何時からシロと、こんな関係になったんだっけな… 「はぁっ…すごっ…先生ぇのが…拙者のっ…ぉ膣内(なか)ぁ…かき回してぇっ!!」 腰を打ち付ける度に甘い嬌声を上げ、切なそうに潤んだ瞳で見つめるシロを見ながら 少し自嘲的に考える。 師と弟と関係だったはずなのに 「いっぱ…一杯ぃ…びゅくびゅくっ…出てるっ…でぇ…ござるよぉ…きゃうんっ!!」 今では俺の下で女の声を上げ、子宮に精を受けて悦んでいる。 「シロ…愛してるよ」 半ば意識を失おうとするシロの頬を優しく撫で、そう…俺は呟く。 そんな、愛と肉欲…いや、俺がシロに溺れ続ける日々に小さな変化がおきたのだ。 GS美神短編「女の謀略、彼女の策略 〜ありえない事なんてありえない〜」 「せ〜んせっ」 「うわっ…と、シロか。どうした?」 休日の昼下がり、事務所で待機中の俺の背中に抱きついてきたのは 目下俺の彼女である犬塚シロであった。 バランスの取れた、そして女の悦びを知ったその肢体は 俺の心を掴んで已まず、ただ後ろから抱きつかれているだけなのに俺の劣情が鎌首を上げてくる。 「全く…節操が無いでござるなぁ…せんせぇ?」 脇から顔を覗かせたシロは『ふふん』と悪戯子の様な笑みを浮かべ、俺のモノをズボンの上から擦ってくる。 それだけで、俺のは軽く震えながら固さを増してくるのだ。 「お、お前がそんな触り方するからだろうっ!」 「じゃあ…止めるでござるよ」 辱し紛れに反論すれば、『じゃあ、もうしないでござる』とあっさりと離れてしまう。 こんな行動すら、俺の興奮を高める為の行動だと判っていても シロの温もりが消えた瞬間に、俺の口から『あっ』と小さなため息が零れてしまうのだ。 「せんせ…ん…ちゅ…」 今の俺はどんな顔をしていたのだろう。 うっとりと俺の顔を見つめ、俺の唇を奪うシロの情熱的なキス。 よほどシロは俺の表情が気に入ったのだろうか… ちらりと時計を見る。 まだ13時。美神さんとおキヌちゃんは除霊で出かけており、18時頃までは帰ってこないはずだ。 今からしても、十分にシャワーを浴びる時間もあるだろう。 「お、おい…」 そう思ってシロを抱き締めようと腕を回せば、するりと逃げられてしまう。 『くすくす』と笑みを浮かべ、シロが俺の顔を二歩三歩と下がりながら見つめてくる。 「ちょっと、ここで待ってるでござる」 「え?」 俺が近寄ろうとすると、手で制され『ここで待て』と言い出す。 何故だという俺の問いにすら答えてくれず、『合図するまでは絶対にダメ』だと。 そう言って、シロは自分の部屋に戻ってしまった。 「何なんだよ…全く…」 情け無いほどに固くなった自分のを見ながら、俺は自嘲的に呟き 部屋の中央にあるソファに力抜けるように座るのだ。 苛々が募る。 時計を見れば、待たされて既に30分を過ぎているのだ。 股間は既に元に戻ってしまっている。 幾度となく腰が浮き、何度シロの部屋に入ろうかと悩んだが きっとシロは俺の為に何かをしてくれているのだろう。 常に俺の事を考えてくれているシロだからこそ 俺の彼女であるシロだからこそ、こうやって… いい加減…我慢できないんだけどな… 「せんせぇ〜準備出来たでござるよ〜」 14時に指しかかろうとした頃、ドアが小さく開いてシロが顔を覗かせて 『おいで』と手招きしていた。 やっとか、と腰を上げ意気揚々とシロの部屋ヘと向かう。 ちらりと見えたが、どうやらシロは裸のようだ。 準備万端といったところなのかもしれない。 何時もの俺なら、ここで一つ疑問が上がってきたはずだ。 除霊に出かけたのは美神さんとおキヌちゃんの二人。 タマモは事務所に居るはずだ。 そして、シロの部屋は同時にタマモの部屋でもあるのだ、と。 