みすちー丼いく盛ゆゆ濁

作品集: 最新 投稿日時: 2008/09/13 18:26:01 更新日時: 2008/10/07 12:00:07 評価: 7/7 POINT: 36 Rate: 1.53
「めだかぁ〜の学校はぁ〜♪ 鳥のぉ〜餌ぁ〜〜♪」

 真夜中の川のど真ん中で、頭の悪そうな歌詞の歌が流れる。

 一糸纏わぬ姿で水浴びをしている、焼いたら実に美味そうな雀の名前はミスティア。
この日は夏の夜にしては比較的暑いほうで、彼女は衣服を全て脱いで水浴びをしているのだ。

 しかし、彼女はただ真夜中の水浴びをするためだけに、川の中にいるのではない。

「よぉ〜し♪ 調子も出たところだし、いってみよ〜♪」

 するとミスティアは川に潜って、なんと川の中で歌い始めた。
数秒後、川の中から失神した鰻が次々と浮かび上がってくるではないか。

「ぷはっ! 初めてやってみた超音波漁法だけど、予想以上に効果があるみたいね♪」

 誰かに教えてもらったのか、はたまた自己流で生み出したのか。
どちらにせよ、すさまじい漁法である。

「さてと……大漁〜♪たぁ〜いりょ〜〜♪」

 またしても馬鹿そうな歌を歌いながら、浮かび上がった鰻を回収しようと動くミスティア。




 だが、次の瞬間!!



 ビリビリビリビリッッッ!!!



「○▲□×※÷◎∠∞*@+!!!」

 体内に電流が流れ、感電するミスティア。
手加減されているらしく、フライドチキンにまではならなかったようだ。

「にゃ……にゃにがおひたろ……?」

 感電のために少し呂律が回らないミスティア。
 すると目の前の水が持ち上がり、少し派手な衣装の女性が現れた。
ちなみに登場ポーズは左手を腰に当て、右手で天を指している。衣装以上に派手だ。

「見つけましたよ! 我が同胞を葬りし雀よ!!」
「あ、あんたは……誰なの?!」
「私の名は永江 衣玖!
 本来は竜宮の使いとして活動していますが、今回は個人的な理由で現れました!!」

 シリアスな雰囲気で現れた衣玖という女性に対してミスティアは……








「つ、ついに出たわね! 鰻の妖怪!!」

 彼女を鰻の妖怪と勘違いした。
まあ、展開からして普通はそう思うだろう。

「あの……私は『竜宮の使い』という魚の妖怪なのですが……?」
「そんなわけないでしょ! 細長くて電気流す魚と言ったら、電気鰻しかいないでしょう!!」
「そ、それはそうですが……」

 ミスティアの暴走に、ついていけない衣玖。
先程までのシリアスな勢いはどこへいったのやら……

 関係ない話だが、電気鰻は電気を流す体質上、絶縁体の役割を持つ脂肪が多くなっている。
蒲焼にするとそのあたりが美味いらしい……

「と、とにかく、あなたはよくこの川で鰻を獲っているそうじゃないですか!」
「そうよ! それがどうかしたの!!」
「種族は違えど、同じ魚類としてあなたの行いを許すわけには行かないのです!」
「そんなこといっても、こっちだって商売なのよ! そう簡単にやめてたまるものですか!!」

 感電して思うように動けない状態にも関わらず、ミスティアは強気な態度を崩さない!
……ただ、危機的状況だということに気付いてないだけかもしれないが。いや絶対そうだ!

「そうですか……ならば少し辱めを受けていただきますよ!」
「は、辱めですって?! 何をするつもりよ!!」

 すると衣玖は右の人差し指をミスティアの左の乳首に触れ……

「ちょっと! どこ触って……」



 ビリッ!!!



「きゃふっ!!」



   ビクンッ!!



 先程より強い電流を瞬く間に流した。そのショックでミスティアの身体が跳ね上がる。
 ちなみにこのモーションで衣玖はようやく例の派手なポーズを解除していた。
好きなのか、そのポーズ?

「どうですか? 私の流す電気ショックのお味は?」
「なんか……身体の中で鋭い何かが走って……」



 バリッ!!!



「ひぃんっ!!」



   ビクンッ!!!



 ミスティアが言い終わらないうちに、今度は右の乳首に電流を流した。
先程よりもミスティアの身体が宙に跳ねた。

「それにしても、乳首の感度がよろしいのですね? 乳房も身体の割に大きめだし……」
「い……言わないでよ……気にしているんだか……ひゃあんっ!!」



 ビリッ! ビリッ! ビリリッ!!!


       ビクッ! ビクッ! ビクンッッ!!!



 衣玖が身体に触れるたびに、ミスティアは喘ぎ声を上げるとともにリズミカルに跳ねる。
その様子はまるで水上で踊る壊れた人形のようである。

「あっ! ひゃっ! ひっ! と、止めてよぉ!!」
「ふふふ嫌ですよ……
 それともうひとつ。この電気ショックは神経の感度を上げる作用も持っているのです」
「ひいっ?!」
「これが何を意味するかわかりますか? 電気を流さなくてもやさしく触れるだけで……」



 さわ……



「あはぁぁぁぁっっ!!!」
「ふふ……感じるでしょう?」



 なでなで……


      さわさわ……



「ひゃああああぁぁぁんん!! 優しいのやぁっ!!
 そんなに優しくしたら壊れちゃうううっ!!」
「壊れてもいいのですよ? ふふ……」
「やらぁっ! やらぁっっ!!」

 優しく愛撫されているにもかかわらず、強烈な快感に悶え苦しむミスティア。
雀の妖怪である彼女が、陸に打ち上げられた魚のようにうねる様子はなんとも皮肉であった。

 ふと、衣玖はミスティアの股間に目が行った。
少し茂ったそこは感電と快感によって、ひくひくと動いている。

「あなたのあそこ、凄く動いていますよ♪
 ここに電気を流すとどうなるのでしょうね?」
「やぁっ! 駄目駄目っ! そこに電気流しちゃ駄目なのぉっ!!」

 涙目で叫ぶミスティアの悲鳴を無視し、衣玖は女性の入り口に指を入れた。
そして……



 バチィッ!!!



