蒼星石happystoryとかキボンヌ
 
 その夜、俺は眠れなかった。ずっと蒼星石のことを思っていた。翌朝、俺は柏葉さんの家へ向かった。
柏葉さんなら何か知っているかもしれない。俺が来ると柏葉さんは待っていたように俺に話し始めた。
ローザミスティカが無くなり蒼星石は動かなくなったらしい。あの黒い羽根のやつに奪われたのだ。だが
、そいつを倒し、ローザミスティカは取り戻したらしい。もう待てない。俺はそれを返して欲しいと頼ん
だ。柏葉さんは渋い表情をしていたが、傍らにいた真紅に言った。「あれを返してあげて」。「嫌だわ」。
その途端俺は土下座した。「頼む、返してくれ!あいつを助けてやってくれ、俺は・・・俺はあいつが・・」
言葉が続かない。なぜか涙が滂沱と流れる。恥かしいとも思わなかった。あんなに嫌ってたのに、あんなに
酷いことをしたのに・・・ 真紅は黙って俺を見ていたが、やがてふぅっと溜息をつくと「仕方がないわ、こ
れはあなたに返してあげましょう。・・・でも・・あなたはミーディアムだということを忘れないことね。次
は知らないわ」と言い、小さな宝石の欠片のようなものを取り出した。これがロ−ザミスティカ・・あいつの
命の欠片・・・俺はそれを固く握り締めた。「それと・・・あの子が何を望んでいたか、よく考えることね。」
真紅はそういい残して部屋から出て行った。俺は柏葉さんに礼を言い、家を出た。いつの間にか陽は沈み、肌
寒く感じた。俺は昨夜風邪をこじらせていた。が、不思議と寒さなんか感じなかった。「待っててくれ、蒼星石
・・・!」。俺は家路を急いだ。

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