注意:このお話は『氷結の尾』の続きの話となっております。単体では判り辛い設定もございますので、宜しければ『氷結の尾』からお読み頂いた後にどうぞ。
「か…帰るに帰れねぇ…美神さんどうしてるかなぁ…」
足が伸ばせるどころか、俺と同じ身長の奴が10人は大の字に浮かべるような風呂で小さく呟く。
これだけ大きくても温泉宿等ではない。
「たーちゃぁん、お湯加減どぉ〜?」
「ち、丁度良いよー」
冥子ちゃんこと、この風呂…あーいやいや、この六道家の屋敷に住む一人娘の六道冥子ちゃんの声が脱衣所からして、思わず上ずった声が出てしまう。
因(ちな)みに『たーちゃん』とは俺…横島忠夫の『ただお』を簡略…いや愛称化したもの。
冥子ちゃんと俺の関係は、とある事件によって急激に接近…違うか
完全にくっ付いてしまったのだ。
「そぉ〜? じゃあ〜、私も〜入るねぇ〜」
「ぶっ!?」
俺の意思を完全に無視して…
35000ヒット リクエスト短編「婿の条件」
い、今『私も入る』って言わなかったかっ!?
っつーか、今まさに『カラカラ』と脱衣所と風呂場を仕切る戸の開く音がして…
「ぶほぁっ!!!!」
「きゃぁっ」
視線を向けた瞬間、一糸纏わぬ冥子ちゃんを直視してしまい
盛大に鼻血を噴出してしまった。
「し、ショウトラちゃ〜ん」
「わっ…くっ…くすぐったい!」
だが、俺の血を見ても慌てることなく
式神の中でヒーリングに長けたショウトラを呼び出して即座に鼻血を止めてくれる。
鼻を舐められてショウトラに意識が向いていた俺は、隣に入った冥子ちゃんの存在を完全に忘れていたのだ。
耳元に聞こえる冥子ちゃんの間延びした声。
それと同時に腕に感じる、冥子ちゃんの柔らかい胸の感触。
「たぁちゃん…どきどき〜してる〜?」
「どっどどどっ…どきどきしすぎてぶっ倒れそうなんスけどっ!?」
まるで耳を擽るかのような囁きに、思わず股間が『びくり』と手の中で反応してしまう。
勿論、手とは言っても冥子ちゃんではなく俺自身の手である。
固くなっているのを隠すかのように大きく声を出したつもりだったのだが…
「・・・・・・・ぽ」
『ぽ』って、普通擬音なんじゃないか?
今、普通に冥子ちゃんの口から『ぽ』って出たぞ。
顔も真っ赤に成っているが、視線は俺が隠している股間の方へと向いている。
冥子ちゃんの手がゆっくりと俺の股間へと伸びて…
「さ、さささっ…さきっ…先に…あっ…上がるっ…から…」
舌を噛んだ痛みすら忘れるほどに混乱した俺は、急ぎ足で脱衣所に入り
『ほぅっ』と一息つけば
「あらあら〜」
この六道家の頭首であり、冥子ちゃんの母親である六道幽子さんが頬を染めていた。
丸出しになった俺の臨戦態勢のモノを見ながら…
「うっ…うわわわわっっ!!」
「隠さなくても良いのに〜」
『くすくす』と笑む幽子さんの笑顔が可愛くて、俺の顔がさらに赤くなってしまう。
見るのは嬉しいが、見られるのは恥ずかしいんだよ!
…なんて言える訳もなく、俺は一心に『静まれぇぇ』と願っていた。
俺は…いつになったら帰れるのかな…
自室にとあてがわれた部屋の椅子に座り、ぼぅっと天井を見ながら考えれば
『あらあら〜今日からここが忠夫ちゃんの家なのよ〜?』
と笑みを浮かべる幽子さんの声が脳裏に響いてくる。
じょ、冗談…だよな?
「失礼します…忠夫様、夕食のご用意が出来ました」
「あ、は、はいっ」
軽いノックの後に入って来たのは、メイドのフミさんだ。
外見年齢からすれば美神さんと同じ年位だと思うのだが、落ち着いた物腰が彼女の雰囲気をぐっと上げている。
俺は相変わらずも上ずった声で返事をすると、フミさんが『くすり』と笑んで食堂へと案内してくれる。
メイドと言えば男のロマン!