「らめぇぇぇぇぇぇっっっ!!!」



 ぷしゃぁっ!!!



 今までの中でもっとも高く大きな悲鳴を上げるミスティア。
一瞬、身体が反り返るとともに、股間から潮を吹いた。
その後、今までの激しさが嘘のように、わずかに痙攣しながら静かに川の上に浮かぶ。



 しょろろろろ……



「ふぇ……?」
「潮と小水を同時に出すなんて……よほど気持ちよかったのですね♪」
「やらぁ……止まってよぉ……」

 しかし、電気ショックで身体が麻痺したミスティアには止めることなどできず、
ただ自らの小水が漏れる音を聞き続けるしかなかった。

「んっ……ちゅううう……」
「ひぃっ?! そんなとこ吸わないでよぉっ!」

 しかもあろうことか、衣玖はミスティアの股間に口を付け、
そこから流れる愛液と小水を吸いだし始めたのだ。

「んちゅ……美味しい……
 これが鶏がらスープなのですね……」
「ちぃん……そんなわけないでしょぉ……変態鰻ぃ……」

 よほど美味かったのか衣玖はミスティアの鶏がらスープを味わい続けた。
味わい続けたのだ……

「あむぅ……ちゅぅ……ちゅぅぅぅぅ……」








 ……その時間の長さは、ミスティアが感電から回復して、
頭に隠してあった『切り札』を取り出すのに十分過ぎた。

「ぷはぁ……少し味わい過ぎましたね……
 どうですか? 魚妖怪の恐ろしさを思い知りましたか?」
「それなりにね……今度はあんたが鳥妖怪の恐ろしさを思い知る番よ!」

 感電から回復したミスティアは『切り札』を衣玖に投げつけた!
『切り札』は衣玖の目の前で破裂し、中から魚獲り網のようなものが放たれた。

「な……何ですか?! この粘り気のある網は!!」
「ちんちーん♪ にとり特製『アンチ・エレクトニック・イール・ネット』よ!!
 電気を吸収するその網は電気鰻の発電能力を無駄遣いさせて弱らせることができるのよ♪」

 以前の調子を取り戻し、『AEEN』を得意げに説明する。それにしても間抜けな略称だ。
 なお、衣玖は空気操作による誘電能力を持つが、電気鰻ではないので発電能力はない。
よって『対電気鰻網』の効果はないことになる。やっぱり漢字で書くほうがわかりやすいな。

「こ、こんな網など……んんっ!!」

 衣玖は網を破ろうと力を入れて引き千切ろうとする。
最初は力んだ声が聞こえていたが、10秒も経たずにそれは艶声に変わった。

「んぁ……んんっ……はぁ……身体が熱いぃぃ……」
「あれれ? もしかしてこの網、催淫効果があるのかな?」

 網を破ることをやめて、喘ぎ声を上げて苦しみだす衣玖。
それを楽しそうに観察するミスティア。口からは涎が出ている。
食べる気満々である。性的な意味で。

 そんな中、網が更なる効果を発揮した。



 じゅううう……



「あっ……ああああぁぁぁぁっっ!! ふ、服がぁ……溶けるぅ……」

 なんと網が煙を上げて、衣玖の衣を溶かし始めたのである。
それとともに衣玖に纏わり付いていた網も一緒に溶け出す。

「ありゃりゃ……溶けちゃったよ。やっぱりまだ試作段階なのかなぁ〜?
 まあ、後でにとりに報告するとしてぇ〜♪」

 網が完全に溶けた後には、網目の形に衣が溶かされて、
荒い息を上げて苦しむ衣玖の姿が残った。
 幸いなことに身体までは溶かされず、催淫作用は持続中なので、
衣玖は無傷で無抵抗なままである。

「はぁ……はぁ……はぁ……」
「面白い模様になったそのビラビラ服を脱がしましょうねぇ〜♪♪」



 バサッ! バサッ! バサッ!


    ジャバッ! ジャバッ! ジャバッ!



 ミスティアが翼を仰ぎ、風を起こして水飛沫とともに衣玖の衣を吹き飛ばした。
 衣玖の衣は彼女自身の空気制御で落ちないようにしていたらしく、
まるで千切れた塵紙のように何処へと飛んでいった。
 今まで普通に纏っていたのが嘘のようである。

 そして残ったのは帽子だけを残した裸の衣玖だった。

「それにしても……胸小さいんじゃないの?」

 ミスティアの言うとおり、衣玖の胸は少し膨らんだ程度にしかない。
それを聞いて衣玖が食らい付く。

「べ、別にいいでは……んんぅ……ないですか!!
 はぁ……胸が小さいほうが……抵抗が少なくて……ふぅ……速く泳げますから……んんっ!」

 疼く身体に耐えながらも必死で説明するあたり、
胸の大きさはかなり気にしていたらしい。

「大体そちらこそ……んっ! 胸が小さいほうが……あんっ!
 速く飛べるのではないのですか?」

 さらにミスティアの胸の大きさに文句を言う衣玖。
ちなみにミスティアの胸は大きめだが、
幻想郷限定でも彼女より胸の大きいお姉さんならいくらでもいる。

「雀はこれぐらいの胸がちょうどいいのっ!
 そんな口の減らない鰻はこうしてやるわっ!!」

 だが、ミスティアも胸のことは気にしていたらしく、
剥き出しになった衣玖の左乳首をついばみ始めた。



 かりっっ!!