だが、煩悩に思考を占領…いやいや、シロの事で頭が一杯になった俺には こんな小さな事を考える余裕すらなかったのは、仕方の無いことなのかもしれない。 「フーッ!フーッ!」 「んなっ!?」 屋根裏ということもあって、少しばかり薄暗い部屋。 その中央奥に位置するベッドには、タマモが縛り付けてあったのだ。 余りの事に絶句してしまうが、部屋に充満する淫臭からすれば 恐らく俺が待っている間、シロとタマモがどういう事をしていたのか想像するに容易かった。 もっと冷静であれば何かを言えたかも知れない だがこの淫臭が、ベッドに裸で縛り付けられたタマモの姿が 俺から、欠片ほどの理性を引き裂いていった。 「ほら、立派なものでござろう?」 「んふっ!」 シロはタマモの傍らに座り、タマモの…股間から生えたモノを握り愛撫しながら俺に笑みを向ける。 ピンク色のタマモのそれは、まるで男根をイメージするようにそそり立っている。 軽く擦られただけで余程気持ちが良いのか、『びくびくっ』と身体を震わせ 腰を浮かせながら、『がちゃがちゃ』と四肢を拘束する鎖を鳴らし嬌声を上げた。 「タマモは女でござるから、射精は出来ないでござるが…こうやって…んっ…じゅるっ」 「んーっ!!…ぁふっ…んっ…ーーっっ!!」 シロがタマモのをくわえ込むと、タマモは激しく痙攣を始め 股間から愛液だろうか…まるで射精をしているかのように『ぴゅっ』と噴いていた。 「どうでござるか? 生娘とは思える淫乱ぶりでござろう?」 「んーっ! んっんーっ!!」 タマモにふと違和感を感じ、ベッドに近付いてみれば どうやらタマモは口に猿轡(さるぐつわ)…いや、ボールギャグという奴か それを填められており、まともに喋る事が出来ない様だ。 「お、おいシロ…タマモは嫌がってるんじゃないのか?」 「嫌?…この顔が、で…ござるか?」 シロを制する様に近付くと シロはタマモの髪の毛を掴み、俺にタマモの顔を見せた。 熔けきった表情。 ギャグからはだらだらと唾が流れ、上気したまま荒い息を付いているタマモ。 『せんせっ…せんせぇっ!!』 何度も絶頂を繰り返し、俺を泣き悦びながら呼ぶシロの顔と重なる。 同じ…顔… 「タマモは悦んでいるのでござるよ。先生に見られて」 「っ!?」 タマモが俺に見られて悦んでいる? 自分の悦楽の表情を!? 混乱する俺を置いて、シロはタマモのモノを秘所に当て 一気に腰を下ろした。 同時に上がるシロとタマモの嬌声。 俺としている時と同じく激しく腰を振りたて、だらだらと涎を垂らしながら 激しい嬌声を上げる。 タマモはなすがままと言った感じで、ただ自分の身を襲う快感に翻弄されているようだった。 「せっ…んせ…タマモのココが…先生に犯されたいって泣いているでござるよ」 一頻(ひとしき)り腰を振りたて、一息ついたシロは 『くちっ』とタマモの秘所を広げ、俺を誘う。 ピンク色のタマモのそこは、本当に男を知らぬのかと思うほどに濡れ滴っており それを見ているだけで生唾を飲んでしまう。 「ほら、タマモも…おねだりするでござるよ」 『カチャカチャ』という金属音と共に、タマモの口に填められていたギャグが外される。 一抹の不安。 本当は、タマモは嫌がっているのではないか 本当は、こんな事をしたくはないのではないか、と。 だが… 「横島ぁ…いれっ…入れてぇ…シロ…ぁ…さっき…からっ…触って…くれなっ…切ないよぉ…」 今まで聞いた事の無いタマモの艶声。 だめだ…もう…後には…退け… 「んっ…入って…くぁぁっ!!」 「くふふ…先生も鬼畜で…ん…ぁ…鬼畜でござるな…生娘…んぁっ…の純潔を奪ったというのに…きゃふっ…まるで野獣の様に激しく腰を振りたて…んくっ…振動が伝わって我慢できないでござるよぉっ!!」 