等と学校や自宅では豪語していたが、実際目の前にしてしまえば鑑賞する余裕など欠片ほども無かった。
俺…いっぱいいっぱいだなぁ。
確かに冥子ちゃんは可愛い。暴走すれば下手な軍隊よりも強い式神を使役している事を考えても余りあるほどに。
彼女にでもしたいとも思う。
でも…
いきなり妻は…実感が無い、というのが正直な所なのだ。
フミさんが食堂のドアを開けてくれて、中に入れば
おや、幽子さんと冥子ちゃんしか居ない。
普通この辺りでカイゼル髭の冥子ちゃんパパが居てもおかしくないと思ったのだが…
「どうぞ」
「ど、どうも…」
フミさんに促されるままに椅子に座る。
その椅子すらも自分では動かさず、フミさんが動かしてくれるという…
これが金持ちってモノなのかなぁ…
…なんて、意識を一生懸命に別の所に持って行っていたつもりだったのだが
「…ぽっ」
冥子ちゃんと目が合ってしまった。
相変わらず、口で『ぽ』と言っている。
食事が始まっても、冥子ちゃんの視線は料理に向かわずに俺の方を向いており
俺と視線が合った瞬間に幸せそうな笑みを浮かべて、ちょこちょこと料理を口に入れる。
幸せそうだよなぁ…
俺には、『愛してる』の一言でどうしてここまで好きになれるのか判らなかった。
一目惚れ…なんて物ではない。
何せ冥子ちゃんと知り合ったのは、ずっと前なのだ。
その頃から俺の事が好きだった?
いやいや、そんな事は無い。
昔なら、俺が近付いた瞬間に式神が攻撃してきたのだ。
料理も一通り終わってもなお、冥子ちゃんの俺への熱い視線が止む事は無い。
俺は『好き』と言われた事も、想われた事もある。
あのるのだが…これだけ愛されるというのは初体験なのだ。
だが、この食堂から一番最初に出て行ったのは冥子ちゃんだった。
食堂から出て、ドアが閉まるその瞬間まで俺を見続け
『えへへ〜』と幸せそうな笑みを浮かべていた。
「迷惑だったかしら?」
「えっ!?」
『ふぅ』と息をつけば、突然聞こえる幽子さんの声。
冥子ちゃんの存在感に完全に忘れていたが、食堂には幽子さんも居たのだ。
しかも、冥子ちゃんの師匠と言わんばかりの間延びした声ではなく
極々普通…いや、凛とした聞き惚れてしまいそうな美しい声。
驚きを隠せぬままに返事する俺に『くすり』と笑むと、再び同じ質問をしてくる。
『迷惑』か?
婚約会見から今まで、迷惑だなんて思った事は一度も無い。
ただ、恥しかっただけだ。
「迷惑だなんて、思うわけが無いじゃないッスか」
俺の答えを噛み締めるように、幽子さんは目を閉じたまま天井を仰ぎ。
『ありがとう』と小さく呟いて部屋を出て行ってしまう。
迷惑だなんて思っては居ない。
冥子ちゃんは可愛いくて、『好き好きぃ〜』って言われたら思わず顔が緩んでしまうし
大きい風呂も、食べた事の無い料理も貴重な体験になった。
だけど、いざ『結婚』となると心の準備がどうも…
「忠夫様、そろそろ…」
「あっ すいません」
そう、今食堂で座っているのは俺だけなのだ。
俺が居ては掃除も出来ないのだろう。
俺はフミさんが促すままに食堂を出て、部屋へと向かう。
