著者 : 名無しさん@ピンキー ID:dt7z7eHB 氏

その3 ー >>697
開始:06/02/24
最終:05/02/24
その3 − >>698

【 ムース×シャンプー


「シャンプー、何を作っておるのだ?」

ムースが私の隣にある置物に話し掛ける
相変わらずのド近眼あるな…

「乱馬へのプレゼントね。これから寒くなるからセーターを作ってるある」

「シャンプー、おらには「ムースのはないね。邪魔だから向こう行ってるよろし」

いつも通りの会話
この後ムースがまたしつこく詰め寄ってくるのが手にとるように分かるある…
そう思って殴る準備までしてたね

「シャンプー…、どうして乱馬なのじゃ」

「え…」

いつもと様子が違うね…
その動揺を隠すように冷たい視線を送る

「どうしてって、そんなの当たり前ね。
乱馬は私に勝った。お前とは天と地の差があるね」

「乱馬の強さの話をしてるのではない。
このさいハッキリさせておきたいのじゃ。どうしておらでは駄目なのかと」

「それはムースが小さい頃…「小さい頃、確かにおらはシャンプーに負けた。でも今は…」

「おもしろいある。私に、勝つ気あるか?」

ムースなんて、私でも簡単に勝てるある
すぐに返り討ちに――

「やっ!!」

気がついたらムースに押し倒されていた

「ムース!!不意打ちなんて卑怯あるぞ」

「シャンプー…好きじゃ。乱馬なんかよりもおらの方がずっとシャンプーのことを…」

「そんなの…聞き慣れたある」

私が好きなのは乱馬ある
間違ってもムースなんかじゃ…
そう自分の中で言い聞かせた

…でも何あるか?
何か変な気持ちが広がるね…


「シャンプー…」

ムースが私にふれてくる
普段ならこんなことをした時点で半殺しじゃ済まないあるが…
今はこうして欲しかった
私がムースを求めるなんて…信じられないある

「ムース…何を迷ってるある。
ここまで私にふれておいて、これで終わりとは情けないね」

「おらはシャンプーの嫌がることはしたくない…」

「相変わらず馬鹿あるな。嫌がってるなら、もうとっくに殺してるある。
今日だけは…、ムースにあげるある。感謝するよろし」

乱馬にはいくらでも好きと言えるのに何故かムースには素直になれないあるな…
でもこの気持ちは乱馬に愛していると言うよりも強い気持ちね

「シャンプー、本当におらでいいんじゃな?」

「今さら…何言ってるね?」

長い間、舌を絡めあった
ムースの吐息がすぐ傍にあるね…

「あっ…ぁぁ…」

もうこんなに濡れてるある

「んっ…やぁん…」

ムースが私の胸にふれるたび感じてしまう
いくらムースにでも…
いや、ムースにだからこそこんな声を聞かれるのは…恥ずかしいある

「ム…ムース…もっと…っ」

無意識のうちに態度に出してムースを求めていた

「シャンプーはこんな時でも我侭じゃな…」

「んっ…あぁぁっ!!はぁ…ん…」

ムースのモノが一気に私の体に入る

「あっ…イク…あるっ…!!」

気が遠のきそうなのを堪えながらムースの体温を感じる
今なら少し認めてやってもいいある
ムースのことを…その…

好きだって


END



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