「あひいいいぃぃぃぃっっっ!!」

 衣玖の高い悲鳴が夜に響く。
ミスティアは噛む力を調整しつつ、舌で嘗めて愛撫する。



 こりこり……


   ちろちろ……



「はぁん! 乳首駄目ぇっ! おかしくなりますぅぅぅっ!!」
「これくらいまだ序の口よ〜♪
 鳥類のついばみ捌きを思う存分思い知らせてあげるわ〜♪」

 一度、左乳首から口を離し、今度は右乳首を先程よりも激しく噛み嘗める。



 かみかみ……


   れろれろれろれろ……



「あっ……あっ……あっ……あはあああぁぁぁんんっ!!」
「さっきの落ち着いた雰囲気はどうしたのかしら〜♪
 今度は三点攻撃よ〜♪」
「はぁん……三点……攻撃……?」

 再び口を離すミスティア。今度は口の代わりに伸びた爪で衣玖の乳首を摘む。



 ぎゅっ!!



「いひぃぃぃっっっ!!!」

 それだけでも痛みの悲鳴を上げる衣玖。
しかし三点攻撃というだけあって、攻撃箇所はもう1つある。
その場所は……

「意外と茂みが少ないわね〜♪ お手入れが上手いのかしら?」
「ひぃっ! そこは駄目ですっ?!」

 自分の陰核を攻めることに気付いた衣玖は腰を動かし妨害する。

「こらっ! 暴れないでよ! お豆さんが見つからないじゃない!!」



 ぎぎっっっ!!!



「いやぁぁぁぁっっっ!!!」

 しかし、ミスティアがさらに強い力で摘むと、
乳首に食い込む爪の痛さで衣玖はすぐに動かなくなった。
 衣玖の乳首から血が滲み出し始めたが、
2人ともそれを気にしている場合ではなかった。

「う〜ふ〜ふ〜♪ お豆さん発見♪♪
 それでは早速……いっただっきま〜す♪♪」



 かみっ!!



「びあああああああああああぁぁぁぁぁっっっ!!!!」

 衣玖は陰核をついばまれて乳首以上の悲鳴を上げた。
顔は明らかに苦痛の表情を作り、目からは涙が流れる。

「ちぃん! 耳が痛い……
 さすがに虐め過ぎたかなぁ〜? 今度はちょっと優しくするね〜♪」

 さすがにこれはミスティアも理解したらしく、ついばむ力を弱めて優しく愛撫する。



 れろ……れろ……


    くり……くり……くり……



「はぁ……あぁ……ふぅ……」

 優しくなった愛撫に衣玖も落ち着きを取り戻し、愛撫を官能し始めた。
その反応にミスティアは安心するとともに喜びを感じた。

「気持ちよくなったようね〜♪ このまま続けるからもっと感じてね〜♪」

 またあのような悲鳴は聞きたくないようだ。
ミスティアは今の弱めの愛撫を続けることにした。

「はぁう……いいですよ……
 そういえば……ふぅ……名前を聞いていませんでしたね……」
「ミスティア=ローレライ。みすちーで結構よ〜♪」
「みすちー……はぁん……気持ちいいですよ……」

 衣玖はミスティアの名前を聞き出し、早速愛称で答える。
ミスティアも愛称で呼ばれてうれしそうだった。

「それはどうも♪ ところでえーっと……あんたの名前は……?」
「永江 衣玖です……あふぅ……
 あつかましいようですが……敬称を付けて呼んでもらえませんか?」

 何故敬称を付ける必要があるのかミスティアは少し悩んだが、すぐにわかった。
そしてからかうようにしてその答えを告げる。

「衣玖がイクゥ〜♪」
「やめてください……ふぁんっ!」
「冗談よ〜♪ 衣玖ちゃん〜♪」



 ぴちゃ……ぴちゃ……



 会話を中断して衣玖の陰核を嘗め始めるミスティア。
 衣玖のコンプレックスを突いたせいなのか、
陰核からは川の水とは違う液体を吐き出し始めていた。

「はぁ……んぁん……みすちー……もう……もう……!!」
「まだ嘗め始めたばかりじゃないの♪ もうちょっとがんばってよ〜♪」
「駄目……駄目ぇ……んんーーっ!!」



 ビクンッ! ビクンッ!



 ミスティアの期待に答えられず、衣玖は身体を反らし、軽く絶頂を迎えた。
絶頂後に仰向けになって肩で息をしている衣玖は、
陸に打ち上げられた魚そのものであった。

「はぁ……はぁ……はぁ……」
「あらら、もうイッちゃったの〜♪ 名は体を表すものなのね〜♪」

 疲れきっている衣玖をとりあえず川岸へと運ぶミスティア。
衣玖を川岸で寝かせて、自分も隣に座って衣玖を眺める。

「それにしてもさっきの衣も変だったけど、
 この帽子もなんていうか変わってるわよね〜♪」

 ミスティアは衣玖の帽子に興味を持ち始めた。
 それなりに行為は激しかったにも関わらず、全く外れなかった衣玖の帽子。
また、帽子を巻いているリボンの端は、動くには邪魔に感じるぐらい長かった。
ミスティアはただ何となくそのリボンの端を爪でなぞってみた。



 ツーー……



「ひゃんっ!!」
「ちんっ?!」

 先程まで弱っていた衣玖が突然飛び上がった。
そして突然飛び上がったので、ミスティアも驚きで飛び上がった。

「ちょ、ちょっと! いきなりどうしたのよ?」
「あの……私の触覚は敏感なので……あまり触れないでください……」
「触覚ぅ?!」

 訳のわからないことを言われて、呆れた顔で混乱するミスティア。
そこで衣玖が説明する。

「虫と同じように、魚にも触覚がある種類があるのです。
 私の場合はこの触覚を通じて気流や水流などの流れを読み取ることが出来ます。
 そのため敏感に作られており、ちょっと触っただけでも
 電撃が流れたような感覚を感じるのです」
「う〜ん……つまり感じやすいってことなんでしょ?」

 ミスティアの鳥頭では理解しきれないようだが、
常連客の一人、リグルの頭についているアレみたいなものだと大体はわかったようだ。

「そうです。ですからあまり触らな……」



 つんっ!!



