このお話は初秋に繰り広げられし日常に似た非日常の続きに当たります。
読んでない方はそちらの方を先に読まれると、さらに楽しめるかと存じます。
「ん…ふ…くんっ…」
「ほら、横島さん。声が漏れてきてますよ…」
ここは満員電車の中。私…キヌは横島さんを壁に押し付け、横島さんの秘所をわざと『くちゅくちゅ』と音を立てながら弄っていきます。
え、横島さんは女ではなく男だろう?
えぇ、男ですよ。
今はお仕置きで女になってますけど、ね。
それは、今から数時間前の事でした…
アンケート 第二位 白キヌX女横島SS「初秋にある非日常より生まれし異常という名の享楽」
少し寒い早朝。私は全速力で横島さんの家に向かい
「よこしまさんっ!」
『バンッ!』とドアを盛大な音を立てながら開け、私は横島さんに詰め寄りました。
「うぉっ! ど、どーしたのおキヌちゃん?」
「どーしたもこーしたもありませんっ!」
それから私が何故怒っているかを事細かく説明したのです。
簡単に言えば『タマモちゃんを電車の中で痴漢した』事についてですね。
「大体ですね、横島さんは女というものがまっっっっっっったく判っていないんです!」
「いやー、あはは」
私の剣幕も何処吹く風。いつもの『へらっ』とした笑みを浮かべながら横島さんは後ろ頭をぽりぽりと掻いています。
ため息が出ます。
ここで止めなければ、きっとタマモちゃんは…
そう思い、最終手段に出ることにしました。
「横島さん、口をあけて下さい」
「ん?」
私の言葉に何の疑問も浮かべずに口を開ける横島さん。
その口の中に文珠を入れると、気にした風もなく飲み下していく。
横島さんの頭の中に『疑う』という言葉は無いのでしょうか?
それだけ私を信頼してくれているのかもしれませんが…
横島さんの身体が変化し始めたのを見計らって、私は徐(おもむろ)に服…今日は学校でしたのでブレザーです…を脱ぎ始めると
「おぉーっ…も、もしかして『淫』とか書いて俺に!? た、タダオちゃん感げ…「馬鹿なこと言ってないで着て下さい」…へ?」
ブレザーを半ば投げつけるように横島さんに渡し、普段着を着ていきます。
途中で『なんじゃこりゃー!?』って声が聞こえてきましたけど、もしかして脱ぐまで『女』になった事に気付かなかったのでしょうか?
「おきっ…おきっ…!」
「えぇ、横島さんに飲んでもらったのは『女』の文珠です」
ブレザーを見事に着こなしながら半泣きで縋ってくる横島さんに私は冷たく言い放ちます
『何でワイが女なんやー!?』と泣き叫んでる姿がちょっと哀れに感じましたが
ここでちょっとでも甘い顔をするとすぐ付け上がりますから、心を鬼にしないといけません。
「さぁ横島さん。 痴漢の実体験をしてもらいますっ!」
・・・そして、今に至るわけです。
でも、最初は恥しがっていた横島さんですが
「ん…はぅ…んっく…はふ…」
・・・段々喘ぎ声を止めなくなって来てます。
横島さんがタマモちゃんを痴漢した時は『隠』『行』を使ったらしいですが、二個使用は横島さんにしか出来ません。
横島さん、声を小さくしないと本気でバレますよ
そう言おうとして、止める
そう、今はお仕置き中なのです。
もっとキツい言葉で…
「横島さん、気持ち良いですか? あんまりえっちな声を上げてると、この満員電車中の男の人たちが横島さんのだぁい好きなおちんちんを、上と下の口にいっぱい頬張らせてくれますよ?」
「ひっ!?」
面白いように『ビクッ!』と震えて、横島さんは口を噤(つぐ)みました。
やはり、『男』として『男』に犯されるのは嫌ですよね。
もちろん、私も嫌ですよ。ばれない様にする為に必死なんですから。
「くすっ 良い娘(こ)です。 では、そのまま声を殺しながら気持ちよくなって下さいね。…あ、言い忘れてましたが絶頂(イ)くまで止めませんからね?」
ブレザーの上から乳首をきゅっきゅと抓むと、びくびくと振るえながら両手を口に当てて必死に声を止めてる姿がすごく可愛いく感じました。
「ほら、横島さんの乳首…ブラしてないですからコリコリに固くなってるのが服の上からでもわかりますよ」
「んっ…ふっ…んん…」
耳を甘噛みしながら、下から手を入れて直接胸を触っていく
まだ肌寒いというのに横島さんの肌はじっとりと汗をかき、肌は私の手に吸い付くようです。
「ん…んっ…」
「そんなに胸が気持ちいいですか? 横島さんのエッチな吐息が漏れてますよ」
耳も弱いのか、私が囁く度にひくひくと震えてます
右手で胸を愛撫しながら、左手をスカートの方へ
ゆっくりとスカートを上げていくと『びくり』と震えるのに、横島さんは全く抵抗しない。
やっぱり楽しんでますね、この人
「横島さん、そんなに痴漢されるの気持ちいいですか? 判ってるんですか? ちょっとでも声を上げれば横島さんの痴態は皆に知れ渡ってしまうんですよ」
ダメです、このままでは。
怖がってもらわないと意味が無いのに。
横島さんがえっちすぎて、ついて行くのがやっとなのに…
文珠に『淫』と入れて横島さんの目の前に持っていくと
