鍋とお酒と温泉と

作品集: 最新 投稿日時: 2009/01/10 22:28:04 更新日時: 2009/01/10 22:28:04 評価: 5/5 POINT: 28 Rate: 1.77
 ある冬の日の夜の地霊殿。
 どこからともなく降り積もる雪に覆われ、きらびやかな地霊殿も今日は白一色だ。
「お待たせ、出来ましたよ」
 さとりは、ダイニングに鍋をもって入ってきた。
「待ってました〜」
「ご飯、ご飯〜」
 机では、お空とお燐が、卓上コンロを設置している。
「よっ……と」
 鍋には既に湯がはられ、出汁の昆布に白菜や豆腐といった定番の具が沈められている。
「ん……今夜もこいしは留守のようですね……」
 二人しかいない食卓をみて、少し気を落とすさとり。
「相変わらずふらふらされてるようですね」『今夜鍋なのに、こいし様……』
 相づちをうつお燐。
「まあ、地上に居るんでしょう。最近は友人も出来たようだし。……こいし、鍋にありつけなかったからといって恨まないように」
 どこともしれないこいしに向かって、さとりは重々しく告げた。
「あれ? さとり様、お肉は?」
 こいしはうっちゃって箸を伸ばしたお空だったが、肝心の食材が無いことに気がついた。
「慌てない。あれは薄切りにしたから、別皿。取ってくるから待ってなさい」
 さとりが台所のほうに消えると、
「お空、お行儀悪いわよ」
 お燐がお空をたしなめる。
「うにゅ〜、だってお腹空いてたし……」
「ちゃんと皆でいただきますしてから。さとり様に躾けなおしてもらう?」
「うにゅ」
 素直に箸を置くお空。
「はい、お肉。ところで……」
 さとりが戻ってきた。手には薄切り肉を山盛りにした大皿と、一升瓶を持っている。
「このお酒は、あなたたちが持ってきたのですか? 私は見覚えないのですが」
 とん、と机の上に瓶を置くさとり。
「あれ? えーと、それは……」『見覚えあるなあ。なんだっけ?』
 首を捻るお空。
「あ、それはこの間博麗神社に行ったときに、霊夢がお土産にってくれたんです」『あー、忘れてた。皆で呑もうと思ってたのに』
 答えるお燐。
「ああ、そうだったそうだった。すっかり忘れてたよ」『お燐、よく覚えてたなあ』
「受け取ったのはお空だったじゃないか。それくらい覚えておきなよ……」『まあ私も忘れてたけど……』
「なるほど。なら、ちょうど良いし、今貰いましょうか」
「じゃあ、コップ取ってきますね」
 お燐が席を立ち、台所のほうに走っていった。
「お酒お酒〜……それにしても、ここのところずっと雪ですね」『うわー、昼間雪かきしたのにまたあんなにつもってるよ〜』
「そうですねえ。それに雪もかなり大きな牡丹雪……」
「ぼたんゆき?」『雪じゃないのかな?』
「牡丹雪というのは、ふっくらと大きい雪のことです。ほら、あんな風に」
 お空の疑問に、さとりは窓の外を指さす。大きな雪がふわふわと降り注いでいた。
 ほとんど風も吹いておらず、外が真っ白に染まっているその光景は幻想的だった。
「へー、名前付いてるんですか」『誰がつけたのかな〜』
「コップ持ってきました〜」
 お空が感心しているところに、お燐が戻ってきた。
「はい。じゃあ……頂きます」
「「いただきます!!」」
 今度こそ、肉をつまんで湯にくぐらせ、ほおばるお空。
「うん、おいひっ」
「あふあふ……ふぅ、寒い夜はやっぱり鍋ね」
「おいひいれふ」
「お酒もらっちゃお〜っと。さとり様もどーぞ、一杯」『お酒〜』
「ああ、ありがとう」
 霊夢に貰った酒をひっかけながら、鍋はすすむ。