「ひゃあんっ!!」
「それはいいことを聞いたわ〜♪ これでもっと楽しめるわね〜♪」

 やめてくれると思った衣玖の考えに反して、すぐさまミスティアは触覚の愛撫に乗り出した。
爪ではなく指の腹を使って優しく滑らせるように触覚を撫でる。



 さわさわさわ……



「はぁっ……あっ……あっ……あんっ……」

 異常なまでに手加減しているのに、
衣玖のその反応はいつ絶頂を迎えてもおかしくはないほどのものだった。

「うわぁ……本当に感じてるみたいね〜♪ いったん休憩ね♪」

 愛撫を始めて1分も経たないうちに、ミスティアは衣玖の触覚を解放した。
荒い息を上げて休む衣玖と隣で見守るミスティア。再び同じ光景が訪れる。
 その光景が1分程たった後……

「落ち着いたかな〜?」
「ええ……何とか……」
「じゃあ続きね〜♪」
「え? ええっ?!」

 ミスティアは再び衣玖の触覚を指で軽く摘み、
触覚の先端を衣玖の裸体へと誘導する。

「今度は身体も一緒に気持ちよくなりましょうね〜♪」
「だ、駄目です!! そんなことしては……ひゃあっ!!」



 ………………………………



        ………………………………



                ………………………………



 音もなく衣玖の身体をなぞっていく触覚。
胸から始まったその旅は、乳輪、腹部、太股、つま先、内股と順調に旅を続けた。



「はぁっ! ああんっ! ひぁっ! んんんーーっ!!」



  「ふぅん! やぁっ! えぅぅぅっ!!」



       「やめっ! いいっ! あんっ! らめぇぇぇぇっっ!!」



 反面、衣玖の快感の旅はいつでも挫折できるぐらい厳しいものだった。
だがどちらの旅も衣玖の膣内に入るとともに終わる。

「ああっ……もうらめぇ……いっいっ……イッ……!」
「はい、おしまいっ♪」

 しかしその旅はミスティアの放棄で突然幕を閉じた。
荒い息を上げて休む衣玖と隣で見守るミスティア。再び同じ光景が訪れる。
 しかし、涙目な衣玖の表情と、にやけるミスティアの表情が、
同じ時間ではないことを証明している。

「はぁ……はぁ……みす……ちー……」
「衣玖ちゃん……もう一度がんばってね〜♪」
「もう……許して……ください……」

 悲劇的な表情で許しを請う衣玖に、
ミスティアは自分の大事なところを見せた。

「うん……これで最後だから……
 がんばって私のあそこ……気持ちよくしてね……」

 そこはひくひくと激しく動き、周りの陰毛を全て湿らせるほど濡れていた。
それを見た衣玖は力を振り絞って、触覚をミスティアのあそこまで動かした。



 しゅる……しゅるしゅる……



「あはぁ……衣玖ちゃん凄い♪
 あん……こんなの初めて……触覚……ふぁ……気持ちいい……♪」

 触覚が膣内で蠢く度に、甘い声で悦ぶミスティア。
空いた手で自らの胸を弄び、与えられる快感をさらに増幅させる。



        しゅるしゅるるる……



「ああん! 凄いっ! 凄いぃぃぃっっ!」



                しゅる……



「ひぁぁぁぁっ! そこ駄目ぇ!! 感じるよぉっ!!」

 触覚の動く感覚に悶えっぱなしのミスティアの下では、
衣玖もまた空いた手を使って自らの膣内を激しくかき回している。



 じゅぷじゅぷ……


    じゅぷじゅぷ……



  むにむに……


       むにゅむにゅ……



   しゅるしゅるしゅる……


           しゅるるるるるる……



「みすちぃ……私……もう……もう限界ですぅぅぅっ!!」
「衣玖ちゃん! もっと激しく動かしてぇ! 私をイかせてぇぇぇっ!!」



   じゅるじゅるじゅるるるるっっっ!!!


            じゅぶんっ! じゅぶんっ!!



「も……う……はぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
「いいの……いいっ……やぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」



 ビクビクッ!!



            ビクンッ!!!



 触覚がミスティアの奥へと達する。
最深部が与えてくれる刺激に耐えられず、2人とも絶頂に達してしまった。



 ビクッ……



          ビクッ……








                        ばたん……



 しばらく絶頂を堪能した後、川岸でそのまま2人は眠ってしまった。
















 それからしばらくして2人は目を覚まし、
川岸で抱き合って今までの行為の余韻に浸っていた。

「ちぃん……気持ちよかったね、衣玖ちゃん♪」
「でも……いくらなんでもやりすぎですよ……みすちー……」

 先程、鰻で争っていたとは思えないほどいい雰囲気である。
というより2人とも忘れているのではないだろうか?

