新世紀エヴァンゲリオン 蒼い瞳のフィアンセ 第11.5話

新世紀エヴァンゲリオン 蒼い瞳のフィアンセ



第11.5話 マヤの反論



 シンジ達の家から帰った後、マヤは司令室に直行した。ゲンドウに呼ばれていたのだ。


「アスカちゃんを技術部にくださるのでしょうか。」


マヤは尋ねた。だが、意外にも答はノーだった。


「アスカ君は、広報部からかなり強い引きがあるのだよ。」

冬月が説明する。


「でも、アスカちゃんがいないと、本当に困ります。しかも、本人の希望も確認していま

す。ですから、是非技術部に下さい。」

マヤはそう言って頭を下げた。


「だが、アスカ君について、面白い調査結果が出たのだよ。」

冬月はすまなさそうに言う。


「と、いいますと。」


「アスカ君の能力が驚異的なのではなく、どうも、アスカ君は、MAGIを使っていた形

跡があるのだよ。だから、アスカ君は驚異的なスピードで処理が出来たのだと思う。」


「それは、本当ですか。」

マヤは、心底驚いたようだ。


「ああ。だから、私と碇は、アスカ君の能力が驚異的ではないと判断したのだよ。だった

ら、広報部の方が、アスカ君も活躍出来るだろう。」


それを聞いたマヤは、唖然とし、口をポカンと開いたままだった。


「そういうわけで、マヤ君には悪いが、アスカ君は広報部に回すつもりだ。」

冬月は、本当にすまなさそうな顔をして言った。


だが、ショックから立ち直ったマヤは、反論を開始した。


「司令も副司令も、大きなミスを犯しています。」


「うん、なんだね。」

冬月は、ちょっと驚いた顔をした。


「お忘れでしょうか。私もMAGIを使えるんですよ。それでも、アスカちゃんの方が早

いんですよ。その意味が分かりませんか。」


「分からないが、それがどうしたのかね。」


「アスカちゃんは、私よりもうまくMAGIを扱えるということです。それが分かった以

上、アスカちゃんは、広報部なんかには渡せません。絶対に!」


マヤの迫力に、ゲンドウと冬月は、自分達の誤りを認めない訳にはいかなかった。



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2001.11.11  written by red-x

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