ともえごろし 0本目
「まえがき」
ということで次回から始めます。
今回の話はちとグロくなる悪寒。なんせ人間だからね。まぁ人間だからこそ良いんだけど。
PTAに通報禁止。真似も禁止。
この話を読んで不快感を感じたら抜いてすっきりするなり、読むのを断念するなりしましょう。
グロさの度合いはさくら板レベル(自信はないが)のつもりなので。
1本目
引きこもりを初めて何年になるだろう。相変わらずパソコンを睨み付け、2ちゃんにレスをしている。
もう夜中で、雨の音がうるさい。俺はふと、変なスレを見つけた。
79:選ばれた人が来るスレ(1)
如何にも胡散臭いスレだ。しかし、これは2ゲットのチャンスだ。
俺は早速スレを開いた。
1 :名無し戦隊ナノレンジャー!:05/02/18 21:16:19
↓まきますか?まきませんか?
意味が分からない。こんな糞スレでは2ゲットの価値もないだろう。
しかし、他にすることもなかったので俺はまいてやるという事にしてやった。
それから何分たっただろうか。急に玄関のドアを叩く音がした。
大雨の日に、こんな夜中に俺なんかを訪ねてくる奴がいるのだろうか。俺は玄関を開けた。
ドアの向こうにはびしょびしょに濡れた少年が立っていた。青い服を着て、黒い帽子を被り、大きな鋏を持っている。
少年は蒼星石と名乗った。とりあえず家に入れてやることにした。
しかし、蒼星石の服から水がしたたり落ちていたので俺はイライラした。
「おい、家が濡れるだろうが。さっさと脱げ。」
「え・・・・こ、ここでですか・・・・。」
蒼星石は顔を赤らめて恥ずかしそうなそぶりをした。
「いい加減にしろ。誰も見ていない。さっさとしろ。」
すると蒼星石はスルスルと服を脱ぎ、下着姿になった。
俺は驚いた。球体関節である。どうやら奴はローゼンメイデンという動く人形らしい。
俺の家来になりに来たのだという。信じがたいことだが、何故か俺は簡単に受け入れた。
それより俺が驚いたことは、蒼星石が女だということだ。
ここ最近、ずっと画像以外の女を見ていない。生まれてこの方まともに女と話をしたことがない。
しかし、今俺の目の前にいる。しかもこいつは俺の家来になると言う。
「ハァ・・・ハァ・・・。」
俺は勃起した。興奮しながら蒼星石に歩み寄っていった。