 もしこれが訓練された幻想郷住民なら、「霊夢が酒を人にやる? 怪しい……」と思うであろう所だが、いかんせん彼女たちは訓練が足りなかった。


「うにゃ〜ん。さとりしゃま、にゃんでふえてるんれすか〜?」『ダブルさとり様〜』
「そーいうお燐こしょ、さんにん居ますよ〜?」
「ふゅー、じょんっ」『ほいっ』
 地霊殿はカオスだった。人間でも一升程度ではなかなかこうはならないだろう。
「あふ〜、何か躰が火照ってるぅ〜……あつい〜……おくー、火焚きすぎ〜」『服ぬいじゃおーかなー』
「えー、そーんなことないよー?」『ふゅーじょん、ふゅーじょん!』
「……ぬいじゃいましょう」
 お燐の思考に当てられたか、服を脱ぎ出すさとり。
「あー、私も脱ぐ〜」
「あたいもぬいじゃう〜」
 あっという間にマッパになる三人。
「みんなハダカだー」
 さとりとお燐を指さしてケタケタ笑うお空。
「うにゃ〜、うにゃ〜ん」
 床をあっちへごろごろ、こっちへごろごろと転がるお燐。
「う〜ん? あなたの心の声が聞こえな〜い?」
 鍋の心を読もうとしているさとり。
「ハダカーハダカー、あ、そーだ、おりん」
「なんだいおくう」
「ハダカなんだからー、温泉いこうよ、おんせん!」
「あー、いーねー。いこういこう!」
「温泉ー? 中庭のー? あなたたちがつくったー?」
「そうでーす!」『温せんおん泉!』
「さとりさまもいきましょー」『おふろーおふろー』
「じゃー、いきましょうかー。あ、このお酒も持っていきましょー」

 中庭の温泉とは、先日の核融合騒ぎの後に、博麗神社の露天風呂をまねてお燐とお空が作ったものである。露天なので、雪景色の中の温泉は非常に味のある、温泉マニアが見たら泣いて喜びそうな風情を醸し出していた。
 もっとも、良い具合にキマっている彼女たちにはどうでもいいようで。
「いっちば〜ん!」
「にば〜ん!」
 飛び込むお燐。お空も続いた。
「さんば〜ん!」
 なぜかさとりまで続いた。そこら中に飛沫が飛び散り、じゅわっと雪を溶かす。
「あー、きもちいー」
「ふにゅ〜」
「いいわぁ〜……」
 お燐も、お空も、さとりも、目を細めたたれぱんだのようになる。
「ほらー、ふたりともー、もっと呑みなさーい」
 とろんとした目で、さとりがお燐とお空にコップを渡し、酒を注ぐ。
「「いただきま〜す」」
 本当は、風呂で酒を呑むのはあまり良くない。血行が良くなっているので、アルコールが回りやすくなるのだ。
 もっとも、この場にそれを指摘できる意識の残っている者は居なかったし、酔っぱらいにはそもそも通じない。
「ぷはぁ〜……」
 お空は上を見上げる。地底とはいっても天井が見えているわけではなく、どこからともなくしんしんと雪が降ってくる。
 ふわ、と鼻の頭に雪が落ちた。
「ふひゃっ、つめた〜」
 ちゃぽん、と湯に顔を沈めるお空。
「ぷはあ」
 ばしゃ、と顔を上げた。動きに合わせて、胸がぷるるん、と動く。
「うにゃ〜? おくー、ちょっと」
「なんだいおりんりん?」
 そんなお空を見ていたお燐が声をかけた。
「あんた、またおっきくなってない〜? むね」
  ふにょふにょ
 いきなりお燐がお空の胸を揉んだ。
「あひんっ おりー、あはは、くすぐったいって〜」
「にゃ〜、これはけしからん胸ですにゃあ! にゃははは!!」
「あふっ、はぅんっ、あ、ちょっと、乳首さわっちゃらめえ!?」
「あっはは、よいではないかよいではないか」
 卑猥な目つきと手つきのお燐に、ひゃんひゃん啼かされるお空。
