ニュークリア・ウィンター〜戦時中の雪女〜
作品集: 最新 投稿日時: 2009/01/10 21:47:29 更新日時: 2009/01/10 21:47:29 評価: 3/4 POINT: 19 Rate: 1.76
戦争は季節を狂わせるほどの力を持ている。
特に核兵器は簡単に冬を作り上げることができる。
もちろん、普通の冬ではない。
爆発による死から始まる冬は、放射能というウィルスを運び、
徐々に死滅させていく『風邪』をこじらせる。
それとともに『死の雪』が降る。死の雪に触れたものも当然『風邪』をこじらせる。
その後は、太陽の恩恵のない空の下、『死の雪』が延々と降り積もる。
枯れ果てた地面の上に『風邪をこじらせた成れの果て』と『積もった死の雪』だけが残る。
春が生の季節と呼ばれるのに対して、冬は死の季節と呼ばれる。
人間は死の季節を作り出すことに成功したのだ。死を生み出すだけの形ではあるが……
そして戦争が生み出す『核の冬』の被害にあうのは、いつもいつもただの生き物だ。
俺のようなごく普通の人間のように……
ニュークリア・ウィンター
俺はその中でもかなり不幸な方だろう。核の冬を生き延びているのだから。
身体が丈夫だったのか、『風邪』の進行が遅かったのか、はたまた運命の気紛れなのか。
次々と生き物達が死を迎える中、俺はその光景を壁にもたれて見守り続けてきた。『風邪』の苦しみを味わいながら。
喉は既に枯れており、身体中が所々痛い。意識が朦朧とする中、目だけは無意味に生きている。
その目には、壊れた廃墟と枯れた大地、生き物の死体が散らばっている雪景色が映し出されている。
自分の姿を最近見ていないが、おそらく今の自分は汚れたマネキンなのだろう。
側に転がっている人間の男と同じように。
そんな自分の上に自然と不自然の雪が重く、寒く降り積もり続ける。
何時死んでもおかしくは無い。むしろ生き続けているのがおかしい。それが今の俺だ。
ヒュゥゥゥゥ……
そして今日も降り続ける雪を見ながら、自分の死を苦しみながら待っていた。
だが、その日々ももうすぐ終わるだろう。何となくだが、わかるのだ。
自分の命はもうすぐ枯れると……
「あら、まだ生きている人間がいるのね?」
突然、俺の耳の中に女性と思われる声が入ってきた。
そして、目の前には、白と青の服装をした女性がいつの間にか立っていた。
彼女は死にそうで死なない俺を興味深く見ている。
雪景色でよく見えないが、周りのボロ屑を着せた人形達と違い、ちゃんとした服を着て『普通に』俺を見ている。
『普通』だった。あまりにも『普通』過ぎた。
死で満ちた核の冬の中で、何事も無かったかのように『普通に』笑っていたのだ。
俺が生きている以上にありえない光景だ。
そうだ、これは終わりの前に見る幻覚だ。とうとう俺の番がやってきたというわけか……
「別にあなたの幻覚などではないわ。私はあなたの目の前にちゃんといるわ」
俺の心を見透かしているかのように、その女性は答えた。
次第に彼女の顔が見えてきた。銀色の髪と青い瞳で笑みを作ったその顔が目の中に映る。
不気味だった。あまりにも美しいその姿が不気味だった。
冬における『死の象徴』のように美しくて儚くて……不気味だった。
あまりの不気味さに俺の口は数日振りに言葉を発した。
あんた、何者だ……?
「私?私はそうね……
……黒幕よ」
〜〜戦時中の雪女〜〜
黒幕だと?!
「そうよ、冬の黒幕」
彼女は冬の黒幕と答えた。冬とはこの『核の冬』のことなのだろう。
だが、冬の黒幕とは何なのだ。意味がわからない。
……まさかこいつが核爆弾を落として、この季節をもたらしたとでも言うのか?
いや、そんなはずは無い。俺はそう思いたかった。
だが、荒れ果てた大地に立つ美しい姿が、可能性をゼロにさせてくれない。
明らかに俺達のような『被害者』などではない。
あまりにも疑り深かった俺は呆れた質問をしでかしてしまった。
あんたが核爆弾を落としたのか?
「大外れ♪ そんな女に思われていたなんて傷つくわ……」
俺の真剣な問いに対して、冗談交じりに彼女は答えた。
その反応にムカついたが、俺には怒る気力すら残っていない。
そのおかげかどうか知らないが、冷静に対処できた。
質問を変える。あんたは人間か?
「人間ではないわ。そうね……
わかりやすく言うなら……雪女かしら?」
雪女? ずいぶんとイメージが違うな。
全体的に和風と言うより西洋風だ。いや西洋にも雪女はいるのか。
だが彼女が雪女ならば、彼女が核の冬でも平然としていられるのも、冬の黒幕なのも納得がいく。
雪女が冬の黒幕なのも規模が大きすぎて変な話だが。
それで雪女。あんたのどこら辺が黒幕なんだ。
「私はね。『冬そのものを強める』ことができるの。
冬を強めることによって気温を下げたり、生き物の活動力を奪ったり、
冬そのものを長くすることができるの。だから私が居続ける限り冬は猛威を振ったまま終わらない」
なるほどだから冬の黒幕か。
「そうよ。お分かりいただけたかしら?」
存在するだけで冬が猛威を振るい続ける『冬の黒幕』。
目の前で自信満々に説明している彼女がそんな恐ろしい存在だということが、信じられなかった。
理解はできたが信じられなかった。
しかし信じるしかないだろう。彼女が『普通に』説明しているのだから。
なんにせよ彼女は核の冬を『引き起こした原因』ではないことはわかった。
同時に核の冬が『終わらない原因』であることもわかったが。
しかし、人間が作り出した『核の冬』も冬なのか?
「冬には違いないでしょ?」
……それもそうだな。
だが、俺は彼女を憎らしくは思っていない。
彼女が居ようが居まいが、核の冬が訪れた時点で俺が『風邪』で近々死ぬことには変わりは無い。
それにこんな美人の雪女を邪険にするのも勿体無い話だ。せっかく出会えたのだから一緒に居たほうが良い。
それで、死に損ないの俺に何のようだ。
「ん〜……特にこれと言った用は無いけど?」
人差し指を口に当て、いかにも「ちょっと待ってね♪」という仕草で答える。
どうやら核の冬を生き延びている俺が珍しくて声を掛けただけらしい。
まあ、そんなものだろう。
なら、俺を助けることはできるか?
「そうしてあげたいけど、冬の黒幕である私にはその手段が無いわ……」
彼女は残念そうに告げた。本当に残念そうな声色でそう告げた。
まあ、期待してなかったから別にいいのだが。
しかし、助ける手段があれば俺を助けたのだろうか。いやまさかな。
だったら俺に止めを刺してくれないか?
「酷いわね。せっかく生きているのだから、残りの命は大切にしなきゃ駄目よ♪」
どうせ助からないのならば殺して楽に死なせて欲しい。そう思って止めを頼んだが、断られてしまった。
彼女は楽しくじわじわと生殺しするのをお望みのようだ。
助けられないくせに、何が「命は大切にしなきゃ駄目よ♪」だ。酷いのはどっちだ。
だったら俺が死ぬまで話でもするか?
「それもいいんだけど……私、あなたのことが気に入っちゃった♪」
女はどこか妖艶な笑顔で俺にそう告げる。
ボロ屑同然の俺のどこがいいのだかわからないが、気に入ったのは間違い無いようだ。
昔聞いた雪女の話では若者を助けて、密かに嫁にまでなったそうだ。
俺はどう考えても助からないのだろうが、彼女の婿になるのだろうか?
俺がそんなことを考えていると……
ヒュゥゥゥゥ……
突然、彼女の周りに吹雪が舞った。すると彼女の服装がその吹雪に混ざるように溶け始めた。
そして、吹雪が終わった時、彼女は一糸纏わぬ姿となって俺の前に再び現れた。
さらに妖艶になった彼女の口からはとんでもない言葉が紡がれた。
「だから私と……エッチしましょうよ♪」
突然、何を言い出すんだ、この女は。俺とエッチしたいだと?
あまりの急展開に安定しない意識が、さらに乱れてノイズとなり目を汚す。彼女の肢体が霞む。
しかし、俺はそのノイズを自力で解除することができた。
落ち着いたからなのか。それとも女性の裸が見たかっただけなのか。どちらにしても生命力の無駄遣いだ。
そして結果として残ったものは、彼女の裸体に釘付けの俺と、それを楽しむように眺めている彼女の姿だけだった。
そして、彼女の口が再び言葉を紡ぐ。
「どうせあなたは長くは無いんでしょ?だったら私を楽しんでから逝ったほうがいいと思わない?」
妖艶さとふざけが混じった挑発だが、言っていることはもっともだ。
恥ずかしながら俺は未だに女を抱いたことが無い。
このまま女を知らずに死んでいくのかと思われたが、意外なところでチャンスがやってきたのだ。
先程は不幸と言ったが、やはり長生きはするものだな。短い長生きだけどな。
こんな俺でいいのか?
「ええ、ボロボロになった今でも良い男だと思うわよ♪」
じゃあ始めてくれ……俺が死ぬ前に。
「ふふ……そうこなくちゃ♪」
* * * * *
「まずはあなたのそれをたくましくしてあげるわね」
使い物になればいいがな。
俺の股間に顔を寄せて彼女は笑う。
ただの布切れとしかいえない服とズボンは、彼女の手で簡単に取っ払われた。
俺は顔を下げて……というより顔を落として自らの股間を眺めた。
痩せた太股の間には半勃起した一物があった。彼女の全裸で興奮してこうなったようだ。
もしかしたら俺の生殖能力はまだ生きているのかもしれない。そんな僅かな希望が俺の心に浮かぶ。
「それじゃあ、いただきま〜す♪
あむっ……」
んちゅ……くちゅ……
彼女は早速俺の一物を飲み込み、舌を使って愛撫を始める。
口の中とは思えない冷えた感覚と冷たい舌が俺の一物を包み込み刺激する。
俺は行為を通じて、彼女が雪女であることを自らの身で再確認した。
「ん……冷たいかしら?」
ああ……だがこれはこれで気持ちいい。
「そう、それは良かったわ♪」
れろっ……ちゅっ……れろり……
俺が悪い反応をしていないと知った彼女は、次に舌だけで一物の先端を嘗め回した。
舌だけでも十分冷たく、一物が喜んでいることがしっかりと伝わってくる。
使い物にならないことを心配したが、気持ちいいということは、生殖能力はまだしっかりと生きているようだ。
そんなもの生きていても意味が無いと思っていたが、今はそれを生かした神やら運命やらに感謝している。
ちゅっ……ちゅっ……ちゅぅぅぅ……
キスから再び口の中へ。そして蜜を吸うように吸引を始める。
よくは見えないが、間違いなく俺の一物は勃起していることだろう。感覚でわかる。
これから死に逝くものとは思えない御立派な一物に、我ながら呆れさえ浮かんでくる。
「まあ、凄く立派ね♪ 十分使い物になるじゃないの」
ああ、俺も驚いている。それとあんた舌使いが上手いな。
「それはそうよ。そっちのほうでも黒幕なんだから。んぅ……」
んちゅ……くちゅ……ちゅっ…ちゅっ……
ぢゅぅぅぅぅぅぅ!!!
彼女にとっては『そっちの黒幕』は冗談のつもりなのだが、俺にとっては本気に思えてくる。
彼女の嘗め回し、キス、吸引はあまりに上手く、俺の生殖能力を確実に蘇らせていく。
そして雪女である彼女の口の中は寒くて、彼女の舌は冷たくて……刺激的で気持ちよかった。
ぢゅくっ! ぢゅぼっ! ぢゅうううっ!!
彼女が頭を上下してピストン運動を始める。
俺を上目遣いで見上げるその顔はどこか幼さを残してはいるが、やはり美しかった。
俺の腕が動けたならば、彼女の頭を撫でて褒めてあげていただろう。
だが、今の俺には身体を動かす力は残っていない。彼女が愛おしいだけにとても残念だ。
ぢゅるっ! ぢゅぷっ! ぢゅぽっ! ぢゅるるっ!!
俺の残念な気持ちが顔に出たらしく、彼女は心配そうな顔付きで愛撫の激しさを増した。
まるで絶頂寸前のように激しく頭を上下させ、尿まで吸い取る勢いで吸引し始めた。
さすがにこれは不味いと思い、俺は待ったを掛けた。
うあっ! ちょっと待ってくれ!激しすぎる!!