一瞬の抵抗の後、相当こなされていたのだろうか シロの初めてのときとは違い、一気に奥まで突き入れても激しい抵抗はなく 俺に快感を齎(もたら)してくれる。 腰を打ち付ける振動がシロにも伝わったのだろうか、止めていたシロの腰が 再び動き、タマモを俺とシロの二人で激しく攻め立てる。 「わっ…わたひっ…ひゃぁっ…しゅごっ…んぁ…しゅごすぎぃっ!!…かはっ…絶頂(イ)っれぇ…帰っ…来れなっ…あぁっ!!」 「先生ぇ…タマモぉ…拙者も…んっ…凄い気持ち良いでっ…ぁくっ…ござるよぉ!!」 頭の芯が痺れて何も考えられず ただただ、この肉壷に射精したい その一心で、相手の事等考えずに我武者羅に腰を振りたてていく。 シロも殆ど本能の動きとばかりに、タマモの上で凄まじい腰の振りをしていた。 『にちゃっぐちゅっ』という淫音と『ぱんっぱんっ』という肉同士の当たる音が シロとタマモの激しい嬌声が 「くっ…で…出るぞっ!」 「横島ぁ…んぁっ…膣内(なか)にぃ…膣内にぃっ!!」 「拙者も…絶頂(イ)く…ん…ぁ…ーーーーっっっ!!!!」 シロとしていたからだろうか、射精してもなお腰が止まらない。 シロも絶頂(イ)きながら腰を振り続けている。 タマモは…気絶したのだろうか…声無いままに激しく痙攣を続けていた… 「すりすり〜」 「すりすり〜…でござる」 あれからシロに二回、起きたタマモに一回。 凄ぇ…疲れた。 ダブルベッドに横になり、両脇から擦り寄ってくるシロとタマモを抱きながら 俺はゆっくりと深呼吸をしていた。 「凄かったぁ…」 「言った通りでござろう? 先生は節操なしだって」 「…へ?」 まるで、ネタばらしとばかりに二人が喋りだす。 俺とシロの関係が何故始まったのか タマモが何故あんな格好をしていたのか つまり… 「なんだ…つまり、お前ら二人共俺の女になりたかったから…」 「そうよ。半年を重ねる一大プロジェクトだったんだから」 「そうでござるなぁ…っと、仕上げが帰ってきたみたいでござるよ」 仕上げって何だ? 凄い嫌な予感がして、俺が逃げようとするのを シロとタマモが両脇から捕まえ『逃がさない』と笑みを浮かべる。 「何も逃げなくたっていいんじゃない?」 「そうですよねー。うわ…凄い臭い…」 「美神さんっ! おキヌちゃん!?」 何時の間に帰ってきたのだろうか 時間が経ったとは言っても、4時間も経ってるはずが無いのに 部屋に入って来たのは美神さんとおキヌちゃんだった。 「タマモが言ったでしょ? 一大プロジェクトだって」 「皆で相談したんですよ。誰かの一人のモノにしても駄目なら、皆のものにしようって」 美神さんが、おキヌちゃんが ゆっくりと服を脱ぎながらベッドに登ってくる… 「ほんと、節操無いわね…ミカミやキヌの下着姿見ただけでこんなに元気になって…」 「本当でござるなぁ…」 おキヌちゃんが俺の物に手を這わせ 美神さんが俺に覆い被さって… 「ハーレムがアンタの夢だったんでしょう? 感謝しなさいよね」 「ふふー…シロちゃんとタマモちゃんの味…ちゅ…ぁ…横島さんの精液…まだ残って…ん…」 助けてとは言わない。 誰かとこういう関係になるとは思っていたから。 でも、全員とこういう関係になるなんて 絶対にありえない、そう思っていた。 「忠夫…世の中に『ありえない事なんてありえない』のよ」 はしがき さてと、9割方エロで出来た短編をお送りしますゆめりあんでございます。 えろえろです。珍しくえろのみです。 漫画で出したら、恐らく修正無しのページが無い位の内容です。 たまには、こういうのも良いですよね? では、また次回に。