 と、そこへ1人の女性がふわふわとした動きでやってきた。








「見つけたわよ、みすちー!
 何時まで経っても開店しないと思ったら、
 こんなところで寝そべっていたのね!!」

 生き物より生き生きした幽霊の女性の名は西行寺 幽々子。
自称『ぐるめすとお嬢様』と豪語するミスティアの店の常連である。
2人は『みすちー』『ゆゆちゃん』と呼ぶ仲である。

「あら、いつぞやの鰻も一緒じゃないの♪」
「だから鰻じゃないですよ……」
「……ゆゆちゃんと知り合いなの?」
「ええ……ちょっとね……
 あまり会いたくはなかったのですが……」
「ははは……」

 幽々子と出会って何故か衣玖は冷や汗を流し始める。
そしてそれはミスティアも一緒だった。

 それは何故か?
それは幽々子が『ぐるめたいむ』を逃したときに、
出会った生き物を『無差別に食べる』からである。
 特に雀と鰻は好物らしく、ミスティアも衣玖も
幽々子の『じぇのさいどぐるめたいむ』を最も恐れていた。

「なるほどね……裸で抱き合っていることは、
 店をほったらかして2人でよろしくやっていたわけね〜?」



 じゅるり……



「ご、ごめんね、ゆゆちゃん……今すぐ店の準備をするから……」
「その必要はないわ〜♪ えいっ!」

 幽々子の食欲音を聞いて反射的に立ち上がり、屋台の準備をしようとするミスティア。
しかし、幽々子に押し倒されてしまう。




「2人まとめて調理して頂いちゃうから〜♪♪♪」




 そういって幽々子はなにやら黒い液体の入った袋を持ち出してきた。
醤油にも見えるそれは、醤油を使って作られたものである。

「あの……その黒い液体は一体……?」
「これはねぇ……みすちーが焼いた鰻の味付けに使っているタレなのよ♪」
「ま、まさか……それを私達にかける気ではないでしょうね……?」

 液体の正体を知りたかった衣玖は、よせばいいのにその持ち主に尋ねてしまった。
知っても知らなくても結果は同じだが、知ってしまった以上恐怖はさらに倍増した。

 もう一度言うが、衣玖は深海魚『竜宮の使い』の妖怪である。

「ゆゆちゃん……勝手に夜雀の店にある調味料を持っていっちゃ駄目でしょ……」
「ほったらかしにしたあなたが悪いのよ〜♪」

 ミスティアの声色は明らかに恐怖しており、その瞳は……




『お願い、ぶっ掛けないで……業務用のタレは結構高いんだから……
 私達の為なんかに使わないで……』




 ……と、訴えかけていた。だが、その願いは幽々子には届かなかった。
それどころか、その被虐的な瞳がより食欲を増したようだ。涎が垂れている。

「そういうわけで……え〜〜いっ♪♪♪」



 ばっしゃぁぁぁっ!!!



『ひゃぁぁぁぁっ!!!』

 タレの中身がぶちまけられ、ミスティアと衣玖の身体はタレの黒色に染まった。
その光景は幽々子のイメージ通りのデリシャスなものだった。

「いいわよ〜その悲鳴♪ それじゃあ店をほったらかした、
 みすちーから頂くとしましょうか〜♪」



 ぺろっ……



     ぺろぺろぺろ……



「ああんっ! ゆゆちゃん嘗めるの速過ぎ……ひゃああんっ!!」
「れろれろ……夜雀の汗がタレと混ざり合い……んちゅ……
 最高の肉汁として私の口の中に広がる……この味……たまらないわぁ〜♪♪」



 れろっ……れろれろ……



       ちろちろちろちろ……



                         ちゅっ!



「ひゃあっ! んん…… ふぅ……ふぁっ?!」

 一見すると手当たりしだい嘗め回しているだけに見える。
しかし、幽々子の嘗め回しは全身を嘗め回しつつも、
ミスティアの性感帯を重点的に攻めているのである。



 れろり……ぺろっ……



     ぴちゃぴちゃぴちゃ……



「あっ! あんっ!! はぁ……えぅ…… やぁっ! はぁん!!」

 さらに嘗め回しに無駄がなく、味わいきった場所は絶対に2度嘗めは行わない。
ミスティアの声色が性的快感を奏でているのが何よりの証拠である。
自称『ぐるめすとお嬢様』は伊達ではない!

「ゆゆちゃんっ! ゆゆちゃあああぁぁぁんんんっっっ!!!」



 ビクッ……ビクッ……ビクッ……



 嘗め回されただけで、ミスティアは悲鳴を上げて限界に達してしまった。
達してゆっくりと上下するミスティアの身体を、幽々子は仕上げとばかりに優しく嘗める。



 ペロッ……



             ピクッ……



    ペロリ……



               ピクン……



 幽々子が嘗める度にミスティアの身体がわずかに反応する。
しばらくすると反応もなくなり、幽々子の雀のディナーは終了する。

「ふふふ……ご馳走様でした〜♪ 今日もおいしかったわよ、みすちー♪」

 そして、間髪入れずに鰻のディナーを食べようとする幽々子。
……少なくともミスティアも幽々子も衣玖のことを鰻だと思っている。

「待たせたわね♪ 今度はあなたをたっぷりと頂いちゃうわよ〜♪♪
 ……ってあらあら?」

 幽々子が衣玖の方に目を向けると、
そこには自らの膣内を指で出し入れして自慰にふける衣玖の姿があった。

「ひゃっ?! こ、これは……その……」
「ふふふ……暇な時間で下ごしらえをしてくれたのね♪
 しばらく寝かせておいた甲斐があったわ〜♪♪」

 恥ずかしい姿を見られて慌てる衣玖だが、それを見た幽々子は感激して涎を垂らした。
ミスティアの『タレを掛けないで〜』の瞳を見たときの1.7倍くらいの量だ。

 庭師が見たらあまりのだらしなさに失神するだろうに……

「こうしちゃいられないわ! いっただっきま〜〜す!!」



 ぺろり! ぺろぺろり!!