 だがそこに、もう一人ラリっちゃってるお方がいた。
「おっきい、ですって〜?」
 やっとお燐の手を払ったお空だったが、今度は後ろから抱きしめるような形で胸を捕まれた。
「ひゃひん!? さとりさま!?」
「う、大きい……」
 後ろから揉みしだくさとり。明らかに目がよろしくない。
「ひああっっ、さ、さとりさま、やめれぇ」『かんにんしてください〜』
「むむむ、けしからんペットには躾が必要です!」
 イッちゃった目で言っちゃうさとり。
「ひぇっ、ちょ、さとりさま、やめ、ひんっ」『躾けこわいよー』
 さとりの手がお空の秘部に伸びる。
「ほらほら、お空ダメだよ〜、ちゃんと躾け受けようね!」
 お燐はお燐で、暴れるお空の腕を押さえ込むように前から抱きしめた。
「いいわよお燐。そのまま押さえてて……ふむ、生えてないようですね」
 つるんとしているお空の秘部を撫でるさとり。
「ひゃっひひ! やあ、さとりさま、ゆるしてぇ……「ふ〜っ」あひゃひぇあ!?」
 お燐がお空の耳に息を吹きかけた。
「くふふ、お空は可愛いねねぇ。猫の本能に目覚めそうだよ」
「ひいい!?」
 ぺろっとお燐がお空の頬を舐める。
 ざらっとした猫の舌の感覚がお空を舐った。
「ダメよお燐。お空を食べちゃ」
 さとりが、お空の雌芯をつまみながら言う。
「ひゃうんっ、あ、ひよ、あ、あんっ、らめぇっっ」
 お空の顔が上気しているのは、湯に浸かっているからだけではあるまい。
「でも、ほんとお空は……こうやってみると可愛いなあ……」『それにいろっぽい……』
 お燐は躰の位置をずらし、お空の胸のところまで顔を持ってきた。
「にゅふふ〜……ぺろっ」
「ふひんっっっ」
 お空の全身が震える。お燐が乳首を舐めたのだ。
「はぁっ、お、お燐、やめてってばあ……さとりさまもっ、指いれないでぇっっ」
 つぷ、と、さとりがお空の秘裂に指を一本いれていた。
「はっ、あはぁっ、さ、さとりさまっ、そんなところに指入れないでくださいぃっっ」
「そんなところとは? どこですか?」
 つぷ、ちゅる、つぷ、ちゅる、と、さとりは指を──まだ指先だけだが──を出し入れし、お空の耳元で囁いた。
「ふぇ、どこ、名前ぇ……?」『なんのこと〜、割れ目じゃないのお〜?」
「……あ、そう……」
 ちょっと凹むさとり。肩すかしだった。名前を知らないのは想定外である。
「まあ、いいわ」
 一瞬で立ち直ると、さとりは今度は指を二本たてた。
「ひぐうっっ」
「ぺろりんっ」
「あひんっっ」
 さとりとお燐に両側から責められるお空。
「あっ、や、うっ、な、なに、これぇ……?」
「む? お空、濡れてきましたよ」
「え、ええ……? あんっ」
「えへへ、お空の躰、いやらしい〜」ぺろ、ぺろ
 お燐は、乳首のみならず、胸全体を舐めるように動いている。
 下から上に舐め上げるたび、ぷるん、ぷるるん、と胸が揺れるのだ。そしてその度にお空が可愛い悲鳴をあげる。
「ひんっ、 ひゃんっ、 あ、あんっ、ひぅんっっっ」『うわあっっ、なんか、キてるよおっっ!? なにこれぇ!?』
 さとりはさとりで、少しずつ大胆に指を動かしていく。その度に、はっきりと湯では無いモノが手にまとわりついてくる。
「それはね、お空。快感、というものです。多分」
「あ、あんっ、か、かいかん……?」
「気持ち良いでしょう? とっても、とっても気持ちイイでしょう?」
「あ、は、はい……なんか、ふわっとして、ぎゅーっとして……」
「そう、その感覚に身を任せなさい。ほら……」
「あ、ああっ、ふああっっっ」