「ぷはっ! ご、ごめんなさい!! あなたが残念そうな顔をしたから、気持ち良くないのだと思って……」
いや、腕が動かないから、あんたの顔を撫でられないと思うとつい……
「まあ、うれしいわね♪ それじゃあお姉さんがもっと良いことして上げるわ♪♪」
すると彼女は顔を上げて、自分の乳房を手で持ち上げた。
かなりのボリュームがあり、俺の視線は顔から一気に巨乳へと移った。
「ふふ、私のおっぱい、気に入ってくれた?
このおっぱいでもっと気持ちよくしてあげる♪」
そういって彼女は自らの乳房を俺の股間に落として、俺の一物を挟み込んだ。
そして乳房を持った手で円を描くように動かし始めた。所謂パイズリというやつだ。
まさか核の冬で死ぬ前に体験できるとは思わなかった。
ぐにゅ…くにゅ…むにゅ……
彼女の豊満で温かそうな胸は、実際は舌と同じぐらい冷たかった。
だが、熱を持ち始めた一物にとってはその冷たさは、この上なく気持ちよかった。
もちろん、見た目を裏切らない柔らかさを持ち、変化自在に変わる巨乳は見ているだけでも興奮する。
もし、腕が元気ならば、自らの手でそれを揉み解していただろう。本当に残念だ。
はぁ、冷たくて、柔らかくて……気持ち良い。
「ふふ、そのようね。さっきよりもビクビク動いているわ♪」
れろっ…ぴちゃ…ちゅっ……
彼女は胸を動かしたまま、さらに舌使いまで交えてきた。
先程、愛撫を緩めてくれと頼んだ。頼んだはずだ。
行為は激しくなくなっているが、気持ち良さは先程よりも格段に上がっていた。
もう耐えられそうに無い。
も、もう……出そうだ。
「あら早いわね。それじゃあ飲んであげるから、思いっきり私の口の中で出して頂戴♪
あむっ……」
じゅるっ…じゅぼっ……じゅるっ…じゅるっっ……
彼女は俺の一物を口に含み、思いっきり吸い始めた。
先程の激しい吸引とさして変わらない強さだ。そして、口の中は前と変わらない寒さだった。
いや、吸い込んでいる分、俺の一物は吹雪に晒されているようなものだった。
ぐにゅう……むにゅう……ぎゅうううっっ!!
もちろん、乳房の動きは止まることなく、さらに加速する。
その怒涛の攻めに俺が耐えられるはずも無く、俺は快感で頭が白くなっていく。
そして、ついにそのときは訪れた。
うぁぁぁっっ!!
どぷっ……どぷっ……どぷっ…………
「んくっ! んくっ! んんんっっ!!」
ごくっ……ごくっ……ごくっ…………
俺の一物から出てくる生暖かい液体を、彼女は一生懸命に自分の氷窟の中へと飲み込んでいく。
その光景はとても官能的ではあったが、俺の意識はそれどころでは無かった。
くらっ……
彼女に精気を吸われた所為なのか、眩暈がし始めたのだ。
瞼も下がり始めて、このまま逝ってしまいそうだった。
先程まではいい加減死んで欲しいと望んだが、今はまだ死ぬわけには行かなかった。
俺は……彼女と1つになってから逝きたいのだ。
「ちょっと! 大丈夫!! まだ生きてる?!」
ああ、何とか持ちこたえたよ。
「ちょっと激しすぎたかしら? でも、まだ死なないで頂戴!
