「うーむ…」
草木も眠る丑三つ時…とまでは行かないが、深夜を回ろうとしている時。
俺は、とある物体を目の前にして唸っていた。
今日はクリスマス。
サンタクロースがプレゼントをくれる日。
だが、俺はそんな事を信じるほど子供ではない。無いのだが…
アンケート企画 第二位「プレゼント☆ボックス」
真っ白い箱に赤いリボン。
そのリボンに挟み込まれた『忠夫君へ』と書かれた一枚のメッセージカード。
子供なら大喜びしそうではある。
だが、この師走の時期…深夜前にいきなりドアを叩かれ、ドアを開けたら巨大な箱があった。
普通に考えれば怪しさ大爆発といった所だ。
しかも大きさもさることながら、重い。ゆうに20キロは超えているだろう。
「まさか、人が入ってたりはしねぇよな」
そう、ぽつりと呟いた瞬間だった。
見なければ良かったかも知れない。
今、確かに箱が『ビクッ』と震えたのだ。
つまり…
「これは、誰かの悪戯か! そうか、そうなんやな!! 入ってるのは雪之丞か! ピートか! まさか股間にリボンを巻きつけ…お、俺は女にもてなくてもそっちには行きたくないんやー!?」
一人でテンションを上げるのには苦労するものである。
誰かツッコミ役でも居ればボケるのも楽なのだが、俺の叫びは深夜の寒い部屋に木霊することなく消えていった。
…しかし反応が無い。
雪之丞かピート、もしくはそれに準ずる奴らなら今の叫びでツッコミが入るだろう。
少なくとも、シロやタマモでも…だ。
いや、シロとタマモはシロの実家に帰省しているんだった。
美神さんは西条のヤローと晩飯を食いに行ってるし、おキヌちゃんは女子高の友達とパーティをするとか何とか言っていた。
「やべぇ…中に誰か入っているのは確実なんだろうけど、誰か分からねぇ…」
大阪の血を引くものとして、こういうネタは内容を理解したうえでさらに面白く広げてやるものだと思っている。
だが中の人が判らずに下手な反応をすれば、結果部屋の中が雪の舞う外よりも寒くなってしまう事は想像に固くないのだ。
『ひっく…ひっく…』
「ん? 中の奴は酒飲んで酔っ払…っ!!」
さて、どうしたものか…と考えている俺の耳に、掠れる様な嗚咽が聞こえてくる。
その瞬間だった。ほんの一瞬、過ぎったのだ。
冗談ではなく、本当にプレゼントと称して人が入っているのではないかと。
中に入っている人は、冗談ではなく本気なのではないかと。
冷水を頭から浴びせられたような感覚を受けながら、急いでリボンを解き
『ごくり』と生唾を飲み込みながら、ゆっくりと箱を開けた。
「えっと…ひのめ…ちゃん、だよね? っつかなんて素裸なんやー!?」
「ふぇぇぇぇっ!!!」
そう、箱の中に居たのは俺の雇い主である美神さん…美神令子の妹であり、隊長…美神美智恵の娘。ひのめちゃんだった。
それもただのひのめちゃんではない。
全く服を着て居ないのだ。
いや、『身に着けて』いるものはある。
腰に巻かれた小さなエプロン。だが、そのエプロンも『隠そう』という意図から身につけているのでは無いのだろう。
それを証拠に、泣きながら俺に抱きついてきた時に…
って、俺は何処を見ているんだ。
そんな所をゆっくり見ていられる状態では無いのだ。
抱き付くひのめちゃんを抱き返した瞬間、掌に感じる冷たい感触。
それもそうである。寒空にほぼ素裸でお世辞にも『厚い』とは言えない箱の中に居たのだから。
…そういえば、メッセージカードの文字。
どこかで見たことあると思ったら、あれは…
「美智恵さん、なに実の娘をプレゼント箱に入れて送りつけてくれやがるんじゃー!?」
「あぅぅっ…にーに、ちがうの。えとね、んとね…ママがね、『おとこをおとすにはきせーじじつをつくりなさい』っていってて…えと…」
必死に『自分の意思でやった』と言い繕っているひのめちゃんだが
どう考えても、美智恵さんの策略なのは100%間違いないだろう。
しかも、こんな小さい子にナニをやらせようと…
「ひ、ひのめちゃん…何してるのかな」
「えと、こうだったかな…んとね、えっちなぽーず…えぁは…ちょっとはずかしいかも」
