ふわふわもふもふ

作品集: 最新 投稿日時: 2009/01/10 20:04:41 更新日時: 2009/01/10 20:04:41 評価: 7/7 POINT: 47 Rate: 1.80
※男あり
※というか男しかいない
※香霖が大好きな人は、読まないほうが無難










僕の名は森近霖之助。
香霖堂なんて店を曲がりなりにもやっているから、香霖なんてあだ名でも呼ばれる。

僕自身は常識人のつもりだけど、平行世界の僕は何故か露出狂の変態になってたりするらしい。
褌一丁だったりとか、そんな感じ。

もちろん、この世界の僕はそんなことはしない。
だけど、今日はその世界に少しだけ踏み入る気分だ。


といっても、人前で服を脱ぐわけじゃない。
寝る前に、下半身を開放して、それから寝るというだけだ。
つまりは脱パンツ健康法だ。

前々から少しやってみたいと思いながらも、なかなか実行には移せなかった。
というのも、僕は一人暮らしなのだが、たまに魔理沙などがやってくる。
そしていろんなものを奪っていく。
最近はどんどん遠慮がなくなって、どこにでも入ってくるから困る。

ここでひとつ断っておきたいのだが、僕はロリコンではない。
ロリの定義は人それぞれだが、ここでは成人前である魔理沙や霊夢も含ませてもらおう。

僕の好みはやや年上の、大人のお姉さん的な女性だ。

えり好みをするわけではないが、
好みとしてはやはりお姉さん以上年増未満というところだろうか。

あと、間違っても騒ぎを起こしたりしない人であることも、重要な条件だ。
正直そこさえ満たせば、外見はそこまで気にしない。

まあ、僕の好みは今はそんなに重要じゃない。
ここで大事なのは、僕にとって霊夢や魔理沙は性の対象外であるということだ。

だから、魔理沙は霊夢の嫁だとか、アリスの嫁だとか、
幽香の嫁だとか、咲夜の嫁だとか、ルーミアの嫁だとか思っている諸兄も、
安心して読み進めていただきたい。


それにしても、僕に相手など現れるのだろうか。
まあ、こんな店をやっていて家に引きこもりがちな生活を送っていたら、
なかなかいい出会いなんてあるわけがない。

別にそこまで乾いているわけでもないので、
しばらくは色恋とは無縁のままのんびりすごそうと思う。
でも僕の将来の伴侶がどんな人なのかは単純に気になる。


……話が逸れすぎてしまった。

まあ、そんなわけで。
いま、脱パンツ健康法を決行しようと考えている。
念のため、家の戸締りは念入りにしてきた。
もし、まかり間違って魔理沙にこの姿を見られれば、
近距離でマスタースパークをぶちかまされかねない。



夜。
里で手に入れたの瓶詰の飴を、一粒食べた。
結構おいしいので、魔理沙の目に付かないようにベッドの下に隠してある。
ほかにもどうしても見つけて欲しくないものは、いろいろなところに隠してある。

……間違ってもやらしい本とかは入っていないので、探ろうとか思わないこと。

まあ、とにかくいよいよ僕はベッドに入る。

ズボンを脱ぎ、近くのイスにかける。
そして――ブリーフも脱いだ。
ついでに、もう上も脱いでしまう。

普段こんなところで着替えなどしないので、不思議な気分だ。
ちなみになぜ褌ではなくブリーフなのかというと、
スキマルートからブリーフも仕入れられるようになったからだ。
褌もよいものなのだが、やはり日々着用するにはブリーフの方が楽である。
履くのにズボンを履くとき以下の手間しかかからないのはやはり良い。

だから、今まで履いていた褌は勝負下着にするために今も大事に保管してある。


それはさておき、脱いでみた感想。
やはり、なんというか、開放感がある。
普段いかに下着というものが体を、腰を、そして股に飼っている龍を束縛しているかが良く分かる。

そして、布団に入ってみる。
いつも寝巻きに隔てられていた布団が肌に直に触れ、ひんやりしていてなんとも心地よい。
なんとも気分が落ち着き、なるほどこれはいいとうならせられる。
健康に本当にいいのかはともかく、すごく気分がいいのだ。


すっかりリラックスした僕は、すぐに眠りに落ちてしまった。






明け方。
僕は奇妙な感触に目が覚めた。

何か、白いものがてんてんと目に映る。

――雪!?

