夏も終わり、秋の気配の見える9月。
彼…横島君と初めて肉体関係を持ってから…ううん、肉体関係を持ち続けて早一ヶ月が経とうとしていた。

「最近仕事はどうしてるの? 令子とも連絡取ってないんでしょう?」

こうやって彼に夕食を作ってあげるのも慣れたもので、作らない日の方が最近では少ないくらいだ。
美味しそうに頬張る彼を私は微笑みを浮かべて見続けるが、そうも言っては居られない状況にあった。


GS美神短編「大人の余裕 Second Season」


「あはは…えぇ、最近は冥子…六道冥子さんに厄介になってるんスよ」

オカルトGメンからの依頼として彼に仕事をあげる事は不可能ではないが、それでも限界がある。
生活に困らない程度の仕事であれば数ヶ月に一度で良いかも知れないが、GSは信頼商売だ。
そんな偶にしか仕事をしない(出来ない)人に仕事を回してくれるほど甘い世界ではない。

自分で仕事を取って来れるほど売れているわけではない彼ならば、誰かしらに厄介になるしかないのは判っていた事だった。

厄介になっている相手。
それは、GS界の重鎮たる六道家だ。ネームバリューとしては申し分ないだろう。
だが、六道家がそう簡単に世話をするはずが無い。

これは、彼を六道家に迎え入れる準備と取っていると見て間違いは無いだろう。
令子との不仲が耳に入ったこの状況を上手く使ってるわけだ。


「あーっ! 兄(にに)ーっ!!」
「っとと…おかえり、ひのめちゃん」
「おかえり、ひのめ。『ただいま』は?」

居間に入って来た娘のひのめは、彼を見た瞬間『ただいま』も忘れて飛び付いていた。
そうだ、家にはこの娘が居るではないか。

六道家の娘である冥子は30になっているはずだ。
ひのめは10歳だ。この差は大きいだろう。

かつて平安時代では、数え10歳で嫁に行っていたらしい。
それを考えれば十分だ。



私は彼の隣で夕食を食べる愛娘の耳元で優しく囁いた。

「ひのめ、兄(にに)の事好き?」
「うんっ!」

叩けば鳴る鐘の如く、ひのめは喜色満面の笑みで大きく頷く。
彼は冗談とでも思っているのだろうか、笑みを浮かべて私達の方を見ている。

「じゃあ、他の女に取られないように…未来の旦那様と虜にしてあげなくてはね?」
「はーいっ」

まだ子の産める年ではないが、今の内に覚えさせておいて損は無いはずだ。
彼を六道家なんかに渡しはしない。



「横島君、貴方はひのめの身体を洗ってくれるかしら? 私が貴方の身体を洗うから」
「へ? あ、はい」
「にへへ〜 兄といっしょ〜」

やはり関係を持っているお陰だろうか。
抵抗すら見せずに私達と入ってくれる彼を真ん中に座らせひのめが彼の前に、私が後ろに座って
『建前上』洗いっこをしようという事にしたのだ。

「じゃあひのめちゃん、後ろ向いて」
「はーいっ」

ひのめを後ろに向かせ、スポンジに手を伸ばす彼の手を止める。

「ひのめの身体は強くないの。だから、貴方の手で洗ってあげて」
「は…はい」

耳元で囁くようにお願いすれば、『ピクリ』と彼の体が震える。
まさか10歳の娘に欲情しているのだろうか? とも一瞬思ったが、よくよく考えてみれば好都合ではないか。

「ひぁっ」
「っ!?」

恐る恐るといった感じで、ボディソープを付けた手をひのめに触れさせた途端
ひのめは冷たさに驚いたのか、可愛い声を上げながら『びくり』と震える。
その声に驚いたのだろう、彼も同時に『びくり』と震えていた。

だが驚いただけではないのは、彼の股間を見ればよく判る。

「さぁ、洗ってあげて」
「は、はい…」

ゆっくりと彼の手が、ひのめの首筋から腕へ
そして身体をゆっくりと伝っていく。
それこそ最初は『洗っているのだ』という意識があったのだろうけれど

「…ぁ…ん…」
「はぁ…はぁ…」

時折『ぴくっ』と震えるひのめの身体が、ひのめの声が横島君の劣情を刺激してきたのだろう。
手つきが段々と『感じさせる』動きに変わっているのが良く判る。

身体を支えられなくなったのだろうか、ひのめは彼に身体を預け『にへへ』と朱に染まった顔で彼に笑みを浮かべている。

「んむっ!?」
「ん…ん〜…」

またとないチャンスとばかりに、彼の頭を掴んでひのめにキスをさせる。
普通考えれば向けた程度で唇が当たるはずも無いのだが、彼もキスしたかったのだろうか
彼の唇はひのめの唇に触れていた…いや、それだけではない。

