.0g, 初速950km/h…)
水銀燈 :(距離310m, 気温15°, 方位33°25′, 湿度50°, 風速15m…)
水銀燈 :(長官!!詳しい説明は後です、事態は急を要するのです!!!)
水銀燈 :(どうしたんだ、一樹？煮物大好きじゃなかったか？いま温めてきてやる。)
水銀燈 :(………)
ビシッ
長官 :か、かぁぁぁぁぁぁ〜ずぅぅぅぅぅきぃぃぃぃぃ〜〜〜〜!!!
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訂正：ll1-2
二日後…蒼星屋本社
蒼星石 :な…なにっ、金糸雀がす、水銀燈と接触したと!?
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一ヶ月後、京都某料亭…
JUM :しかし金糸雀堂よ、蒼星石を始末させた上で
公安を使って長官も逮捕させるとは
流石は策士、お主も考えた物よのぅ。
お陰でワシも部長になる事が出来た、礼を言うぞ。
金糸雀 :いぇいぇ、当然の事をしたまでです。
お互い理念を同じうする同志、末永くお願いしますよ…？
JUM :それが本音かッ、仇敵を撃滅した今、我が世の春という訳か！
グフフフッお主も中々のワルよのぉ…
ワシとお前は一蓮托生、利益を独占した暁には、
金糸雀堂、判っておろうのぅ？
JUM＆金糸雀:グワッハハハハ…
…
JUM :しかし、よく水銀燈とコンタクトがとれたものだな、
参考のために教えてくれんか？
金糸雀 :私の配下に翠星石というのがおります、
形の上では財務担当となっていますが実際には諜報活動をも統率しています。
巨大コングロマリットを目指す企業こそ情報を財産と認識すべきです！
JUM :…ではやはり長官を裏で操っていたのも？
金糸雀 :如何にも。遅かれ早かれ蒼星石に肩入れする以上はこうなる運命だったのです。
JUM :味方で良かったぞ、金糸雀！
JUM＆金糸雀:グワッハハハハ…
ビシッ
JUM :う、うわ！か、金糸雀〜!!!
翠星石 :(水銀燈は、依頼者の裏切りを絶対に許さない!
ふふふっ邪魔な野郎どもも排除したし、
これから私の輝かしい未来が始まるのですぅ！
末永くお付き合い願いますよ、JUM、水銀燈…)
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