まだ、私は気持ちよくなってないんだから!!」
それは俺も同じだ。どうせ死ぬならあんたの膣内で死にたい……
「うふ、もちろんそうよね♪
ん……」
彼女は俺の一物から口を離して上目遣いで不安そうに眺めていたが、
俺がまだ生きていると知ると、顔を上げて俺に口付けをし始めた。
それにしても本当に耐え切るとは自分でも思わなかった。
性に対する欲望とは恐ろしいものだ。
ちゅう…………
れろっ……れろっ……
先程まで俺の一物を愛撫してきた冷たい舌が俺の乾いた口の中で暴れる。
俺の舌もぎこちないながらも、彼女の舌に答えようと動く。
れろっ……ちゅるっ……ちゅるっ……
俺の舌を捉えた彼女の舌は、一物と同じような動きで絡みつく。
思うように動けない俺の舌はそんな彼女の舌の動きに全てを任せた。
やがて俺の舌をむしゃぶり尽くした彼女の舌は口ごと俺のもとから離れていった。
「ぷはっ! それじゃあ寝かせてあげるわね」
すまないな、俺が動けなくて。
「いいわよ。全て私に任せてあなたは気持ちよくなってね♪」
彼女は俺の肩を持ち、俺を仰向けに寝かせた。
隣に転がった人形がいた気がするが、もはやどうでもいいことだ。
もはや、俺には彼女しか見えないのだから……
* * * * *
ちゅっ…ちゅっ…ちゅううう……
核の雲に覆われ、死の雪が振り続ける空の下、彼女の奉仕の音だけが地上に響く。
思えば空を見たのは久しぶりだった。今まではずっと目の前ばかり見ていたからな。
冬という季節は見た目こそ美しいが、その猛威は計り知れない。人間が作り出した核の冬ならば尚更だ。
彼女の奉仕を受けている間にも、俺の身体には『風邪』をこじらせる死の雪が降り積もる。
だが、今の俺にはそんな忌まわしき物も心地よく感じる。
「あはっ♪ もう熱くて立派になったわ。それじゃあ、入れるわね」
奉仕を終えて、彼女の口と舌が俺の一物から離れる。
しばらく寒空に晒される一物だったが、やがて先端から狭くて冷たい感覚が入ってきた。
くちゅ……
「ああんっ! 硬くて温かいのが、私のっ! 私の膣内にぃっ!!」
無機質な風景の下で、彼女が乱れている声が聞こえる。
彼女が今どんな顔をしているのか、胸はどんな風に動いているのか、俺の一物はどうなっているのか。
気になって気になってしょうがない。が、彼女の膣内に入り終わるまでは我慢することにした。
どんどん広がっていく冷たさは気持ちよくてたまらない。中断させるのはもったいない。
それに見えないなら見えないで、興奮する。
ぬちゃ……ぬちゅ……ぬちゅ…………
「だんだんっ! ああっ! 入ってくるのぉっ! やぁんっ!
硬くて温かいのがっ! あんっ! 入ってくるのぉっっ!!」
彼女の声を聞いているうちに、彼女の乱れている顔が核の雲に映し出される。
その顔は狂っていて嬉しそうで……綺麗だった。
俺の勝手な妄想なのだろうが、情けないことに俺はそれでも興奮している。
ぐちゅっ!!
「はあああぁぁぁっっ!! はぁ…はぁ…
全部入ったわよ……んぅん……」
彼女に言われるまでもなく、俺の一物が完全に沈んだことは膣内の冷たさで十分感じている。
俺が見ている彼女の顔は、とろんとした目付きで俺と1つになれたことに感動していた。
と、俺の一物が前後に動き始めた。どうやら彼女が我慢できずに貪り始めたらしい。
彼女には悪いが、俺は先程まで我慢していた提案を打ち明けた。
その体勢だと疲れるだろ?こっちに来いよ。
「大丈夫よ。私のことは気にせずに気持ちよくなって、ね?」
いや、あんたの身体も一緒に感じたいんだよ。顔も見たいし……
「あ……うん……」
俺の呼びかけに答えて彼女が降りてくる。
腰の辺りから徐々に伝わってくる彼女の柔らかさと冷たさ。まるで彼女に取り込まれるかのような感覚だった。
そして、俺の胸にあの豊かで冷たい胸が圧し掛かってくる。
彼女の胸は弾力性があり、体重で潰されてもそのボリュームは殆ど失われておらず、
それでいて俺の身体を気持ち良さで包み込んでいく。
抱きしめる体力が無いのが残念で仕方が無い。本当に残念だ。
「はぁ……あなたの身体……
細くて汚いけど、それでも力強くて素敵よ♪」
それはほめているのか?
けど、あんたの身体はやっぱり美しくて気持ち良いな……顔も綺麗だ。
「やんっ♪面と言われると恥ずかしいわ……あぁんっ!!」
ぬぢゅっっ!!
彼女の喘ぎ声とともに俺の一物が締め付けられる。俺にほめられてよほど恥ずかしかったらしい。
だが、彼女の表情はやっぱり綺麗だと思う。
俺を弄ぶような自信に満ちた顔もいいが、恥ずかしがって照れる顔も可愛くていい。
もちろん、快感に悶える顔もそそられる。
表情だけじゃない、雪のような銀色の髪も、氷のような青い瞳も、素敵だと思う。
そんな彼女とひとつになれた俺は最期の最後で最大の幸運を得たと断言できる。
締まってるぞ、あんたの膣内。
「はぁぁぁんっっ!! やだぁ……
そんな恥ずかしいこと言われたら……んんっ!! 我慢できないよぉ!!」
ぐちゅっ……ぐちゅっ……
俺とひとつになった彼女は今度こそとばかりに前後に貪り始めた。
彼女の胸や腹、腰も同じような激しさで前後に動き、俺の全身を夢中にさせる。
目の前には紅潮した顔で喘ぎ声を奏でる女性の顔。彼女の表情からも淫行に耽っていることがわかる。
じゅぽっ! じゅぽっ!! じゅぽっ!!!!
彼女の身体を感じているうちに……
「うぁんっ! はっ! はぁっ! はぁっ!!
深いぃぃぃっっ! もっとっ! もっとぉぉぉぉっっっ!!!」
彼女の顔を見ているうちに……
ぬぷっ! ぬちゃっ! ぐちゅっ! ぐちゅっ!!
「いいのぉ……ああっ! あっあっあっっ!!
ああっっ! 気持ちいいのぉ……」
俺の身体に積もっている死の雪も彼女の一部に思えてきた。
もう俺は彼女しか見えなかった。俺の身体に包み込まれているものは全て彼女だった。
そんな彼女の名前を叫びたかった。心の底から叫びたかった。
そういえば、あんたの名前聞いてなかったな。
「はぁんんっっ!! ふぇ……私の名前?」
なんていうんだ。
「はぁ……私の名前はレティ……あぁんっ!!
レティ・ホワイトロックよぉっっ!!」
もう、俺はたまらなくてしょうがなかった。
彼女の名前を……レティを叫びたくてしょうがなかった。
レティッ! 俺の声が聞こえるか?!
「はっ! あっ! 聞こえるわぁっ!!」
レティッ! 俺が叫んでいるのが聞こえるか?!
「はぁぁぁ……聞こえるっ!聞こえるのぉぉぉっ!!」
ぱんっ! ぱんっ! ぱんっっ!!!
俺がレティと叫ぶたびに彼女はさらに淫乱になっていく。
腰や胸は密着し、激しく擦り付ける。挿入の動きも前後からいつの間にか上下に切り替わっていた。
彼女の体温も心なしか下がってきている。雪女は興奮すると寒くなるのだろうか。
だがそんなことはどうでもいい。レティが気持ち良いからどうでもいいんだ。
レティッ! レティッッ!! 好きだっ! 愛してるぅぅぅっっ!!
「私もぉっ! あはぁっ! 私も好きぃっ大好きぃぃぃっっ!!」
今だけは! 今だけは俺はレティのものだっっ!!
「んんっ! そうよぉっ! ああんっ!
今だけでも……はぁんっ! あなたは私のぉっ! 私の恋人なのぉぉぉっっ!!!」
むにゅ……くにっ……びくんっ……
ぐちゃっ! ぐちゅっ! ぬぷっ! じゅぷっっ!!
もう俺とレティは完全にひとつになった。
レティが雪となって俺に溶け込むようにひとつとなった。
そして俺もまた雪のように溶けて無くなろうとしている。
もうすぐ『終わり』がやってくる。最大の快感と幸福とともにやってくる。
も、もうイクッ! 全てがっ! 終わってしまう!!!
「やぁっ! 駄目ぇ! 終わるの嫌なのぉっっ!!
でも、私もイッちゃう! 終わっちゃうぅぅぅっっっ!!!」
ずぷっ…………
あっっ!