手が口から外れて、横島さんの口がそっと開いていく…
・・・本気で説教したいです。
この場に正座させてこんこんと。
でも、『実体験させる』と言ってしまったのは私であり
今では少し後悔してます…
でも、ここで止めるわけにも行きません。
「何を期待しているんですか、横島さん? この文珠を使うのは周りの男の人に対してですよ?」
「ふぇ?」
間の抜けた声。おそらく横島さん自身が想像した事と違ったからだとは思いますが…
「今から、少しでも声を漏らしたらこの文珠を使って叫びますよ『ここに痴女がいます。皆で犯してあげましょう』って」
「ま、本気で・・・?」
『かたかた』と横島さんが身体を震わせるのを、密着している私にも感じます。
やっと自分が置かれている状況が掴めて来たのでしょうか。
「では、続けますよ」
「ちょ…ちょっと待っ…「だめですー」…ひっ…んんっ」
涙をぽろぽろと流しながらも何とか早く絶頂を迎えるためか、感じ易いように横島さんは姿勢をかえていく。
それが更なる快楽を呼び、快楽が横島さんの口から嬌声として出ようとする。
「ほら、聞こえますか? 横島さんのココ…熱くて『くちゅくちゅ』って音が鳴ってますよ」
「おキヌちゃっ…そんな音…立て…なっ…ん…んんっ!」
電車の中で『くちゅくちゅ』なんて音聞こえるはずは無いのですが、横島さんには沢山恥しがって、沢山怖がって…そして、ちょっぴり…ちょっぴりですよ。
えぇ…ほんのちょっぴり気持ち良くなって貰わなくてはなりませんから。
「もうトロトロになっちゃって…引っかかる所がクリちゃんしかないじゃないですか」
「や…そこっ…だっ…「横島さん、文珠使って欲しいですか?」…そ、それだけは…ひんっ」
膝をがくがくさせて、すごい気持ち良さそうな目をしてるのが良く判ります。
きっと、全身にぞくぞくっていうのが走って止まらなくなってきてるんでしょう。
「絶頂(イ)きそうですか、横島さん? 電車の中で女の姿になって、周りに知らない男の人がいるのに、知られたらここに居る男の人に輪姦(まわ)されちゃうかもしれないのに、はしたなく…えっちな顔しながら絶頂(イ)くんですか?」
「や…言わなっ…で…んっ…んんっっ…」
もう絶頂(イ)く寸前なのは判ります。最後の仕上げです。
ちょっと苦しいかもしれませんが、漏れたら本気で危険ですし。
私は横島さんの鼻を抓み、口を思い切り塞ぎました。
「さぁ、思い切り絶頂(イ)っちゃってくださいっ」
「ーーーーーーーっっっっ!!!!!」
乳首を抓み、花弁を激しく擦りながら『きゅうっ』とクリトリスを人差し指と親指で挟みながら『きゅきゅっ』と捻る様に擦り上げる。
声どころか息すら漏れないようにしていたのが功を奏したのか
全く声の出ないままに背を逸らせ、横島さんは全身を激しく痙攣させました。
「わっ…わ…」
ヤバい!
そう思ったのですが、時既に遅し。
「う…うぁぁぁぁぁぁんっっ!!!!」
驚きで手が緩み、そこから漏れる横島さんの泣き声。
何と言うか
気持ち良過ぎたのか
横島さんは、盛大におしっこを漏らしていました。
「も、ももっ…もんじゅー!!!」
『プシュ!』という圧縮空気の抜ける音と共に開くドアの方へと逃げるように走りながら『忘』の文珠を使いました。
…やりすぎました。
「ひっく…うっく…えぐ…えぐ…」
駅からほど近い公園のベンチに座って横島さんを宥めますが、余程ショックだったのか全く泣き止む気配がありません。
「ほ、ほら大丈夫ですよ〜…ちゃんと『忘』の文珠使いましたし」
「うぐ…えぐ…ふぇぇぇんっ」
…まさか心まで女になってしまったのでしょうか。
まるで女の子の様な泣き声を上げながら縋りついてきます。
激しい罪悪感
美神さんも混ぜて、本気の説教をすればよかったのかもしれません。
でも、少しでも女性の気持ちを…そんな風に思って…
「横島さぁん…泣き止んでくださいよ〜…何でもしますからーっ」
後悔先に立たずって名言ですよね。
言った後に後悔しました、えぇ。
「ほんとにっ!」
鳴いたカラスがもう笑った…ではないですが
泣き腫らした顔を上げ、喜色満面といった面持ちで顔を近づける横島さん。
謀られた!…そう思いましたが、時既に遅し。
「え、えぇ…私に出来ることであれば」
「そっかー…何でも…くふふ…じゃ、今から俺ん家に行って…どんだけ辛い思いしたかを『実体験』してもらおうかなぁ…」
『さぁ行こう、すぐ行こう!』とぐいぐい引っ張る横島さんの声と
「ふぇぇーんっ!」
私の泣き声が昼近い公園に響いたのです。
そういえば、今日学校を無断欠席しちゃいました…
はしがき
というわけで、アンケート第二弾第二位の白キヌX女横島をお送りしますゆめりあんでございますーっ
大分明るめになったかなぁ…
やはり白キヌで攻めは難しいです。
お茶濁しとばかりにエロが多めになっております…
黒くないからいいや!? みたいな…
では、また次のアンケートの時に…
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