まだ混乱しているのだろうか、それともこれも美智恵さんの策略だろうか。
…恐らく後者だろう。
俺から離れたひのめちゃんは俺におし…もとい背中を向けて、恥しそうにこちらを振り向いてくる。
確かに、エロい。紛(まご)う事無きエッチなポーズである。
これが美神さんや美智恵さんなら…恐らく問答無用で飛びついていただろう。
だが、ひのめちゃんはまだ小さいのだ。俺はロリコンではない。
「きゃうっ!? え、あの、えと、えと…急に抱きつかれるとびっくりし…きゃんっ…く、くすぐったいよぉ…っ!」
「って、考えてる事と行動が一致してねぇ!?」
頭の中で『後5年だな』等と考えていたのだが、頭の事など知らぬとばかりに
身体はひのめちゃんを押し倒していたようだ。
世辞にも膨らんでいるとは言い難い胸に手を伸ばし、小さな乳首を指で優しく愛撫しながら
俺は唇と舌で肩から首にかけて、優しくキスをしていく。
そう、そうだ…この香り…この、ひのめちゃんの全身から香ってくる甘い匂いが俺の思考を奪って…
「と、止まれ俺。これは媚薬…これは美智恵さんの仕組んだ策略なんや…うわっ!」
「ぁ…こんなに…うぅ…想像したより大きいかも…」
ひのめちゃんの全身から立ち込める甘い香り。
これの正体が媚薬だと判り、欠片ほどしか残っていない理性を総動員して何とか動きを止めたのだが
逆に自由になったひのめちゃんが、小さな手で俺の股間をジーンズ越しに触り始めたのだ。
普段より感度が上がっているのだろうか。
ジーンズ越しに軽くひのめちゃんに触られただけなのに、身体に電気の様なものがが走り
まるで跳ね上がるように上体を起こしてしまう。
いや…起こしたつもりだったのだが、勢い余って…違う。起こした反動そのままに後ろに倒れてしまったのだ。
受身すら取ることも出来ずに。
「えと、あ…そだ。『なにもこわがらなくていいのよ。あなたがただじっとして、てん…んと、てんじょうのしみを…しみ〜を…あ、そだ。かぞえているだけでいいのだから』だよ」
「って、娘になんつー言葉を教えてやがるんスか、美智恵さぁぁぁん!!」
『未来の嫁の前でママの名前呼んじゃダメ』とひのめちゃんが頬を膨らませて…あぁ、可愛い…
じゃなくてこれ、絶対どこかで美智恵さん見てる。そう、確信して…いや、させられてしまう。
身体が痺れて指一本すら動かす事が出来ない。
なのに、俺のスーパーマグナムは…
「ぴっ!?…おぉおおおお…」
媚薬の所為だ。決して、これからあの小さな手や口で気持ちよくしてもらう事を期待して大きくなっているわけでは無いのだ。
流石に初めて見たのだろう。俺のスーパーマグナムを見たひのめちゃんは驚きと恐怖で混乱し…
「結構可愛いかも? んと、なでなでして…先っちょのぷにぷににちゅーするんだったかな…」
「か、可愛いって!? お、俺のは小さくないぞっ! 違うぞ! 本気(マジ)で信じてくれみんなぁぁ!!」
みんなって誰なんだろうな。自分で叫びながらも疑問に思ってしまう。
いや、ひのめちゃんの『可愛い』発言に混乱してしまった所為なのだろう。
そして、俺のはひのめちゃんの小さな手と口で…
「…ちゅ。えへ、ひのめのふぁーすときすね」
「え…あ、うん」
する前に、ひのめちゃんは俺の唇にキスしてきた。
何とも気恥ずかしいやらで、情けないことに生返事しかすることができなかった。
ひのめちゃんの柔らかい唇の感触。
そして、あの照れた笑み。
愛らしくも可愛い仕草の一つ一つが…
「ん〜…はむ…ん〜…ん?…んん〜…ぷぁ…んっちゅ…」
…とそんな事を考える暇すら与えてくれないのだろうか。
ほんの10秒ほど前に『ファーストキス』をしたひのめちゃんの唇が、俺のを臆する事無く咥え込んだのだ。
『さすさす』と、まるで鳥の羽で擽(くすぐ)るように手で竿の部分を擦りながら。
ぎこちなさを感じはするものの、『知って』いるであろう動きと
媚薬によって感度を上げられていたため、耐える事も出来ずにどんどんと射精感が増して行っている。
『このままではヤバい』とは思うものの、痺れた身体ではどうする事も…
…本当にそうなのか?