「あああぁぁぁーーーっっ!!!」
どくん……
俺の下半身から全身全霊が抜けていく……
どくん……
意識も白くなっていく……
どくん……
全てが溶けて無くなって行く……
だが、最期に……彼女の声が聞きたい……
最期に……もう一度……聞かせてくれ……
あんたの名前を……
「はぁ……はぁ……ふふ、いいわよ……」
「私の名前はレティ・ホワイトロック……
冬の黒幕にして忘れ物……」
ヒュォォォォ……
「……おやすみなさい」
……以上がある世界にて男が体験した雪女の話である。
人間が作り出すものは狂ったものが多い、季節に関してもそれがいえる。
核の冬は死の裏にある新たな生をも潰す。
だが、季節はいつかは終わる。終わらない季節はないのだ。
もし季節が終わらないのならば……『黒幕』がまだ楽しんでいるのだろう。
そして『黒幕』は誰にも知られずに消えてなくなる。
『黒幕』ごときには理(ことわり)にはかなわないのだから。
『黒幕』もまた『名も無き雪』に過ぎないのだから……
グランドトライン
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2009/01/10 21:47:29
更新日時:
2009/01/10 21:47:29
評価:
3/4
POINT:
19
Rate:
1.76
1.
6
点
雨雨
■2009/01/21 02:29:25
こういうレティさんもアリですね
なんだか自分のことを黒幕と言うレティさんが健気な感じ
2.
8
点
名無し魂
■2009/01/23 19:51:49
(タイトルを読んで空が出てくるかと思ったがそんなことはなかったぜ)
もし自分が傷ついたり雪山で遭難したりして、寒い中で、レティさんが
>>「だから私と……エッチしましょうよ♪」
なんて言ってきたら…、
据え膳食わぬは男の恥だよなぁ。たとえ相手がほぼ死神でも。
核の冬にまでわざわざお越しいただいてありがとうございます、レティさん。
できればこんなことになってほしくないけど。
3.
5
点
泥田んぼ
■2009/01/23 23:45:23
レティ姉さんえろいです
4. フリーレス
グランドトライン
■2009/06/28 20:36:04
どうも、グランドトラインです。今更ながら裏話です。
まあ単純にテーマが雪だからレティを書きたかった。
あとは雪といえば冬。ただの冬じゃ面白くない核の冬だ。
一般男性からの視点の奴も書いてみたい。……でああなったわけです。
とりあえず、嫌らしくて美しいレティさんを自分なりに上手く書けたと思いますが、いかがでしたでしょうか?
ちなみに「ニュークリア・ウィンター」は東方二次創作シューティングゲーム「とびまりさ」のレティのラストスペルでもあります。
>雨雨さん
アリだと思います。
そういう点でもこちらのレティさんは黒幕だと思います。(意味不明)
>名無し魂さん
ある意味、それも狙っていたりする、ニヤリ<空
悲劇ではありますが、幸せだったと思います。
レティさんに誘われたら、やらざるを得ない。
>泥田んぼさん
やっぱえろいですよね。
えろくなきゃ、こんな小説かけないしw
名前
メール
評価
パスワード
<< 作品集に戻る
作品の編集
コメントの削除
番号
パスワード
なんだか自分のことを黒幕と言うレティさんが健気な感じ
もし自分が傷ついたり雪山で遭難したりして、寒い中で、レティさんが
>>「だから私と……エッチしましょうよ♪」
なんて言ってきたら…、
据え膳食わぬは男の恥だよなぁ。たとえ相手がほぼ死神でも。
核の冬にまでわざわざお越しいただいてありがとうございます、レティさん。
できればこんなことになってほしくないけど。
まあ単純にテーマが雪だからレティを書きたかった。
あとは雪といえば冬。ただの冬じゃ面白くない核の冬だ。
一般男性からの視点の奴も書いてみたい。……でああなったわけです。
とりあえず、嫌らしくて美しいレティさんを自分なりに上手く書けたと思いますが、いかがでしたでしょうか?
ちなみに「ニュークリア・ウィンター」は東方二次創作シューティングゲーム「とびまりさ」のレティのラストスペルでもあります。
>雨雨さん
アリだと思います。
そういう点でもこちらのレティさんは黒幕だと思います。(意味不明)
>名無し魂さん
ある意味、それも狙っていたりする、ニヤリ<空
悲劇ではありますが、幸せだったと思います。
レティさんに誘われたら、やらざるを得ない。
>泥田んぼさん
やっぱえろいですよね。
えろくなきゃ、こんな小説かけないしw