 と、お燐が舐めるのを辞めて、再び抱きついてきた。
「くふ、お空ばっかりずるい〜」
 ぎゅ、と抱きしめ、お空の胸に、自分の──結構こぶりな──胸を押しつける。
「あふっ」
「ひあっ、お、お燐、胸が……ひんっ」
「うふふ……んちゅっ」
「ふぶっ」
 自らの唇を、お空へと押しつけるお燐。
「んっ、ふぅんっ、んんっ」『あたいも、お空を頂いちゃう〜』
「ふぐっ、んんっ、ふう、んっ」『お、お燐っ、べろが、べろ入ってくる〜!?』
 のみならず、執拗に舌をお空の咥内に侵入させようとしていた。
「あらあら、二人とも、おあついですね」
 言いつつも、さとりはお空を責める手を止めない。
 お燐も、胸を動かし、自分とお空の乳首を擦り合わせる。
「んんんっっっ……っはあっ。お、燐、べろ入れたり、あんっ、なにが、え……?」
「ふあっ、はぁっ、はぁっ、だめだよ、お空。ちゃんと受け入れて……もう一回」
「ふぅんっっっ」
 再びお燐がお空に口づけた。今度は、お空もお燐の舌を受け入れる。
「んっ……ふ、う……んん……」
 お燐の舌が、お空の舌にからみつく。びくっとなるお空だが、今度は拒まず、お燐のするがままに任せていた。
「ふふ、おあついことで……じゃあお燐にも躾けをあげないと、ね……」
 さとりは、お燐とお空が胸をこすり合わせるようにしているために、手持ち部沙汰になっていたもう一方の手を、お燐の秘部に伸ばした。
「んっ……んんんっっ」
 いきなり雌芯をつままれたお燐が、びくっと大きく振るえた。
「おっと、口を止めてはいけませんよ」
 そこから、秘裂をなで上げ、割れ目に指を入れる。
「ふうんっ、う、ふああっ、あ、さ、さとりさまあっっ」
「あ、あんっ、あああっっ、なんか、なんかきてますうっっ」
 さとりの責めに、お空を舐るのも忘れて嬌声をあげるお燐。
 じゅっぽじゅっぽという責めに、がくがくしているお空。
「お燐、もっとお空とくっつきなさい」
「は、はいいっっっ!! ああっ、あっ、お空、おくーー!!」
「おりん、私、ヘンになっちゃいそうううっっっ」
「いいわよ。イッちゃいなさい」
 さとりは、お空とお燐の中に深く指を突き入れ、雌芯をぎゅっと強くつまんだ。
「ひあああっっっっ」
「うはああっっ、さ、とりさ、まっ、もと、やさしくお願いしますうっっ」『びりっと来た感じだよ〜』
 びっくん、と大きく震え、ぼう、とした表情でくたっとなるお空。お燐は、まだ余裕があるようだ。
「お燐はまだ元気そうですね……ああ、安心しなさい。仲間はずれになんてしませんよ」
「ひいっ、そんなこと思って無いですうっっ」『ちがうよ!? 全然ちがうよ!』
「では、お空の分も分けてあげましょう」
「ひええ!? お空、おくう、起きてぇ!?」『あたいを一人にしないで!』
「あ……すごかった……フュージョンしちゃった……」
 恍惚の表情で浸っているお空。
「怖れることはありませんよお燐。では」
「ひええっっっ、あっ、ひうっ、ああんっっ」『うああっ、なんか出入りしてるうっっ』
 さとりはお燐の秘裂に指を突き入れる。
「ほら、こっちに来て……」
 さとりは、お燐を抱き寄せて背中から抱きしめる。そして、片手でお燐の秘部をいじくり回しながら、もう一方の手はお燐の胸へ。
「ふふ、お空もですが、あなたも可愛いですね……」
 先ほどのお燐のように、さとりはお燐のうなじを舐め上げた。
「ふいいぃぃぃっっっ」『らめぇ、そこはらめぇ!!』
「ココが良いのですね」
「ち、ちがいますうっっっ」『あああっっでも感じちゃうっっ」
 さらに、さとりはお燐のこぶりな胸の乳首をつまみ上げる。
「ここか!? ここがええのんか!?」
「口調変えても、あふあっっ、ダメですよおっっ」『お、おっぱい、おっぱいぃぃぃぃっっっっ』』
「まあまあ、そう言わずに」
 さとりはお燐の悲鳴を聞き流し、執拗に責め立てる。イクほど強すぎず、快楽が醒めるほど弱すぎず。
「あ、さ、さとりさまぁ、なんか切なくなってきましたぁ……」『びくびくするぅ……』
 首を大きく曲げてこちらを見てくるお燐。
「いいですよ……もっと、切なくなりなさいっ……」
「くふっ、うんっ、あ、あんっ、ひぐううっっ」
 さとりの指テクはどこで覚えたんだとうくらい的確で、どんどんお燐を連れ去っていく。
「あたい、あたい、もう、もうっっっっ」『ダメえええええ!!!』
「もう一度!」
 再び、さとりは指を深く突き入れ、雌芯をつまみ上げた。
「にゃおおおおおおん!!?!!?」
 大きく啼き、ぐったりとさとりにもたれかかるお燐。
「はぁ……はぁ……」『ああ……あ……』
「ふふ、お燐も、お空も、可愛いですよ……」
「さ・と・り・さ・ま〜〜」『私も〜〜』
 目を細めるさとりだったが、背後にゆらぁりと立ち上がった影に後ろから抱きつかれた。
「お、お空!?」
「えへへ……私も、さっきのやります〜!!」『えーと、指をいれて……』
「わ、ちょっと、やめ、そ、そっちは違いま、アッー!」
「あれ、コレはフンの「や、やめなさい!」
 さとりは、振り回した手に当たった雪をつかむと、背後にぐしゃっと投げつけた。
「ぶわっぷ!」
「い、いきなり後ろはないでしょう、後ろは……」
 お空の手をほどき、距離をおくさとり。
「こんどは雪遊びですね!」
「ひえっ、お燐!? ぶ」
 復活したお燐が、これまた雪玉を投げてきた。
「お燐!」
「ん? わぶ」
 雪まみれになったさとりをみてケラケラ笑っていたお燐だが、お空に呼ばれて反射的に振り向いたところに、雪玉がヒットした。
「あははは!」
「や、やったなあ! えいっ」
「もばっ、ぶ!」
 お燐と、さとりが投げた雪玉がヒットした。
「ふふふ」
「あは」
「あはは!」
 温泉は雪玉弾幕が飛び交う戦場となった。


 次の日。
「ごほっ、ごほっ」
「お姉ちゃん、39.2度」
「はぁ……はぁ……」
「お空、41.3度」
「びぇっくしょい! ずず〜っ……」
「お燐、38.9度」
 地霊殿に朝帰りしたこいしは、廊下でぶっ倒れていた3人を見つけて、ひっくり返った。おまけに3人とも高熱。ヤマメの討ち入りでも有ったのかと思ったほどだ。
 慌てて布団に運び込み、やっと一息ついた所である。
「で、なんでみんな風邪なんか? そりゃ最近は寒いけどさ」
「……温泉に入って……その、のぼせたんですよ」
 目を合わせずに言うさとり。
「ふうん?」
「そ、そうなんです……」
「まいっちゃいました……あはは……」
 お空とお燐の口調も頼りない。
「まあ、いいけど。看病はするけど、私にうつさないでよね?」
 言い置くと、こいしはきびすをかえす。
「……善処しますよ」
 ぱたぱたと出て行いくこいしの背中に弱々しく呟いた。
「……さとり様……これって、やっぱり……」
「あの、お酒でしょうね……」
「あたま、痛い……」
 ひとしきり唸り。
「「「覚えてろ」」」


 博麗神社。
「今日も参拝客は無し。ああ妬ましい。お賽銭のはいる守矢神社が妬ましい。ねねねねたましい〜」
「なに歌ってるのよ」
 夕日を眺めながらお茶を飲みつつ、一人くだを巻いていた霊夢のところに、紫がにょい〜んと現れた。
「あー紫か……そうだ。決まり事作ろうかしら。『博麗神社に来た者は、賽銭を入れるか死か、どちらか選ばないと行けない』法」
「それで入ったお金って、お賽銭なのかしら……?」
「賽銭箱に入ればなんだってお賽銭よ。で、あんたは入れるの? 死ぬの?」
「はいはい。今度美味しい物もってきてあげるわよ」
「できれば賽銭がいいんだけど、まあいいわ。で、今日は何の用? もう日も沈むけど」
「ちょっと様子を見に来ただけよ。ところで霊夢、この間あげたお酒、呑んだ?」
「ん……ああ、呑んだわよ。この間」
「美味しかった?」
「ええ。混ぜ物がなければね」
「ぎく」
「へぇ……やっぱり混ぜてあったんだ……」
「え?  ……あ、ああっ、ひっかけたわね!?」
 ゆらり、と立ち上がる霊夢。すでに手には御札と針が握られている。
「私の勘が告げたのよ……あやしい、とね」
「くっ……なんという危機回避能力……! 霊夢の乱れ姿を見たかったのに……!」
「その辺はあっちでゆっくり話し合いましょうか?」
「それは話し合うスタイルじゃないわー! って、あれ、じゃあお酒はどうしたの?」
「地霊殿の連中が来てたから、あげたわ」
「まさに外道!」
「あんたが言うな!!」
なに?地霊殿に温泉なんてあったっけ?って? あのあとリフォームしたんだよ!
え?口調がおかしいって? お酒は飲み過ぎに注意しましょう!
ぶっちゃけ雪の意味なくね?だって? ちょっとあっちで話し合おうか。ほら、お酒でも飲んでさ……
HNQ
http://ranthefoxservant.me.land.to/
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2009/01/10 22:28:04
更新日時:
2009/01/10 22:28:04
評価:
5/5
POINT:
28
Rate:
1.77
1. 4 nanasi ■2009/01/17 22:39:03
「ここか!? ここがええのんか!?」にふいたw
2. 5 グランドトライン ■2009/01/21 23:06:09
やっぱり酒が絡むならえっちも明るく楽しくやらなくちゃね♪

明るいノリでテンポ良く進む物語は読んでいて気持ちがいいです。
また、台詞と思っていることを比較して読めるのは、さとりならでは。
ちょっと行為がわかりづらい部分があり、表現も少しおかしい気がしましたが、
明るくて嫌らしいネチョは楽しくて興奮します。

こういうカオスな空間、大好きですw
3. 6 雨雨 ■2009/01/23 19:34:43
いいですね、ニヤニヤ的な
やはりロリっこ運営の地霊殿はこうでないとね!
賽銭いれるか死かって、まあそんなだから客が減るのではw
4. 6 名無し魂 ■2009/01/23 19:53:05
さとりんは小五だけど2児の母だよ。異論はあんまり認めない。

> 「そんなところとは? どこですか?」
>  つぷ、ちゅる、つぷ、ちゅる、と、さとりは指を──まだ指先だけだが──を出し入れし、お空の耳元で囁いた。
> 「ふぇ、どこ、名前ぇ……?」『なんのこと〜、割れ目じゃないのお〜?」
お燐とお空はその小五以下なので割れ目の名前なんて知りません。そんな破廉恥なことなんて…ね。
でもお酒は飲んでしまうあたり、幻想郷はいいところですな。
5. 7 泥田んぼ ■2009/01/23 23:46:38
この3人カワイイw
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