ここのところ忙しかった所為で中々会えなかった忠夫…彼氏である横島忠夫からの一本の電話がかかって来たのだ。 『今からウチに来れるか』と。 久しぶりに会える。 そう喜び勇んで、私こと妖狐タマモは学校を抜け出して真っ先に横島の家に飛んで行った。 恐らく今晩はミカミに怒鳴られるだろうが、そんな事知ったことではない。 だって、大好きな忠夫が私を求めてる。 その事が嬉しかったから。 でも、今日の忠夫はいつもの忠夫と ちょっとだけ、違っていた… GS美神短編「ビデオカメラ」 「あー…あの、さ…本当に…撮るの?」 「勿論だよ」 横島の家に着いたら、横島はキスもそこそこにアタシをソファに座らせて脱ぐ様に言ってきた。 『今日はきっと凄く溜まってる…朝帰りになっちゃうかも』 なんて、どきどきしてたのに 胸を肌蹴させ、スカートをたくし上げた辺りから 横島は真新しいビデオカメラをこちらに向けてきたのだ。 横島ではない他の誰かに見られるかもしれないという恐怖 横島に自分の身体を見られるという快感 その二つが入り混じって、私の右手は自然とショーツの上から秘所を弄り始めていた… 「いやぁ…本当にタマモのチチはでかくなったなぁ…」 「そ、それは…毎日忠夫が揉むから…だよ」 数年前までは掌で隠れる程に小さかった胸は 今では片手では支えきれないほどに大きく、柔らかくなっていた。 下から持ち上げるようにすれば、私の指が胸に埋れて隠れてしまう。 「良いねぇ…エロいわぁ…」 そう横島は言ってくれるけど、私に触れようとせず ただただビデオカメラを回し続ける。 でも、指示はしてくるのよね。 「じゃ、これでオナってみようか」 「う…うん…」 横島に手渡されたのは、丸い玉が連なるお尻用のバイブ。 昔は触るだけでも泣き叫ぶほどに嫌だったのに、今では…凄く感じてしまうようになっていて… 「ほら、垂れてる愛液をこすり付けて…ゆっくりとね」 長い付き合いだ。私がこれを持っただけで興奮して来ている事が判っているのだろう。 「ん…」 ゆっくりと、愛液を擦りつけて先端をお尻に当てる。 入れようとするも直ぐには入らず、お尻の周りに愛液を付けるだけになってしまう。 でも、それだけでも気持ち良さが生まれてきて 時々、身体が『ぴくっ』と震えてしまって… 「ゆっくりね…ほら、力抜いて」 「う…ん…ぁ…」 ぐっと押し広げながら先端がお尻の中に入ってくる。 忠夫のよりは細いけど、ゴツゴツと玉が連なっているコレは 横島のとはまた違った快感を私に与えてくれるのだ。 最初のが入ってしまえば、後はさしたる抵抗も無く飲み込んでしまう。 「ぜ…んぶ…入った…」 10分ほどかけて根元まで全部咥え込んでしまえば 中に感じる異物感に、お尻が『ひくひく』と振るえ放しになってしまう。 その動きが、まるで軽いピストン運動のようになってしまい 自分で動かして無いのに、どんどん気持ち良さが大きくなってくる。 「じゃ、それを出し入れしてみようか」 「む…無理…だって…ば…」 忠夫にされるときなんて、何度も絶頂し続けてしまうのに 自分でなんて出来るわけが無い。 今だって、絶頂(イ)きそうになってるのに。 「た…だお…願い…もう…絶頂(イ)きそうなの…こんな玩具じゃなく、忠夫ので絶頂(イ)きたいの…」 前に教えて貰った、膝を曲げて秘所を両手で開く『おねだり』の格好。 カメラに撮られてて恥ずかしい上に、少し動くたびに『きゅきゅっ』と全身が震えて思わず絶頂きそうになってしまっているのだ。 はやく…はやく… 「うーん…まだ駄目だなぁ…」 『ほら』と見せられた横島のは、全然大きくなっていなかった。 私ではもう大して興奮しないのかと、少し悲しくはなってしまうけど 「じゃ、じゃあ私が大きっ…いぃぃぃぃっっっ!!!!」 跳ね上がるように身体を起こしたのがいけなかった。 お尻に咥えているバイブが中で『ぐりゅっ!』と動いてしまったのだ。 そのまま忠夫の足に抱きつくように倒れ掛かり… 「ひあぁぁぁぁっっ!!! ふかっ…深すぎっ! も、もう入らなっ…あぁぁっっ!!」 お尻から出ている手に持つ部分が床に『コツン』と当たってしまい その所為で膝に力が抜け、全身の体重がそこにかかってしまったのだ。 本来入らないはずの部分が無理矢理お尻の中に入ってくる凄まじい異物感に泣き叫ぶも 同時に来る凄まじい快感に力が入らず、ただ『ふるふる』と震えるばかりになってしまう。 「何やってんだよお前は…」 「う…あ…あぁぁっ!」 