「んっ…んんーっ!?…にっ…んちゅ…ににっ…んっ…」
「はぁっ…んっ…じゅるっ…ひのめちゃっ…ん…」
「あらあら…」

やはりその『気』があったのだろうか。
彼はひのめの唇を奪うに飽き足らず、そのまま舌を入れて口内を味わい始めたのだ。

ひのめの方も最初こそ驚きはしたが、そのまま受け入れている。
本当に、良い方向に進んでくれる。

じゃあ、私も『洗って』あげなくては…


私は『くすっ』と笑みを浮かべると、両手にローションを塗していく。
私が彼の股間に手を伸ばしたその瞬間…あ、いけない。と急いで彼の手を止めに入る。
彼の方を見れば、ひのめの股間に手を伸ばすところだったのだ。

彼の手にお湯を掛けてボディソープを洗い流し、ローションを代わりにかけてあげる。
こうしないと後々酷いことになるから。

「横島君…優しくしてあげないとダメよ?」

ひのめの身体にもお湯を掛け、軽くソープを洗い流してあげる。
しかし、男というのはこんな娘にも欲情するものなのかしら?

好都合とはいうものの、あまりの節操の無さに首を傾げてしまう。
いやいや、恐らくこの節操の無さが令子に愛想を尽かせてしまったのだろう。

「ん…兄(にに)…にっ…ぁ…兄ぃ…」

ボディソープの代わりと言わぬばかりに彼がひのめの身体にローションを塗していく。
やはり彼はこの手に関してはとても積極的なのだろう。

『ちゅるちゅる』と水音を立てながらひのめの唇を存分に犯しながら、未発達なその身体を開発していく様は
後ろから背中を押した私としても、苦笑せざるを得ない。


「横島くん…貴方もそろそろ気持ちよくなりたいでしょう?…ほら…こうやって…」

左手で彼の胸にローションを塗し、乳首を軽く爪で引っかき
右手で彼の『がちがち』に固くなったモノを優しく包み込む。

その快感に気を良くしたのか、彼のひのめへの攻めが一層激しさを増してきていた。
…優しくしてって言ったのに。

彼は恐らく気付いていないのだろう、さっきからひのめの身体が『びくびく』震えたままなのだ。


「横島君、そろそろ手を止めてくれないかしら…ひのめったらさっきから絶頂(イ)ったまま気絶してるのよ?」
「ん…っはぁ…げっ」

彼は驚いた様子で局部から手を離し、急いでひのめの身体を抱きかかえるも
まだ身体に快感が残っているのだろう、ひのめはぐったりしつつも『ひくひく』と身体を震わせていた。

「もう…ひのめがえっちな事しか考えられない娘になったらどうするのよ…一生責任取ってもらうからね?」

耳に舌を這わせながら囁くも、彼には聞こえて無いようだ。
ひのめを抱き締めたまま、私の手の快感に酔いしれ…違う。

微妙に腰が動いていると思ったら、ひのめの秘所に自分のを擦り付けていたのだ。
どうもさっきから擦りにくいと思ったら…

「ひのめの膣内(なか)に入れたいの? 流石にそのまま入れたらショック死するわよ…時間を掛けてゆっくり解さないと…」

もしかして彼はロリコンの気があるのだろうか。
だがこのまま続ければ、本当にひのめが壊れてしまう。

私は半ば力任せにひのめを引き剥がすと、彼を仰向けに寝せ
いきり立つ彼のを一気に膣奥へと導いた。

…の、だが

彼の視線は私ではなくひのめの方を向いているのだ。

浴室に乾いた音が鳴る。
ほぼ無意識に彼の頬を叩いていた。

私は…彼に怒ったのではない。
ひのめに…嫉妬したのだ。自分の娘に。

情けない親も居たものである。
いや、私は彼の前では一人の女でしかなかったのだ。


「すんません…」

謝ってもらう必要など無かった。
彼はひのめの夫となってくれるなら、それで良かった。

それで、良かったはずだった。


「美智恵さんっ!」
「忠夫っ!」

後6年…いや、5年と半年か…
それまでにはけじめをつけなければならない。
そして、ひのめが16になった時に彼とひのめの門出を笑顔で祝福しなければならないのだ。

彼の精を膣奥に受け、そう思いながらも
ひのめと二人で彼を愛し続けれるならどれ程幸せだろうか
そう考える自分も否定できなかった…



はしがき

10歳の女の子にハァハァしている横島君をお送りしますゆめりあんでございます。
ウチの横島君…とうとう10歳児に欲情してしまいましたね…

来る所まで来たって感じです。

今回は美智恵さんメインではなくひのめちゃんメインに近い形になりました。
乱れた美智恵さんが見たかったんだぜーって人には残念かも知れませんが…

まだ(?)美智江さんには公彦さんがいますから、ね?


では、また次回に。
短編目次へ

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル