新世紀エヴァンゲリオン 外伝 超少女アスカ

第80話

「ふうっ、結構疲れたわねえっ。」 ホテルの部屋に入ると、アタシはぐたっと横になったわ。 「私なんか、もうくたくたよっ。」 これはヒカリ。 「私なんか、もう動けませんよ〜っ。」 最後はユキ。 もうっ、二人とも結構情けないわね。でもしょうがないか。普段から体を鍛えているアタ シと比べるのは可哀相ってもんよね。 「じゃあ、アタシが最初にシャワー浴びるけど、いいかしら。」 アタシが立ち上がったら、二人とも寝ころがっていたわ。そして、かったるそうに言った のよ。 「いいわよ〜。」 「どうぞ〜。」 こうして、アタシは最初にシャワーを浴びたのよ。 *** 「あ〜あっ、気持ち良かったっ。ヒカリ、ユキ、あなた達もシャワーを浴びなさいよ。」 ふうっ、海は好きなんだけど、砂があちこちに付くのが嫌ねえ。で、シャワーを浴びると 綺麗に砂が落ちて、すっきりするのよねえ。 「じゃあ、次は私でいいかしら。」 今度はヒカリが立ったわ。おっと、今がチャンスね。アタシは、シャワーの音が聞こえて からユキに話しかけたの。 「ねえ、ユキ。今日は相田君とずっと一緒だったの?」 「ええ、そうですよ。」 「ねえねえ、どこに行ってたのよ。」 「別に、その辺ですよ。」 「じゃあさ、相田君に迫られなかった?」 「そんなことないですよ。」 「ふうん、で、キスはしたの?」 「してませんよっ!急に何を言うんですか。」 この反応は、もしかして、もしかするわね。 「あのね、さっきシンジに聞いたのよ。相田君がね、ユキと3回もキスしたって言って、 大喜びだったんですって。」 「3回もしてませんっ!1回だけですっ!」 「ほうっ、白状したわね。」 「あっ!」 ユキは、とっさに口を押さえたけど、今更遅いのよねえ。 「後で、その時のことをゆっくりと聞かせてもらうわね。それも、みんなの前でね。ふふ ふっ、楽しみだわ。」 「そっ、惣流さんっ!お願いです、内緒にしてくださいっ!」 あら、ユキの顔が真っ青になったわ。さあて、どう答えようかしら。 「ヒカリにも言いたくないの?」 「ええ、出来れば。もう少ししたら、私から言いますから。」 ふうん、それじゃあしょうがないわねえ。 「分かったわ。もう少し黙っててあげるわ。でもね、アタシにだけは、もうちょっと詳し い話を聞かせてもらうわ。それが条件よ。」 「はい、分かりました。」 げっ。ユキが泣きそうな顔をしちゃったわ。こりゃあ、まずかったかしら。ちっ、しょう がないわね。色々聞きたかったけど、我慢するしかなさそうね。 「あのね、ユキ。アタシが知りたいのは、相田君と付き合うようになったかどうかってい うことなんだけど。」 「あ、はい。相田君から告白されて、あの、『はい』って言いました。その時、惣流さん から言われたことも伝えました。」 「どこまで言ったのよ。」 「全部言ったと思います。惣流さんから、相田君ととにかく付き合うように言われたこと、 合わないと思ったら惣流さんに言うこと、その時は惣流さんが相田君に言って必ず別れさ せること、これで全部ですよね?」 まあ、確かにそうね。 「相田君は、それでもいいって言ってたの。」 「ええ、そうです。」 「それでキスした訳ね。分かったわ。今はそれで十分よ。」 「えっ、本当にこれだけでいいんですか。」 「そうよ。それとも、言い足りないことがあるのかしら。」 「いいえ、無いです。惣流さん、ありがとうございます。」 はあっ?何でお礼なんて言うわけえ。ユキも良く分からない子ね。でも、いいわ。ユキが 泣いたら、楽しいはずの旅行が台無しになってしまうもの。 「ユキ、お待たせ。」 ちょうどその時、ヒカリが出てきたの。それで、次はユキがシャワーを浴びたの。そうし て、ようやく3人揃って人心地ついたのよ。 「でもさ、本当に疲れたわよねえ。水上スキーなんて、やったからかしら。」 「そうですよ。惣流さんは、後ろでしがみついていた私達と違って、かなり疲れているは ずですよ。」 まあ、疲れた本当の理由は、バカ男ズを叩きのめしていたからなんだけどね。でもそれは、 ここでは内緒よ。 「じゃあ、温泉は後30分位休んでからにしようか。」 「あっ!忘れてたわっ!」 「そ、そうですよっ!」 何よ、二人とも慌てて飛び起きちゃって。 「惣流さん、今すぐ温泉に入りましょうよ。温泉に入ると、疲れが取れるって言いますか ら。」 「そうよ、アスカ。直ぐに入りましょうよ。私も、温泉のことはすっかり忘れてたわ。」 ふ〜ん、そうなのかなあ。でも、まあいいわ。アタシはもうちょっとゴロゴロしていたか ったんだけどね。 *** 「うわあっ、ここの温泉って広いですねえ。」 ユキは、温泉に入ったらはしゃぎだしたのよ。そんなに温泉が好きなのかしら。 「そうよねえ。こんなに広い温泉って、初めてだわ。」 ヒカリも大喜びっていう感じね。でも、二人の気持ちもよく分かるわ。確かに、この温泉 って、なんだか気持ちいいもの。 それにね、今は誰もいないのよ。だから、アタシ達3人で貸し切り状態なのよ。えっ、何 でかって。そりゃあ、決まってるでしょ。今日はここのホテルはネルフ関係者以外は宿泊 していないのよ。警備の都合っていうことで、本当にネルフが貸し切りにしているってい う訳なのよ。 で、アタシが温泉に入っている時は、誰も入らないようにって言ってあるから、安心して はしゃげる訳なのよ。 「うわあっ、こっちに露天風呂がありますよっ。惣流さん、洞木さん、こっちに来てくだ さいよ。」 「えっ、露天風呂?うん、行く行く。アスカも来なさいよ。」 「あっ、アタシはもう少ししたら行くわ。だから、先に行っててよ。」 「分かったわ。でも、早く来てよ。」 「絶対ですよ。」 「ええ、分かったわ。」 二人とも、急いで露天風呂の方へ行ったわ。でもね、アタシは露天風呂に入るつもりはな いのよ。ちょっと訳ありでね。 「くっくっくっ。」 そのうち、アタシは、思い出し笑いをしたわ。それはねえ、さっきのことを思い出したか らなの。 アタシは、浜辺でシンジを鈴原の隣に寝かせて、その後で寝ているヒカリをちょっと動か して、鈴原に絡ませたのよ。 で、その後おそらく、ヒカリが最初に起きたと思うのよ。それで、鈴原に抱きついて寝て いることに気付いて、大慌てだったに違いないわ。その証拠に、アタシが起きた時も頬が 赤かったくらいだもの。 大慌てのヒカリが見れなかったのは残念だけど、その時のヒカリの慌てぶりを想像して、 アタシは笑ったのよ。さぞ、見物だったと思うわ。 「きゃあっ!チカンよ〜っ!」 そこに、ヒカリの大声が聞こえてきたわ。 つづく(第81話へ)

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―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― あとがき  露天風呂にチカン。ある意味、お約束ですね。それはそうと、ついにケンスケとユキが 付き合うことになったようです。アスカの作戦も、順調です。3バカトリオではなくて、 3カップルになりそうですね。 2003.7.22  written by red-x  



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