         ぺろぺろぺろぺろ……



「あぁっ! やぁっ! あっあっ! ひぁん! ひぃん!」
「鰻にしてはぬるぬる感が足りないけど、これはこれでいい舌触りよ♪
 するりとしたボディーラインも素敵で美味しいわ〜♪」

 ミスティアには全身を嘗め回したのに対し、
衣玖には凹凸の控えめなボディーラインをなぞる様にして舌を動かす幽々子。
そしてなぞられる度に悶えて震える衣玖。



 れろり……


           ぴくん……



    ぺろりん……


                  ぴくっぴくっ……



「やっ! あっ! いっ! んんっっ!!!」
「あら? おっぱいから血が出た後があるわよ?
 さてはみすちーに噛み付かれでもしたんでしょ? みすちーも乱暴ね〜♪」



 ちゅううう……



「んんんーーーーーっっっ!!!」



 おそらく幽々子は治療のつもりで衣玖の乳首を嘗めたのだが、
衣玖にとってそれはたまらないほどの快感であった。
 そしてそれを見逃す幽々子ではない。
衣玖の弱点が乳首だとわかると、乳首を重点的に嘗め回し始めたのだ。



 ちゅっ! ちゅっ! ちゅっ!



「んぁん! はっ! ひゃん!」



   ちゅううう……



「ひゃあん! んんっ! いやぁっ!!」



     ぺろぺろぺろ……



「はっ! はっ! らめぇぇぇっっ!!」
「えらい敏感ねえ……
 そういえばあなたの名前はずいぶんと嫌らしかったわね♪ 衣玖ちゃん♪♪」

 そう言って再びボディーラインをなぞり出す幽々子の舌。
タレの色がなくなり、衣玖の色が見え始めた頃にそれはやってきた!!



 れろれろれろ……



              ぺろりっ!



「あっ! やぁっ……やぁっっ!!!」



 ビクビクッ!!!



 衣玖もまたミスティアと同じように絶頂を迎えた。
もちろん幽々子は嘗めるのをやめず、最後の最後まで味わった。



 ぺろ……


        ……ぴくっ!



 本当に疲れたらしく、ミスティアほどの反応は見せなかった。

「あらあら敏感なんだから…… 何はともあれ、ご馳走様でした〜♪」

 雀と鰻を食べて満足そうな幽々子だが、これで終わりではない。
今度は自分の衣服を脱いで、その圧倒的なスタイルの裸体を2人に見せ付ける。

「さて食後の運動も兼ねて、今度は私の性欲を満たしてもらうわよ〜♪」
「それなんだけどさ……ゆゆちゃん」

 妖艶な笑顔で衣玖に近寄ろうとする幽々子を復活したミスティアが言い止める。
そして幽々子になにやら耳打ちしている。

「それは本当なの、みすちー?」
「ええ、とっても気持ちいいわよ〜♪」

 ミスティアの提案に興味を持ち、幽々子はミスティアとともにそれを実行することにした。








「この触覚をお尻の中に入れるのね……どきどきするわ〜♪」
「んぁん! 幽々子さん……優しく……ひぃ……入れてください……」
「幽々子さんなんて堅苦しいわ。私のことはゆゆちゃんでいいわよ〜♪」
「ゆゆちゃん……んぅっ!!」

 衣玖を川原に寝かせた後、彼女の顔の上に立ち、ゆっくりと腰を下ろしていく幽々子。
そして衣玖の帽子から突き出た触覚をやさしく摘み、自分のお尻の中へと沈めていく。


 しゅるしゅるしゅるる……



「ひゃっ! お尻の中で触覚が蠢いて……
 ふぁん……不思議な気持ち……」
「んぁ……触覚を通じて……
 うぅん……ゆゆちゃんのお尻の中……感じる……あん!」

 衣玖の触覚が入っていくとともに、幽々子のあそこが衣玖の顔に近づいていく。



 しゅる……しゅる……



 そしてついに幽々子と衣玖が接触しようとしていた。

「はぁ……衣玖ちゃん……私のあそこに……ふぅ……舌を入れて頂戴♪」
「こう……ですか……?」



 ぬちゃ……



「はぁんっ! そうよぉ……あっ……今の場所が私のいいところよ♪
 そこに……ふぁ……電気を流してよぉ♪」
「電気……ですか……」
「はやくぅ……ああんっ♪
 衣玖の気持ちよくて……我慢できないのぉ♪♪」

 電気を流すことに少し戸惑いを見せる衣玖だが、
幽々子が望んでいることなので、舌の周りにある僅かな空気を振動させて、
その摩擦で電気を起こした。



 ビリビリッ!!