腰が抜けそうになってる私を優しく抱き上げてくれる忠夫に、私は抱きつきながら『ありがとう』と言おうとしたけれど 『お仕置き』とばかりにバイブのスイッチを入れられてしまい、口からは嬌声しか上がってくれなかった。 「俺ので絶頂(イ)かせて欲しいんだろ? だったらその無駄に大きい胸で気持ち良くしてくれよ」 「ん…んんっ…わ…判っ…ひぅっ…」 『ぐりぐり』とお尻の中をかき回してくる快感に抵抗しながら、まだ柔らかい忠夫のものを口に含んでいく。 この時、手は使わない。 前にとある事情で手が使えなくて口だけでやってたら 『口だけの方がえろいな。今度から手は使うなよ』 と言われたのだ。 我が侭言い放題の忠夫だけど…これも、惚れた弱み…よね。 「ん…んむ…んは…ちゅ…おおひふ…なっれ…ん…」 私も慣れたもので、私の舌使いに忠夫のがどんどん大きくなってくる。 半立ち位になったのを、今度は胸で扱いていく。 『あー、お前にもうちょっと胸があったらなぁ』 なんてよく言われていたっけ。 ちらりと横島の顔を盗み見れば、ビデオカメラで良く見えないが 少しばかり呼吸が荒くなってきているようだ。 「良いねその顔。上目遣いでそのまま…」 まったく…一々注文が多い。 言われた通りに忠夫…いやカメラの方を見ながら、胸を左右擦り合わせて扱き 先端を舌先で『ちろちろ』と舐めていく。 ぴくぴく震えだした… 先端からぷくって先走り液が出てきてる… 忠夫、絶頂(イ)きそうなんだ…だったら、私の中でして… 「もういいよ、ソファに座って」 言われた通りにソファに座ると、ゆっくりとお尻に入っていたバイブを抜き始めたのだ。 私としては入ったままでも良かったんだけど… なんて思っていたら 「ひぃあぁぁぁぁぁっっ!!!!!」 なんと、膣奥まで一気に突き入れるのと同時に 抜けかけていたバイブを一気に奥まで突っ込んできたのだ。 『ずんっ』と子宮口を突かれるのと同時に、頭の中が真っ白に塗りつぶされ 全身が『がくがく』と震えだした。 でも、これはただの序章。 「おぉっ! やっぱり絶頂(イ)ってる時に動かすのが一番気持ち良いな」 「ひぃっ! んぁっ! んっくぅぅっ!」 この絶頂(イ)ってるというのは、忠夫がでは無く私がなのだ。 激しい絶頂に意識を飛ばしながらも、更なる絶頂が意識を強制的に戻してくる。 まともな声すら出ない。 呼吸しているのか嬌声を上げているのかすら判らない。 涙や鼻水や涎や たぶんオシッコも出てるかも知れない。 あまりの快楽に、この瞬間だけ壊れるのだ。 全身を『気持ち良い』だけが支配してしまう瞬間。 涙も、鼻水も、涎も、オシッコでさえも 今の状態の私には快楽でしかない。 最初は怖かった。 本当に、死ぬんじゃないかと思うくらいに。 「こわれりゅぅ…こわれひゃうぅっ! まりゃ絶頂(イ)くりょぉっ!!」 「良いね…最高だ…っく…で…出るぞっ!」 膣奥を思い切り叩きつけ、同時にお尻のバイブを一気に引き抜かれる。 くる…ほら…くる…っ! 一瞬の静寂の後に来る凄まじい絶頂が何度も何度も襲ってくる。 子宮口にキスしたまま、1滴も膣内の零さぬまいと子宮に直接射精される快感がさらに絶頂を呼ぶのだ。 「あっ…あー…まだ出るよ…ふぅ…一回で空っぽだな」 意識が落ちていく中、優しい笑顔で私を抱き締め頭を撫でてくれる忠夫の姿に 私は忠夫をもっと好きになっていく… …どのくらい寝たのだろうか 意識が戻れば、私は忠夫に抱き締められながら布団の中に居た。 視界の端に映る窓は既に暗い。 「え…えと…何時…なのかな?」 恐る恐る聞けば、『6時』と返ってくる。 ここに来たのが2時頃だったので、そんなに寝ては… 「朝の、だけどな」 「えぇぇぇぇぇ!?」 寝すぎだ、私。 私は思い切り飛び起き… 「ひぁぁっ!?」 「っと…危ない奴だな」 飛び起きたつもりで、全く足に力が入っていなかった。 床に顔面から突っ込もうとしてしまうのを、忠夫が優しく抱きとめてくれる。 「うぅ…忠夫、責任取ってよね?」 今日も休みとなれば、学校にもミカミにも迷惑がかかる。 それの責任の一端はお前にあるんだぞ、と頬を膨らませて抗議するも 『当たり前だろう』と優しい笑みを浮かべながら頭を撫でてくる。 当たり前なら、忠夫には私に化けて貰って代わりにミカミの説教を… 「俺の妻になるのはタマモだって、もう決まってるんだからな」 「…っ!?」 そういう意味で言ったわけじゃなかったんだけど… でも、嬉しくて… 私は、忠夫の胸に頬擦りするのだ。 はしがき 眠いぃ… 何やってるんだ私は… 某御方より頂きました電波第二段でござります… ふぅ… もはや何も言うまい… これが、電波に囚われた者の宿命なのだから…