驚いて目を完全に覚ますと、それは雪ではなく毛玉の群れであった。
毛玉たちが、僕の部屋に何匹も浮かんでいるのだ。

まるで雪のように、毛玉が僕に降りてくる。
今日は寝相が悪かったのか、布団は跳ね飛んでいた。

毛玉の、そのふさふさした毛が全身にあたり、非常にこそばゆい。
追い払おうにも、下手に潰せば打ち返し弾を食らってしまう。

どうすることもできないまま、僕はなぜ毛玉がこの部屋に押し寄せてきたかについて考える。

そして僕は、昨晩舐めた飴の瓶の、ふたを閉め忘れていたことに気づいた。
そのにおいにつられて、毛玉がやってきたのだろう。

事実、毛玉はあちこち、何かを探しているらしかった。
しかしベッドの下に隠したそれはなかなか見つけられず、次第に僕の体に興味が移っていった。


そのときだった。
毛玉の中の一匹が、男の生理現象により眠りから覚めた僕のドラゴンに触れたのだ。

突然のことに驚き、声を出してしまいそうになった。
ほかの毛玉もそれに興味を持ち、続々と集まってくる。

しかもまずいことに、その多くの毛玉のうちのひとつが、ドラゴンの『逆鱗』に触ってしまったのだ。
ビクビクと、意思とは関係なく反応してしまっているのが分かる。

おそらく、彼を温かい何かと認識し、気に入ってしまったのだろう。
毛玉たちは、そのままおしくらまんじゅうを始めた。
だがいくら毛玉とはいえ、そんな毛だらけの体で先端にいたるまで刺激されては、
僕の飼っているこの猛獣もたまったものではない。

やがて、僕は108は優に超える煩悩を、毛玉たちにぶちまけた。


――ああ、こんなことならばきちんと処理しておくべきだった……


僕自身の人としての尊厳が、音を立てて崩壊していった。


だが、毛玉はそんなことには構わず、というか構う暇が無いのだろう、
自分に降りかかった正体不明の液体を必死に舐め取っていた。


その姿に、僕の何かが切れた。




















































「お?なんだこれ?
 ……香霖から手紙?」


『私たち、結婚しました
    霖之助 毛玉』
ごめんなさい。
特に森近霖之助氏のファンには、大変申し訳ないことをいたしました。
あっ、やめて!石を投げないで!

毛玉はなるべく可愛い奴で脳内再生することを推奨します。
卯月由羽
http://park.geocities.jp/y0uy0u2003/
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2009/01/10 20:04:41
更新日時:
2009/01/10 20:04:41
評価:
7/7
POINT:
47
Rate:
1.80
1. 10 名前が無い程度の能力 ■2009/01/11 15:05:41
ごめんなさい、普通に読みやすくて面白かったですw
2. 5 名前が無い程度の能力 ■2009/01/11 19:57:38
発想が神がかっている……!
3. 5 名なし ■2009/01/16 18:54:45
これはwwww
4. 7 雨雨 ■2009/01/18 21:46:41
毛玉w
こいつはおもしろかったし、こんなカプ考えたことも無かった!w
きっとこーりんは寝正月なんでしょうねぇ。
5. 9 グランドトライン ■2009/01/20 22:08:12
その発想と毛玉の気持ち良さにアイデア特別賞を捧げる。

霖之助がいちいち読者に説明するところで、説明されるたびに吹く。
嫁の条件高すぎる。

そして、毛玉を雪に例えたテーマの消化方法も見事でした。
毛玉にふわもふされたらさぞ気持ちがいいだろうなぁ……
霖之助のモノをふわもふした上に出したものまで掃除してくれる毛玉。
そら一目惚れもするわな。

それはそうと毛玉にも女性型がいるかもしれないから特に問題はない。
一夫多夫多妻多他制でもなんら問題はない。
6. 6 名無し魂 ■2009/01/23 19:50:27
>>――ああ、こんなことならばきちんと処理しておくべきだった……
>>僕自身の人としての尊厳が、音を立てて崩壊していった。
>>(中略)
>>その姿に、僕の何かが切れた。
読者の腹筋を切る気だこいつは…。
こ れ は ひ ど い(いい意味で)
7. 5 泥田んぼ ■2009/01/23 23:43:39
男しかいないと聞いて飛んできた俺に謝(ry
いやそれよりも毛玉って男だったのかと(ry
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