「ひゃぁああん!! 凄いぃぃっっ! びりびりきちゃうのぉぉっ!!」

 電気ショックを膣内に流し込まれて、上半身をガクガク震わせる幽々子。
腰の力は抜けて、衣玖の顔に落とされる。

「あっ……んはぁっ! 痺れちゃう! 痺れちゃううう!!!」
「ゆゆひゃんのなは……ほろほろひていへ……ああ……」



 くにっ……くにっ……



 我慢できずに幽々子は腰を前後に動かし始める。
それとともに幽々子のお尻に入っている触覚も暴れだし、衣玖に快感を伝達する。

「ああっ! らめぇっ! ほんなにはれひいの……らめれすぅっっ!!」

 触覚に敏感すぎる衣玖は、舌で幽々子の膣内を愛撫する余裕など全くなかった。
しかし、幽々子が動き続けるので、それほど問題にはならなかった。



 くにっ……ぐにっ……


     ぐちゅ……ぐちゅ……



「2人とも凄い……私ももう我慢できないよぉ!!」



 ぐちゅ……



「んんんーーーーーっ!!!」

 耐え切れなくなったミスティアは、空いている衣玖の膣口と自分の膣口を合わせた。
そしてそのまま激しく擦り付ける。



 ぐちゅぐちゅぐちゅ……



    ぬちゃぬちゃぬちゃ……



           しゅるしゅるしゅる……



「んんーーっ!! んっ! んっ! んんーーーーっっっ!!!」

 触覚、舌、膣、3つの器官を攻め立てられ、
衣玖の精神は快感と苦しみで限界を迎えようとしていた。
 その証拠は行動として現れた。



 バチバチバチィッッ!!!



「ああっ……まら! まらぁっ!! れんきっ! れんきらぁぁぁ!!!」
「ゆゆひゃんんんーーっ!! らいて! わらひをらいれぇぇぇっ!!!」

 舌と膣越しに電気が流され、幽々子とミスティアの性感覚を暴走させた。
幽霊に神経や感覚があるかどうかなど、行為の前では些細な疑問である。
 お互い呂律が回らなくなっているが、会話は成立しており、
お互いの胸を押し付けるように抱きしめた。



 ぎゅううう……



             ビリビリビリ……



『あああああぁぁぁぁっっっ!!!』

 2人の身体は電気ショックで敏感になっており、
抱きしめるだけでも、強力な快感が全身に走った。
 一方、衣玖は一度、幽々子の膣内から舌を抜き、
わずかな精神で自らの限界を伝えた。

「ぷはっ……はぁ……はぁ……
 私は……衣玖はもう……もうっっ!!」
「私とみすちーも……んはぁ……もう限界……」
「2人とも……一緒に一緒にぃぃぃっっ!!」

 その言葉を最後に3人ともラストスパートをかける。



 ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ!!



       じゅるじゅるじゅるじゅるるるるるっ!!



   ぐにぐにぐにぐにっ!!



            むぎゅむぎゅむぎゅううう!!!!



『らめぇぇぇぇっっ!!
 イクッ! イクッ! イッちゃうううぅぅぅぅぅっっっ!!!』
















 川原には裸で寝ている3人の少女達。
程よい朝日を浴びて、彼女達が目覚めたときにはもう朝になっていた。
 しばらく朝日で光る川を眺める3人。先に口を開いたのはミスティアだった。

「ちちちん♪ 昨日はお楽しみでしたねぇ〜♪」

 彼女は昨日の出来事を実に楽しそうに話す。
それに続いて幽々子も喋る。

「ええ、気持ちよかったわね〜♪
 とりあえず運動してお腹空いたから、朝御飯を用意して頂戴♪」
「まったくしょうがないんだから、ゆゆちゃんはぁ〜♪」

 屋台で朝御飯を食べるのもなかなか乙である。
2人は立ち上がり、ミスティアの屋台へと向かおうとした。

「ちょっと待ってください! 鰻漁をやめる話はどうなったのですか!!」

 そこへ急に衣玖の横槍が入る。
もうちょっと場の空気(雰囲気)を読んでもらいたいものだ。

「そうなの〜?」
「鳥頭だからぁ〜♪ 要らない情報はすぐ忘れるのぉ〜♪」
「……まあ、私も先程まではすっかり忘れていましたのですが」

 3人ともそれだけ淫らな行為に夢中だったようである。
言い出した本人でさえ当初の目的を忘れるのは間抜け極まりない。

「とりあえず、1週間に3回は鰻を出さない日にしてください!」
「えーーーっ!!!」
「何故あなたが叫ぶのですか!!」
「だってみすちーの焼く鰻、美味いんだもん!!」

 衣玖の提案に文句をつけたのは常連客の幽々子だった。
もちろんミスティアの方も顔を膨らませて否定の意思を訴えている。
 しかし……

「……まあ昨日は楽しめたし、条件付きで認めてあげてもいいわ〜♪」
「よ、よろしいのですか?」

 まさかの本人からの許可に、言いだした衣玖も少し驚いた。
一方、幽々子はそれにさらに不満そうに顔を膨らませている。

「ええ、最近はおでんも始めようと思っていたし、うちは酒や摘みもあるからね〜♪」
「……み、みすちーのおでん♪」



 じゅるり……



 幽々子が再び食欲音を鳴らすが、2人はあえてそれをスルーして話を続ける。

「それで条件とは?」
「簡単よ〜♪ 鰻を出さない日は衣玖ちゃんが必ずうちの店に食べに来ることよ〜♪」
「かまいませんが……それほど食べるほうではございませんよ?」
「いいのよ〜♪ 店で話をするだけでもいいからさ〜♪
 それにあんた踊りとか上手そうだから、専属の踊り子でもしていく〜?」
「私にも竜宮の使いという本来の仕事がありますので、
 専属は無理ですが、今度来たときに考えておきます」
「竜宮さんのぉ〜お使いはぁ〜♪ 衣玖ちゃんのぉ〜♪ 大変なお仕事ぉ〜♪」

 交渉は見事成立して、頭の悪そうな歌で祝福するミスティア。
 ちなみに『竜宮の使い』に関しては、ミスティアも幽々子も仕事としては理解しているが、
種族としては理解していない。2人にとって衣玖はこれからもずっと『電気鰻の妖怪』なのだろう。

「それでは私は仕事に戻ります。詳しい話は明日にするので鰻は獲らないでくださいね!」

 そう言って、衣玖は空へと飛んでいってしまった。

「ゆゆちゃん……鰻って空飛ぶのね〜♪」
「飛ぶのよ、みすちー……あと今日の朝食はおでんね♪」

 何はともあれ、こうしてミスティアの店に新しい常連客が増えたのだった。













「ところで衣玖ちゃんって最初から裸だったの?」
「そういえば服ぼろぼろになったから、吹き飛ばしたっけ?
 まあ、いいや♪」

 衣玖がそれに気付くのは自らの住まいに戻った後だそうな……
「みすちーは焼き鰻屋をやっているのかー
 そのうち鰻の妖怪とか出てきて逆襲されないか心配だな!」

↓↓↓

「……と思ったら出たよ、魚の妖怪! しかも電気鰻! 竜宮の使いをやっているのかー
 それはそうとドリルとプラズマ、カッコいいな♪」

↓↓↓

「え? 竜宮の使いって名前の魚いるの? あっ、本当だ!
 しかも似てるな。さすが擬人化に定評のある上海アリス幻楽団だ!



 ……でもこれは電気鰻だろ! 存在感異常だし!!」


 以上、私の永江 衣玖に対する見解でした。
初期は本当にそう思ってしまったのです。今でも割とそう思っています。
だって、電気流す魚といったら電気鰻しかいないでしょう!!
あとあの長いリボンは帽子から突き出た触覚だよ! 普通にリボンでも問題ないけど!

 そして衣玖はスレンダーの貧乳美女なのが私のプラズマ理論。
ですが巨乳もハロゲン理論として捨てがたい。

 タイトルの元ネタはご存知人気メニュー『牛丼特盛汁濁』です。
テーマの『涼』に関しては、夏の日に川辺でネチョる『涼』と、鰻と雀を捕らえる『漁』、
そしてさまざまなシチュエーションのネチョ盛り沢山の『量』と、
同時に絶頂を迎える『両』の同音漢字4つの意味を持たせました。

 ミスティア、幽々子、衣玖の3Pは以前からやりたかったシチュエーションでした。あまり違和感ないしね♪
軽いノリで明るいエロコメ調で書いたので、設定やネチョへの移行が強引だったり、
文章がツッコミ入れたりしていますが、楽しんでもらえればうれしいです。
この場で実現できたことをこの場で感謝します。




 あと焼き鳥丼と鰻丼は美味い!

どうも、グランドトラインです。
言いたいことは既に上で書いてしまっていたため特に言うことはないです。
やっぱり自分はギャグとコミカルが性に合っているようです。

今回、ミスティア、幽々子、衣玖が出てくる小説はこれだけのようです。上手いこと突いたな私。
チャットで言っていた効果音のあざとさについてですが、
前回でも言いましたが、効果音からエロスを出すことに重点を置いています。
次回は少し減らしてみるのもいいかもしれないな。
しかしチャットでのみんなエロいみすちー好きだなwww

とりあえず、電撃プレイとかダシ汁プレイとか触覚プレイとか考え付いた私は(変態的な意味で)天才だと思う。




以上、エッチ盛りだくさんのどんぶりでした。
グランドトライン
作品集:
最新
投稿日時:
2008/09/13 18:26:01
更新日時:
2008/10/07 12:00:07
評価:
7/7
POINT:
36
Rate:
1.53
1. 5名前が無い程度の能力 ■2008/09/14 12:08:26
美味しくて楽しくてよかった。みすちーといくさんの組み合わせはかなり意外だったけど、納得できた。
2. 5かまし ■2008/09/23 21:19:26
冒頭からすぐに物語に引き込まれました。
カップリングも小ネタもナイスです。
みすちーゆゆちゃんはいいですね!
3. 5名前が無い程度の能力 ■2008/09/24 13:20:14
いい乗りだ。
あえーんが頭に残って仕方が無い。
イクさんはスレンダー美人ですよね!
4. 7名無し魂 ■2008/09/24 23:45:20
いつかは来ると思っていた3P。意外と見たことない。
幽々子の一言に一々吹いたw っていう感じでした。
5. 5七紙 ■2008/09/25 16:39:51
ギャグ成分が多くて、とても楽しめた。
6. 3RoN ■2008/09/26 20:33:32
勢いとテンションには頭が下がる。あと発想。えろす
7. 6泥田んぼ ■2008/09/26 23:41:00
(みすちー×いくたん×ゆゆさま)×特盛>>うめぇ……じゃなかった、らめぇぇぇ
お題>>同音漢字>>うめぇ!!
8. フリーレス グランドトライン ■2008/10/07 21:32:11
それでは感想のレスを……

>1名前が無い程度の能力さん
いつか来ると待っていたんだ、魚の妖怪。
だから出てきたときには、すぐにでも2人を結びつかせるような小説が書きたかった。
そして今回実現することになりました。お粗末さまでした。

>2かましさん
本当にギャグは書いていて楽しい。でもネチョでギャグしてどうするんだよw
ちゃんとエロいから問題ないけど。
みすちーゆゆちゃんは書いている最中にとっさに思いついた。
常連客なんだから気安く呼び合う仲でもいいかなって……こういうのもいいかも♪

>3名前が無い程度の能力さん
AEENがツボにはまったようで何よりです。
そしてここにも衣玖さんスレンダー派が!

>4名無し魂さん
確かに東方夜伽ではあまり見ないね3P。
そしてこの組み合わせを思いついたのは私ぐらいのものだろう♪
幽々子の一言には書いた私もちょっと笑うw

>5七紙さん
>6RoNさん
ハイテンションで勢いがある小説は書いていて楽しかったです。
やっぱり私はギャグが向いているようです。

>7泥田んぼさん
美味かったようで、お粗末さまでした。
あと汁濁もお忘れなく♪
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