本当は、ひのめちゃんの口内を、顔を、身体を、全てを汚したいのではないのか?
違う。
俺はそんな目でひのめちゃんを見ていた訳じゃない。
本当なのか?
だったら、ひのめちゃんの顔を見てもまだそう考えられるのか?
あっちを見てはいけない。
ただ、天井を見て…只管(ひたすら)に我慢すればよかった。
痺れが消えればどうにでも出来るのだから。
でも…
「ん〜…ん?…んふ…んぃーんぃ…ひんぁ…ひ…ひぃ?…んぶっ!?…んっあぁぁっっっ!!!」
見てしまった。
目が、合ってしまった。
頬を染め、うっとりとした表情で俺のを咥えるひのめちゃんを。
俺と目が合った瞬間、微笑み、『気持ち良い?』と聞いてくるひのめちゃんを。
我慢など出来るわけが無かった。
意識が消し飛んでしまうのでは無いかと思うほどの快感が襲ってきて
一体何発分出たのだと言いたくなる程に射精(で)た精液は
俺ので既に一杯になっていたひのめちゃんのくちの隙間から漏れていた。
相当驚いたのだろう。
咥えていた俺のから口を放したのだが、それでもなお射精は止まらず
ひのめちゃんの顔や身体を汚していったのだ。
…だが、それだけでは終わらなかった。
「び、びっくりしたぁ。あ、でもだいじょーぶみたい。まだおっきいし…んしょ…」
「いや、それはヤバいから、本気(マジ)でヤバいからーっ!!」
何がヤバいかって?俺はこれで終わりだと思っていたんだ。
だが、ひのめちゃんは全身に付いた精液を拭き取ろうともせず
俺のスーパーマグナムが萎えてないのを確認すると、その上に跨ってきたのだ。
流石に入るわけが無い。
だからと言って、説明して聞いてくれるだろうか?
逆に意固地になって無理にでも入れようとするのではないだろうか?