…向かう…ん…だけど…
「ど、どっちだ?」
同じ装飾で同じ形の部屋のドアが何十も並んでいる。
食堂に向かう時も考え事をしていたから、場所なんて大して覚えても居ない。
「ここか?…違う。 こっち?…でもない」
仕方無しに手当たり次第にドアを開けるも、どうも違う。
「どうされました?」
「あ、フミさん」
俺はどれだけ迷っていたのだろうか。
気付けばフミさんが不思議そうな顔をして立っていた。
「すいません、部屋がわからなくて…」
「あぁ、すみいません」
『ぺこり』と頭を下げ、『忘れてました』と小さく笑む。
その仕草が可愛くて、俺は『どきり』と顔を赤くしてしまう。
「ここですよ」
「あ、ありがとうございます」
『頑張って下さいね』と、フミさんは俺を励ましてくれた。
その思いが凄く嬉しい。
だって、いきなりこんな屋敷に来ちゃったんだもんなぁ…
ゆっくりとドアを開けば、部屋の中は暗い。
深夜近いからか、電気は消してあるようだった。
月明かりでベッドの位置は判る。
兎に角今日は疲れた…明日色々と考えないといけないし、今日は早く寝よう。
そう考えて、パジャマに着替えるのも面倒と
トランクス一丁でベッドの中に潜りこんでいく。
ほんのりとベッドが暖かい。
至れり尽くせりだな。
ほら、こんな柔らかくて暖かい抱き枕も…
「好きぃ〜…」
…抱き枕が『好き』って言いながら抱きついてきたりしないよなぁ…やっぱり。
「め、めめめ…冥子ち…んむっ!?」
「ん〜…ちゅ…んっ…えへへ〜」
驚く俺に『ちゅっ』と、冥子ちゃんがまるで小鳥のような小さな口付けをしてくる。
月明かりにうっすらと見える、真っ赤になった冥子ちゃんの幸せそうな顔。
「まさかぁ〜初日にぃ〜夜這い〜されるって〜思ってなかったのぉ〜」
『すりすり』と俺の胸に頬擦りしながら、冥子ちゃんが囁くように呟いてくる。
…『夜這い』?
も、もしかして…俺ってフミさんに…
冥子ちゃんの部屋を探しているように見えた!?
い、今更『部屋間違えましたっ!』…なんて言える訳も無いし。
「め、めめ…冥子ちゃんいきなりそんな大胆なっ!?」
「どきどき…どきどき…」
興味津々に、固くなりつつある俺のを弄り始めてしまい
脳内のちっこい俺が『据え膳食わんのは男や無いんやぁぁっ!!』等と叫んでいる。
その後ろの方で『むきぃぃっ』とちっこいルシオラが暴れまわっていた。
あぁ、大丈夫だよルシオラ…きっとキミは冥子ちゃんが産んでくれるから。
「良い…ん…だね?」
緊張で上擦る俺の声に、冥子ちゃんが『こくり』と頷いてくる。
でも…
や…
やり方がわからねぇ…
AVじゃ修正されてたしなぁ…
俺は冥子ちゃんに覆いかぶさるように動き、じっと冥子ちゃんの目を見れば
俺の方が赤くなりそうなほどに真っ直ぐな瞳。
「ん…はふ…」
シルクなのだろうか。
光沢のあるパジャマに身を包んだ冥子ちゃんの胸をゆっくりと触れれば
さらさらとした肌触りと共に、冥子ちゃんの吐息が漏れ始める。
「痛く…ない?」
「も…もっと…」
擦れる様な冥子ちゃんの声。
もっと…なんだろう?
固まる俺に、突然冥子ちゃんが飛びつき、俺の耳にキスしてしまうほどに口を近づけ
「もっと〜…強くしたり〜…たぁちゃんの〜好きに〜…えとぉ〜…いっぱいえっちなこと〜…して〜?」
そっと小さく…ぞくぞくするような声で囁いてくる。
言い終えた冥子ちゃんの腕がゆっくりと解け、再びベッドに沈むのが早いか
「ん…はん…ちゅる…んっ…ん〜…んっんっ…」
欲望の赴くままに冥子ちゃんの唇を奪い、舌を絡ませていく。
童貞の俺に技術など無い。
ただ、キスしたい、冥子ちゃんの口の中を舐めたい、冥子ちゃんの舌を舐めたい
その衝動だけでキスをする。
胸も同じ。
小さいながらも、程よい弾力のある胸を
シルクのパジャマがクシャクシャになるほどに揉んでいく。
「はぁっ…はぁっ…」
上手い奴ならキスしながらパジャマを脱がせるんだろうけど、俺にそんな技術も余裕も無い。
中々ボタンの外れてくれないパジャマに悪戦苦闘していれば
荒い息を立てていた冥子ちゃんが、何時の間にか『くすくす』と笑んでおり
自分でボタンを外し始めてしまう。
背中を上げてブラジャーのホックも外したのだろう。
パジャマの前を空けたときには、ブラジャーは既に緩んでおり
ブラジャーの隙間から、乳首が微かに見えていた。
「んぁ…んっ…ん〜…」
胸に、乳首にしゃぶり付けば
冥子ちゃんは指を噛みながら『ぴくぴく』と震えている。
「冥子ちゃん…冥子ちゃんの声、聞かせて?」
「うぅ〜…たぁちゃんの…えっちぃ〜…んぁっ」
半泣きになりながらも俺の行く事を聞いてくれて、今度は惜しげもなく俺に嬌声を聞かせてくれた。
『きゅう』と乳首を愛撫し、舐める俺の頭を両手で抱き締め
『きゃふきゃふ』と可愛らしい声で喘ぐ冥子ちゃんに興奮しすぎて…
「う…」
情けない…
トランクスの中で、触れられても居ないのに『びくびく』と震えながら出してしまう自分に泣きたくなってしまう。
それも冥子ちゃんに伝わってしまったようで『いっしょ〜』と微笑まれて…
…いっしょ?
「冥子ちゃん…も?」
「うふふ〜ないしょ〜」
少しだけ余裕のある声に、思わず『ムッ』としてしまう。
ふっ甘いな。そんな顔をしてもこうやって下を脱がせれば…
「あっ…」
足を持ち上げるようにして、パンツごと下を脱がせれば
クモの巣の様な、細い冷たい何かが額から顎にかけて引っ付いてくる。
「なんだこれ?」
ぺろりと舐めれば、ぬるついて少し塩っぽい味がする。
「はうぅ〜…あぅぅぅ〜…」
視線を冥子ちゃんに戻せば、『あぅあぅ』と唸りながら両手で顔を隠していた。
…今付いたの、もしかして冥子ちゃんの?
それを確かめる為に、ベッドの横に置いた冥子ちゃんのパンツに手を伸ば…
「やぁぁ〜…ヘンタイさんは〜ダメなのぉ〜」
物凄い勢いで奪い取られてしまった。
この反応…やっぱり濡れてるんだ。
「ひっ…ひゃぁぁぁぁぁっ…んん〜〜っっ」
堪えきれず、力任せに冥子ちゃんの太股を広げると
一気に股間にしゃぶり付く。
どろどろとネバついた物がドクドクと溢れ出ており、あっという間に口の中一杯に広がっていくのだ。
俺はそれを『じゅるじゅる』と音を立てながら吸い、舐めていく。
「やぁぁ…それ〜…ダメなの〜…ひぅっ…んゃ〜…」
俺の舐め方が強すぎるのか、腰を浮かせ
身体をぐねぐねと動かしながら『びくびく』と震えている。
しかし俺の方も、あまりに濃い女の匂いに頭がくらくらして
逃げようとする冥子ちゃんの腰を掴み、太股を抱き閉めてさらに舐めれば
「やっ…そこぉ〜…ひっ…っっっ〜〜〜!!!!!」
上唇辺りに小さいコリコリした物を見つけ、軽く舐めた途端に
冥子ちゃんは声にならない声を上げて激しく痙攣したのだ。
「ぁ…ぁ…や…や〜…と…止まってぇぇ〜〜〜〜」
「ん…んむ?…むーっ…んっ…んっ…」
口の中に『ぴゅっ』と何かが出たかと思うと、冥子ちゃんの声も空しく
どんどん勢いが増して俺の口の中にしょっぱいもの流れてきた。
「ぁ…あ〜…あ…あぅ…」
「ん…む…もう…出ない、かな?」
思わず飲み干してしまった…
股間から顔を放して冥子ちゃんの顔を見れば…
真っ青だ
「ふぇ…」
「げ…」
本能が『逃げろ』と言っている。
だからと言って、目の前にある『危険』からとっさに逃げれる奴なんてそうそう居るわけが無い。
俺だって逃げれない。
涙が溜まる。
我慢してる…だがその我慢も空しく、一滴の涙が冥子ちゃんの頬を伝ったその瞬間
「オシッコ飲むなんてぇ〜…たぁちゃんのバカバカバカぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!!!!」
「小便だったんかぃぃぃ〜〜〜〜…」
十二神将を呼び出す余波で、俺はベッドから部屋の壁まで一瞬で吹き飛ばされ
壁に打ちつけた衝撃で『ミシリ』と背中が悲鳴を上げる。
だが、普通なら暴れ出す式神達も
「め〜い〜こ〜っっ!!」
「お、おかあさま〜…ごめんなさいぃ〜…」
突然…と言うより絶好のタイミングでドアから現れた幽子さんにコントロールを奪われてしまう。
くどくどと、冥子ちゃんを正座させながら幽子さんが説教しているが
端々に『夫を傷付け〜』等と不穏な言葉が聞こえてくる。
ま、まぁ…俺としてもこれだけの事をして『知らない』とは言えない訳で…
「忠夫ちゃん〜?」
「は、はひぃっ!!」
突然怒りの矛先がこちらを向いて、思わず俺も正座をしてしまう。
「最初から〜見てましたけど〜…もう少し〜予備知識が〜…」
怒ってる…物凄く怒ってる。
間延びしていて、内容を把握するのに長く時間がかかるが
『私、怒ってますっ!』
と言うのはひしひしと伝わってくる。
しかし、最初から見てたのかこの人は…
「…ですから〜私が〜お手本を〜」
「へ?」
『すんませんすんません』と平謝りして早数十分。
気付けば怒りは収まっていた様で…
今、『私がお手本を』って言わなかったか?
違うよな? と顔をそっと上げれば
「こんなオバサンとじゃ〜嫌かしら〜?」
「お、おかあさまぁ〜!…むぐっ!?」
非難の声を上げる冥子ちゃんが、式神達に四肢を拘束され『むぐむぐ』と半泣きで何かを訴えている。
いや、言いたい事は判る。
好きな男が母親とするのを黙って見て居れる女なんて居ないだろう。
逆だったら、俺はどんな事をしてでも親父をぶん殴るしな。
だが、幽子さんに…それと俺の股間にそんな常識は効かない様で…
せめて俺の言う事位聞けよ…と情け無い事を考えれば
『お前だって嫌いじゃないくせに』とちっこい俺が脳内で『にやり』と笑っている。
…確かに、嫌いじゃないんだけどさ。
でもさ、『お手本』って『初めての夜』の手本だよな。
何で…
「はぁ〜…凄い濃い匂い〜」
何でこの人俺の股間に顔埋めているんだ?
しかも
「こんなに大きくてぇ〜…はむ…あふくっへぇ〜…」
『むぐむぐ』とトランクスの上から俺の物を咥え始めたのだ。
絶妙な力加減からくる気持ち良さは、流石としか言いようが無い。
あまりの気持ち良さに、必死に我慢していたのだが
「ん〜…ちゅっ…って〜…あらあら〜」
ドランクスから出して、亀頭にキスされたのだ。
我慢なんてとっくに限界を超えていたのだ。
何時射精してもおかしく無かったのだ。
だから、そんな悲しそうな目で見ないでくれ冥子ちゃん…
幽子さんの方は、うっとりと顔中に付いた精液を『ぴちゃぴちゃ』と掬(すく)っては舐めている。
「凄いわぁ〜…こんなに元気で〜うふふ〜」
そう言いながら俺を跨ぎ、自分であそこを『にちゃり』と広げて…
「っぷぁ…ま、まってぇ〜…せめて最初はぁ〜」
後数ミリで性器同士がキスする所で、冥子ちゃんの『待った』が掛かる。
だけど俺としては既に我慢出来る状態ではない。
早く女の中を感じたい
ただ、それだけに支配されつつあるのだ。
「む〜…それじゃぁ、忠夫ちゃんに〜決めてもらいましょう〜」
「お、俺!?」
正直な話、どっちでも良かった。
どちらかと言えば、『トロトロ』と愛液を俺のに垂らしている幽子さんの方が早く現実化しそうで…
でも…
「たぁちゃ〜ん…」
そんな捨て猫みたいな声出されたらっ!
どうも冥子ちゃんは俺の好きなポイントを擽ってくるんだよな。
「め、冥子ちゃんで」
「ぶ〜…ふ〜んだ…いいですよ〜だ…どうせオバサンとはシたくないんでしょ〜」
そう言いながら、幽子さんは頬を膨らませ唇を尖らせて拗ね始める。
アンタ幾つですか…
どう見てもその仕草は20台前半にしか見えず、20台の娘を持つ母親になど見えない。
冥子ちゃんは冥子ちゃんで、20歳過ぎているのに中学生〜高校生程度にまで幼く見えてしまうのだが…
「たぁちゃ〜ん…わたしぃ〜…信じてたのぉ〜…って、ひゃうっ!…ま、ま…心の準備がぁ〜」
式神から解放された冥子ちゃんが『ふぇぇん』と泣きながら俺に抱きついて何かを喋っているが
正直我慢できない。
『にちゃにちゃ』と音を立てながら冥子ちゃんのに擦り合わせ、何とか入れようとするんだが
「あ…あれ?」
何とか引っかかる所は見つかったんだけど、入ってくれず
押し込もうにも『ぬるっ』とずれてしまう。
「ほら〜…ここよ〜」
「あ、すんませ…って幽子さん!?」
そっと手で合わせてくれたのは幽子さんだった。
『まだまだ出来るわよね〜?』と耳元で艶っぽく囁かれ
「あっ…あついぃ〜」
「うわっ」
「あ、あらあら〜」
擦り合わせるのも結構気持ち良かった所為で、入れる前で再び出てしまう。
だが、全くなえる事はなくそのままいけそうだったので
「ん…く…」
「冥子ちゃ〜ん…力入れたらダメよ〜…吸ってぇ〜…吐くの〜」
興奮はしているんだが、どうも幽子さんの声で気が抜けてしまう。
「すぅぅ〜…はぅぅ〜…」
「今よっ!」
『パシン』と尻を叩かれ、耳元で叫ばれた驚きで
一気に腰を打ち付けてしまう。
滅茶苦茶狭い中を無理矢理突っ込んでいく感触。
押し戻そうとする凄まじい圧力。
そして
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!!!」
涙をぽろぽろと流しながら、口を『ぱくぱく』と動かし
必死に痛みに耐えている冥子ちゃんの姿が…
「ダメじゃない〜初めてなんだから〜ゆっくり優しくいれなきゃ〜」
当の元凶は『くすくす』と、さもおかしそうに笑っていた。
これって、もしかして仕返しなんだろうか?
だが、余裕なんて無い。
狭く、キツく、締め付けが痛いが
それ以上に凄まじい快感が腰から脳天に貫いてくるのだ。
「う、動くよっ!」
「まっ…待って〜っ…あっ…あぁっ!!」
すぐには出したくない
少しでも膣内(なか)を感じていたい
その一心に腰を打ち付ける。
「うふふ〜…忠夫ちゃんったら〜…まるで野獣ねぇ〜…ん〜…ちゅ」
「う…うぁっ」
出るか出ないか、そのギリギリで腰を振っていたのに
幽子さんに耳を甘噛みされて…それが限界を超えてしまって…
「や…あついのぉ〜…いっぱ…出てるのぉ〜…やっ…やぁぁ…出し…出しながら〜…動いたら〜…ふぁぁっっ」
『びくびく』と震わせ、射精しながらも『ぐりぐり』と膣奥をかき回していく。
自分でやる時は、出して直ぐ終わりだったのに
出しながら動かすのが気持ち良過ぎて
精液と愛液が交じり合ってさらに滑りが良くなった膣内の気持ち良さは、あっさりと俺の限界を呼んでしまう。
「ま、また出っ…!」
「ひぁぁっっ…ま、まりゃ…でりぇりゅのぉ〜…」
まだ、まだ…もっと…
「ほら〜…そんなにしたら〜冥子ちゃんが〜壊れちゃうわ〜」
出しながらも、さらに腰を降り始めようとする俺の腰を『ぐい』と引っ張り
無理矢理引き抜いてしまう。
「ぁ…ぁぁ…」
焦点の合って無い冥子ちゃんの全身を、俺の欲望が白く塗りつぶしていく…
何回分出てるんだ…これ…
「ん〜…はぷ…ん…ん〜…ちゅる…んく…んく…」
「うっく…あぁっ…すげっ…幽子さっ…くち…気持ち良いっ!!」
物足りなくて『びくびく』と震えている俺のモノを、幽子さんがねっとりとしゃぶり始めたのだ。
冥子ちゃんの膣内(なか)とは違い、俺の気持ち良い場所を的確に刺激してきて
気持ち良いのが止まらなくて…
「あっ…あぁっ…ああああっっっ!!!」
「ん…んぶっ?!…んぐ…んんっ…ん…んく…」
一心不乱に幽子さんの頭を掴んで滅茶苦茶に口内を犯してしまう。
頭が真っ白になり、頭がぐらぐらして…
腰を止めぬままに幽子さんの口に吐き出して…
「ん〜…ちゅる…ん…」
頭を掴んで滅茶苦茶に腰を振ったのに
喉奥に射精したのに、俺の動きが弱くなってから『ちゅるちゅる』と中に残った精液を吸いだし始めたのだ。
「…はぁ…うふふ〜忠夫ちゃんに〜イラマチオされちゃってぇ〜…感じちゃったぁ〜」
動悸が止まらない…
幽子さんの妖艶な笑みに誘われるように、俺は幽子さんを力任せに押し倒し、どろどろに熱く溶けた所に突き入れ
「ひぁぁっ」
「ひゃぁぁぁんっ!!」
二人の嬌声を聞いたのだ。
…二人?
「ひょ…ひょうひょらひゃん〜…たぁひゃんに膣内射精(なぁらし)しゃれて絶頂(イ)っひゃっらのにぃ〜…ひょうひょらひゃんににゃめりゃれぇ〜…まりゃ絶頂(イ)っひゃうのぉ〜っっ!!」
「あらあら〜冥子ちゃんったら〜あんなに乱れちゃって〜…それに〜忠夫ちゃんに〜膣内射精(なかだし)されてぇ〜絶頂(イ)っちゃった〜って…うふふ〜…ひゃんっ!?」
どうもこの人は余裕がありすぎる。
年の差なんだろうけど、見た目からすれば年が近く見えなくもないのだ。
童顔なんて次元の話ではない。
母娘共々『幼く』見える。
「幽子は滅茶苦茶に突かれた方が良い? それとも優しくして欲しい?」
「ふぁぁ〜…忠夫ちゃんに〜『幽子』って言われると〜…すっごくどきどきしちゃうの〜…た、忠夫さんに〜…滅茶苦茶にして欲しい〜…だめぇ〜?」
恐らく幽子さんと同じ年の人がすれば鼻から笑われそうな仕草も
幽子さんがすれば似合いすぎて、さらに可愛さが増している。
俺の頬に両手を当てて言われる言葉が
ショウトラにヒーリングされながら嬌声を上げる冥子ちゃんの声が
俺をさらに興奮させて…
「それじゃあ、思いっきりいきますよっ!!」
「うん〜…んっ…はぁぁんんっっっ!!」
あぁ…
「ヤっちまったヤっちまったヤっちまったヤっちまった…」
ベッドの上で可愛い可愛い六道家の母娘に両側から抱き締められ
ぼうっとした頭で朝日が出るのを見ながら、俺は壊れたロボットの様に呟き続ける…
「えへへ〜…たぁちゃん〜…だぁいすきぃ〜」
「うふふ〜…忠夫ちゃぁん〜」
はしがき
さぁ、リクを貰った日に書き上げるなんて一体誰が予想したでしょうか!?
そういうわけで35000HIT六道母娘と3Pをお送りしますゆめりあんでございます。
しかしながら、娘の彼氏とヤっちゃう母親第二弾という形になっちゃいました…
良いんでしょうか…
両方ともキリリクでしたから、良い…んですよね?
私は、ここに居て良いんだっ!
…なんてアホな事を言いつつ
正直、平日に文章書くと手首が痛い…
左手が悲鳴上げております…ヤバいDeth。
無理して書くんじゃなかった…
でも…
電波受信しちゃいましたからぁー!?
疲れました…
では、また次回のキリリクにて…
キリリクの部屋へ