だったら…好きにさせて、少しは痛い思いをすれば…
「ん…ぁ…おっき…よっ…ぉ…ひ…きゃうんっ!」
「うっ…く…うぁぁぁっ!!」
凄まじく強い締め付け。ざらりと、ねっとりと絡み付いてくる快感に
一瞬で射精してしまいそうになり、必死に堪える。
だが、堪えられるというものではなかった。
10秒とか三擦り半とかそんな話ではない。
「あぁっ! でてるっ! ひのめのおなかのなかでいっぱいでてるよぉっ!!」
先端が子宮口らしきものに当たったと感じたのが最後。
まるで頭を鈍器で殴られたかのような強烈な快感と共に、ひのめちゃんの膣内(なか)に思い切り射精してしまっていた。
子宮(おく)で出したからだろうか…大量に射精(で)た割に、精液が漏れてくる様子は無い。
こんな小さな娘に犯され、問答無用に膣内射精(なかだし)して…いや、させられてしまった事に放心して…
「はっ…きゃん…きゃうっ…ひのっ…ひのめの…おなかっ…こすられっ…ぇ…んやぁぁっ…い、いまの…ずんっ…てぇ…すごいのぉっ!!」
「ま、まっ…ひのめっ…ちゃ…」
絶頂の快感すら冷める暇も無く、ひのめちゃんが腰を動かし始めたのだ。
ひのめちゃんは処女じゃなかったのか。
ひのめちゃんは、凄まじい抵抗はあるものの難なく俺のを飲み込んでいたのだ。
しかし、そんな事を考える余裕など既に無い。
「にっ…にーっ…きもち…いいっ…よぉ…あたま…ふわっ…してぇっ…すごいよぉっ!」
決して早い動きという訳ではない。
一回の往復に10秒近く掛かっているし、一回往復したら何秒か止まっている。
なのに、俺のものはひのめちゃんの膣壁の締め付けに慣れてきたのか
『びくびく』と震えながらも、ひのめちゃんが与えてくれる快感を貪欲に受け入れていた。
俺の意思とは関係なく。
「ぁ…また…びゅくびゅくって…いっぱっ…でてぇっ!…にーっ…に…いっぱい…だしてぇ…びきゅびゅくされるの…すごっ…きもちよくてぇ…あたま…まっしろになっちゃうぅっ!!」
俺の腹に手をつき、口を半開きのまま涎がだらだらと垂れるのも気に留めず
ただただ自分の身を襲う快感に酔いしれて、ひのめちゃんが俺の上で淫らに踊っている。
何度膣内射精(なかだし)したかはもう覚えて居ない。
射精の快感なのか、それともひのめちゃんの律動の快感なのかの区別もつかなくなってきている。
流石にもう子宮(おく)は一杯なのだろうか。
抜き、入れる度に『ぶじゅっ』と音を立てながら、泡だった愛液交じりの精液が噴出していた。
「にーっ…すきっ…ひのっ…めぁ…すきっ…なのぉっ!」
恐らくひのめちゃんも意識が白濁化しているのだろう。
快感に酔いしれ、にごった瞳のままに俺を見つめるひのめちゃんの表情。
俺の意識が途切れる瞬間に見た、最後の姿だった。
「…っは…ゆ、ゆめ?」
朝日と冬特有の刺すような冷たさに、頭が一気に冷める。
視界に入るいつもの天井。いつもの部屋。
「ん…にー…に…んにゃ…」
いつも…ではないひのめちゃんが俺の腕の中で寝ていた。
いや、それだけではない。
「あら、おはよう忠夫君。今朝食出来るから、もうちょっと待ってね」
「みっ…みみっ…みちっ…みちっ…」
台所に立つ美智恵さんの姿に驚いて、俺は思わず跳ね起きてしまう。
その時、隣で『ごんっ』という少し鈍い音がしていたが
俺にはそれを気にする余裕などあるはずもない。
そして、寝ているときには気付かなかった物に気付いてしまう。
それは…ちょこんと、テーブルの上にあった。
「もう…何やってるのよ忠夫君。ほら、隣で無理矢理起こされてご立腹中のお姫様の機嫌を早く取らないと、一日中拗ねちゃうわよ?」
俺の視線が何に行っているのか気付いているのだろう。
いや、わざと見つかり易い場所においておいたと言うべきか。
美智恵さんは朝食をテーブルに置いて、代わりにそれを俺によく見えるように持ち上げてくる。
視線はそれに向いたまま、俺はしがみ付いてくるひのめちゃんの頭を優しくなでていた。
そして、頬に感じる柔らかい感触。
昨日感じた…ひのめちゃんの唇と同じ感触。
「結構良く撮れているでしょ。ほら、このアップ。あなたたち、途中から私が近づいても全く気付かないんだもの…ふふっ」
現実逃避とばかりに、夢と思い込もうとしていた紛れも無い現実。
それが、それ…ビデオカメラの小さい画面に映っていた。
はしがき
眠さに負けながら書き終わりましたゆめりあんでござります。
予定では22日に書き上げるつもりでしたが…予定は未定ですねぇ。
ひのめちゃんの年齢設定は、小…もとい、大学生です。大丈夫です。18歳以上ですよ?
では、また次回に…
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